「クライミング」カテゴリーアーカイブ

秋の日向神街道

2019.9.29(日) 日向神:サンセットエリア

28日(土) 孫の運動会
孫の走りは単純にかわいいが、我が子(娘)が母親となって保護者代表リレーで走ったりするとちょっとワクワクさせられる。
29日(日) 日向神
数日前からこの日は雨の予報で計画はなかったが、山崎さんらが行くというので「行かない」という選択肢はなかった。
午後からは確実に雨の予報なのでクライマーは少ない。確認できた車は5台、クライマーは8人ぐらい。山崎さんがきこり作業をするというのでサンセットへ行った。
①無名ルート(5.10b/c) リピート
「星に願いを」の左にあるルート。以前はサクサクと登った覚えがあるのに今日はヨタヨタと登った。体が重い。

写真は無名ルートを登るゆきえさん。

②新茶(5.11b) NG
今年の暑い8月18日にマスターで登っているのに、今日は核心のトラバースで消耗し上部で力尽きた。不調の時はホールドが見えない。
昼食時「カフェ原口」のうまいコーヒーを飲んでいたら小雨が降り出した。
新茶(5.11b) リピート
小雨の中のQD回収だったがさすがに2回目なのでさらりと登れた。面白いルートなのでここに来たときはなるべく登るようにしよう。
早めの撤収となった。

熊本県の鹿北と福岡県の大渕を結ぶ峠道は私の日向神街道だ。
この道沿いに以前から気になる看板があった。

田舎によくある難読地名で「上吹原」を「ここんにき」と読むのか?
道端におられた腰の曲がったおばあちゃんに訊いてみると、この看板には「ここら辺りは、カミフケバル」と書いてあることがようやく分かった。

上吹原の彼岸花は見事であった。
この少し上流の小原(オバル)には風情のある眼鏡橋(石橋)がある。
今日は石橋の上に彼岸花が咲いていた。

もう一つ気になっていた近くの「鶯西(おおにし)小学校跡地」へ行ってみた。
暗い山道を車で登ると、意外にも大きく開けた集落があり稲作もされている。
鶯西小は廃校になってそれほど経っていないようで、この山間(やまあい)の村にしては校舎がとてつもなく大きい。だいたい校舎が落成したのが約30年前で、その後急激に児童数が減ったのだろう。
校庭に卒業記念らしい校歌のモニュメントがあった。

この年の卒業生は6人か。

台風と三連休

2019.9.21~23 徒然 28

9月2回目の三連休。会山行の八面山を初めとして大変楽しみにしていたが台風17号の接近で山行計画はなくなった。
9月21日(土)
2人の孫や隣の子らと「菊鹿祭り」へ行った。空は「山へ行けば良かった」と思うぐらい晴れていた。お目当ては「騎士竜戦隊リュウソウジャー」

いつ観ても怪獣1人にヒーロー6人で「ちょっと卑怯じゃないか」と思ってしまう。
午後は子どもたちの「ヤマメのつかみ取り」があった。
「一人何匹でもよい」と説明はあったが素手の4歳児に捕まえることはできない。
と、思っていたら一人で4匹も捕まえた! 子ども3人で合計10匹。これが全部タダなのがすごい。来年は水着とイボイボ軍手を持たせよう。

9月22日(日) 雨
来月、20年ぶりに海外旅行を計画している。
菊陽の「ぐるぐる倉庫」で中古のスーツケースを探そうと思ったら手前の「ドン・キホーテ」に安くて良いのが山積みしてあったので1時間以上熟考して買った。
その後「ダイソー」で仕分け袋などをたくさん買った。やっぱり100均はすばらしい。

帰りに「クライミングパーク菊南」で軽めのボルダリング。
夜になると台風17号の影響で強風が吹いた。

9月23日(月) 秋分の日
一夜が明けて実家のパイプ車庫の幌が少しめくれていた。本田(ほんでん)の稲もほとんど倒れていない。被害は軽微だ。
午前中は自宅で仕事。
午後は台風一過の秋晴れとなったので、岩野山の整備に行った。
すると駐車場一帯の草が刈られている。地元の人か?
山道に入ると昨夜の強風で落ち葉や落ち枝がひどく、大きな倒木が道をふさいでいた。岩場に大きな変化はなく、草刈り後はトラバースを楽しんだ。

