祝! ブログ6周年

2021.11.15(月) 徒然 74

2021年11月14日でこのブログ「山へ行って居ります」は満6周年を迎えた。
これは個人ブログで、WordPressを利用している。
6年間で87.566回表示され、平均50回/日である。
日記は毎日ノートに書いているので、パソコンを使ってブログを書くのはまったく苦にならない。

しかも好きなことを書いて写真も載せ、自分の記録としても分かりやすい。
当初の内容は「クライミング・ランニング」を中心にしていたが、ランニングの方は廃れ、「徒然・ロードスター」のカテゴリーが幅を利かせてきた。
時が経てば人は変わり、ブログの内容も変わる。

6年前(2015)と言えば57歳で定年退職の3年前。
「あそ望山岳会」に入会して4年目、植木の岩野山で開拓をやっていたころである。
日向神では奥壁の「パンプダンス」や道端の「次郎」をRPしている。
家庭的には長女の結婚と出産。次女の出産。
そして私の熟年離婚。
離婚して1ヶ月後にこのブログを立ち上げているので、何か思うところがあったのかもしれない。
この年に生まれた孫たちも来年は小学生になる。

ブログの内容に関して、2件の苦情があった。
う~、今この件に関して少し詳しく書こうとしたが止めた。
簡単に言えば、クライマーの中には自分の登ったルートやどこのエリアにいたかなどを他人に知られたくない人がいるということである。心しておきたい。
本当はクライミングの情報発信基地として「〇〇さんが■■ルートをRP!」とか写真入りで載せたかったが、あまり人のことは書かない方がよいという結論に至っている。
まあ、自分の事を語ることがクライミング全般にあてはまることが理想である。

カニのハサミ岩:スラブの5.10b初登

2021.11.14(日) カニのハサミ岩 53

朝は一人だったので、ムベ採りに精を出した。

今度こそ、最後かもしれない。

第3ルンゼエリア、秋岩下部のプロジェクトにボルトを打っていたら、す~さん、澤田さん、川津さんと揃った。

ムベ 5.10b B3 8m 緒方一成初登
見た目は易しく見えるが、スタートは手ごたえがある。
マルチの下山路で、リードをやり足らない人にお勧め。
※昨日、ルート名を「アケビ」と命名したが、一日で改名しました。

その後は秋岩にTr.でトライ。

右カンテにトライするす~さん。
正面も左のカンテも、どれも厳しい。
「このくらいの傾斜は登れそう」と思うが、とにかくホールドが乏しい。足置きの練習になる。

帰りながら赤壁「タラの芽の頃 5.11a」を登った。

最後は「貫通カンテ 5.10b」を登った。
もうイレブンを5~6本登ったす~さんでもこのカンテには手古摺った。このカンテは少しグレードを上げようかと思う。


昨日、我が家の富有柿をもいだ。
今日、ハサミ岩に登りに来た人に配ろうと車に積んでいたが、私とす~さんが下りてきたのが夕暮れ時だったので、たくさん余った。
明日、職場で配ろう。

秋の夜長に

2021.11.9(火) 徒然 73

11月7日の日向神:サンセットエリアでは、八重蔵(5.11c)を1回目で再登できた。
記録を見たら、「八重蔵」は2014年6月に4回目でRPしている。
今回は7年ぶりということで、ほとんどオンサイト状態だった。
今の方が自分のレベルは上がっているのかもしれない。

当時の写真はないかと外付けHDの中を探したら、あるにはあったが登り切った後のガッツポーズだった。
ついでにサンセットに初めて行った頃の写真を見つけた。
私の初イレブンは2012年10月の「エルニーニョ(5.11a)」である。
ビレイヤーはモモ太さんだった。


【ひまわり(5.10a)をリードするモモ太さん 2012年】
彼女ほどきれいなフォームで登る女性はあそ望山岳会の中に現れていない。

下は「プリティウーマン(5.11a)」にトライ中の2012年の私。

この頃のバイク用シャツは今も持っている。
そしてミウラ(2012)は今でも現役だ。

さて、10月から4回も整骨院に通って腰の具合も随分と良くなってきた。
今年は「カニのハサミ岩」で開拓ばっかりやっているが、たまには日向神で登り、グレード感覚等を維持しなければならないと思った。
日向神俱楽部による岩場の整備も参考になった。

