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隧道:「牽牛星」を改名!

2025年7月12日(土)・13日(日)  日向神297 ダム下53

7月12日(土)
ダム下エリアは全部で5名、隧道3人といつになく寂しかったがそれなりに楽しめた。

タケシさんは隧道の向こう側で開拓作業。

私は「夏に至る」上部の大掃除。
ツタ、岩松、泥を大量に落とした。

この後、「夏に至る」を上部に伸ばそうと相当頑張ったが、左右のルートに近くホールドも小さいのであきらめた。
流した汗が塩になっただけ、こんな日もある。
雨雲が近づき撤収。

7月13日(日)
昨日の雨も隧道エリアはしみ出しが全くなく、乾きが早い。
今日は9名と賑わった。

隧道の向こう側でタケシさんが開拓・初登。
「積乱雲 5.10a B4 山崎武」である。
左奥の青い構造物は日向神ダムで、ここが「ダム下エリア」であることが分かる。
登ってみるとけっこう傾斜が感じられ、凹角から出るときに右か左か考えさせられた面白いルートだった。

7月9日(水)に私が「牽牛星(5.11a)」を拓いた。
ところがその日のうちにあっちゃんによって新しいムーブで登られ、ゆきえさんによって新しいホールドも出現した。
更にルート名の「牽牛星」が読めないとか書けないとか言われ始めた。
そこで今日はみんなでワイワイ言いながら「理想のムーブ」やルート名を求めながら楽しんだ。

「右手アンダー」の一番オーソドックスなムーブ。
この後、左上にある工事用ドリル穴に指を入れて上部のカチを取る。

「左手ガストン」の初登時ムーブで登っているのは池田さん。
この後、右足キョンもある。

結局、ボルト3本・終了点も共有で、左手でドリル穴を使うと「織姫(5.11a)」、ドリル穴を使わないと「彦星(5.11b)」とした。

このエリアは狭い所に短いが強度のあるルートが多いので、「1本で2度おいしい」ようなルートの登り方が求められているようだ。

突然の雨にも安心安全に過ごせる隧道エリア。

【今日の生物】

我が家で見つけた「セスジスズメ(背筋雀)」
機能美、みたいなものを感じるが飛んだら速いのか?

隧道:「牽牛星」初登

2025.7.9(水) 日向神296 ダム下52

私が勝手に名付けた日向神ASC(オールサンデークラブ)員が6人集まった。
場所は日陰と風のある「隧道エリア」

昨日の雨で湿っぽいがしみ出し等はない。
少し早く行って、「七夕」の右側を掃除した。

ボルトを3本設置、終了点は左の「七夕」と近いので共有にした。

マスターでのリードトライ。
1ピン目、左手ガストン(写真)から右手をビンタ、すばやい体重移動が要る。

2ピン目取って、右上の遠いカチをねらう。
カチ、カチで体を引き上げて核心部はすぐ終わる。
「牽牛星(5.11a) B3 7m」とした。
  ※「牽」という漢字の筆順を初めて知った!

次に第2登をしたあっちゃんが、ガストンを使わないスムーズなムーブを披露し、気合のカチ取りで登り切り「5.11a 」は保留した。
ところが、Tr.で登ったゆきえさんが「右カチが遠くて使えない」とホールドを探っていたら岩が欠けて小ガバが出現した!
これはどうみてもグレードダウンは否めない。
次回登ってグレードは確定しよう。

遂に「アンビバレント(5.11c)」にトライする者が現れた。
あっちゃん(24歳)である。
残念ながらオンサイトはならなかったが「とても面白いルートですね」とうれしい感想をもらった。
これまでは「怖い、長い、(ホールドが)遠い、(落石が)危ない」など、ネガティブな形容詞の意見ばっかりだったからなあ。

【今日の生物】

9.6mmロープにとまった「コミスジ」(タテハチョウ科)

今日の収穫「アオドウガネ」(コガネムシ科)
我が家のアジサイの葉をよく食べている。

アジサイを食べる「マメコガネ」を食べる「ハナグモ」
カマキリはまだ小さいのでクモさんが頼りになる。

【おまけの1枚】

先日、あまりにもひどい近所の道路端や四つ角2カ所の夏草を刈った。(7月6日のブログ参照)
するとこれを見た農家の人たちも「あっ!」と思ったのか斜面草刈り機などでやっと刈ってくれた。交通安全にもつながりやって良かった。

隧道に「ナナフシが如く」

2025.7.6(日) 日向神295 ダム下51

朝から気温32度、直射日光も強くクローズ走行をしていたら、フルオープンのコペンに出会って「負けた!」と思った。

今日もダム下:隧道エリアは10名以上のクライマーで賑わった。

おじさん達は少々肩や腰が痛くても登る。登って治す!

