「クライミング」カテゴリーアーカイブ

秋のハサミ岩を堪能!

2023.10.22(日) カニのハサミ岩 64

この頃「実力者」と評判の高いあっちゃんが初めてハサミ岩に来るというので、秋の一日、案内をした。

アプローチは上の林道が通行止めなので、「砂防ダム下駐車場」から歩いた。
山道は開拓者:澤田さんの整備や林業家の草刈りで歩きやすい。
振り返れば秋晴れの下、紅葉も深まりかけている。

① 飯田丸(5.10b) リピート

出だしの傾斜の強いスラブはリーチがものをいう。
上部は脆そうに見えて案外硬い。

② 宇土櫓(5.11a) NG

体が硬く、左前腕を疲労させた。

③ プロローグ(5.11a) リピート

私がこの岩場で最初に拓いたルート。
下部はホールドが欠けて難しくなっている。

④ ロドキャン(5.11b) リピート

このエリア、一押しの好ルート。
下部はテクニカルで上部は体力勝負。

⑤ タラの芽の頃(5.11a) リピート

突然現れるガバがうれしい。
5.11aの登竜門的存在。

⑥ 貫通カンテ(5.10b) NG
なんとあっちゃんがオンサイトを逃した癖のあるルート。
私まで1テンかけてしまった。

⑦ ガバたちのさえずり(5.10b) リピート

最上部はけっこう露出感がある。

この秋岩の辺りもきれいなエリアになっている。
5.10のルートが7本あって一日楽しめる。

この後、岩場の最上部「ひよこエリア」まで案内した。

⑧ IBUKI(5.12a) Tr.

写真はリードトライ中のあっちゃん。
あっちゃんがやっとムーブを見つけてくれたのでTr.でやらせていただく。
このルートができた頃1回トライして絶望的に思えたが、今日の手ごたえではなんとかなりそう!

今日は微風快晴で、登るときはTシャツだった。
日陰のビレイヤーは長袖が要った。
汗をかかないのでたくさん登れた。
今こそがクライミングシーズンである。

炎天下(5.12a)リピート

2023.10.15(日) 日向神 199

10月半ば、朝の気温が17度とクライミングの季節になってきた。(じゃあ今までは何だったんだ!)
日向神も道端、トンネル、サンセットなどにクライマーが取りついている。もちろん南面エリアも10名以上と賑わった。

① 君たちはどう登るか(5.10b) リピート

② 悶モンマントル(5.10c) リピート

【悶モンマントルを登るK1さん】

③ 炎天下(5.12a) リピート

【8月のRP以来2ヵ月ぶり、キーホールドを覚えているか】
【核心部のクリップに成功。隣は猛暑(5.11b)をMOSしたオカピー】
【このマントリングで左ひじを削った。右手のホールドが乏しく厳しかった】
【炎天下(5.12a)全景、段差を3つ越える】

④ 猛暑(5.11b) NG
ちょっと疲れたことにしておこう。

⑤ ゲルニカ(5.11c) リピート

【ゲルニカ 今日もノルマ達成。ミカさん撮影 】

この後、ハートエリアに移動。(30m左)


⑥ 上弦の月(5.11c) リピート

初登時と違うムーブだと(5.11c)となる。

⑦ メロディー(5.11b) リピート
本日、原口さんはこのルートをRPされた。

【もっと危険な香り(5.11b)を登るタケシさん】

今日はたくさん登った割に自分の写真が少ない。
そこで、写真を撮りながら帰った。
※夜、山友さんから写真が送られてきたので更新、充実しました。

「君ヶ平」なんて、素敵な地名がある。
長野の「美ヶ原」みたい。

「鉄槌」とはハンマーのこと。これは効く。

川の水質汚染は1億円か。これは怖い。

信号機のある交差点でも絶対「止まれ」だ。
ここ菊鹿町(現山鹿市)はルールに厳しい。

約40年ほど前、私はこの隣町に勤めていたが、当時の菊鹿町は「信号機のない町」「持ち家率日本一」で有名だった。

これは七城町(現菊池市)のコスモス橋。
来週が「コスモス祭り」だ。

逆光で撮ってみた。橋の下は清流「菊池川」

左ひじに「キズパワー」を貼ったら、夕食に「パワーキッズ」が出た。

日向神峡の秋

2023.10.7(土) 日向神 198

秋の連休初日はゆっくりと日向神峡へ。

  菊鹿町内田川の近くにて

ヒガンバナが終わって、コスモスの元気が良かった。

日向神は道端エリアが賑わっていたらしい。
私は南面へ。

最初は「アケビとり」で、5個ゲット。
今日のメンバーは原口さん、タケシさん、ゆきえさん。

① 春告げ鳥(5.10c) リピート

② 三葉躑躅・エクステンション(5.10d) リピート

③ もっと危険な香り(5.11b) NG
見えないホールドがあるので上部をまさぐったら、なんと思ったところよりかなり下にあった。
④ もっと危険な香り(5.11b) リピート

