「隧道エリア」タグアーカイブ

ダム下「夏に至る」OS

2025.6.21(土) 日向神291 ダム下49

ヒマワリが咲き始めた今日は夏至である。
2025年もほぼ半分が過ぎたと思うと気持ちがざわつく。
我が家では夏恒例の「クワガタ取り」が始まり、昨夜は2匹ゲット。

これはクワガタではなく、本日菊池川で見つかった「コオニヤンマ」のヤゴの抜け殻。

今日は2週間ぶりに日向神:ダム下、隧道エリアに集合。

「とおり雨(5.10c)」の最上部を登る私。

右と左のラインがある。
この壁は、工事用に穿ったドリル穴をうまくつかうのがポイントになる所がある。

6月7日にリニューアルした「アンビバレント」をリードした。
蒸し暑いこともあって汗がふきだした。
傾斜は緩いがホールドが遠く初見では分かりにくいので、
「アンビバレント(5.11c) B7 20m」としたい。

今日は新しい1本が追加された。

クライマーは井ノ口さん

「夏に至る(5.10a) B3 長友敬一」である。

隧道エリアにはハンモックも似合う。

大渕の川べりには「合歓の木」の花がもう咲いていた。

開拓で体重減!

2025.6.5(木) 日向神288 ダム下46

NDロードスターを7年目の車検にマツダへ出しに行ったので、山は午後からになった。

「カムカムエブリバディ(5.10b)」を登るKcoさん。
最終クリップホールドが欠けて、少し難しくなった。

Tr.のビレイはハイバックチェアで行うと首が楽。
今日は山崎ご夫婦と4人での平日クライム。

この後、隧道手前の「プロジェクト10」を上から大掃除して大汗をかいた。
1.1リットルの水分を持ち込んでいたが帰ると0.6㎏の体重減だった。私はこれまで「便秘とダイエット」はしたことがないのだが、これじゃあ太る訳がない。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」で、下手なヒールを使わないバージョンでマスターリード、完登した。
グレードは一応(5.11b)のままだが、指への負担が大きく、やっぱり下手なヒールでも使った方が面白いかな。

代車はほぼ新車のマツダ2で快適、楽ちん運転。
しかしAT車は眠くなる。
2日続けての山行で疲れもあってか帰りはコンビニで仮眠した。

すると、ケンカみたいな声が聞こえてきて目が覚めた。
スキンヘッドの若者が別の車を窓越しに一方的に怒鳴っている。
察するに、国道3号線を前の車が法定速度で走り後ろの車がイライラ。車間距離が近いので前の車はブレーキを踏んでコンビニに避難したが、後ろの車が追いかけてきて「なんで急ブレーキをかけるんだ、もう少しで事故るところだったぞ!」と文句を言っていたのだろう。
若者は白いプリウスの助手席に乗って走り去って行った。

今日もいろいろあったが、夕焼けはきれいだった。

アンビバレント(5.11b)開拓・初登

2025.6.1(日) 日向神287 ダム下45

昨日、畑に糞をする野良猫に石を投げつけたら、今朝は猫に襲われるような悪夢を見た。動物にはもう少し優しくしよう。

今日はボルト打ちが終わったプロジェクト9の初登を目指す。

1ピン目から厳しいムーブを強いられる。

3ピン目、この辺りはフットホールドが乏しい。
左にある鉄杭はこの後タケシさんに切断していただいた。

4ピン目、大きなアンダーフレークを持って遠い右上のガバを目がけてデッドを決める、このルートの見せ場。

6ピン目、傾斜は少し落ちるがホールドが遠くなる。
じっくり見つけよう!