アカスジカメムシを見つけたのは初めて。
内羽は赤いが背中の筋はオレンジ色だ。
ホタルガもこの時期はよくみかける。「ホタルガの舞 5.10c」を拓いたのは2015年10月3日だ。まだまだやぶ蚊も多い。虫よけスプレーは必携だ。
後で熊本のTさんが来られた。駐車場の草刈りをされたそうだ。正面壁終了点のロープも新品に代えられている。
「いつも岩野山にはお世話になっているから」とのこと。
なかなかこんな人はいそうでいない。

今日も日向神、齢を感じる

2019.9.15(日) 日向神:サンセットエリア

今日の岩友は山崎御夫婦、K1さん、秀ちゃん、浦崎さん、カオリン。
私は2日連続の日向神で、昨日の「エレキバン」トライの疲労が残っていた。右手薬指にはケガもしていた。
①エルニーニョ(5.11a) R(リピート)
あれ? カチを持った右手に力がはいらない。
②赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
おいおい、これはどうしたことだ。
③梅雨明け宣言(5.10c) R
右手のフレークがやっと持てた。ぎりぎり。
④赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG
おいおいおいおい、もう今日は止めようか。

「赤い実のヤマボウシ」を登るゆきえさん。今日はK1さんもRPされた。
⑤乾期の歌(5.10d) R
午後になってやっと調子が出てきたぞ。

このルートは、本当に乾いている時だけしか登れないので、登った人は少ないと思う。私もやっと2回目。浦崎さんが掃除をされたので登りやすかった。
⑥チョックストーンのあったハング(5.10c) R
いいねいいね、やっと汗が出てきた。5年ぶり2回目。
⑦赤い実のヤマボウシ(5.11a) R
本日3回目、あ~やっと帰れる。

うすいリップに立ちこんで、右手はスローパー。このムーブが美しい。
(自画自賛 W.W.W.)

帰宅してしばらく車の中で仮眠、疲れていた。
昨日の午後は右腕がつっていたし、今日まで疲労が残っていた。回復の遅さに齢を感じた。
この頃は走ると腰にくる。どうやってスタミナを付けるかが課題だ。

今日も日向神、〆はシンシア

2019.9.14(土) 日向神:愛のエリア~道端エリア

今日の岩友は会友のシロちゃん。
愛のエリアに近い路上駐車場の落石防護壁にスズメバチの巣を確認。

回りにたくさん飛んでいる。
愛のエリアの開拓もほぼ終わったので今日は「エレキバン 5.11c」にトライした。
いつも下を素通りして、まだ登れていないルートだ。
①夢中歩行(5.9) R(リピート)
②エレキバンにQDを架ける。

見た目は易しいのだが足遣いが難しい。
③④エレキバン~Tr.で試登。
⑤エレキバン(5.11c) NG 指先が痛くなって本日はここまで。
道端エリアへ。
トラ子(5.11b) R 先週のリベンジ。
⑦三郎(5.10b) R
⑧シンシア(5.11a) R 今日も〆はこれ!

今日は二人だったのでクライミングシーンの写真がない。
出会った生物もR(リピーター)ばかり。

オオツマグロヨコバイ

ウラギンシジミ 人を恐れない。

ウラギンシジミの表はこんな感じ。

トラ子(5.11b)を登って「Good  job!」

BMI~20.0の日向神クライム

2019.9.8(日) 日向神:サンセット~道端

今日の山友は朝が遅い。しかし、おかげで珍しい昆虫や植物に出会えた。

まずは今が旬のツリフネソウ。船というより魚に見える。


カラスビシャク。これは我が庭にも顔を出す。


クロコノマチョウ(黒木間蝶) ほぼ枯葉に見える。
我ながらよく見つけたものだと感心する。


サカハチチョウ(逆八蝶) もちろん夏型である。

10時過ぎ、やっと山崎夫婦、原口さんが揃いサンセットへ。
①お茶を一服(5.10b)R(リピート)リソールしたミウラの足慣らし。
②トパーズの風(5.11a)NG本当に足先が滑った。まだソールが馴染まない。
③トパーズの風(5.11a)R
④岩ヒバハング左(5.10d)R

