「山歩き」カテゴリーアーカイブ

朝活:弁天山

2024.6.1(土) 山歩き 39

山に行く予定がないのに5時前から目が覚めた。
今から日の出に間に合う選択をしたら合志市の弁天山になった。

昨日はけっこう降ったので快晴の予報ながらガスが発生して日の出は全く見えなかった。
近くの九州道から車の走る音、頭上の国旗のはためく音だけが聞こえる。

マグカップを忘れたのでコッフェルのままコーヒーを飲んだ。
お相手は「まじめなおかし ミレービスケット」

メマツヨイグサ
アカメガシワ

この頃グーグルの植物の名前を検索するアプリを入れたのですぐ名前が分かる。

5号ファームポンド

山腹にある農業用調整池(地中埋設)。
竜門ダムからの水をここに溜めてあるそうだ。
計算したら小学校のプール7杯分ぐらいある。
周回道を一周した。

朝からオオスズメバチは元気に働いている。

ナナフシを1匹見つけた。

今日はこの後、散髪、図書館、草刈の予定だ。

会友のす~さんが今日、朝駆けして高岳山頂からの素敵な写真を送ってきた。

こんな朝活をいつかやってみたい。

長湯温泉で混浴!

2024.5.22(水) 山歩き37 温泉6

5月中旬にある平日休み。
去年は三俣山南峰から坊がつるに下って法華院温泉に入った。
今年は長湯温泉を目標に定めた

早朝より目覚めたので、北外輪山で日の出をねらったが曇り空で成果なし。
野草をねらって飯田高原をうろつく。

イブキトラノオ
シライトソウ

男池駐車場で朝食。
久しぶりのホットサンド、カップ麺、納豆、コーヒー。

いつきても上台は美しい。
しかし湿地は干からびて生気に乏しい。
そういえば男池の水量も少な目だった。

バイケイソウ

花も虫も少ない。
撮るものがあまりないのですぐ「かくし水」に着いた。
気温は17度ぐらい。
汗もかかないので「ソババッケ」まで登った。
10時を回り、温かくなって虫の羽音が聞こえ始めると小鳥たちも動きだす。

ヨツモンカメムシ
シジュウカラかな?

男池の近くでシカの糞を見つけた。シカの食害は激しい。

下ってくると流石は男池、平日なのに車が20台ほど停まっている。
男池から長湯温泉は15km、車で約20分と近い。
これまでは大衆浴場「御前湯」を利用していた。
大きくてレトロな感じが好きだった。
今日は美術館が併設されている「ラムネ温泉館」に入った。

一見、温泉施設には見えない。
まず、原田裕明氏の彫刻や川端康成の手紙などで心を豊かにする。

「体を洗わず、心を洗う」と謳ってある。
なるほど、浴場にシャンプー、ソープなどない。
高温汗室(サウナ)に2回入り、30度ぐらいの露天に入ると体が和らぐ。
長湯はラムネ(炭酸泉)なので体に小さな泡がたくさん付く。
これで500円は安すぎる。

遅めの昼食は近くの「正直屋」へ。

エノハ定植(2400円)

エノハの塩焼き、エノハの唐揚げ、エノハのせごし(骨ごとぶつ切りのさしみ)、鯉のアライも付いている。
せごしは40数年前、鉾岳のふもとで食べて以来か。

昼食後、「BBC長湯」の「林の中の小さな図書館」へ寄った。

ここにも原田裕明氏作のブロンズ像がある。
中には13000冊にも及ぶ「山の本」が収蔵されている。
新田次郎などはもちろん槇有恒などの貴重本も多い。
昭和20年代からの「山と渓谷」も揃っている。
各山岳会の会報もあるので探してみたら、

あそ望山岳会の「あそ望」も10巻ほどあった。
たぶん、キーボウ会長の寄贈か。
これで入館料100円は激安すぎだ。
雨の休日、ここまで来て本を一日中読むという過ごし方をしてみたい。できれば「BBC長湯」に一泊して。(5000円ぐらい)

これで長湯温泉から帰ろうかと思いきや、気になるものがあった。
「ガニ湯」である。
街中を流れる芹川の中に作られた完全露天風呂でしかも無料だ。
ただし、すぐ横に生活道路があり、対岸には大きな旅館もある。
「平日の今日入らないと、休日は絶対だめだ!」 と思う。