ボルトを打って1回目で登り切った。
見ている人をハラハラドキドキさせたかもしれない。
このエリア初のトップアウトルートになった。

「アンビバレント(5.11b) B7 20m 緒方いっせい」の完成

この後、日向神の職人タケシさんにとび出ている鉄杭の切断、はがれそうなフレークのボルト止め(ケミカルアンカー)をしていただいた。
まだ落石が発生するリスクは高いので、ビレイヤーはヘルメット着用が望ましい。
【追記】
〇 初登後に1ピン目を掃除したら新しいホールドが出現、かなり登り易くなった。
〇 このエリアは大きな隧道を吹き抜ける風と適度な木陰で、夏場でも快適に過ごせるようだ。(冬場は寒いかも)

アンダーリンクを登る井ノ口さん。

井ノ口さんから今日はグミの実を戴いた。
口にした時の甘酸っぱさは相当久しぶりだった。

早くも「プロジェクト10」が発動した。

今日は新ルートと共に「新ベンチ」のお披露目もあった。

「イマカラダ」を高田さんが第2登!

2025.5.29(木) 日向神285 ダム下43 生物23

午前7時過ぎにダム下隧道エリアに着き、一人で「カムカムエブリバディ(5.10b)」の終了点を約40㎝上に移動した。これでルートの見栄え、ムーブも良くなった。
今日は3月9日に「ウオテイン効果(5.11d)」を第2登された高田さんが2回目の登場。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をヒールを使わないという想定外のムーブでOSされた。
その後、写真のように「真ん中が登れそう」ということでTr.でトライ、少々苦労されたが見事に登り切られた。
このエリア8本目のルートはトップロープ課題「アンパン」となった。ちなみに私は敗退。

昨日初登した「カムカムエブリバディ・左スタート」をもう一度登ってみた。
「一手もの」なのでグレードは(5.11a)としたい。

「アンダーリンク(5.11c)」にトライする高田さん。

見事にオンサイト、素晴らしい。
今このエリアで一番人気のルートになっている。

最初、「ゆきえホールド」を忘れていたゆきえさん。

午後、高田さんが満を持して「イマカラダ(5.12a)」にトライ。

中間部のトラバースは意外に力を使う。
残念ながらオンサイトはならず。

それでも実力者たる所以は疲れていても諦めないところ。
何度かのトライの末、見事にRP(第2登)された。
高田さんからは「面白いですね!」と言葉をいただいた。
私は2週間ぶりにトライしたら5回ぐらいテンションをかけた。

最後は今日の生物。

隧道エリアに1匹だけいた「ベニツチカメムシ」

これは我が家のアジサイにいた「ノコギリカメムシ」で、この後私のデコピンを喰らう。

隧道エリアに新ルート誕生!

2025.5.23(金) 日向神283 ダム下41

今日はASC(オールサンデークラブ)準会員の井ノ口ご夫婦と平日クライミングとなり、井ノ口さんは新ルートを拓くという。
今週末は雨や運動会で登れないので今日しかない。

隧道エリアの一番右側、先日の雨で濡れているがトップロープで浮石落とし、ボルト位置決めなど。
その後、終了点とボルトを3本設置。

長身を活かして見事に初登!
「カムカムエブリバディ (5.10b) B3 8m 井ノ口慶市」の完成。

第2登は私。
短いけれどけっこう緊張するルートだった。

その後、左からスタートするラインを模索した。

Tr.ではなんとかなったが5.11bぐらいの強度があった。
次回がまた楽しみになった。

【おまけの生物図鑑】

今朝、我が家で見つけたバッタの幼虫。
バッタの仲間もササキリ、クサキリ、カヤキリ、ヤブキリ、ヒメギス、コロギス、キリギリス、クビキリギスetcと多い。
一応、背中の線から「ヤブキリ」にしておこう。やぶに住むキリギリスという名前らしいが、成虫は樹上に住むとか。

ダム下:「隧道」で筋トレ!

