サンセットでコケ落とし

2025.10.11(土) 日向神309 サンセットエリア

ダム下隧道エリアでの開拓は一応の区切りがついたので、サンセットエリアの岩場整備に行った。

けほぎ橋から見る正面壁(ハート岩)
何回見てもハートではなく「源氏パイ」に見える。
クライミングシーズン到来、キャンプ場の駐車場は一杯で私は橋手前の道路に停めた。

サンセットエリア広場のルートの下部は傾斜が緩く樹林帯で日陰、岩質も柔らかいので定期的にコケをこそぎ落とさないと登れなくなってしまう。
もちろん掃除ができたら登ってみる。

「赤い実のヤマボウシ(5.11a)」を登るゆきえさん。

同じく、池田さんは初トライ。

久しぶりに「プリティウーマン(5.11a)」を登る私。
「日本一プリティウーマンを触った男」の称号は伊達じゃなく、うまくリピートできた。

同じく、井ノ口さんのトライ。この左足がスメアでなかなか難しい。

「物見遊山(5.10d)」を登る原口さん。
気温は30度ぐらいだが、直射日光が当たってもやわらかく感じる。

「快気祝い(5.11a) B13 28m」を登る私。
昨年の10月20日に開拓・初登したルート。これだけ長いと汗をかく。

久しぶりのサンセットでみなさん調子は今一つ。

秋田のあご天や太秋柿がうまい。

夕方から「菊池の白竜祭り・花火大会」に行った。小・中学校は今日から「秋休み」で、けっこうな賑わいだった。初めて出店の「佐世保バーガー」800円を食べてみると旨かった。
秋の花火大会は夜風も涼しく非常に良かった。

「秋休み(5.11a)」開拓・初登

2025.10.9(木) 日向神308 ダム下64

昨日は前泊。

朝の隧道キャンプ場(フリーサイト)の様子。
よく「坊がつる」などでテント泊をする方がおられるが、今のままでは到底まねができない。(荷物が減らない!)

朝食はご覧の通り。バナナも1本食べた。

この後、井ノ口さんご夫婦、ゆきえさん、原口さんが来られた。

平日(木曜日)だというのに、顔だけ出された方も入れれば11名いた。メジャーな岩場になった。
爽やかな風が吹き、クライミングはこれからがシーズン。

9月23日以来、ボルトのストックがなくなり手を付けていなかったラインが完成した。

岩場はカラカラに乾いて最高のコンディション。

「秋休み(5.11a) B7 12m 緒方一成」
井ノ口さんから譲ってもらったソリューションのヒールが効く。
(ヒールを掛けなくても登れます!)
他のルートに比べてホールドが大きいのでダイナミックに登れる。5.11aの入門ルートになるだろう。
第2登 高田さん
第3登 ゆきえさん
第4登 中里さん
ルート名は左隣が「夏休み(5.11c)」だから。

今日も山のお土産をいただいた。有難うございます。

午後は高田さんと「ダム下対岸エリア(仮称)」で登った。

「ジャイアントコーン(5.12a) 古賀」である。
高田さんは「面白い!」と言いながら何回もトライしていたが、わたしは面白いと思える所までも行けなかった。

ダム湖沿岸道の草刈りが行われていた。

突然のソロキャンプ

2025.10.8(水) 日向神307 ダム下63

明日が隧道クライムなので前泊。

夕方雨が降ったが、この日のために隧道内に枯れ木をストックしておいた。
夕食のメニューは牛ステーキ、カタクチイワシの丸干し。
ステーキはモモ肉でちょっと硬かった。

突然、かまどの裏からカエルが跳び出てきた。
写真ではサイズ感が分かりにくいが、相当大きかった。
「カジカガエル」である。シーズンになると「キロキロキロ」と素敵な鳴き声を披露する。

隧道にはコウモリがいた。
他はゲジも蚊もダニもクマもいなかった。
気温は22度、 外では秋の虫が鳴き、 中では私の唄声だけが響いていた。
♪「一人の山」
1 山にあこがれ山に行き 言葉少なに ただ歩む
2 一人さびしくたたずめば、タバコの煙 ただひとすじ
3 恋に破れて夢も破れ 夕日静かに 山に沈む
4 雪渓すべりて岩場を登り ふれる岩肌の冷たさよ

映画紹介3「おとなの事情」他

2025.10.21(火) 映画 3

⑧ 「雨あがる」 2000年
監督:小泉堯史  主演:寺尾聡、宮崎美子

脚本が黒澤明、監督は黒澤映画で助監督を務めていたので萱屋根に降る雨、激しい流れの川、走る馬、安宿の人々など臨場感があった。
優しいながらも腕の立つ浪人の寺尾聡は適役だったと思う。しかし妻役の宮崎美子はどうだろう。士官口を求めて数年に及ぶ浪人旅、原作では妻の頬はこけ、肩もいかりやつれて老女に見えるほどだったというのに。宮崎美子では大店の御新造さんみたいで、困窮した浪人夫婦のリアル感に乏しかった。