昼食時、原口さんから「諸行無常の人生譚」を伝授していただいた。午後はハートエリアへ。

⑤ シン・パウダー(5.11b) リピート

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久しぶりなのでオンサイトトライ並みの強度を要した。

⑥ 上弦の月(5.11c) NG
前回出来た新しいムーブができずにテンション。オリジナルで登った。

小雨が降り出して早仕舞となった。
昨夜暑くて2度も目が覚めたせいか、今日は体の切れがなかった。

日向神ダム湖

水位が下がってボルダーが出現している。

自宅に戻って庭の草刈りを1時間できた。

エンドウォール、初見参!

2023.9.30(土)~10.1(日) 比叡山 6

あそ望山岳会の9月例会山行は比叡山の「エンドウォール」でクラックの練習会だった。
今年、写真トポが発売され今が旬のクラック主体の岩場である。

9月30日(土)
7:00 大津の駐車場に集合。
高千穂の近くで「新平底トンネル」を初めて通った。
随分と比叡山に行っていないことを実感して、後で調べたら2018年以来、5年ぶりだった。
8:45 比叡山駐車場で待機。(約10名集まる)
9:30 Ⅲ峰の先、しめ縄駐車場。(すでに車がいっぱい)
10:00 エンドウォール(1-エリア)
よく踏まれた山道を10分ほど登る。長いアプローチは慣れておらずちょっときつい。
1エリアはすでに先客でいっぱい。左から上部壁に行く。
勇んで仲間がリードで取りつくも、私の番がいつ回ってくるか分からい状態。
右端にTr.が掛けられそうなクラックを発見、幸い下に誰もいないのでロープを下げた。

①エンチャンクラック(5.10b) Tr.

左のワイドクラックが「エンチャン(5.10b)」、右のコーナーが「シン・むささび(5.10c)」

体が3分の1ほど入るワイドクラック。チキンウィングなど、名前は知っていてもどんな腕の使い方か分からない。
使えるのは「根性」のみ!

Tr.で苦悶の表情の私。
後で知ったがこの岩場の看板ルートで、とにかく登り切れば周りから拍手が起きる。

②シン・むささび(5.10c) Tr.
このコーナークラックは右手のハンド、フィストがビシバシ決まり快適だった。

③ うめさんクラック左(5.7) MOS

カムをクラックに差し込む練習にちょうどよい。

④ うめさんクラック右(5.8) MOS

自宅の蔵に眠っていた「棒フレンズ8本」は今でも健在だ。

⑤本霧島(5.10a) Tr.
チムニーからコーナークラック。

⑥黒霧島(5.8) MOS
5.8にしては見た目が悪い。
苦労して登ったら「体の向きを変えると5.8ですよ」と教えられた。う~ん。

夕方から日之影温泉駅に入った。
「エンチャン」を登った者はみんな肩、ひじ、ひざ、くるぶしにひどい擦過傷を負っているが、私は肩に傷がなかった。
これは5月に広島:三倉岳の「ヒップ・クラック」で経験を積んだおかげであろう。
Ⅲ峰近くの片内公民館に投宿(一泊300円)。
夕飯は贅沢にすき焼きであった。 

10月1日(日)
早朝小雨が降り、昨日の疲れもあってか「帰ってもいいか」とも思ったが、昨夕にロープ類を岩場にデポしていた。
今日も入会希望者など10名が集った。

① 本霧島(5.10a) ピンクポイント

昨日のおさらいで、余裕あり。

② 黒霧島(5.8) リピート

登っているのはキーボウさん。

これも昨日のおさらいなのだが、少し舐めてテーピングもせずに取りついたら右手フィストジャムで皮をけずった。
なるほど、ホールドをしっかり見れば5.8のムーブだが、どうも私には相性が良くない。

③ シン・むささび(5.10c) Tr.

これもおさらい。昨日より更に余裕を持って登れた。
キャメロットを2セット、そして写真の「クラック・グローブ」を貸していただけたらいつでもリードしよう。

午後は2-エリアへ登った。
着いた途端、「いっせいさん、どうぞ!」と、面白そうなルートのTr.を渡された。
今や会のナンバー2(年齢)となり、若手がよくいたわってくれる。

④ 婿養子はサラブレッド(5.10a/b) Tr.