2025.5.18(日) 日向神282 ダム下40

今年もアボカド栽培の季節がやってきた。
コップの水栽培で直根が7㎝ほど伸びたら植え替える。

雨上がりだが、そろそろ日向神に行く時間になった。
二日に1回、こりゃあもう通勤だ。

さすがにどこも濡れているが登れるところはある。

隧道エリアに5人が集った。
とも子さんが登っているのは「ウオテイン効果(5.11d)」
今日は体が整っていないのでトップロープをお借りした。

スタートで3回落ちた。
やっと登れたら初登時とムーブが違っていた。
だからクライミングは面白い。

地味に難しい中間部。

派手に難しい上部。
この後はヨガポーズ(英雄?)を強いられる。

この頃は値段が高い「ウオテイン」をやめて少し安い「Soy Protein」に替えた。
大豆効果はまだ確認できないが、このルートを登ることが筋トレになることは間違いない。

今日は山崎家から京都の「生八つ橋」、井ノ口家から「軍艦島」のお菓子を戴いた。
先日蒔いたブロッコリーの種から芽が出たので収穫出来た「ら」お返しをしたい。

エゴノキの花びらを踏みながらの帰路。

九州南部は異例の早さで梅雨入りをした。
我が家のアジサイも併せて色づいてきた。

ダム下:イマカラダ(5.12a)開拓・初登!

2025.5.13(火) 日向神280 ダム下39

五月晴れの下、日向神:ダム下に向かいProject5の初登を目指す。
しかし、ロードスター(6速MT)のシフトチェンジをする度に左わき腹がズキンと痛む。どうもPro.5の核心部でトライを繰り返すうちに痛めたようだ。こんな状態で初登できるか不安が先立つ。

最初に3FでタケシさんのProject試登のビレイ。

① Pro.5にトライ(数回)

今日は「ミウラ-2013」をチョイス。

2ピン目で不動の4点支持。動けば落ちるの繰り返し!
山で拾った「液体チョーク」が私には合わなかった、ということにしよう。
下部は繊細な足置き、スムーズな体重移動、強い指力が必要だ。

② Pro.5をRP (初登)

中間部の絶妙なトラバースから上部のフェースは自分でも驚くほどうまく登れた。

「イマカラダ (5.12a) B5 10m 緒方一成 」の完成

シャクガの幼虫が今日もいた。

③ 春リンドウ(5.10b) リピート

登っているのはタケシさん。
みなさん慣れているので「カンテを使わない(5.11a)」バージョンでトライする。

④ アンダーリンク(5.11c) NG

4月27日の初登以来、16日ぶりだと1テンション。

登っているのは井ノ口さん。

タケシさんがチェーンソーで何か作り始めた。

隧道エリアにぴったりの「ベンチ」が完成。
日向神を訪れたカップルが木陰のベンチでクライミングを見学できる、そんな素敵な場所になりそうだ。

今日は私の体の周りでダニが何匹も見つかった。

隧道エリアはずいぶんと明るくなったが、2月までは「やぼくら」だったのでダニが多数孵化した可能性がある。または3Fから付いてきたのか。
生まれたてでも全長1~3ミリと目視で確認できるので十分な対策をとってほしい。
私がダニの好きなフェロモンを出しているという噂もあった(笑)

次回ダム下に行ったらトポと一緒に「交流ノート」を置いておくので活用してほしい。
防水ノートはDanさんからの寄贈。

project5にトライ1日目

2025.5.11(日) 日向神279 ダム下38 生物21

二日前、金曜日の雨は山でも相当降ったようで、ダム下「蘭夢庵」の小川も勢いよく流れていた。小径も土砂が流され、照葉樹林の枯葉が層をなして重なっていた。
岩場のしみ出しはいたるところに見られたが、流石はダム下、2Fや3Fの一部では十分登れた。クライマーは合計8名。

① Project5にトライ(2回) NG

岩肌は湿っぽく、上部ではバンダナで水気を拭き取りながら登った。しかも朝イチで体は硬い。
こんな感じで完登できるほどやさしくはない。

3Fの自分の課題で「シャワークライム」をするK1さん。
ここで私は池田さんから高級チョークを分けてもらった。
こんな日はチョークを余分に持っておかねばならない。

日当たりの良い3Fに咲くツツジ。ヤマツツジか?