⑨ 「おとなの事情」 2021年
監督:光野道夫 主演:東山紀之、常盤貴子、鈴木保奈美など

イタリアのコメディ映画を日本版にしたもので、予測不可能な面白さがあった。スマホがなければ夜が明けないような現代社会、スマホによって人と繋がりそして切れて行く。夫婦と云えども相手の秘密は知らない方が良いのではないか。人のスマホはのぞいちゃいけない。いろいろな社会問題も含み、見ごたえがあった。

高校卒業アルバム:驚愕の事実

2025.10.3(金) 徒然 154

先日、高校時代の男友達6人でミニ同窓会を開いた。その席で、「伊藤(仮名)は可愛いかった!」という話題で盛り上がった。ところが、私はその伊藤さんについてまったく見覚えがなかった。(高校時代は教室の隅っこで暮らしていたからなぁ) 
伊藤さんを知らない高校時代とは、何か損をしたような気持になった。そこで今さらだが少しでも青春を取り戻そうと家に帰って「卒業アルバム」を取り出した。
クラスごとの顔写真では伊藤さんが分からない。それではと巻末の住所録から探すことにした。それでも伊藤さんは見つからない。軽く酔っていたので名前の聞き間違いかとも思った。

なかなか賢そうに見える18歳の私

その時、驚愕の事実に気付いた。
私の氏名の漢字と住所が違っていたのである。
緒方一成が「一誠」、住所が「泗水町○○」になっていた。他のみんなの住所は正式に大字の後に正しく番地が記されている。私のだけ大字抜きで小字の○○、番地なしだった。
担任が原本を作製したのであれば氏名や住所を間違うことはない。たぶん、生徒に紙切れを渡して「氏名と卒業後の連絡先」を書かせたのだろう。その日、私は欠席でもしていたのだろうか。

では誰が代わりに書いたのか。私の小字を知っている者は同じ中学校出身者だ。同じクラスで近所のAは大字から書いているので書き様が違う。隣のクラスまで見てみると、これも近所のBが「泗水町○○123」と大字抜きで小字に番地を書いている。小学校からずっと一緒だがBならば私の名前の漢字を間違うこともある。「こいつだ!」と確信した。

更にアルバムを眺めていたら「奥村村」という苗字を見つけた。これはもう完全に奥村の誤植である。また、住所の番地が12345と5桁のものがあり、これはあり得ない。50年ほども昔のことだから印刷会社のミスはよくあった。

今回の卒業アルバムの間違いは、
①私が自分で書いていない (欠席していた?)
②近所のBが頼まれてうろ覚えで書いた(しかたない)
③担任が確認していない(無関心?) 
④印刷会社のミス(担任に原稿の確認を怠った!)
こうして起こったのだろうが50年間実害はなかった、と思う。
氏名や住所が不明瞭では届くべき連絡や郵便物が届かなかった可能性もあるが、それは最初からなかったと同じだから。

あとは「伊藤さん」が誰のことだったのかが謎として残った。
次回の同窓会で確かめてみよう。

映画紹介2「楢山節考」など

2025.10.2(木) 映画 2

⑤ 「七人の侍」 1954年
監督:黒澤明  主演:三船敏郎、志村喬(たかし)など

映画紹介はまだ始まったばかりだ。そこでまずは巨匠と云われる黒澤明監督ものを2本借りた。
「七人の侍」は207分のアクション大作で、DVDも2枚組になる。馬を使った戦闘シーンは大迫力で、一見の価値がある。
野武士集団に襲われる農民が浪人を7人雇って一緒に戦うというストーリーの展開が単純で一人一人の人間性は描き切れていない感じがした。

⑥ 「生きる」 1952年
監督:黒澤明  主演:志村喬

昭和27年ごろの市役所:市民課長が主人公。奥さんとは早く死に別れ、一人息子を育てることだけが生き甲斐だった無能な課長。定年近くになって胃がん(当時は死の病)と分かり、絶望の中で一つの仕事をやり遂げる。そして死ぬ。
身勝手な息子夫婦や気持ちを変えてくれた若い元事務員、市役所の人々の人間模様、当時の風俗など脇役もうまいが、志村喬の演技が最高。
雪の降る公園のブランコで「いのち短し 恋せよ乙女・・・」と「ゴンドラの唄」を口ずさむシーンは有名だ。

⑦ 「楢山節考」 1983年
監督:今村昌平  主演:緒形拳、坂本スミ子、あき竹城、倍賞美津子など

「姥捨て山」に基づく深沢七郎の原作は昨年読んでいたが、楢山節(唄)が文字面ではうまく伝わらなかった。しかし映画では厳しい寒村に住む人々の生と性、厳しい掟に縛られた中での愛情と哀しみ、四季を通した動物たちの営みなどが率直に描かれて心にしみる。
歯が丈夫なおりん婆さんが自分で歯を砕くシーンのために坂本スミ子が自分の歯を4本削ったという逸話は有名。長男役の緒形拳に背負われて山を登るシーンのためには10㎏減量したとも。
カンヌ映画祭グランプリ受賞作品で、外国人にもわかる山奥での厳しいロケやストーリーの「すごさ」が凝縮されている。これは18禁でテレビでは流れない。
絶対DVDで見るべき1本。

