「山歩き」カテゴリーアーカイブ

紅葉登山は大船山で

2020.10.14(水) 九重:大船山

秋の平日の休み3日目。
岩に誘った人からはみんな振られた。
山友が大船山山頂の紅葉を紹介している。
「いっせいさんは岩はちょっと登るけど、山歩きはできるのかしら?」という巷の噂を払拭したい。
では、大船山の紅葉登山に行こう!

7:00 自宅を出発
菊池阿蘇スカイライン~三愛レストラン~牧ノ戸峠~長者原
三股山の登山口には車の縦列駐車がすごい。今日は平日だろ!

9:10 長者原~雨ヶ池越~坊がつる
実にこのコースは40年ぶりか。

男池もいいけどここは歩きやすくて紅葉もきれい。


【雨ヶ池】
遠くに平治岳と大船山が見える。


【坊がつるキャンプ場】
好き勝手な所にテントがたくさん立っている。
このテン場が無料であることを初めて知った。
軽いテントを買ったらここでキャンプをしてみたい。
歌うのはやっぱりこれかな。
♪四面山なる坊がつる 夏はキャンプの火を囲み
夜空を仰ぐ山男 無我を悟はこの時ぞ

11:00 坊がつるを出発
登山道はよく踏まれていて、傾斜もきつくなく歩きやすい。

12:00 段原分岐点

行き交う登山者が増えてきた。

近くにある避難小屋は鉄筋コンクリートで新築だった。

12:20 大船山山頂
1時間20分と思ったより早く着いた。気温13度。

【大船山山頂】
周りの人々はトリミングした。

高曇りながら予想以上の美しさだ。

これは来た甲斐があった。

13:10 下山開始~坊がつる
薄着になり、1眼レフカメラをリュックに収めて下山。
大きな足音と口笛、時に放屁をしながらの「あおり走行」で駆け降りると40分で坊がつる着。

【坊がつる】
こんなちょい悪おやじだとみんな道を譲ってくれる。

この20年ぐらい、九重といえば黒岳方面ばかり登ってきた。
高校生の頃、中岳から法華院に下る道で見た坊がつると周りの山々の雄大さが蘇ってきた。
また来ようと思った。

15:10 長者原
明日からブルガリアン・スクワットでもっと足を鍛えよう。

快晴の鞍岳ハイク

2020.8.29(土) 鞍岳ハイキング

休日は何故か早くから目が覚めてしまう。
とりあえずちょっと走って、朝日を浴びてみる。

雲一つない早朝の空が山に誘う。

左が鞍岳、右は阿蘇山。
ドライブがてら、鞍岳をめざす。


途中で旭志:圓通寺の蓮池に寄った。

東登山口からまずツームシ山に登った。
造林小屋コースだが、もう小屋はない。

以前から気になっている標識。
この誤字は意識的か?


もう最後の1本となったコオニユリ。


馬頭観音堂の近くにいたアサギマダラ。


鞍岳山頂に舞うキアゲハ。


ここでは必ず記念写真を撮る。
初めて山でサングラスを使ってみた。快適だ。

わいた山の右横に由布岳の双耳峰が見える。

登山道はきれいに草刈りが行われていて歩きやすい。

ワレモコウにとまるトンボ。

 

平日の九重:風穴ハイク

2020.8.21(金) 九重山:風穴ハイキング

午後は雷雨の予報も出ているので早目に家を出た。

5:20 隈府のセブンイレブン
やっとセブンアプリを使っておにぎりが1個無料になった。

6:00 北外輪山
ミルクロードを走っていると陽が昇ってきた。
ぼんやりとした天気で九重山も阿蘇山も靄の中。

7:00 九重山:男池駐車場
さすがに平日なので車は少ない。

7月豪雨で男池の辺りは全て水に浸かったようだ。
しかし地表を覆いつくす砂地の中から「キツネノカミソリ」の群生は元気に伸びていた。

8:20 かくし水

この辺りの登山道はひどくえぐり取られている。
自然の力を思い知らされる。
「かくし水」はもうどこがどこか分からない状態だ。
幸い湧水は枯れておらず、「コガラ」が水を飲みに来ていた。

9:00 ソババッケ

黒い火山灰土が流れ込み湿地を埋めている。
これからは「ソババ」と呼ばれるかも?