一見すると難しそうだが、近づいてみると深いハンドクラックがジグザグに走っていて、ジャムがきれいに決まる。
グローブのおかげで登れた。テーピングだけなら痛いだろう。

⑤ 安全志向(5.10a) Tr.

スラブに走る浅いクラックは棒フレンズでは登りたくない。

⑥ 違う、左じゃない(5.10d) Tr.

「違う、左じゃない」をTr.で登るオカピーさん。

ここをリードするにはトーテムカム(13.000円程度)など、小さなクラックに使えるものがないとできないことがよくわかった


   2日目の集合写真

5.8までは自前の棒フレンズ(40年前の)で登ったが、あとは借り物やTr.での練習になった。
5年間も比叡山に来なかった間に素晴らしいエリアが拓かれていてびっくりした。
また、私とキーボウさん以外はみんな「クラック・グローブ」や新しいカム類を持っていることにもびっくりした。
新しい人々、新しい時代がやってきたことを感じた。

新ホイール、日向神デビュー

2023.9.24(日) 日向神196 ロードスター68

秋分の日を過ぎ、今朝は秋風が吹いて涼しかった。

新しいホイール、RAYS-TE37(色PG)を履いて日向神へいざ出陣。

途中、柏木の山道を駆け下っていたら大きなオス鹿に出くわした。すぐ横の樹林に入って跳ね飛んで逃げていった。
この辺りでの鹿との遭遇は2回目である。残念ながらドラレコ映像には一瞬だった。

今日の目標は南面エリア最右、この夏K1さんによって拓かれていた3本。
① イシガケチョウ(5.10a) MOS

    イシガケチョウ(5.10a)を登る私

② ムラサキシジミ(5.10c) MOS

   ムラサキシジミ(5.10c)を登るK1さん

③ 橋を渡って(5.10b) MOS
一応これでこの夏の新ルートはコンプリート。

④ 上部岩場の偵察

⑤ ド・Sスラブ(5.11b) NG

   ド・Sスラブを登るあおいさん

4月の初登以来初めてか。
核心部の足置きを全く忘れてなんとも厳しい。
日当たりが良く、ミウラのソールが柔らかくなった感じで体重が乗らない。

⑥ 悶モンマントル(5.10c) R(リピート)

⑦ ド・Sスラブ(5.11b) Tr.
シューズをクアンタムに代えてみたらうまく行った。
次回はリピートできそうだ。
今日は井ノ口さんが「ひかりもの(5.11b)」をRPされた。
自分が拓いたルートを登ってもらうのが一番うれしい。
広島からの客人も「十六夜の上」などをしっかり楽しまれていた。

   ワイヤーにとまるアシブトハエトリ

帰りは来た道と同じ星原峠経由。

段々畑にヒガンバナがいっぱい
新ホイールとヒガンバナのコラボ

よく似合っている。   (完全なる自己満足!)

日向神:秋の草刈り

2023.9.16(土) 日向神 196

夏の間に日向神峡の草は相当伸びていた。
そこで、秋のシーズン前に今日は道路の草刈りを行った。
参加者は原口さん、井ノ口夫妻、タケシさん、私の5人。
駐車場から始めて道端エリア、赤橋までの道路などの草を刈った。
午前中の約3時間、大汗をかいた。

            愛エリ下の駐車場

昨夜は蒸し暑くて寝苦しく、更に草刈で疲れては午後からのクライミングは調子が出ない。
明日も来るので早めに撤収した。

ダム湖畔にはヒガンバナがもう咲いていた。
赤橋を渡った湖畔道は行政によってきれいに除草されていた。

久しぶりに星原峠への道を走った。

どこもツリフネソウがいっぱい。

ツリフネソウは船というより深海魚みたい。

自宅に戻ると、ロードスターのアンテナにハラビロカマキリがいた。
そんなところに卵を産むなよ!

残暑(5.11b)、RP!