左は「トパーズの風」のタケシさん、右は「風のそよぎ」。

9月になりツクツクホウシが鳴くサンセットエリアだが、昼は気温30度。
昼食後、日陰を求めて道端エリアへ降りた。
ここでは会友の下関の中野さんも熱心に登っていた。
⑤春眠(5.10) R 午後のアップで大汗をかいた。
⑥トラ子(5.11b) NG ずいぶん久しぶりのトライ。
⑦シンシア(5.11a) R 最上部は水が流れていた。

写真は「春眠」を登るゆきえさん。見事な大の字。

夏の終わりから雨や仕事でほぼ半月間も山に行けず、体重が減って今朝は遂にBMIが20.0になっていた。軽い頭痛と時々フラッとくるものがある。昨年も9月は体重が乱高下している。この体重に慣れれば秋はクライミングが1グレード上がるかもしれない。

2019 夏の日向神 7

2019.8.18(日) 日向神:サンセット~トンネル

昨日愛のエリアに置き忘れた一眼レフカメラ(今年買ったばかり)を取りに、今日も日向神へ車を走らせた。
3号線に入ると小雨が降ってきた。これは大変と、鹿北から県道になったらとにかく飛ばした。
愛のエリアには今日もキンニーさんがいて、Aさんと早朝から登っていた。
果たしてカメラは無事にあり、小雨もあがってきた。

10時ごろ、いつものメンバー(原口、山崎夫婦、浦崎、カオリン)が集まったのでサンセットへ行った。
①庭園散策(5.10c) R(リピート) 結構厳しくアップには不向き。
②新茶(5.11b) R 5年ぶりのトライ、開拓者タケシさんのビレイ。
③善秋くんのおかげですⅢ(5.11c) R

左のルートが「善秋くん」、右は「若い時のりりぃ」
また小雨が落ちてきたのでトンネルエリアへ移動。

④トンネル右(5.11a) R
⑤うし子(5.11b) R

連日のクライミングで「ちょっとお疲れ感」があったのにフットホールドをうまく踏めて腕が疲れなかった。

2019 夏の日向神 6

2019.8.17(土) 日向神:愛のエリア

いつものように朝の昆虫採集。

ハスジカツオゾウムシ。名は体を表す。


オオゴボウゾウムシ。

他には駐車場のカラムシ(植物)の葉を食べるフクラスズメガの幼虫が大発生の兆しをみせていた。

今日の岩友はキーボウさん、キンニーさん、みわちゃん、ユジンさんご夫婦。
ちょうど3組のペアができて、みわちゃんはまだ外岩2回目なので私が登って彼女がトップロープでトライするパターンになった。
①愛は勝つ(5.10b) R(リピート)
②本命チョコはあなたに(5.10b/c) R

③初夢(5.10a) R
④今日もing(5.11a) R
⑤初歩のレイバックPLUS(5.11a) NG

トライしているのはキンニーさん。
⑥愛なか(5.10b) R
⑦たぬきのこぶた(5.11a) R
⑧たぬきとシンパシー(5.10b) R

結構涼しい一日で、やぶ蚊もマダニもおらずみんな熱心に登りこんだ。
夕方5時まで登り、山からそのまま隈府での区役員研修会(宴会)に参加。
夜の10時に帰って荷物を整理していたら、あれ?
ザックの中に一眼レフカメラが入っていない⁉

 

岩野山、台風前日

2019.8.14(水) 岩野山整備

大型台風10号の接近でユジンさんと予定していた日向神は早々に中止。
予報では午後から雨だったので9時ごろから岩野山へ行く。
ところが、金峰山が雨煙に隠れて小雨もぱらついてきたので帰宅。
しばらく待って、もう降りそうにないので10時ごろまた出発した。

駐車場は夏草がずいぶんと茂っていた。
山道には倒木もあった。跨げるぐらいには鉈ガマ1本で枝を落とした。
岩場は6月に報告したように樹木が伐採されてすっきりした様相を呈している。

曇り空の下、まずは基本のトラバースを楽しんだ。
そして、奥の院トラバース(2018.12.27開拓)で汗をかいた。
奥の院では棘のある植物やイネ科の実が引っ付く草が生えていたので整理した。