初めてこの径を歩くという長崎のTさんが迷い気味だったので一緒に歩いた。
新しい黄色いリボンが道案内をしてくれる。

10:00 風穴
心配した「風穴」はほぼ無事だった。
スマホの明かりを頼りにTさんを穴下部に案内した。

帰り道は暖かくなって、やっと虫たちが飛び始めた。
「ヒロバツバメアオシャク」
「シロオビクロナミシャク」
「ユウマダラエダシャク」
などを写真に収めた。(本日は省略)

このチョウの名前が分からない。
「イチモンジチョウ」の仲間か?

この植物の実も名前が分からない。

12:00 男池駐車場
駐車場横の小川も小石に埋め尽くされている。
Tさんと別れ、小川の中に日陰を求めて昼食。

今日のコーヒーのお供は熊本のソウル御菓子、
「天草サブレ」である。

15:00 菊池水源
大観峰で無駄に時間を過ごしたために雷雲と出会ってしまった。
オープンドライブはここまで。
走りながら幌を閉めた。
大粒の雨がフロントガラスをたたき、
道路は小川になってしまった。

鞍岳ハイク∼県体壁

2020.6.28(日) 鞍岳~県体壁

梅雨の中休みか、朝からよく晴れわたっている。
家族と四季の里:カンガルー園を久しぶりに訪れた。
大人は300円、子ども150円、幼児は無料だ。
ここはカンガルーと対峙して、大人としての度胸が試される貴重な場だ。
園の中で久しぶりにネジバナを見つけた。

次はヤマトカギバである。

これはなにかのアゲハの幼虫だろう。

出口で見つけたブドウスカシバ。

その後、鞍岳東登山口まで車で行って、ハイキングを楽しんだ。
この時期の鞍岳はめったに来ないので珍しい生き物に出会えた。
まずはこの時期の主役、ツマグロヒョウモンのメス。
次はたぶん、ウラギンヒョウモン。
更にたぶん、ミドリヒョウモン。

こんなのもいた。ヒョウモンエダシャク。

もう訳が分からない群れようだ。

山でハンミョウを見つけたので、それなりの名前を持っているかと思いきや「ニワハンミョウ」だった。

鞍岳山頂の主、トカゲ。

今の鞍岳山頂はこんな感じ。

今日一番元気だったのは「だーよし」さん。体力あり過ぎ!

午後はフジミさんと県体壁で4本登った。
マスク着用だとグレードが上がる?

今日も庭でベッコウバチがアシダカグモを狩っていた。
そのクモはうちの車庫のゴキブリを食べてくれるんですけど。

脊梁:国見岳で疲労困憊

2019.10.26(土)岩野山~27(日) 脊梁・国見岳ハイク

あそ望山岳会が全国版の登山ガイドブックの改定に携わることになった。
ついては、だーよし会員の計画で脊梁の最高峰:国見岳(1739m)の集中ルート調査となった。
10月26日(土)
午前中はパッキングに手間取り、10時過ぎから岩野山へ行った。
ちょうど福岡から4人来られていて一緒に登った。
①サニーサイドカンテ(5.10a) R
②ニッケ栗饅頭:上部まで(5.10a)R
③ドミノライン(5.10b)R
翌日、LINEで50枚ほどの写真が届いた。

中に星空の下で登っているように加工してある写真がありびっくりした。

14:30 北区市役所でキーボウ車、上熊本でカナちん車と乗り継ぎながら五家荘渓流キャンプ場に着いたときはもう暗かった。
会員が12名集まり、夜はBBQ。ロッジはガス、トイレ付きで1万5千円なり。

10月27日(日)

私は「新椎葉越~烏帽子岳~五勇山~国見岳ピストン」コースなので朝が早い。
5:00 起床。朝食は昨夜の鍋にご飯を入れたおじやで、これはうまい。
早朝、ヘッデンを頼りにパッキングしたり朝食を摂るなど何十年ぶりだろうか。
6:00 出発。メンバーはtokuさんがリーダーで、アリキチさん、さんちゃん、そして私の4人。
6:30 新椎葉峠(峰越)着。途中でヤマドリやシカの群れを見た。
8:30 烏帽子岳