2023.9.9(土) 日向神:南面 195

昨夜、久しぶりにYouTubeで「頭文字D」を見たら寝不足になった。休み前は時間を無駄に使うことがある。

今日の南面は約10名と賑わった。
初心者のトレーニングにも良いエリアであることが伝わってきている。
① 南面奥の岩場整備
K1さんのスコップや私の鋸が活躍した。
② 真珠の耳飾り(5.10c) R(リピート)

③ 残暑(5.11b) NG
これも2つの段差越えがポイント、なかなかMOSとはいかない。

残暑(5.11b)をTr.でトライするゆきえさん。

④ 残暑(5.11b) RP(2便目)

今日はこの青い「クアンタム」に頑張ってもらった。
スラブにはめっぽう強い。
これでK1さんの「酷暑シリーズ3部作」をコンプリート。
この「残暑」も本当に残暑厳しい折に登ることができて良かった。

⑤ 悶モンマントル(5.10c) R(リピート)
この頃人気ルートになっている。

この後は午後から来たす~さんと登った。
午後になると手前のルートは日陰になって登りやすい。

⑥ 春告げ鳥(5.10c) R(リピート)

⑦ 甘く危険な香り(5.11a) R(リピート)
す~さんも2便目でRP。
⑧ 三葉躑躅エクステンション(5.10d) R(リピート)

三葉躑躅エクステンションの下部を登る私

⑨ ゲルニカ(5.11c) R(リピート)
ここはやはり「ミウラ」の出番。

道路に下りたら午後6時、まだ明るかった。

県体壁の日常化へ

2023.9.6(水) 県体壁 31

7月以来、久しぶりの県体壁である。
午後6時はまだ明るい。

仕事が終わって市内へ向かい、15mの被った壁を4本登る。
秋風が吹いて汗はかかない。
しかし久しぶりなので、けっこう前腕がはってきた。
我ながら健康的だと思う。

午後8時、いまから登るという方もいる。
私は予定終了。

上熊本駅前をオープンで走り抜け、西回りバイパスへ4速3000回転で駆け上がる。
気温は29度あるが夜風が気持ちいい。

週の中日、水曜日に県体壁で気持ちよく登り、週末の外岩に備える。
こんな一週間の過ごし方を日常としたい。

猛暑(5.11b)、第2登

2023年9月3日(日) 日向神:南面 194

5:35 素晴らしい朝焼け雲。

日向神に向かう途中、スポドリの冷凍ペットボトルを買おうと思ったが、3軒目でやっとゲット。
9月になって商品が変わっている。

今日の南面エリアは8人。


① 三葉躑躅ダイレクト(5.9)~エクステンション(5.10d)

ダイレクトはMOS、エクステはR(リピート)

② ひかりもの(5.11b) R(リピート)

これが今日の目標だった。
8月に2回トライしてテンションをかけていた。

トップロープでトライする井ノ口さん。
なかなか強度のあるルートだ。

③ 猛暑(5.11b) 1回目 NG
今日、長友敬一さんにより開拓・初登されたルート。
核心部のムーブが分からずテンション。

④  猛暑(5.11b) 2回目 NG
昼食後で体が切れず、核心部手前のリップ持ちができない。
しかし核心部で私に合ったベストなムーブを見つけた!

⑤ 猛暑(5.11b) 3回目 RP

下部(1段目)の段差を越える。

2つ目の段差越えが核心部。
手や足のホールド選択が鍵。(どこでもそうだ!)
写真は1回目のもので、力が入っている。

ルート全景。
すぐ左に「炎天下(5.12a)」がある。
この暑い夏に次々とルートを拓くK1さんには頭が下がる。
今日の汗も半端なかった。

自宅まであと300m、夏草が車に触る。
この坂道は私のトレーニングコースでもある。

今日の山友

2023.8.26(土) 日向神:南面~道端 193


明日が通潤橋清掃なので、この夏最後の日向神になる。
9:00 雨上がりの土曜日で日向神に車は1台もない。

一人、南面エリアで泥落としに励む。
2時間働いたが、う~ん、下から見るとあまり変わらない。
おっ、壁に誰かいる。

「ゲルニカ」の近くにいた今日の山友は「トゲナナフシ」さんである。
そういえば今年の夏は南面エリアばかりでほとんど生き物の姿を見ない。
珍しく道端エリアで山友を探してみよう。

「クロアゲハ」さんが湿った土から給水中?

「キタキチョウ」さんたちは群れている。

これは久しぶりの「イシガケチョウ」さん。

そんなところに、本物の山友が現れた。
ボル天で旧知のKさんファミリーである。
Kさんはもう78歳になられるとか、お達者である。

①「四郎(5.10a)」 R(リピート)
ファミリー壁は日陰で取りつきやすい。

②「シンシア(5.11a)」 NG
大谷翔平ではないが、この夏は右腕を使い過ぎて右ひじが痛くなり無理をせずテンションを1回かけて登った。

フリークライミングは幾つになってもそれなりに楽しめる。
雷が鳴り、黒い雲がみるみる広がってきたので撤収。