更衣室はなく、近くの橋の下で裸になる。
お湯が白濁しているので下半身は見えずあまり恥ずかしさはない。
浮いたコケを流してゆったりしていると、
「私も入っていいですか~?」
と、上の道からバイク(自転車)女子が声をかけてきた!
断る理由はまったくない。
関東から来て、自転車で山道を走ったりしているという。
「ここは知らない人ばかりだから平気です」と。

お互いに写真を撮り合った。
この露天風呂は1万円でも安い。

鞍岳からの雲海

2024.4.28(日) 山歩き 37

GW前半は叔父の死去で通夜、火葬、葬儀、寺参りとあって山に行けない。
しかし、今日は4時に目が覚め、先日山の店「シェルパ」で買ったヘッドランプを試したくて鞍岳に向かった。

   ブラックダイヤモンド ストーム500-R

鞍岳は自宅から約30分で東登山口に着く。
まだ暗い中、馬酔木に囲まれた山道を歩く。
ストームRの明るさは相当なもので、白内障の手術をした後のように見える。(やったことはないが・・)
SOSの光信号発信モードもあって、5~6人グループの共同装備に1台欲しい感じもする。
5時32分の日の出には十分間に合った。

左の山は九重山
端辺原野の雲海、二重の峠から雲が流れ落ちていた

快晴、気温は15度ぐらい。

登山者は他におらず山頂を独り占めし、三角点の横に石を積んでみた。

ムラサキ系のマムシグサが多い
この場所は指定席

ヤマドリのつがいが横断するのを見送った。

天気にも恵まれ、四季の里オートキャンプ場はたいへん賑わっていた。
旭志:円通寺に寄った。

壁の字は「大悲」と読む。
衆生の苦を救う、菩薩の大きな慈悲のことらしい。

家に帰ると、「セッコク」が咲いていた。

この後、葬儀翌日の寺参り、精進明け(昼食)となった。

九重山で春探し

2024.3.27(水) 山歩き 36

4月から4年ぶりの異動となり落ち着かない日々であったが、昨日先方に行っておおまかな仕事内容が確定した。
そこで今日は心安く山を歩いた。
自宅の外気温は9度、大観峰で3度。昼は20度になる予想だ。

北外輪山のお花畑は野焼きが終わったばかり。
やっと「キスミレ」を一株見つけた。

今日のめあては男池の花だが、時間的に早かったので「猟師岳」に登った。
登ってびっくり、すぐに霧氷が現れ冬景色となった。

モズも寒そう。

徐々にガスがとれてきた。

多くの木がシカの食害にあっている。
以前、細木数子さんが「日本はシカで滅びる」と占ったそうだ。

三俣山は白いがやまなみハイウェイは春の陽気に包まれている。
平日ながらバイクは多い。一路、男池を目指す。

男池の上部はバイケイソウが元気だった。
もうすぐ緑の畑になる。

先日まで雨だったので「タマゴケ」も元気。

「ネコノメソウ」はまだこれから。

やっと見つけた「ユキワリイチゲ」

これは「ツチグリ」
キノコ類はたくさん撮った。

「かくし水」辺りの食害もひどい。

「ミソサザイ」はよく飛び回っている。
コゲラもいた。

「テングチョウ」は3~5月が活動期。

帰りは長湯温泉に寄った。

リフレス大牟田~大津山

2024.1.20(土) リフレス大牟田6 山歩き35

昨日からの雨で外岩は無理。
午前中はカメラ散歩に出かけた。

庭のスイセンが咲き始めた。今日の気温は15度と暖かい。

梅の花もチラホラ。

近所の蠟梅(ロウバイ)は満開を迎えている。

さなぎを2つ見つけた。スズメガの一種だろう。

リフレス大牟田は1年ぶりか。
我が家からガソリン代と施設利用料で約1000円と安い。
リソールしたミウラ2足の足慣らしをした。
2012年購入のミウラだが、小さなホールドにきっちりと乗れる。