紅葉が美しい。きのこ類がたくさんだ。ツチアケビもあった。

9:40 五勇山
縦走路にはシャクナゲが多い。途中の「展望岩」はレストポイントだ。
10:30 小国見岳

遠くに霧島連山が見える。


開けた場所も多く、歩きやすい。
アップダウンも少なく、トレランには最適のコースだろう。

11:00 大国見岳(1739m) レストも入れて山道約10キロを4時間だった。

昼食。私は久しぶりのハイクでかなり軽量化に取り組み、重いのは一眼レフカメラぐらいだった。ところが他のみんなは寒くもないのにガスコンロでお湯を沸かしてビッグサイズのカップラーメンを食べている。水もハイドレーションシステムだったのは私だけ。いかに脊梁山地とはいえ、日帰り登山なんかまったく気負いがない感じだ。12時には3ルートから12名全員が揃ったので記念写真を撮った。
12:00 帰り路も長い私たちが一番に下山開始
15:00 新椎葉峠着。帰りはレストも入れてちょうど3時間だった。
tokuさんがリーダーでも特に走ることはなく、早歩き程度ではあったが、実動7時間で体がガタガタになった。なにせ山歩きは5月の黒岳以来、トレランはここ数年やっておらず、よくもまあ体が持ったと我ながら感心している。
クライミングを辞めたらハイクをやろうと思っていたが、ハイクの方が断然厳しい。山を歩けなくなったら岩を登る方が正しい順番かもしれない。
18:00 自宅着。帰りはtokuさんの車で御船~植木間は高速道を利用した。

平日の黒岳周回、カメラ散策

2019.5.27(月) 九重:黒岳ハイク

以前より心待ちにしていた平日ハイク。この日のためにカメラを買ってしまった。
Canon EOS  kiss Mである。小型・軽量のミラーレスで、レンズは18~150㎜の高倍率ズーム1本。
7:00 男池駐車場
平日なのに車は20台以上。気温15度、曇り。昨日の暑さが嘘のようだ。
男池の上の湿地は干上がっていて、お目当てのカエルも見当たらない。

8:00 かくし水
まあ、この時期は花も少ない。ホウチャクソウが一株あった。
ユウマダラエダシャク(蛾)が道案内をしてくれる。
8:40 ソババッケ
この湿地帯も干上がっている。風が強まり、上から降りてきた人は「寒かった」と言っていた。
途中で見つけたきりっとした植物。
マムシグサではなく、ヒロハテンナンショウだと思う。
背景をぼかしてみた。

9:40 風穴
穴に入ったところでヘッドランプを忘れたことに気づいた。残念。
ここで黒いガを見つけた。白い大きな紋がある。たぶんキンモンガの一種であろう。

10:40 高塚山頂(1,587m)
この山の登りはずるずる滑って本当に歩きにくい。山頂で風を避けて座ると目の前にナルコユリがあった。
少し歩くとミヤマキリシマの花の向こうに三股山が見えた。

樹林の向こうに由布岳も見えた。

高塚から前岳への道は非常に分かりにくい。初めての単独行なら本当に心細くなるだろう。出会った登山者は一人だけだった。
まだ頑張って咲いているシャクナゲがあった。
帰りは前岳への鞍部から適当に下った。
13:30 男池
最後にオオミズアオの亡骸やサイハイランを見つけた。
オオミズアオは大きくて大変きれいなガである。下の写真は以前撮ったものである。

車に乗ったら雨がぽつぽつ降ってきた。

今日は風景、植物、昆虫などを1日で60枚ほど撮った。
山は乾いていて、花も春と夏の端境期なのか目立つものは少なかった。
EOS kissMは液晶画面がバリアングルでタッチパネルになっており、スマホと同じ感覚で写真が撮れる。
まあ、おじさんは必ずファインダーを覗いてシャッターボタンを押すけれど。
60歳過ぎて、また「カメラ小僧」になりそうだ。

令和の初登りは鞍岳で

2019.5.2(木) 鞍岳ハイク

令和の初登りは明日(3日)の本匠クライミングの予定だったのに。
何故か鞍岳(1119m)になった。

まあ、鞍岳はわが故郷の山、というより中学生の時に人生で初めて踏んだ山頂なので、私の原点といえる。
その時の写真はないが、高校時代に中古のカメラを手に入れて初めて登った山も鞍岳だ。

45年たっても私はあまり変わらないなあ。
しかし、山は変わった。
45年前の鞍岳は戦後植林された木がまだ小さく、麓はハゲ山に近かった。
いまはどこもかしこも杉と檜で鬱蒼としている。

うーん、心ならずも初ボルダリングは「四季の里」になった。
公園も変わったなあ。

ところで、隣接の「しゃくなげ園」で珍しいガを見つけた。

「ビロードナミシャク」である。

山の日イベントin俵山

2018.8.11 阿蘇外輪:俵山ハイク

第3回熊本「山の日」登山に参加した。
7:00 スタッフ集合(俵山峠展望台)
8:50 開会式(215名の参加)
9:10 出発(高校生の先導係として)
10:20 俵山山頂着(約70分)
山頂集会・「山の日」宣言など
11:50 下山開始
12:30 展望台着
閉会式

