みどりの日の今日、山の店シェルパの「自然を愛する会 熊本震災ボランティア支援隊」に協力する形で益城町へ入った。あそ望山岳会からは5名、久留米や鹿児島など県外からの参加者を含めて50名近い参加者だった。
場所は益城町の赤井地区で、断層が直下を走っているらしく「全壊」の建物が多く見受けられた。
今日はクライミングの技や道具を活かして「屋根のブルーシート張り」だった。しかし、「天気晴朗なれども風強し」で屋根の上でのシート張りにはまったく不向きな気象条件だった。時おり純和風住宅の二階屋根でバタつくブルーシートを押さえながらの耐風姿勢を強いられた。本人たちは至って平気だったが遠くで瓦礫の撤去作業をしながら見ている人には心配をかけたようだ。
夕方、我が実家の母屋の棟瓦がずれているのを発見した。今度大きい地震が来たらかなり危ない状況である。
災害ボランティア in 西原村
2016.4.29 西原村にて
今日は熊本地震のニュースにはあまり登場しないけれど、かなり被害を受けた西原村の災害ボランティアに参加した。
鳥子工業団地の受付会場から「山西サテライト」に派遣され、万徳公民館や個人住宅の瓦の撤去を中心に活動した。
最初の地震から12日を経過しているので村内の生活道路は確保されているが、当初は住宅や石垣、塀が倒壊してまったく通れなかったと思われる。
危険家屋となり「赤い紙」が貼られた約半数近くの建物は既に住む人もおらず4月16日のまま放置されていた。
山西小学校は災害支援の拠点地になっていて、福島県相馬市からも大きな災害支援車が来ていた。
私たちのボランティア組は9人でグループを作り働いたが、その9人も神奈川県1名、茨城県2名、香川県1名、佐賀県1名、福岡県2名、そして地元熊本県は2名の混成部隊だった。
夕方、海上自衛隊の女性隊員の方が山西小で避難所生活をする子どもたちを集めてフルートの演奏をされていた。
聴いていると涙が出そうだった。
ペツルのハンガー、新クール
地震後の岩野山
熊本地震
平成28年(2016) 熊本地震
2016年4月14日の午後9時26分ごろに突然襲ってきた大地震。
M6.4、益城町では震度7。
私の住む菊池では震度5、それでも人生初の大地震だ。
最初の行動は、不覚にも倒れそうになったテレビを押さえに行ってしまった。
すごい地響きの割に棚からの落下物はほとんどない。極端な「縦揺れ」だ。
30分後に震度4ぐらいの余震が来た。
今度は落ち着いてテーブルの下にもぐって「シェイク・アウト」をする。
その後も震度3ぐらいの余震が続く。
テレビでは益城町の被害を伝えている。
4月15日(金)は職場が臨時休業日となる。
午後は年休(有休)をとって、岩野山の様子を見に行く。
落石一つなく平穏無事だったので一安心した。
4月16日(土)午前1時26分。
頭上からの「ドカン!」という大音響で跳ね起きる。
気が付くと洋ダンスのガラス戸がベッドに倒れかかっている。
これが割れていたら大惨事だ。
揺れが収まり二階から下りようとするとまた揺れる。
これを何度も繰り返した。
後で気付いたが、壁の時計が1時26分で止まっていた。
時計は落ちなかったが裏の乾電池が飛び出ていたのだ。
これが本震(M7.3)で、相当な横揺れだった。
近くの実家に住む父に落ちてきた蛍光灯が当たりそうになったと連絡があり、グリベルのヘルメットにヘッデンを付けて走って見に行った。
父や次女、孫の無事を確認。
長女一家も様子を見に来て、みんなで無事を喜び合った。
その後も余震がガンガンやってきて、テレビでは宇土市役所が半壊などのニュースを伝えていた。
一夜明けると益城、阿蘇、熊本市などはひどい惨状だった。幸い我が家の被害は軽微だったが近所の親戚は母屋の棟瓦が崩れ落ちていた。夜は雨の予報だったのでホームセンターにブルーシートを買いに行くもすでに売り切れ。ところが久留米に住む従弟がブルーシートや土嚢袋をたくさん買ってきたのでみんなで屋根に上り、夕方までには雨対策がしっかりとできた。
もう一軒の従妹の家は 瓦や窓の割れ方がひどすぎて治す気力もなく、避難所に早々に 行ってしまった。
余震の続く屋根に上るより、実は賢明な選択だったかもしれない。
これは近所の墓地。半分ぐらいの石塔が倒れている。
上の写真は職場にある大きな記念碑。
地震で傾き今にも倒れそうである。
これが倒れて転がったら大変なことになりそうだ。
今思えば、どうしてこんな物を作ったのだろう。
4月19日(火) 現在時刻、午前0時。まだまだ余震は続く。
≪追伸≫
4月20日(水)上記の記念碑は大型クレーンが来て下に降ろされました。
8tありました。早急の対応でありがたいことです。
自転車で岩野山!