帰り道、以前から気になっていた南関:大津山へ寄った。
ふもとに「大津山阿蘇神社」があった。
風格のある神社である。

三角点にストーンバランシングがあったので私も一石積んだ。

生目神社もあったのでお参りした。
ドライブ、人工壁、山歩き、神社参拝と十分満足の午後となった。

三国山と無患子

2024.1.7(日) 山歩き 34

今日はいくつかの都合や天気で山歩き(岩場探し)になった。

まずは八方ヶ岳方面へ。
奥の岩場は「カニのハサミ岩」、そのまた奥は八方ヶ岳。
ここは普段通らない道だ。

近くの集落では「どんどや」が行われていた。

ついつい足が伸びて熊本・大分・福岡の3県を束ねる「三国山」まで来てしまった。

「ツチグリ」があった。しかしどう見ても栗じゃなく柿だろう。

帰り道、「闘うゴジラ」みたいな岩を見つけた。
新年早々すばらしい物件である。
とりあえず、岩場の周りを整備した。
今年は何回か通うことになりそうだ。

帰りに寄った上内田神社でムクロジの実を拾った。
※たぶんこのブログに登場するのは2回目。
漢字で「無患子」と書く。  
「子どもが患うことがないように」という意味があるらしい。
実にはサポニンが含まれ殺菌作用があり、昔は石鹸の代わりにしていた。

実の中には黒い種がある。
軽く堅いので、羽子板で使う羽根の珠(たま)にも使われる。

今回調べて分かったことに仏教で使う数珠は「2500年前のインドでお釈迦様が108個のムクロジの実をつないで数珠にしたのが始まり」だとか。
そういえば我が家の菩提寺の玄関には磨かれた大きなムクロジの根が置いてある。

このブログ、今年は勉強になるなあ。

正月も山へ行っております

2024.1.1~2 岩野山43 山歩き33

明けましておめでとうございます
今年もみな様が楽しく山に行けますように、
心よりお祈り申しあげます
           令和6年 いっせい

1月1日(月) 元日
新型コロナ禍の前は、午前中に「旭志元旦マラソン」を約8kmほど走ってお昼にお節を食べ、地元の寺社に初詣という1日だった。
今年は姉や親戚の年始がなかったので午後は暇になり、岩野山へ出かけた。

今年の初登りは、岩野山でのボルダー。
「奥の院トラバース」で新年の調子をみた。(◎)

草刈りをしたら、バッタがズボンに付いていた。

【岩野山の山頂】
波切不動明王が祀ってある。後ろの山は山頭火が一時期住んでいた味取観音がある平尾山。

駐車場に枯葉が乗った不審な原付バイクが放置してあったので植木交番に届けた。
夕方、警察から電話があり「数日前、岩野山で体調が悪くなり救急車で運ばれた人がそのうち取りに来るまで置いてある原付で、事件性はない」とのことだった。
登山道には数日前に切られた小枝が散乱していた。よく岩野山を自主的に整備されているTさんだろうと思った。ちょっと心配である。
TVをつけて正月番組の「芸能人格付け」を見ようとしたら能登地震が起きていて、アナウンサーが「高台に逃げてください!」と叫んでいた。

1月2日(火)
明日は日向神に行く予定なので、箱根駅伝を観ながら年賀状でも書こう (今頃!) としていたら、3日は雨予報であることが分かった。
あわてて地元の鞍岳(1119m)に行くことにした。

東登山口から馬酔木のトンネルを抜け、「子岳」から登った。

数日前の真白い阿蘇山が嘘のように暖かい正月だ。
高岳の左側の稜線が鷲ヶ峰と北尾根で、その先に根子岳があり、更にその向こうは祖母山かな。

後ろにいたカップルの会話。
女「あの白いモコモコした山はなに?」
男「阿蘇さんだよ」と、優しく応えた。
愛の力はえらいな。

本日の昼食は「ぜんざいとアスパラガス」
ガスボンベに「2010.1.6」とあり、まだ使えた。
ロドキャンの時はガスカートリッジの「タフ丸Jr.」だからなあ。

山頂の石を積んでみた。

もう一つ積んでみた。

帰りのラジオで、青学大の往路優勝を聴いた。
なんか今年もいい年になりそうだ。

秋の大船山

2023.10.11(水) 大船山 山歩き32

秋休みの最終日、予定は未定で、突然ソロで大船山に登ることにした。
5:20 自宅発
7:15 長者原:駐車場 
    またシカが道路をうろついていた。気温10度。

