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ダム下2.5階 ハイドランジャー(5.11d)開拓・初登

2022.5.21(土) 日向神:ダム下 29

先週、ダム下2.5階のプロジェクトは濡れていた。
今日は曇り空で暑さもない。

①ラッペルしてシャントで登り返しながらボルト位置を決める。

②なかなかうまく登れないが、「なんとかなりそう!」と自分に言い聞かせてボルトを5本打った。

ビレイは2階で登っていたナカさんにお願いした。

③マスタートライ NG

大フレークのハングを越える。


パワー全開ながら、細かな足置きが要求される。

意外と気合が入って最上部までうまく登れた。
最後のスラブでTr.と違う登り方をしてスリップ。

昼食、岩場の整備

④トライ2 RP(初登)
ハイドランジャー 5.11d B5 10m 緒方」完成。
ビレイヤーはナカさん。

【開拓・初登の軌跡】
2020年12月 3日間(掃除・Tr.トライ)
この頃は核心部をヒールフックで越えていた。
あまりにも難しいので半分諦めて「カニのハサミ岩」へ。

2022年4月 2日間(Tr.トライ)
核心部を右から越えることができた。
フレークにボルトは打てないので開拓が進まない。

本日、フレーク上のプロテクションには固い岩からステンレスワイヤーを垂らすことで解決。
終了点はロープが岩とこすれないように頭上の立ち木からスリングでとっている。

⑤荷物(デポ)の回収
帰ろうとした頃タケシさんがやってきて「3階の開拓用具を回収する」というので手伝った。


「ハイドランジャー」とは地球防衛軍海洋潜航艇ではなく、猫の名前でもなく、5月の花「アジサイ」の英語名である。

ちょっとお疲れの日向神

2022.5.15(日) ダム下 28  日向神 140

先週は雨の日が多く、今日も降り出しそうな空模様だ。

今日はダム下2.5階のプロジェクトAにボルトを打つ。
歩き始めるとドリルやメタル類の入ったリュックがえらく重く感じる。
ダム下2.5階に着くと、プロジェクトは染み出しが滴っていた。
意気消沈して3階へ行くと、既にK1さんが軽快なドリルの音を響かせていた。

①K1さんの開拓手伝い

【エゴノキの枝を手で折っている】

②プロジェクトBにTr.トライ
2年前に掃除して諦めたライン。
下部が強かぶりで全く歯が立たない。

③K1さんの初登ビレイ
気合の入った声が谷間にこだまして、見事に初登。
「セッコクガーデン 5.11a   B6 長友」完成。
一日、否、半日でルートを作ってしまうのが凄い。

セッコクガーデン(5.11a)   F(フラッシュ)
若干あぶない場面もあったがなんとか一撃。

目の前の白い花が「セッコクラン」で、ここより右側の壁はガーデン状態。

昼食前にダム下は下山。


【賑わう八女津姫岩】
どうも宙さんらによる開拓ブームがきているようだ。

次の目的地「愛のエリア」へ上がる。
どうも疲れているので、あまり登らずルートの苔落としをした。

⑤「今日もing」「初歩のレイバック」をラッペルで掃除
かぶっていない所はすぐ苔が生える。


【掃除したての今日もingを登る楠田くん】


【初歩のレイバックを登る楠田くん】


【義理チョコで勘違いを登るナカさん】

⑥愛は勝つ(5.10d) リピート
タケシさんの架けたQDをお借りして登った。


【帰り道に咲くサイハイラン】
以前より株が増えている。来る人が少ないからだろう。


【星原峠のシャクナゲ】
ここのは花株がとても大きい。先週は咲いていなかった。
開花期に通れて良かった。

昨日の草刈りの疲れか、水曜日の筋トレの疲れか、
それとも日々の仕事の疲れか。
今日は体が重かった。
帰りの運転では初めて眠かった。

 

