穂村 浩

2017.2.5 読書「穂村浩」

今年は「穂村浩」をよく読んでいる。
泗水図書館にあったものはすぐ読んでしまい、光の森に行ったついでに本屋さんで探したらまったく見つけることができなかった。
そこで先日、西合志図書館に寄ったら10冊近くもあって目が大きくなってしまった。
今日は一日雨だったから「整形前夜」「絶叫委員会」の2冊を読んだ。穂村の本は同世代のためか波長が合って楽しく読める。
そして、自分自身の過去と重なることが多く、これまでの約60年間の出来事が次々に思い出されていく。
その度にノートパソコンを開けて「ネタ帳」に書いていく。
何のネタかといえば最初は小説ネタだったが、たぶん「我が半生記」のネタになるだろう。

 

今年3回目の県体壁

2017.2.4 熊本県体壁(3)

午前中は仕事。午後はあそ望山岳会の定例会。その例会の前後に県体壁で登った。
あそ望が7人、常連のFさん、Iさん、Dくんなど10名ほどが集まった。
気温15度ぐらい、曇り空ながらシャツ1枚で登れた。
県体壁は今年3回目になり、少し体も慣れてきたので右側の黄色ホールド(5.11a)に取り付いた。
IMG_8177
① NG 核心と上部で2回テンション。
② NG 上部で1回テンション。インターバルが短くまだ疲れていた。
③ RP 例会後で疲れは取れていたが上部はぎりぎりだった。

昨年は5.11aのグレードが登れたのは3月からだった。
今年は1月のリフレス、2月の県体壁と人工壁ながら調子は良いほうだ。
今日も「5.11aに3便も出してしまった」とは考えずに「右腕が痛いのに5.11aが登れた」と前向きに考える。
右腕 59歳右腕の痛みは昨年の秋からだが、ボルダリングジムの回数を減らしてからはそれほど悪くなっていない。
少し気になるのは力こぶ(上腕二頭筋)があまり硬くならないことだ。
何ヶ月も二頭筋を使うようなトレーニングや登り方をしなかったからか。
見方を変えると今は力を使わない登り方ができているのかもしれない。
59歳という年齢を考えれば今以上に筋肉がつくとは考えにくいので、記念に写真を一枚残しておこう。

熊本地震から9ヶ月ぶりの県体壁

2017.1.15 熊本県体壁「Jr.クライミング教室」

昨年4月の熊本地震から約9ヶ月。様々な方のご尽力があり、ついに県体壁でクライミングができるようになった。
復活最初のイベントは熊本県山岳連主催の「Jr.クライミング教室」である。この冬最強寒波によりとてもクライミングを楽しむ状況ではなかったが子どもたちは元気に登っていた。私はスタッフ(ビレイヤー)として参加。
IMG_8207
①中央黄ホールド(5.10b)
トップロープをかけに登る。午前8時40分、気温マイナス3度。丸いホールドがさらさら滑りとても登れない。
②右紫ホールド(5.10a)
トップロープでデモンストレーション。11時ごろ、気温4度。時々陽はさすが、隣に中体育館があって壁はこの時期常に日陰である。
教室が終わって午後、2本登った。
③右黄ホールド(5.10b)OS
④中央黄ホールド(5.10b)RP

 

県立体育館入り口で変なものを見つけた。
IMG_8209ノーコメント。

 

 

 

昨年の日記を読むと、このクライミング教室の日は胃腸炎で下痢と微熱に苦しみながらもスタッフで参加、ルートは1本登っている。寒さについての記述はなし。
今年は既に外岩へ4回行っており、動ける体が作れている。これからも県体壁をうまく使ってスキルを高め、今年は5.12のルートに挑みたい。

 

綱引き中止からリフレス大牟田へ

2017.1.8 リフレス大牟田

今日は地元の久米区で「綱引き」の日だったが朝から生憎の雨で中止。
それでも中学1年生を頭(かしら)にしての神事は執り行われた。地区民総出で大綱を引いて、五穀豊穣・無病息災を祈願したかった。
img_8189
神事が終わり、公民館で早めの昼食。お母さん方の作ったカレーはうまかった。

午後はあそ望山岳会の仲間とリフレス大牟田の人工壁へ。
昨年末にルートが全部新しくなっているので大変楽しめた。

15942402_1408923769160343_1855276949_n
【写真は5.11b/cのルート。右足にぐっと立ちこんで遠い右手ホールドをつかまねばならない。ヒロジーさん撮影】

ところで、一緒に登ったMさんから「小さすぎて足が痛い」という新品に近いミウラを格安で譲って頂いた。私にはジャストサイズ。
これは春からついている!

