「山歩き」カテゴリーアーカイブ

くじゅう山開きで交流登山

2017.6.4 くじゅう山開きハイク

6月4日(日)に福島県南相馬市の登山愛好家グループの方が久住山に登られるというのでガイド役を請けおった。同じような震災に見舞われた熊本と福島との交流が目的でもあった。
 ちょうどこの日は「くじゅう山開き」で牧ノ戸峠は何百台という車であふれていた。総勢50名ほどで峠を8時半に出発したのは少し遅い方で、おかげで混み合うこともなくミヤマキリシマを愛でながら歩くことができた。
【写真は福島の元気なお姉さん方と。 バックはもちろん久住本峰】
しかし頂上が近づくにつれて登山道は下通りの人ごみのようになってきた。あまりの人の多さに福島の方々も山開きの記念ペナントは諦めかけたころにちょうど上から係りの方が余りのペナントを手に持って下りてこられた。案内役としてはほっとしたところである。
天気にも恵まれ、山も花もきれいで福島の方々に九州の山を十分楽しんでいただけたと思う。一行は次の日に大きな被害を被った阿蘇西小学校の児童との交流を深められ、6月5日付けの熊日新聞でも大きく取り上げられた。
私も東北の早池峰山や岩手山、八甲田山はいつか登りにいくつもりである。

 熊本のスタッフはあそ望山岳会から5名、クレッテル・カメラードから2名、庵鹿川から1名、ボランティア2名(高校時代は山岳部だった)の10名である。

初めてのカニ岩

2016.8.23 八方ヶ岳近くの山々に登った。

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① 不動岩(388.4m)
前不動の直下にある不動明王の拝殿が新しく作られていた。
頭上から石が降ってきても防げるようにフェンスが設置されている。
冒険コースから後不動へ登った。何度来ても楽しめる岩稜である。
若いころはミカン畑の中のボルダーで遊んだのが懐かしい。

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② 日ノ岡山(312.8m)
昔話では米原長者がこの山で3000個の油たるに火をつけ一日で田植えを終わらせたという。
九州自然歩道に指定されて整備されたが今は一部荒れている。
三角点に眺望はない。
近くにイノシシの罠があった。
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③ カニ岩(792mぐらい)
数年前の偵察では北側の岩峰に登ったので、今回は南側の岩峰を目指した。
ピンクのテープに導かれながら沢沿いに高度を上げる。
右手に壁があるのはわかるが樹林で判然としない。
最後は梯子やロープがありけっこう登られているのがわかった。360度の絶景である。
岩頭にはリングボルトのビレイポイントが2か所あった。

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④八方ヶ岳(1052m)
暑い日(熊本38度)だったので沢沿いのコースの予定だったが、「北尾根コース」の小さな看板を見つけた。
最初は単調な登りだが、尾根に出ると北側の三国山方面から涼風が吹き渡る快適な山径である。
ところどころに素敵な展望所もある。
尾根には巨石も多いがどれも地面と20㎝ぐらいのすきまが空いている。
たぶん4月の熊本地震で大きく揺れたからだろう。
雨が少ないので上部の沢は涸れていた。
山頂で写真を撮り、FBのプロフィール写真に採用。

八方ヶ岳の清流に住む腹赤

5月31日(火)、八方ヶ岳に登った。
日差しが強くなりそうな一日だったので、迷わず矢谷コースをとった。
このコースは前半が沢沿いで大変涼しく、尾根道になっても北向きの樹林帯の中で夏場にお勧めである。
この日は珍しく清流の近くで腹赤(イモリ)を見つけた。
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山頂からは竜門ダム湖や菊池平野はもちろん、金峰山や雲仙岳も望める。
西側の山腹には「カニ岩」と呼ばれる岩場もある。
以前偵察に行くと、何本かのショートルートを確認できた。

また、東側の山腹には「穴川の岩場」と私が名づけた所がある。
私が高校生の時に山道を歩きながら撮った遠方の岩場の写真に「クラック」らしいものが写っていて、10年以上たってルート開拓に行った。
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ルートはチムニーからハンドクラックで、20mぐらいで泥がつまり終了点となった。
途中、棒フレンズにテンションの嵐をかけまくったので「テンペスト」とルート名をつけた。
あの頃は技術はないけれど、体力とやる気はあったようだ。