この頃Youtubeでボルダリング動画を見るようになった。
何度も何度もトライして、一手ずつ伸ばしていく姿はすばらしい。大いに真似したい。
この頃Youtubeで「不破聖衣来」の走りを見るようになった。
走る方は応援だけにしよう。

【おまけ】

この頃私が描いた漫画。

秋のロドキャン&クライミング

2021.11.6(土)~7(日) 
ロドキャン8,カニのハサミ岩52、日向神132

11月6日(土)
熊本の大津、菊池、山鹿では雨が降ったようだが八方ヶ岳:カニのハサミ岩はまったく降らなかった。
私たちはついている。
澤田・川津・緒方の八方ヶ岳倶楽部は第3ルンゼ周辺でそれぞれの仕事に勤しんだ。
派手な音を立てて浮石を落としたり、頭上から真っ赤な葉がハラハラと落ちるのを払ったりしながら秋の一日は過ぎて行った。

【秋岩の下部 試登】


【澤田さんが整備中のラインを試登】

夕方から「岳間渓谷キャンプ場」へ。
あそ望山岳会:焚火の会(マミリン、ミー子、ユジン、す~、いっせい)に参加。

里芋の酢味噌よごし、アヒージョ、焼き鳥などを食べながら焚火を囲み、夜は更けていく。


人は焚火の炎とおでんで癒される。
私は缶チューハイ1本で山の歌を3曲披露。
せっかく狭いロードスターにダンロップテントを積んできたので、テントを立てて熟睡。
【振り返り】
今回のロドキャンは寒さ対策をしっかりしていて、また気候的にも晴れている割に寒くもなかったのでほとんど問題点はなかった。
問題を一つ上げれば、樹林帯の中のキャンプ場だったので「車への落ち葉」である。
ロードスターの場合、幌と車体の隙間に小さな葉が入るのはどうもよろしくない。
対策としては、動画で「タープを張る」ものを見たが、荷物は増えるしちょっと大げさなので、落ち葉のない所に停めるのが現実的か。
または、ハーフタイプのカバーを購入するか。

11月7日(日)
朝は炊き立ての白いご飯と味噌汁、柿、そしてコーヒー。
岳間キャンプ場から星原峠を越えて日向神までは約30分。
今日はあそ望山岳会の例会山行。
サンセットエリアに会友が集った。

①登攀の歌(5.9) R(リピート)
アップがてらキャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。

②梅雨のあとさき(5.10a) R(リピート)
キャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。

③八重蔵(5.11c) R(リピート)
ぎりぎりであったが本日会心の1本。
日向神倶楽部でリボルトがなされている。

④プリティウーマン(5.11a) NG
相変わらず厳しいルート。

⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

今日はロープがすだれのように下がっている。

⑥テラスへアップ(5.11a) R(リピート)
す~さんはこれをオンサイトとは、凄すぎでしょ!
アヒージョのニンニクパワーかな。

⑦プリティウーマン(5.11a) R(リピート)

ここに来たら1回は登らないといけない。
自分の力を計る試金石。

⑧八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
最後の回収は「トリカワ2本分」ぐらいかな。


今日の参加者。


久しぶりに訪れた日向神はすっかり秋が深まっていた。

ハサミ岩:「よか、クラック」開拓・初登

2021.11.3(祝) カニのハサミ岩 51

文化の日の朝は外気温11度、絶好のオープンドライブ日和だ。
砂防ダム登山口から八方ヶ岳倶楽部の澤田さんと二人で歩き始める。
先行するいつもの鹿児島の方々は歩くのが速い。

今日はショートエリアの最新版トポ2種を岩場に設置した。

一緒に下がっているスリングは落とし物。
(私が預かっているので声をかけてください)