 

Birthday Climbingは日向神初詣

2017.1.3 日向神クライミング

1月3日は私の誕生日、ということで以前からこの日は誰にも文句を言わせずに山に行っている。今年は天気も良くて暖かいので「日向神さま」に詣でることにした。パートナーは昨年からクライミングを始めたウエカツさん。冬のボーナスで道具を一式揃えられて、やる気満々である。
img_8156
冬は暖かいバルコニーエリアがいいけれど、ウエカツさんのビレイの練習等を考えて正面壁の下部に行った。
ここで左側に伸びている古いルートをフリー化したようなラインを登ろうとしたら、通りかかったY夫婦に「福岡山の会ルートの1ピッチ目」と教えていただいた。
登ってみるとRCCボルトも混在する左上ラインでマルチの香りがぷんぷんした。
すでにY夫婦が全ピッチフリー化して約4時間のルートだそうである。今年はぜひ登ってみたいものである。

午後は道端エリアに移動した。ここは10名ほどのクライマーで賑わっていた。
img_8160
スラブ壁の岩棚に白い物があり、遠目に最初はチョークの粉かと思ったが、近寄ってみたら「盛り塩」だった。
先に帰られた顔見知りのグループからドーナッツを頂いたので、岩棚にお供えして「日向神さま」にこの山で登るクライマーの安全祈願をした。

今年もついてる。ランニングで2つ。

2017年 明けましておめでとうございます

元日は毎年恒例「旭志元旦マラソン大会」に参加。
参加費200円で参加賞は経口保水液1本、災害時クラッカー1個、タオル1本、そして四季の里温泉入湯券というすばらしさ。

9:30受付開始、気温4度、快晴で暖かい。7キロの部は10:30スタート。中学生以上、男女混合で80名ぐらいの参加者だった。
結果は29分31秒、28位。
昨年はクライミングが好調で、ランニングの方は熊本城マラソン大会に落選したこともあってあまり走っていない。
年間走行距離は584km、月間平均は49kmだった。
それで昨年より15秒も早かったのがうれしい。
毎年この大会で会っていた同級生の岩ちゃんは来ていなかった。岩ちゃんはこの辺りでは一番速い男だが、あと10年もすれば同じぐらいになりそうな気がする。
今の力が落ちないようにしたい。
img_8143-1
【写真は、走友のれ~さんとKさん親子】

車に戻ると「ニューイヤー駅伝」で旭化成の4区市田兄がいい走りをしていた。結局旭化成は18年ぶりの優勝。
旭化成といえば、1991年の世界陸上東京大会で谷口浩美選手が金メダルを獲得したが、あの時の鬼のような形相で坂道を駆け上った姿は忘れられない。
思い出すだけで胸が熱くなる。
毎年毎年旭化成の不甲斐ない成績にがっかりしていたが今年からは違うようだ。
東京オリンピックに向けて、ぜひ谷口や森下広一みたいな選手が出てきて欲しい。

 

日向神バルコニー2連荘

2016.12.24~25 日向神クライミング

12月24日はあそ望の仲間(キーボウ、ありきち、かんすけ、私)4人で日向神へ。
一昨日の雨でどこもかなり濡れている。
サンセットエリアの近くで「中央エリア」という新エリアへのウェルカムボードがあったので寄ってみた。
今度、条件の良いときに登らせていただこう。
バルコニーエリアもかなり水滴が滴り落ちていたが、左側は登れそうであった。

①ヨン様(5.10d) 1T
なんと、1回テンションをかけてしまった。アップにはならない。
②テラノ(5.10c) リピート
ヨン様に比べると穴が何倍も大きいので登りやすい。最上部での立ち上がりは緊張するところだ。
③未知との遭遇(5.11b) 敗退
一番左端で自然に帰っているかと思いきや意外と登られている。ボルト位置が高く核心でムーブが分からず敗退。右腕ひじの痛みのせいにしておこう。
2016-12-24-%e6%9c%aa%e7%9f%a5%e3%81%a8%e3%81%ae%e9%81%ad%e9%81%87【写真1は「未知との遭遇」の下部】