五色岩:写真展

2022.5.8(日) 日向神:五色岩 20

日の出を待たずに目が覚める。
少し早く行って、生き物でも探そう。


早朝、七城の近くでは時々気球が飛ぶ。
左下の丸い山が「八方ヶ岳」


「アマビエ木像」


今が盛りの「ホウチャクソウ」


けほぎ橋近くにいた「キビタキ」

5月3日(祝)に「ダム下3Fエリア」のお披露目会が終わり、
日向神開拓団が登り込みのために五色岩を訪れた。


ゆずレモン(5.8) K1さん


私がセンター(5.9) ゆきえさん


サンダンサー(5.10c) K1さん


ナイス~(5.10a) タケシさん


ビッタビタ(5.11a) ゆきえさん


岳間茶上白折:右(5.11b) K1さん


小さな「オトシブミ」が3つ


左目上に「Be  a  driver.」シールを貼った。

ダム下3F「お披露目会」

2022.5.3(祝) 日向神:ダム下 27

ゴールデンウイーク真っ只中、快晴の空の下にダム下3階の「お披露目会」が開かれた。

【受付風景】
「九州の腕自慢が勢ぞろい」と言いたいところだが、雨で日程が変更になり参加者は少なめ。


【3階エリア】
コンペではないが、各ルートに点数が割り振られている。
みなさん、トポを見ながら自分のオンサイト力向上を目指して取り付いている。


【ノスリ(5.12a)を登るYさん】

① 彼岸桜(5.12aぐらい B8 20m) NG
クラシックのリボルトルートである。
まだリボルト後の初登者がいないのでトライしてみた。
今年初の「プリクリップ棒」の登場となった!

② 彼岸桜 NG

【彼岸桜をTr.で登るタケシさん】

③ マリーゴールド(5.10d B6 12m) MOS
ルート名はあいみょんのヒット曲から。
となれば、ファンとしては登らねばならない。
出だしのライン取りを間違えて危うくNGになりそうだった。

④ パイプライン(5.10c B9 20m) MOS
上部(ルーフの下)は岩質が変わり、石灰岩に似ている。
ウクライナに平和を。

⑤ 1階部分、「ビターチョコ」の掃除
開拓者は時々ルートのメンテナンスもする。
午前中はさくらのエリア「粉吹き爺さん」取り付きの枝切りも行った。

午後4時ごろ、無事に「お披露目会」は終了した。

まだダム下エリアは明るい日差しを浴びていた。


【マダニ】
なんと、ロードスター車内にマダニがいた。
たぶん、最後の掃除でブッシュの中に入った時、靴に付いてきたのだろう。
これから登られる方は十分ご注意されたし。

雨の日向神

2022.4.23(土) ロードスター 45

天気予報は雨。
それでもダム下仲間が行くというので暇つぶしに付き合うことにした。

【山間の村で】
ついこの間までは桜だったのに、もう今はシャクナゲ。


【五色岩:下部スラブ】
五色岩に開拓道具を取りに行った。
霧雨の中、澤田・川津ペアがクライミング中。
この日、私たちを含めて11名を日向神で確認した。


【道端の穴倉ボルダー】
K1さんと「どこかで登ろう」と相談していると雨は粒が少し大きくなってきた。
しかたなく穴倉のボルダーへ。
ところで、上の写真を見てびっくり!
「えっ❓ このオデコの広い男がオレ!」
もう少し髪を伸ばしてみようかと思った。

穴倉の中から外を見てみる。


小雨にあって、新緑がきれい。

K1さんから「4月29日 ダム下エリア リニューアルお披露目会」の資料をいただいた。
60数本のルートにグレードごとの点数が付けられ、希望者はコンペとしても楽しめる。


【山鹿市:内田小 山内分校跡】
久しぶりに寄ってみた。
平成28年に閉校している。

壊れかけた体育館の横に大きなサワガニが居て、時の流れを感じた。


我が家の近くの草むらに鳥影を見た。
カメラを持って車から下りたら、
キジが走って逃げて行った。

好調の日もある

2022.4.16(土) 日向神:ダム下 26

海外通販を時々利用している。

ぺツルのハンガー 40枚
ぺツルのランヤード「コネクト」
ぺツルのマイクロトラクション

ロシアのウクライナ侵攻や上海のロックダウンのせいか、注文品の到着が随分遅れてやっと届いた。
開拓も「弾切れ」では仕事ができないので、4月はダム下に通ってきた。
そしてスキルの向上を目指してきたが、今日はその成果が表れてきた。


「大渕の石橋」
日向神に向かう途中、久しぶりに石橋を渡った。

ダム下3階にタケシさんと上った。

①侘助(わびすけ 5.10b B9 18m ) MOS
アップに良い。

シンクロニシティ(5.11c B12 25m 長友) RP

「ロワーダウンしながらクリーニングしているところ」
先週からの宿題、3回目でRP。
全体的には難しくないが、核心部のトリッキーな動きと見えにくいホールドでオンサイトは厳しいだろう。

河津桜(5.11c B8 16m) OS
タケシさんによるリボルトルート。
QDを架けてもらったので意外と余裕があった。

④∼⑥ project1 (2.5階)
小さな横カチを掘り出し、一手進んだ。
ボルト位置もだいたい決まってきた。
大きなアンダーホールドがあって、パワー全開になる。
だいぶん調子は上向きだが、つなげて登るにはもうしばらく精進しなければならない。