少年の家のプログラムに「ネイチャーゲーム」というのがある。
これは自然の山野の中に人工物を探すゲームである。
今日の収穫は以下の物。

中央の白いものは自然の物、ヤモリの卵である。
ちなみに「ヤモリの卵 5.11a」というルートもある。
正午近くにまた小雨がぱらついたので終了とした。

家に帰っても雨は降らない。
午後は甲子園での熊本工業と関東一高の試合をTV観戦。
同時に今年もポトスとオリヅルランの寄せ植えを作った。

ミズゴケがなくなったので今日は10個。
台風の影響で今夜の泗水の花火は中止となった。
世間はお盆で賑やからしいが、うちは7月盆だから静かなものである。

2019夏の日向神5

2019.8.12(月) 日向神:道端~サンセット~パーキング

9:30 道端エリア
昆虫採集(写真で)をしながら道端へ。
グラスホッパーやクモ類もまだ若い。

久しぶりに会ったイナマサさんらと登った。
①四郎(5.10a) リピート

遅めの10時にK1さん、タケシさんご夫婦、原口さんらが集合してサンセットへ行く。さらに遅くウラサキさん、カオリンさんが来た。
まず、赤い実のヤマボウシを一人で苔落としをする。開拓した者はこんな地道なメンテナンスが大事だ。
②赤い実のエルニーニョ(5.11a) NG
なんと赤い実のヤマボウシの核心で1T。今日はシューズが違うことを言い訳とする。上部のエルニーニョは楽勝。
③若い時のリリィー(5.10c) リピート
写真はこぶ岩を越えるタケシさん。

上から撮ってもらうとこんな感じ。

新調したモンベルのリッジラインパンツ(7000円)は細身で脚が長く見える。
サンセットの午後は日が当たって登れないので、昼食をとってパーキングエリアに移動した。
パーキングエリアは2回目である。以前登った記憶はあるが、記録が見つからない。
④葡萄畑の月(5.12b) NG
核心部はホールドが小さい。冬季にやり直そう。
下の写真の一番左のラインが「葡萄畑の月」だ。

⑤希望の光(5.10c) リピート
けっこう登り甲斐があった。

パーキングエリアは5年以上空いてまだ2回目。
トポに(未ボルト)の表記やプアなプロテクションが多くあまり気合は入らないが、もう少し登ってもよい印象を受けた。

2019夏の本匠 2

2019.8.8(木) 本匠:前高~宮前

6:30 我が家発。
岩友は岩本さん。途中で小雨、産山は気温22度。
9:00 本匠着。
6日(火)の台風8号の影響で峠道には土砂、宮前エリアは染み出しで真っ黒、番匠川は大増水で魚道エリアには近づけない状態。遊歩道エリアはもしぶら下がって川に着水したら溺死覚悟。
10:30 前高エリア
なんとか左側のルートに活路を見出す。
①少年少女(5.9) リピート

写真では分かりにくいが2ピン目までは沢登りという感じ。上部は快適。
②表参道(5.10b) リピート

ピン7本。けっこう長くて登り甲斐がある。
③アイミスユウ(5.11b) NG
昼を過ぎてそろそろ岩も乾き、いくつか登れそうになる。
3年ぶりにアイミスユウに取り付いてみた。見た目以上に核心部はかぶっていた。

④アイミスユウ(5.11b) NG
なんと核心部で左手人差し指の皮がペロンとむけてしまった。
血が滲んで「テンション。」
⑤青巌峡ボーイ(5.11a) NG
主要なホールドは乾いていたが最上部はべちゃべちゃ状態。

汗をかくと手指の皮がすぐに柔らかくなって痛くなるように感じる。
今日はたった5本のトライだったが、朝方の湿った状態からすればよく登れたほうだろう。神社前の川で汗を流すが、流れが速く泳ぐことはできない。4日前とは別世界だ。

帰りの北外輪山から阿蘇五岳を望むと、中岳からの降灰が激しい。

灰は南東の風に乗って菊池水源から八方ヶ岳方面に降っていた。
11日(日)の山の日イベント「杵島岳登山」は大丈夫か?