ただちょっと、湿気は多い。

先週拓いた「七夕(5.11a)」は第4登まで出た。

【今日の生物】

「イチモンジハムシ」 ~ピントが甘い~
だいたい「小さくて丸い虫」はみんな「テントウムシ」と思っている人が多い。
そういえば20年ほど前、渓流で小さな魚を網ですくい「メダカがとれた!」と孫に自慢するおじいさんがいた。近くにいた私は、つい「こんな渓流にメダカはいませんよ」と言ってしまい、孫の手前面目丸つぶれのおじいさんと険悪なムードになったことを思い出した。  

これは珍しい「ウバタマムシ」
タケシさんが先に名前を言ったので「負けた」と思った。

「ナナフシ」が隧道の中をこそこそと登って行った。
気付いたらいつのまにかドーム天井を渡って反対側の壁まで来ていた。こんな風に登れたらすごい。

そこにちょうど私がトラバースの課題を設定していた。
名付けて「ナナフシが如く 左へ(5.10b)、右へ(5.10c)」

隧道の中は風が吹き抜けて気温が5度ほども低く感じられる。
2つのベンチも隧道内に移動したので、なんか冷房の効いた「外岩ジム」みたい。

「ネジバナ」~蘭夢庵への道にて~

ダム下「夏に至る」OS

2025.6.21(土) 日向神291 ダム下49

ヒマワリが咲き始めた今日は夏至である。
2025年もほぼ半分が過ぎたと思うと気持ちがざわつく。
我が家では夏恒例の「クワガタ取り」が始まり、昨夜は2匹ゲット。

これはクワガタではなく、本日菊池川で見つかった「コオニヤンマ」のヤゴの抜け殻。

今日は2週間ぶりに日向神:ダム下、隧道エリアに集合。

「とおり雨(5.10c)」の最上部を登る私。

右と左のラインがある。
この壁は、工事用に穿ったドリル穴をうまくつかうのがポイントになる所がある。

6月7日にリニューアルした「アンビバレント」をリードした。
蒸し暑いこともあって汗がふきだした。
傾斜は緩いがホールドが遠く初見では分かりにくいので、
「アンビバレント(5.11c) B7 20m」としたい。

今日は新しい1本が追加された。

クライマーは井ノ口さん

「夏に至る(5.10a) B3 長友敬一」である。

隧道エリアにはハンモックも似合う。

大渕の川べりには「合歓の木」の花がもう咲いていた。

開拓で体重減!

2025.6.5(木) 日向神288 ダム下46

NDロードスターを7年目の車検にマツダへ出しに行ったので、山は午後からになった。

「カムカムエブリバディ(5.10b)」を登るKcoさん。
最終クリップホールドが欠けて、少し難しくなった。

Tr.のビレイはハイバックチェアで行うと首が楽。
今日は山崎ご夫婦と4人での平日クライム。

この後、隧道手前の「プロジェクト10」を上から大掃除して大汗をかいた。
1.1リットルの水分を持ち込んでいたが帰ると0.6㎏の体重減だった。私はこれまで「便秘とダイエット」はしたことがないのだが、これじゃあ太る訳がない。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」で、下手なヒールを使わないバージョンでマスターリード、完登した。
グレードは一応(5.11b)のままだが、指への負担が大きく、やっぱり下手なヒールでも使った方が面白いかな。

代車はほぼ新車のマツダ2で快適、楽ちん運転。
しかしAT車は眠くなる。
2日続けての山行で疲れもあってか帰りはコンビニで仮眠した。

すると、ケンカみたいな声が聞こえてきて目が覚めた。
スキンヘッドの若者が別の車を窓越しに一方的に怒鳴っている。
察するに、国道3号線を前の車が法定速度で走り後ろの車がイライラ。車間距離が近いので前の車はブレーキを踏んでコンビニに避難したが、後ろの車が追いかけてきて「なんで急ブレーキをかけるんだ、もう少しで事故るところだったぞ!」と文句を言っていたのだろう。
若者は白いプリウスの助手席に乗って走り去って行った。