今日も岩野山
あそ望山岳会からはヒロさん、モモ太さん、私を入れて3名。
他に大学生が2名。
若い二人は熊本市内から自転車で来たそうな。
その情熱というかバイタリティというかすばらしいものを感じる。
【写真】は、「マルチでGO! 5.10a 」の2ピッチ目の核心部を登るヒロさん。
ロープの垂れているハングを直上して小スラブから右にトラバースしているところ。
この後は岩稜にカムを1~2本使用しながらさらに15mほど登る。
姿も見えない、声も届かない、まさに「マルチ」の雰囲気だ。
まだこのエリアの岩場は安定していないので、ヘルメットはぜひ着用してほしい。
初見参、平尾台(千仏ロック)
あそ望山岳会の仲間と千仏ロックへ
3月の例会山行なので、キーボウ、りりぃ、モモ太、ヒロ、あり吉、マスモ、新人Fさん、そして私と8名が集まった。
熊本から片道約140km3時間の遠征であった。
私は初めてで、石灰岩の壁も久しぶりなので大いに楽しめた。
【写真】シャークの上部、コルネの上に立つ。
①どぎゃんでよか(5.10c) MOS
②パラダイス・ア・ゴーゴー(5.11b) MOS
まだ岩場になれず、最上部のアンダーホールドで前腕がはった。
③シャーク(5.11b) OS
このエリアで一番目立つルート、お買い得感あり。
④お不動さん(5.11b) MOS
初見の難しさを感じた。本日、会心の一本。
⑤楓(5.10c) MOS
短いけれどスラブと内面登攀が楽しめた。
一日空師
岩野山 プチ復活!
なくなったハンガー部分を再設置
2月初旬になくなったボルトのハンガー部分を本日、再設置した。正面フェイス:「ノーマルルート」の下部2本、ロックタワーの「ホタルガの舞」に3本、中央のルートに3本の計8本である。ここまででハンガーの在庫が底をついた。
トポ図もまた設置した。これでまた、みんなが楽しめる岩場になるだろう。
今日は暖かい一日で、早くも樹林帯には虫が飛び交っていた。
これからは防虫スプレーが必携である。
今日の作業にはKさん、さかさんの仲間にお世話になりました。
体ならしの日向神 道端エリア
どうも岩野山のハンガー盗難事件と先日来の「花粉症」とおぼしき鼻水からクライミングへのモチベーションが下がっているので、道端エリアに行った。
リソールしたミウラ(2013版)の足ならしもしたかった。
シンシア(5.11a)、花子(5.11a)、太郎(5.10c)などを登った。次郎(5.11c)のリピートはできなかった。
ミウラはほぼ新品状態で足先が痛かった。
最後に春の嵐(5.11a)に取りついた。このルートは人気がないらしく、蔦が左から侵入していた。
ここは見た目以上に微妙な足の置き方やホールドの持ち方が要求される面白いルートだと思う。
昼間の気温は20度越え。もう半ソデが丁度良く、日焼けしそうだった。
クライマーは福岡、長崎、大分、熊本など10数名で賑わった。
山に来たら、鼻水がまったく出なくなった。
仕事アレルギーだったのかもしれない。