また、クライマーの交流の場として、「カニのハサミ岩ノート」をプラスチックビンに入れてエントランス広場に置いた。

挨拶、記録、気づきなど、何でも書かれて結構。

今日も第3ルンゼエリア「秋岩」の掃除と試登。

周りの灌木を切ったので大岩が見えるようになった。
しかし、中央のカンテも左側の垂壁も今の私には登れない。

午後は先日から掃除をしていたクラックを初登した。

よかクラック 5.6 8m 緒方」とした。
クラックのすぐ横に地面があるので、当初は「ボルダー」のルートにしようと思った。
しかし、ハサミ岩でボルダリングをする人はほとんどおらず、マルチルートを登るためにカムを腰に下げている人は多い。
せっかくなので、マルチルートの帰りにカムを使う練習をされてはどうだろう。
私は40年前の「棒フレンズ」の2番と3番を使って初登した。
カムの回収は地面から手が届く。
ビレイヤー・カメラマンは澤田さん。
将来的には澤田さんが拓いているマルチルートの1ピッチ目に組み込まれるかもしれない。

午後は遅くやってきたすーさんに手伝ってもらって、秋岩下部の掃除・キコリをした。
手頃なショートルートが出来そうである。
すーさんは帰りがけに「フェイクスラブ 5.11a」をRP。
日頃の精進が着実に実っている。


秋岩の横の大木。見事な黄葉である。
実は、今日の一番の目標はこの写真を撮ることだった。

カニのハサミ岩:ショートルートの最新版トポ

2021.11.1(月) カニのハサミ岩 50

八方ヶ岳:カニのハサミ岩もずいぶん知名度が上がってきて、休日ともなれば10名以上のクライマーが訪れるようになった。
その多くは九州北部にはなかなか見当たらない「マルチルート」がお目当てである。
しかし、もうSさんご夫婦のようにマルチルートをコンプリートされた方も出てきた。
そろそろショートルートも賑わう時を迎えそうである。

そこで、「K1  HUT」に掲載されたトポ(2021.4月)もだいぶん古くなってきたので、最新のトポを発表したい。

① エントランス広場~赤壁エリア

② 第2ルンゼ エリア

これらのトポは、ラミネートして現地に下げておきたいと思う。

また、先日はSatoさんからルート開拓用にと安全環付カラビナを2個頂いた。ほんとうに有難いことである。
皆さんのお手持ちの、短くなって使い辛いロープや、ほとんど使わないカラビナなどを寄付していただけると岩場自体がより快適で安全になると思うところである。

ハサミ岩:ちょっと不調

2021.10.31(日) カニのハサミ岩 49

衆議院選挙に行ったりして、ゆっくり登山口に着くと車を停めるスペースがないほどクライマーで賑わっている。


砂防ダムコースからのアプローチで、振り返ると山は紅葉が深まっていた。

ところで、この頃どうも不調である。
10月中旬に行った本匠の少し前から腰が良くない。
そこを本匠で痛めて、その後整体院に3回通った。
軽い「ぎっくり腰」かもしれない。

昨日は山友さんと話しながら上を向いたらふらっとして、まったく踏ん張れずに後ろに倒れてしまった。
体重が大人になって最低ラインにもなっている。

【謎の怪人】

まあ人間、いつもいつも調子がいいことはなかろう。
体が疲れて「少し休め」と言っているのだろうが、天気の良い休日に山に行かないとメンタル的に良くない。

先日から第3ルンゼ手前の岩を掃除している。

見た目は手頃な岩だが、初めてのTr.では中間部から登れなかった。
登っている時に腰は痛くないが、指先に力がこもらない。
そこで今日は周りの灌木のキコリや苔落としに精を出した。
「花も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。やがて大きな花が咲く」とは誰の言葉だろうか。


ナッツでも食べて、体重だけは落ちないようにしよう。

10月の驚き3選

2021.10.25(月) 徒然 72

今年も10月が終わろうとしている。
来年の年賀状用に使う「これだ!」という写真が撮れていないのが悩み。

【一本松公園の野良ネコ】~「なんか、ようかい」

10月の驚き・不思議3選

① 体操界のキング:内村航平は一日一食!?
彼の「ブラックサンダー」好きは有名で、しかも野菜嫌いという。あの体を維持するのに一日一食とはとても信じがたい。
絶対何か特別なものを補給しているはずだ。