今日もいろいろあったが、夕焼けはきれいだった。

アンビバレント(5.11b)開拓・初登

2025.6.1(日) 日向神287 ダム下45

昨日、畑に糞をする野良猫に石を投げつけたら、今朝は猫に襲われるような悪夢を見た。動物にはもう少し優しくしよう。

今日はボルト打ちが終わったプロジェクト9の初登を目指す。

1ピン目から厳しいムーブを強いられる。

3ピン目、この辺りはフットホールドが乏しい。
左にある鉄杭はこの後タケシさんに切断していただいた。

4ピン目、大きなアンダーフレークを持って遠い右上のガバを目がけてデッドを決める、このルートの見せ場。

6ピン目、傾斜は少し落ちるがホールドが遠くなる。
じっくり見つけよう!

ボルトを打って1回目で登り切った。
見ている人をハラハラドキドキさせたかもしれない。
このエリア初のトップアウトルートになった。

「アンビバレント(5.11b) B7 20m 緒方いっせい」の完成

この後、日向神の職人タケシさんにとび出ている鉄杭の切断、はがれそうなフレークのボルト止め(ケミカルアンカー)をしていただいた。
まだ落石が発生するリスクは高いので、ビレイヤーはヘルメット着用が望ましい。
【追記】
〇 初登後に1ピン目を掃除したら新しいホールドが出現、かなり登り易くなった。
〇 このエリアは大きな隧道を吹き抜ける風と適度な木陰で、夏場でも快適に過ごせるようだ。(冬場は寒いかも)

アンダーリンクを登る井ノ口さん。

井ノ口さんから今日はグミの実を戴いた。
口にした時の甘酸っぱさは相当久しぶりだった。

早くも「プロジェクト10」が発動した。

今日は新ルートと共に「新ベンチ」のお披露目もあった。

「イマカラダ」を高田さんが第2登!

2025.5.29(木) 日向神285 ダム下43 生物23

午前7時過ぎにダム下隧道エリアに着き、一人で「カムカムエブリバディ(5.10b)」の終了点を約40㎝上に移動した。これでルートの見栄え、ムーブも良くなった。
今日は3月9日に「ウオテイン効果(5.11d)」を第2登された高田さんが2回目の登場。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をヒールを使わないという想定外のムーブでOSされた。
その後、写真のように「真ん中が登れそう」ということでTr.でトライ、少々苦労されたが見事に登り切られた。
このエリア8本目のルートはトップロープ課題「アンパン」となった。ちなみに私は敗退。

昨日初登した「カムカムエブリバディ・左スタート」をもう一度登ってみた。
「一手もの」なのでグレードは(5.11a)としたい。

「アンダーリンク(5.11c)」にトライする高田さん。

見事にオンサイト、素晴らしい。
今このエリアで一番人気のルートになっている。

最初、「ゆきえホールド」を忘れていたゆきえさん。

午後、高田さんが満を持して「イマカラダ(5.12a)」にトライ。

中間部のトラバースは意外に力を使う。
残念ながらオンサイトはならず。

それでも実力者たる所以は疲れていても諦めないところ。
何度かのトライの末、見事にRP(第2登)された。
高田さんからは「面白いですね!」と言葉をいただいた。
私は2週間ぶりにトライしたら5回ぐらいテンションをかけた。

最後は今日の生物。

隧道エリアに1匹だけいた「ベニツチカメムシ」

これは我が家のアジサイにいた「ノコギリカメムシ」で、この後私のデコピンを喰らう。

隧道エリアに新ルート誕生!