午後になり岩場は乾いてきたが事情で道端エリアに移動。
キーボウさんが帰り、代わってヒロジーさんが登場。
シンシア(5.11a)など3本を登るが、この時期は指先がぴたっと止まり登りやすい。
しかし、午後の道端は日陰で風も通り寒かった。
今年初めて「貼るカイロ」を使った。

25日(日)は好天に恵まれ、気温も平地で15度ぐらい。
駐車場の車もかなり多い。
バルコニーエリアで久留米の山嶺山岳会やミスターM氏らと登った。
img_8102【写真2は大蛇山のミスターM】
①武勇伝(5.10c)リピート
2年ぶり。アップのつもりだったがかなり危なかった。
これがエリアの最低グレード。サスケも5.10dに昇格している。
②レフトハンド(5.10d)1T
上部で心が折れた。
右腕ひじが腱鞘炎で力が入らない。
③大蛇山(5.10c)リピート
これも2年ぶり。変化に富んで面白い。

%e3%82%ad%e3%83%a3%e3%83%94%e3%82%bf%e3%83%ab%e3%82%b2%e3%82%a4%e3%83%b3
【写真3はキャピタルゲインの私」
④キャピタルゲイン(5.10d)リピート
小さな穴ばかり見つめていると、ここがどこだか分からなくなる・・・。
⑤サクラ(5.11a)  リピート
上部の核心部でホールドが幾つも見えてきた。
落ち着いて登ることを教えてくれるルートだ。
トポよりグレードが昇格しているのがうれしい。
どのルートも長いので60mロープを使いたい。
山嶺の方にはビレイやカメラマンをしていただきお礼を申し上げたい。

1年待った野岳:アンタレス

2016.12.18 野岳クライミング

一年前の野岳の課題は「リドラー 5.11b」だった。
その時、リドラーはなんとかRPして、午後は「アンタレス 5.11b」に取り組んだ。
2便目には1テンで抜けたのですぐにRPできると思いきや、どうもバランスを崩す1テン地獄に陥りついに登れなかった。
夏に1回野岳を訪れたが、アンタレスはしみ出しがあって登れなかった。

12月18日(日)、7時に北区植木を出て9時半に野岳についた。
あそ望山岳会恒例行事なので、熊本・福岡から総勢14名の参加だった。

一年ぶりのアンタレスへのトライ。
マスターでRPをねらったが1ピン目をかけてなんとテンション! 天気は快晴なれどまだ日陰で岩の温度は4~5度か、指先がまったく止まらない。
とりあえずA0でヌンチャクだけ掛けた。

「追憶の森 5.11a」は核心の1ピン目クリップがちょうど目に朝日が当たり、あてずっぽうで右手を伸ばしたらハングの上で指先が止まった。上部はやさしくMOS。

%e3%83%8b%e3%82%a2%e3%83%9f%e3%82%b9%e3%80%80%e3%83%92%e3%83%ad%e3%82%b8%e3%83%bc%e3%82%ab%e3%83%a1%e3%83%a9
【写真はニアミス】
「ニアミス 5.11b」はこれも1ピン目が核心らしく、右手のアンダーがうまく決まってMOSできた。

さて、お目当てのアンタレスは、・・・なんと下部が登れない! こんなはずじゃあなかった。核心はまだその上なのに。
事前研究と気合は十分だったが、右腕ひじの腱鞘炎が気がかりで十分なトレーニングを積めていないという「いい訳」が体に満ちてくる。

pc180912-1【写真はアンタレス 撮影はヒロジーさん】

午後の1本目。
昼食時のドリンク剤、寒いのに熊本城マラソン赤Tシャツ、そしてギャラリーの目を利用して気合を入れる。
下部を自分のムーブで突破して微妙なバランスを強いられる核心部に入る。
左に体が開き気味になるところを右手の指先が耐えた。
この瞬間、成功が見えた。
上部のカチ持ちには自分の成長を感じた。
アンタレス(5.11b)のRPをユジンさんの「特性ぜんざい」で乾杯していただいた。