お見舞いからの県体壁

2025.10.1(水) 県体壁 43

午前中、借りたDVDで「楢山節考 監督(今村昌平)」を観た。詳しくは後で記すが、日本映画では最高の部類だろう。人間の生と性、愛と哀が強烈だった。
午後は栗拾いに行った。今日もまたバケツ一杯あったので近くの親戚に配って回った。
すると二人の叔父さんが同じ病院に入院していたのでお見舞いに行った。あと20年もすれば私も叔父さんらと同じ様な姿を見せるだろう。
楢山節考では70歳になったら「お山参り」をするのが掟の世界だった。今の世界では自分で歩けなかったり、認知症などになったりしたら病院や施設に入ることになるのであまり変わらない。
いつの世も、おりん婆さんのような覚悟は必要だ。

左黄(5.10c)を登るDanさん

県体壁に行くとす~さんが「ブログ、見ました。栗、もらえますか?」と言ったので一番に分けた。他の人はブログを見ていない様なので「やらないでおこうか・・・」と思ったが、そんなに私は気持ちが強くないので全員に分けて栗はなくなった。

ライトアップの中、右橙(5.10d)を登るDanさん

私は4本トライした。気候がよく、汗もかかない。

フルオープンで帰ると外気温の変化もよく分かる。
市内25度、西回りバイパス24度、合志市23度、泗水町22度となった。すっかり秋になった。

栗拾いからのリフレス人工壁

2025.9.30(火) リフレス大牟田8

先日、近所に住むさんちゃんが「栗拾いをしてもいいですか」と訊いてきたので、どうせ放ったらかしの山だから「いいよ」と言った。
すると昨日、さんちゃんが拾った栗をたくさん持って来てくれた。そして何年も手入れをしていない山が気になったので、夕方行って下草を刈り払い機ではらった。また栗を拾ってしまい、 とても食べきれないのでご近所3軒に配った。
それでもって今日も栗拾いに行った。

ごらんの通りの豊作だった。
これは10月1日(水)、県体壁に来られた方で、「ブログを見ました!」と声をかけてもらえた方に配る予定。壁を登らない方でも大丈夫。

天気は良いので岩野山へ行こうとも思ったが、気温30度ではまだまだ無理。1年7ヶ月ぶりに「リフレスおおむた」の人工壁へ行った。

昨日、フィットネスジムで倒立練習をしていたら素足の左足裏をコンセントボックスで打撲、まだ痛む。

今日はSachikoさんとビレイの練習。8の字結びは上手になった。ハーネスもシューズも頂き物がジャストフィットしている。

自宅前のヒガンバナが満開を迎えた。

山椒に青虫

2025.9.28(日) 生物31 ガーデニング 20

秋雨の朝、庭をぶらぶら。

ヒガンバナ、まだまだこれからの四分咲き。

コスモスが見頃かな。

露地植えのアサガオはまだ元気の盛り。

赤い実はヤマボウシ、周りはオリヅルラン。

女郎蜘蛛はこれからもっと大きくなる。

7月ごろ、山からこいできた山椒(サンショウ)の鉢植えにアゲハの幼虫がいた。

アゲハチョウの5齢幼虫

少し驚かすと黄色い臭角(しゅうかく)を出す。

鳥の糞に擬態した4齢幼虫もいた。

これも小さな臭角を出した。

この後、ドンコの水槽に放り込まれた。

人吉:岩屋熊野座神社

2025.9.27(土) 社寺の旅 3

写真は物産館にあった人吉のお土産特集ステージ。
青井阿蘇神社の 萱葺き(かやぶき)屋根楼門は有名だが、この屋根の神社が他にもある。
その国指定重要文化財「岩屋熊野座神社」を訪れた。
主祭神は「伊邪那美命(イザナミノミコト)」である。

神社参道入口の鳥居も国指定重要文化財で、在銘鳥居としては球磨地方最古のもの。鳥居が正確に西を向き、春分・秋分には鳥居の中央から太陽が昇り中央から沈むのが見られるそうだ。
神社は外見が戸板に囲まれた簡素な造りで面白い。後方の本殿は二重構造で古来のものは中で保護されている。

特筆すべきは神社の後方に岩穴があって湧き水がある。奥の広さは測ることができないそうで、その水は「下條トドロ(?)」に通じているらしい。
1230年ごろ、初代相良公が人吉に御下向になり、御守神である熊野三所権現を勧請する際にこの地を選ばれたそうだ。

人吉の街中にある「青井阿蘇神社」にも行くと、前の池にはカモの一家が泰然としていた。

蓮池では大きな鯉の群れがエサを求めて口をパクパクしていた。
令和2年の洪水のときはみんな戻ることができたのかな。

いっせいのクライミングや日々の日記です