2025.5.23(金) 日向神283 ダム下41

今日はASC(オールサンデークラブ)準会員の井ノ口ご夫婦と平日クライミングとなり、井ノ口さんは新ルートを拓くという。
今週末は雨や運動会で登れないので今日しかない。

隧道エリアの一番右側、先日の雨で濡れているがトップロープで浮石落とし、ボルト位置決めなど。
その後、終了点とボルトを3本設置。

長身を活かして見事に初登!
「カムカムエブリバディ (5.10b) B3 8m 井ノ口慶市」の完成。

第2登は私。
短いけれどけっこう緊張するルートだった。

その後、左からスタートするラインを模索した。

Tr.ではなんとかなったが5.11bぐらいの強度があった。
次回がまた楽しみになった。

【おまけの生物図鑑】

今朝、我が家で見つけたバッタの幼虫。
バッタの仲間もササキリ、クサキリ、カヤキリ、ヤブキリ、ヒメギス、コロギス、キリギリス、クビキリギスetcと多い。
一応、背中の線から「ヤブキリ」にしておこう。やぶに住むキリギリスという名前らしいが、成虫は樹上に住むとか。

ダム下:「隧道」で筋トレ!

2025.5.18(日) 日向神282 ダム下40

今年もアボカド栽培の季節がやってきた。
コップの水栽培で直根が7㎝ほど伸びたら植え替える。

雨上がりだが、そろそろ日向神に行く時間になった。
二日に1回、こりゃあもう通勤だ。

さすがにどこも濡れているが登れるところはある。

隧道エリアに5人が集った。
とも子さんが登っているのは「ウオテイン効果(5.11d)」
今日は体が整っていないのでトップロープをお借りした。

スタートで3回落ちた。
やっと登れたら初登時とムーブが違っていた。
だからクライミングは面白い。

地味に難しい中間部。

派手に難しい上部。
この後はヨガポーズ(英雄?)を強いられる。

この頃は値段が高い「ウオテイン」をやめて少し安い「Soy Protein」に替えた。
大豆効果はまだ確認できないが、このルートを登ることが筋トレになることは間違いない。

今日は山崎家から京都の「生八つ橋」、井ノ口家から「軍艦島」のお菓子を戴いた。
先日蒔いたブロッコリーの種から芽が出たので収穫出来た「ら」お返しをしたい。

エゴノキの花びらを踏みながらの帰路。

九州南部は異例の早さで梅雨入りをした。
我が家のアジサイも併せて色づいてきた。

ダム下:イマカラダ(5.12a)開拓・初登!

2025.5.13(火) 日向神280 ダム下39

五月晴れの下、日向神:ダム下に向かいProject5の初登を目指す。
しかし、ロードスター(6速MT)のシフトチェンジをする度に左わき腹がズキンと痛む。どうもPro.5の核心部でトライを繰り返すうちに痛めたようだ。こんな状態で初登できるか不安が先立つ。

最初に3FでタケシさんのProject試登のビレイ。

① Pro.5にトライ(数回)

今日は「ミウラ-2013」をチョイス。

2ピン目で不動の4点支持。動けば落ちるの繰り返し!
山で拾った「液体チョーク」が私には合わなかった、ということにしよう。
下部は繊細な足置き、スムーズな体重移動、強い指力が必要だ。

② Pro.5をRP (初登)

中間部の絶妙なトラバースから上部のフェースは自分でも驚くほどうまく登れた。

「イマカラダ (5.12a) B5 10m 緒方一成 」の完成

シャクガの幼虫が今日もいた。

③ 春リンドウ(5.10b) リピート

登っているのはタケシさん。
みなさん慣れているので「カンテを使わない(5.11a)」バージョンでトライする。

④ アンダーリンク(5.11c) NG

4月27日の初登以来、16日ぶりだと1テンション。

登っているのは井ノ口さん。

タケシさんがチェーンソーで何か作り始めた。

隧道エリアにぴったりの「ベンチ」が完成。
日向神を訪れたカップルが木陰のベンチでクライミングを見学できる、そんな素敵な場所になりそうだ。

今日は私の体の周りでダニが何匹も見つかった。

隧道エリアはずいぶんと明るくなったが、2月までは「やぼくら」だったのでダニが多数孵化した可能性がある。または3Fから付いてきたのか。
生まれたてでも全長1~3ミリと目視で確認できるので十分な対策をとってほしい。
私がダニの好きなフェロモンを出しているという噂もあった(笑)

次回ダム下に行ったらトポと一緒に「交流ノート」を置いておくので活用してほしい。
防水ノートはDanさんからの寄贈。