雨ヶ池越え。高曇りで半袖では少し寒いぐらい。

マツムシソウはまだ元気。

坊がつるに下ると一面のススキ野。これが今日のメイン。

大船山には樹林の中をだらだら登るが、今日は汗もかかない。

大船山山頂の紅葉、まだ8分ぐらいか。

人が誰もいないのでセルフポートレート。
平日とはいえ、ちょっと贅沢な時間。

池に降りて「油絵風」に撮ってみた。

坊がつるに下ってさっきまでいた山を振り返る。
テントがどこそこに10張ぐらいはある。

シータテハとアザミ。

オオマルハナバチとリンドウ。

帰りの雨ヶ池越えでヤマラッキョウとまたシカを見た。

約7時間歩いて長者原へもどる。
足湯に入って、お土産にレトルトの「豊後牛カレー」を買った。

三俣山の紅葉はまだの様。

ススキに囲まれた「やまなみハイウェイ」をゆっくり走るのは最高の時間。
前を行くのは大分のNAロードスター。

秋の鞍岳で生き物探し

2023.9.17(日) 山歩き31 メダカのジム2

朝から晴れているが、日向神峡のある福岡県八女地方は昼頃から雨の予報。
山友さんたちもレスト日にしたので、私は地元の鞍岳(1119m)へ秋を探しに行った。

【動物遍】

              アサギマダラ

渡り蝶と云われるアサギマダラ、秋を感じて北から飛んできたのか。

         ツマグロヒョウモン(♂)

とにかく鞍岳の鞍部はヒョウモンチョウが多い。

           ウラギンヒョウモン

ヒョウモンチョウはアザミが大好き。

   キツツキの掘った穴

キツツキ(コゲラ?)のフィールドサイン。

       ヒトのフィールドサイン

意味不明の「金」は花コースにて。

     ヒト (ツームシ山にて)

駐車場は車がいっぱい。キャンパーや県外ナンバー車も多い。
車道も登山道も草刈がしっかりなされていて、観光地になっている。

【植物遍】

        ツルニンジン

見つけた瞬間に「ツルニンジン」と解かり、自己満足。

      ワレモコウ(吾亦紅)

ここで一句「ツームシの 風になびいて 吾亦紅」
ワレモコウを絵にするのは難しい。

花公園から山小屋コースを下った。

      ツツジ

ツツジの季節はいつだったかな?

       ゲンノショウコ

これは薬草とされ、下痢や便秘などに効く整腸作用があるらしい。
帰りはミルクロードから菊池阿蘇スカイラインを走り、清水谷に寄った。

今が盛りと咲き誇っている。

     ヤマジノホトトギス

この花に出会えて来た甲斐があったと思う。
他にもたくさんのキノコ写真を撮ったが、名前が分かりにくいのでお蔵入り。

帰り道、2回目となる「メダカのジム」へ寄った。
50手の長物課題を3回やって、結局クリアできずに指皮が痛くなって終了。

おまけの一枚。

    ハラビロカマキリの卵のう

昨夕、車のアンテナに登っていたカマキリを見つけ、「こんな所に登るんじゃないぞ」と言って下に降ろした。(前のブログを参照)
今朝になりタイヤに「卵のう」を産み付けているのを見つけた。
新品ホイールでなくて良かった!

2023山の日:小岱山

2023.8.11(祝) 山歩き 30

コロナ禍で中断していた山の日イベント「第8回くまもと山の日」が行われた。
小岱山も行き慣れるとけっこう身近な山だ。
10:00 丸山キャンプ場で開会セレモニー
12:00 観音岳で「山の日宣言」
13:00 講演会「小岱山の植物」山下桂造先生

参加費は無料ながら、OS-1を戴いた。
あそ望山岳会からはキーボウさん、マミリンさん、なおさん、私の4人。参加者総計は180人。
これまでの鞍岳、俵山、杵島岳などにも私は参加している。

登山道は樹林帯の中で、あまり暑さも苦にならない。
観音岳頂上からは有明海を挟んで雲仙普賢岳が望めた。
時間があったので岩登りができるという「渡神岩」を探しに行ったが、みんなの記憶があいまいで分からなかった。

ツバキの葉に「イラガ」の幼虫がたくさんいた。

山を下って、ビジターセンターで「小岱山の植物」の講演会を聞いた。
玉名温泉に入って帰ることも可だったが、ワールドカップ「日本VSノルウェー」戦があるのでさっと帰った。
結果は惜敗、本当に残念だった。

気持ちが収まらないので、今日もらったパンフレットの「間違い探し」をした。

最後に、パンフの表紙には山頂の「Mt SHOTAI」という立派な建造物の写真が載っているが、パンフレットでは「Shodaisan Furusato Nature Park」とある。
さて、どっちが本物かな?