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太刀洗、探訪

2024.9.22(祝) ロードスター 89

竜岩でのクライミング後、福岡ラーメンを食べようと近くの「うちだ屋」に行ったら人気店らしく車を停める余地もない。
そこで筑前町まで足を伸ばし、さとちゃんお勧めの「和食:なかにし」へ寄った。

昼からご馳走の「かんぱち丼定食」を注文した。かんぱちの目玉を食べると頭が良くなると云われている。

雨も上がってオープンにした。
ここでお世話になったさとちゃんと別れて、私は左ウインカーを出して一路熊本へ。

しばらく走ると「太刀洗交差点」に来た。
ここが太刀洗(たちあらい)か。
そうなるといそぐ旅ではないし、ちょっと寄らなければならない所がある。

「無課金おじさんと菊池武光公銅像」
南北朝時代の1359年8月、菊池武光の軍がこの川で刀を洗うと歯は鋸のようになっていて川面は赤く染まったという。菊池一族が一番強かった頃であろう。太刀洗町には「菊池小学校」もある。

銅像の台座には無数の機銃痕が残っている。
昭和20年3月の太刀洗飛行場爆撃の跡である。
次に、「太刀洗平和祈念館」を訪れた。

記念館の入り口が近づいてくるだけで目がうるうるし始めるのはどうも仕方がない。

これは「震電」、館内では飛行機だけは撮影が可能だ。

この飛行機は「エンテ翼型」という変わった局地戦闘機だ。
本土上空に飛来するB29爆撃機などを高高度から一撃離脱で攻撃するための戦闘機だが、実戦配備の前に終戦を迎えた幻の戦闘機でもある。
西日本最大の航空拠点・太刀洗飛行場で教育を受けた18歳、19歳の若者が熊本・菊池の花房飛行場、鹿児島の知覧飛行場へと送られていった。
パリ五輪で活躍した早田ひな選手には、「知覧もいいけど太刀洗もいいぞ」と教えてあげたい。
また、戦争ものの漫画をよく描いている松本零士の父親はこの太刀洗飛行場で教官を務めていたということを今回初めて知った。

自分へのお土産に「震電のカンバッチ」を買った。エンテ翼型は水平翼が前にあって、プロペラが後ろにある。