面白い形の葉もあった。ヒルガオ科のつる性植物だろう。

② Project5にトライ(3回) NG

上部のハング越えで最善のムーブが見つかった。
当初はこの辺りが核心部と思われたが、今日は2~3ピン目と中間部のトラバースで苦労した。

ゆきえさんも下部やトラバースで苦労した。

そうこうしている内にタケシさんが「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をRP(第2登)された。
はにかんだ顔がいい。

【今日の生物】
① ジュウジナガカメムシの幼虫

3Fへの木はしごにいつもいる。

② ヒロオビトンボエダシャクの幼虫

隧道エリアの白い壁を直登中!

③ アオダイショウの抜け殻

ほぼ完全な姿で岩場の帰り道に見つかった。往路では見なかったので、私たちが帰るまでの間に脱皮したのだろう。
「行くときは岩しか見ていないので気付かなかったのだろう」という意見もあったが、私がこれを見逃す訳がない!

隧道エリアのトポ公開

2025.4.30(水) 日向神277 ダム下36

今日の日の出前

29日(昭和の日)は野岳の予定だったが左ひじを痛めて休養日にした。
それで今日は「きこりぐらいはできるだろう」とソロで開拓へ。
着いてみると欲が出て、project5を初めて試登した。

① Project5をTr.ソロで試登

上部はかぶり気味で休めないので12の匂いがする。

今日のボッチ飯。
ムーミン・ビスケットは香典返しの品物。
飲み物はポカリではなく、スカイウォーターに食塩を配合したもの。羊かんは大きいサイズ、これで体重が減らなかった。

② Project6の掘り出し


110度ほどの前傾壁に走るシンクラック。
クラック内部のつるが枯れるまでしばらくかかりそう。登り切るには5年ぐらいかかりそう。

「隧道エリア」へのアプローチ

さくらエリア入口の分岐を右に行き、左側にある階段を上ると目の前に隧道エリアが現れる。
午前中は日陰で、午後も3時を過ぎると樹木の木陰になる。大きな隧道からは涼しい風が吹き抜け、意外に夏向きのエリアかも。

各ルートにネームプレートが付けてある。

【追記】
5月13日、Project5を初登して「イマカラダ(5.12a)」とした。

アンダーリンク(5.11c)初登!

2025.4.27(日) 日向神276 ダム下35

早めに来て、隧道エリアに向かうと大きなヘビがいた。

4月9日のブログ「日向神生き物図鑑」でも紹介した「ジムグリ」である。漢字で書くと「地潜」で、いつもは地面に潜っているため見かけることは珍しいと云われる。こんな大きな成体に出会えるのはラッキーだ。
今日のダム下は他県の方も含め10名と賑わった。
南向きの3階などはとても暑くなるので、朝の涼しいうちにProject4(4月16日にボルトを打った)にトライしたい。

① 春リンドウ(5.11b) リピート →5.10bへ

今日登ってみて(5.11b)はないな、と思った。
そして最上部で左のカンテを制限していたが、このエリアのアップ課題にしたいので制限をなくして(5.10b)とした。
また、スタートからコーナーを直上して最上部でもカンテを使わないならば(直登5.11a)の参考グレードを付けた。

② Project4(トライ4) NG

まだ体が硬く、1テンション。

③ project4(トライ5) RP(初登)

「アンダーリンク(5.11c) B5 10m 緒方一成」

アンダーホールドが多く、慣れないと力を使う。
ビレイヤーはゆきえさん。

④ project6の掃除2回目
チムニールートになりそうで、coming soon。

3階で昼食。

井ノ口さんから佐渡金山のお土産(金箔付き)を戴いた。
タケシさんからは大輪ヒマワリの種を戴いた。
アンダーリンクを初登したときに振りかけてもらいたかったな。

午後はみんなで隧道エリアに移動。

さっそく井ノ口さんが「アンダーリンク」にトライ。

Kcoさんのトップロープ・トライ。

ゆきえさんの「下手なヒールも数うちゃかかる」トライ。
長い足がうまく使えていないように見える(笑)

⑤ 下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b) リピート

みんなからの「お手本を見せろ!」というプレッシャーに見事応えることができてほっと一息、お通夜参列のために早めの下山となった。