ダム下にはミカさんらが来られていた。

「象の目 5.11c」
十分楽しまれていたようだ。
伸び放題になっていた新枝をノコで切っていただいた。


帰り道の「山鹿:不動岩」
かなり分かりにくいが、不動岩の上に満月が昇っている。
この景色、10年ほど前に1回見たような気がする。

ダム下への桜道

2022.4.9(土) 日向神:ダム下 24

ソメイヨシノはもう葉桜となったが、他の桜はまだまだきれいだ。

【岳間の桜】


【星原地区の桜】


【星原峠の桜】

2週続けてのダム下3Fとなった。
①project1
まだ私のプロジェクトが残っている。
トップロープソロで久しぶりにやってみたが、以前使えたヒールフックはきつい。

②藪椿(5.10c) MOS

登っているのは同行の青年Sくん。
B12本と体力勝負か。

Give me five!(5.11b) RP

先週1テンションがかかったので今日の目標だった。
下部はフェイス、上部のスラブも地味にきつい。

③かれない椿(5.10cぐらい) OS

このルート、MOSのす~さん。
右上はルート整備中のタケシさん。
頭上を時々ノスリやハヤブサが舞う。

④ミール(5.10bぐらい) OS

⑤project1

ここは緑陰帯なのでこれからもトライできる。
Tr.でけっこういいところまでできた。


エリア名の由来となった「ダム下」

桜咲く日向神

2022.4.3(日) 日向神:ダム下 23

この桜の季節、日向神ダム湖畔の桜は見事である。
岩を登らなくとも桜を見るだけでも訪れる価値がある。


山鹿市鹿北、【男岳文教所跡】


【グリーンパル日向神のテントサイト】
なかなかの賑わいだ。

ダム下2F「さくらのエリア」の桜も咲いていたが、
今日はタケシさんとダム下3F(階)で登った。
このエリア、私は初めてである。
①トンビ(5.10a B8) MOS

②カメリア(5.10b B10) MOS

サニー(5.11a   B13   20m   長友) MOS

核心部の細かいフットホールドはバランシーだった。
登っているのはビレイをしていただいたタケシさん。


【昼食】

④Give me five!(5.11bぐらい) NG
下部は苦手なフェイス、次回は登れる感じかな。


【ベニツチカメムシ】
ボロボロの木の汁を吸うそうだが、停まっているのは椿の葉。

⑤椿凹角(5.10c) MOS

ここダム下3Fは古くて新しいエリア。
開拓団の尽力でアプローチに梯子がかけられて案外楽にたどり着ける。
グレードは暫定版で、近日中に「K1HUT」に公開される。

早目に撤収して、ダム下からロードスター2台でキャンプ場へと駆け上がった。

【久ぶりの2ショット】


【正面壁とソメイヨシノ】


【けほぎ橋を渡って帰る】
ダム湖畔の桜は今日が満開であろう。

五色岩:pro.9 

2022.3.21(祝) 五色岩 26

前夜は雨だったが開拓がメインなので五色岩に向かう。
昨日、カニのハサミ岩:第3ルンゼで一仕事終えた澤田・川津ペアはもう来られていた。

①尾根に登って新しい下降点を設置、project9の発動

木こり、浮き岩落とし、苔掃除で午前中はすぐ過ぎる。


びっくりフェイスをラッペルする川津さん。
怖くないですか~。


掃除中の私。どこ?

②シャントで登って掃除の続き
ワイヤーブラシを持つ右腕がつり始めた。

③Pro.9をTr.でトライ

20m×2の2ピッチのルートになりそう。


3月13日に貼ったガムテープのルート名はすべて剥がれた。

今日はノコを落としたり、ロープがすっぽ抜けそうになるなど集中力を欠いていた。
ソロでの開拓には細心の注意が必要だ。

おまけで昨日撮った写真を載せよう。

日向神:五色岩トポ図公開

2022.3.15(火) 五色岩 25

2021年11月から始めた五色岩の開拓も約4ヶ月が経った。
岩場が南面で5月の連休後は暑くて登れないと思われるので、今多くの方に登ってもらうためにもトポを公開することにした。

五色岩は「びっくりフェイス」の方が通り名は良い。しかし
古来よりこの山はその岩場の色から「五色岩」と呼ばれており、「びっくりフェイス」はおおきく被ったこの岩場の中心部分を指す。
今回開拓した部分は下部のスラブ帯、そして右側のフェイス~スラブになる。

【駐車場・アプローチ】
道端エリアから300mほど進んだ所に車が3台ほど停められる。
できればキャンプ場の駐車場から歩いた方が良い。
日向神タワーに向かう山道を行き、すぐ右に曲がると下部スラブ帯である。車道から5分足らずである。

【ハナタテ岩からの遠望】

【トポ図】