②「あいみょんBEST」に「ひかりもの」が入っていない!?
稀代のシンガーソングライターあいみょん。彼女のアルバムを聴く時、私は「ひかりもの」だけは2回続けて聴く。それなのに、YouTubeで流れている「BEST曲集」にこの曲が入っていない。

③ お弁当にコカ・コーラ
職場のあるイベントで1000円の弁当と飲み物が配られた。弁当は上等な幕の内だが、飲み物がなんとコカ・コーラ。
最初は何かのどっきりかと思った。
次に私への意地悪? いや、周りもみんなコカ・コーラだ。
ここで文句を言うのが「老害」だと思った。


【エンダードラゴン】

ハサミ岩:カエル王子(5.11c)開拓・初登

2021.10.24(日) カニのハサミ岩 48

本日、懸案だった第2ルンゼ:中央部のプロジェクトが完成した。
合計5日間かけた、今までで一番テクニカルなルートだろう。
回りを岩に囲まれた所で、一見すると傾斜も緩く登りやすそうにみえるのだが、取り付いてみると意外と傾斜がきつい。
そして、ホールドが分かりにくい。

①5月30日
左の「ドミノライン」を登ってTr.(トップロープ)を下げた。
掃除と試登。

2ピン目手前、もう行き詰っている。


上部のフレーク(クラック)掃除。まったく持てない。

この後、約5か月間放置した。
訳は、南面で暑すぎる、トップロープが架けにくい、そして何と言っても登れそうにないから。

②10月10日
夏の間の大きなプロジェクト「久米の仙人」が終わったのでまたやることにした。

ドミノラインを登るSさんご夫婦のラストで登りTr.を下げた。
一人で掃除と試登、5月より登れない。

③10月12日
残していたTr.で一人で登る。
フレークの入り方は掴めたが、上部が持てない。
ボルト位置は決まってきた。「5.12かも?」

④10月23日
残していたTr.で一人で登る。
最上部(核心)のムーブが見つかった。
Tr.ながらMさんのビレイで上まで抜けた。

⑤10月24日(本日)
澤田さんのビレイでTr.で登るが、1テン入る。
ドリル道具を吊り上げて終了点、ボルト4本を設置。
マスターリード、1本目で完登。
ビレイヤーは澤田さん。


カエル王子 5.11c B4 10m 緒方一成」とした。


横から見るとけっこう傾斜がある。
もう少しグレードが高いような気もするが、腰が本調子ではない今の状態で登れたことと、10mと短く迫力もないからこのぐらいか。
登られた方からグレードの意見は聴きたい。

午後は第3ルンゼで新しいラインの掃除を軽くやって早仕舞い。
楽しみは取っておこう。

台(うてな)の横穴群や七城のコスモス畑を見ながら帰った。

ハサミ岩の秋

2021.10.23(土) カニのハサミ岩 47

朝の外気温13度。
秋晴れの中、オープンドライブ日和。

一人で第2ルンゼのプロジェクトにぶら下がっていたら旧知のMさんら3人がドミノラインを登りに来られた。
トップの方が登られている間に私のTr.をビレイしていただいた。
先週の本匠で腰を痛めて力が入らないかと思ったら、逆に石灰岩で鍛われて体が動いた。
あんなに苦労していた上部があっさり登れたので今日のノルマは終了。

ボルト4本は明日打とう。

午後は岩場探索。

楽しそうな右上クラック。

車に乗って別の岩場にも行ってみた。

お~、こんな所にもRCCボルトがある。
先人の開拓魂は尽きることがない。

カニのハサミ岩も秋が深まってきた。

【フユイチゴ】


【アザミにとまるアカタテハ】
このチョウは成虫で冬を越すそうである。


【アケビの実】
実にこれが今年は最初で最後ではなかろうか。

いっせいのクライミングや日々の日記です