その後、「赤い絨毯 5.11b」にトライして跳ね返された。また来年も野岳に来る楽しみができてしまった。

img_8031
野岳クライミングの後はみんなで恒例の「牡蠣小屋」へ。
今回は多良町の「大福丸」に寄った。
牡蠣はもちろん、今回はホタテ貝のボリュームに驚かされた。
一人1800円で大満足であった。
来年は「ぜんざい」も恒例になりそうである。

 

岩野山と忘年会

2016.12.3~4 岩野山~リフレス大牟田

12月3日(土)は午後からあそ望山岳会の救助訓練、及び忘年会。
こんな日に午前中だけでも登れるところは岩野山しかない。
山友のSさん、Uさんに連絡して現地で集合した。
①正面壁クラックルート(5.7)
下部は残置ピトンを使い、カムを一個、ナッツを一個使った。
私のカムは昔の棒フレンズだから、水平クラックに使うと心配ではある。
②フェアウェイ(5.10b)
このルート、昨年自分で作っておきながら登るのは3回目ぐらい。久しぶりに登って、「いいルートだなあ」と自画自賛した。

2016-12-03-13-24-06写真は、カンテ左をリードするUさんである。
Sさんは「ぺったんこスラブ」の下部をオンサイトされた。
Uさんは「カンテ左」をマスターオンサイトされた。
共に外岩は初心者であるが「才能アリ」である。

ところで、今回も岩野山に落し物があった。
2016-12-05-22-14-40
ヌンチャクが3本とプルージックコードである。
先週一緒に岩野山で登った会友のヌンチャクにそっくりだったので午後に会って見せたら見覚えがないとのことであった。
心当たりのある方は連絡して欲しい。
ちなみに、前回の終了点に置き忘れてあった環付きカラビナは私の従兄弟の物ですぐ連絡が入った。

下山後は植木から南関まで高速道を利用して「リフレス大牟田」へ。
体育館の人工壁を使っての救助訓練に2時間遅刻して参加した。
2016-12-03-17-43-51-1
夜は12月例会後に忘年会となった。
会のアイドル的存在であったもも太さんが寿退会して渡米するのでお別れ会も兼ねた。
料理は調理室を使ってすべて手作りである。
下戸の私は梅酒1缶でほろよい気分となった。

私は忘年会で今の課題としている「100イレブンへの道」の経過報告をプレゼンして、学生時代に覚えた山の歌を3曲披露した。
もちろんアカペラである。

4日(日)は朝から雨。
当然、リフレスの体育館壁でみっちり登りこんだ。
この日はマミリンさんのムーブが秀逸であった。

 

今年は早く散った本匠の銀杏

2016.11.23 本匠:神社、前高エリア

メンバーはキーボウ、リリィ、ひろ、ありきち、空、私。そして会員外のFさん。
img_7769

3年前に初めて訪れた神社エリアでは、見事に黄葉した銀杏の傍らで「銀杏の小径」を登ることができた。
あの感動を再びと同じ勤労感謝の日に来てみたが、残念ながら今年は8割がた落葉して、しかも境内は濡れた落ち葉とギンナンで埋め尽くされていた。
しかし、石灰岩の岩場は相変わらず静かに、そして厳しく迎えてくれた。
大分のHさん、地元のYさんのアドバイスを得ながら今日の目標を「げんこつ」に置いた。
img_7776
① 銀杏の小径(5.10-) R(リピート)
②③④ げんこつ(5.11+) NG
⑤ 表参道 (5.10b) MOS
⑥ 少年少女 (5.9) OS
⑦ ニョロ (5.10d) OS

写真は「げんこつ」下部のハング帯から出てきたところ。
2便目に終了点まで行ったが、左のクラックは制限だった。
3便目は右の細いクラックを使うがテンションがはいってしまった。このルートは次回のお楽しみとなった。
ありきちさんはみんなの期待を一身に背負って「銀杏の小径」をオンサイトできた。

次は前高エリアに移動した。
「表参道(5.10b)」は見た目より壁が立っていて、終了点がなかなか見えないので長く感じた。
img_7790
写真は「ニョロ」を登るありきちさん。

夕暮れ迫るなか、「ニョロ(5.10d)」をうまく登れて気持ちよく今年最後の本匠クライミングを終えることができた。

 

いっせいのクライミングや日々の日記です