朝から薄曇で展望は良くなかったが、あまり暑くもなく風も適当にあって歩きやすかった。
登りは後ろの高校生が歩きながらずーっとゲームやネット、テレビの話を続けて気が滅入った。
山頂は360度の展望があり、草むらに隠れた三角点を見つけてうれしかった。どうして目立つ山頂ではなくこんな所にあるのだろう。

この山は以前に護王峠方面から2回登ったことがあった。
山頂集会では県山岳連盟の工藤会長から俵山の山名の由来等を教えていただいた。

下りは旧知の横山さん、生田さんらと山野草を愛でながら楽しく歩くことができた。

今日は紫外線対策を十分に行った。
黒い被り物(目出帽?)はホームセンターで買ったもの。
長袖、長ズボンは当たり前。
背中の赤いザックは還暦祝い金で買ったもので今日が初下ろし。
マルチルートで使えるミレーの30リットル。

山の日イベント 鞍岳ハイク

2017.8.11 山の日イベント「鞍岳ハイク」

山の日イベント「鞍岳登山」にスタッフで参加。
第2回目の今回は約200名の参加者だった。
計画書を見ると、突然ながらAコース(女岳~山頂~パノラマ)の先頭を行く高校山岳部員の更に先導者に抜擢されていた。
何度も登ったルートだし地図も渡されたので気楽に引き受けた。

ところがルートは「新女岳ルート」というほとんど初めてのルートであり、とりわけ頼りになるはずの地図がGPSを利用してつくったという割りに間違いだらけで2回も道を間違えてしまった。
まあ、たいした間違いではなかったが誰も文句を言わず素直について来てくれたのでその後も気持ちよく先導はできた。
このルートは「女岳直上ルート」に比べて歩きやすく、これからのメインルートになるだろう。
大汗をかきながら高校生を振り落としつつ女岳頂上へ。
霧で展望はないが汗をかいても寒くなく、ゆっくり過ごせた。
鞍部では山の日のセレモニーやテレビ撮影等が行われた。

 

 

頂上から四季の里までパノラマコースで1時間20分だった。
写真は背中に丸い「クマムート」がいるタイプのあそ望Tシャツ。

 

 

鞍岳は私が中1の時、初めて登ったふるさとの山である。
四季を通じて何度も登りたくさんの思い出がある。
頂上から西方を眺めると、地球の丸さが感じられる。
写真は15歳の私。
初めてカメラを手にして登った山も鞍岳だった。

 

 

山を下り、お店によるとサイフがどこにもない。
どこかで落としたのか?
ここでもしやと思い、早朝寄った旭志のコンビニに電話をすると「財布は預かっています」という返事があった。
コーヒーを淹れる時にどうも置き忘れたらしい。
すぐ取りに伺ったが、日本に生まれて良かったと思った。

くじゅう山開きで交流登山

2017.6.4 くじゅう山開きハイク

6月4日(日)に福島県南相馬市の登山愛好家グループの方が久住山に登られるというのでガイド役を請けおった。同じような震災に見舞われた熊本と福島との交流が目的でもあった。
 ちょうどこの日は「くじゅう山開き」で牧ノ戸峠は何百台という車であふれていた。総勢50名ほどで峠を8時半に出発したのは少し遅い方で、おかげで混み合うこともなくミヤマキリシマを愛でながら歩くことができた。
【写真は福島の元気なお姉さん方と。 バックはもちろん久住本峰】
しかし頂上が近づくにつれて登山道は下通りの人ごみのようになってきた。あまりの人の多さに福島の方々も山開きの記念ペナントは諦めかけたころにちょうど上から係りの方が余りのペナントを手に持って下りてこられた。案内役としてはほっとしたところである。
天気にも恵まれ、山も花もきれいで福島の方々に九州の山を十分楽しんでいただけたと思う。一行は次の日に大きな被害を被った阿蘇西小学校の児童との交流を深められ、6月5日付けの熊日新聞でも大きく取り上げられた。
私も東北の早池峰山や岩手山、八甲田山はいつか登りにいくつもりである。

 熊本のスタッフはあそ望山岳会から5名、クレッテル・カメラードから2名、庵鹿川から1名、ボランティア2名(高校時代は山岳部だった)の10名である。