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鹿嵐山ドライブ

2024.11.16(土) 山歩き43 ロードスター93 温泉7

この週末は天気があまり良くないし、日曜日は地域の用事があるしで土曜日の予定が立たなかった。
しかし早朝から目が覚め、1回ぐらい秋の山を歩こうと思い急に以前から気になっていた鹿嵐山(宇佐市院内町)に向かった。
「かならせ山」という名前が気に入っている。

小国~玖珠~院内と信号のない道路を走ると平均燃費は20.0km/ℓを示した。

8:30 家から2時間15分で鹿嵐山第1登山口着。
駐車場から一度県道に出て、登山届箱から川を渡り山道へ入る。
ガスってなにも見えず、黙々と高度を上げる。

キツネノロウソクは3本見つけた。

雌岳頂上、展望はない。

雄岳(鹿嵐山)の頂上。北側は開けているが今日は何も見えない。
ここから北西側への下山路はトラロープを使った急坂になる。
標高500m辺りで平坦になるが尾根はやせてくる。
これからの「万里の長城」と呼ばれる岩稜歩きを思うとワクワクする。

これはいかに?
この先が万里の長城なのだろうが、通行禁止のロープが張られている。右の方に巻道らしいものはあるが、万里の長城を通らないではここに来た甲斐がない。
強行突破した。

右も左もまさに断崖絶壁である。
下が見えれば相当怖そうな岩稜帯に入る。
しばらく行くと、その先は何もない岩頭に出た。
どこで道を見落としたのか、2~3回往復してみたがあきらめ、ヤマップの地図で確認したらさっきのロープから道を外していた。
結局、「万里の長城」と呼ばれる岩稜は登山道から外れた支尾根であった。ガイドブックには「万里の長城と呼ばれる岩の細道を進む」となっているがこれは間違いである。

ツチグリは3個あった。
突然、ガスの中から「ビレー、解除」のコールが聞こえてきた。

登山道近くの岩峰でクライミングを楽しむ3人組がいた。
駐車場に大きな山岳テントが1張りあったのは彼らだろう。
私の方は馬の背みたいな岩稜歩きができず、消化不良で下山。

非常に立派な「子持ち蓮華」を見つけた。

このアナグマは人に慣れている感じ。慌てず騒がず、毛並みもいい。
鹿は第2登山口に近い民家の裏山で3頭ほど見たが、すぐにやぶの中に隠れて行った。

第1登山口にもどってコーヒーを入れて休憩。
ゆっくり4時間で周回できた。
この後は、院内の石橋を幾つか写真に収めながら、鋸山の紅葉具合を見に行くことにした。

「長六橋」の下の谷はかなり深い。
その後、「橋詰水路橋」を探したがたどり着けず、石橋探しはもうやめた。
安心院から山香~国東半島の鋸山へ。

来てみて驚いた。「まだ紅葉は早い」どころではなく「まだまだ緑の葉っぱ」だった。
コロナ禍のころは閉じていた「山香温泉:風の郷」が開いていたので、気分転換で入ることにした。
大きな温泉宿泊施設で、立ち寄り湯500円。サウナに12分入って汗をかきやっとすっきりした。

玖珠までもどるとまだ午後4時前で、これも以前から気になっていた「豊後森駅:転車台」を見に寄った。

蒸気機関車が活躍した時代、ここは200人の鉄道マンが働く一大拠点駅だったとか。

「機関車ミュージアム(100円)」も良かった。
プラバンで手作りお土産ができる。

ところで、この歳になると「豊後森駅か、なんか前に一度来たことがあったような・・・」という気がする。本やテレビ番組で見たことがあったのかもしれない。
単に昔のことは忘れてしまう年頃なのかもしれない。

中国あるある、珍道中② 

2019.10.14(月)~15(火) 中国旅行②

①天安門広場の国旗掲揚
4:40 起床、5:00 出発。
目指すは日の出と共に行われる天安門広場での国旗掲揚式だ。この旅行企画者のTさんが前回見損なってぜひ見たいというもの。
天安門と言えば日本では国会議事堂や皇居前広場みたいなところ。近づくにつれ人(観光バスで来た地方の人々)が多くなり、途中でパスポートチェックもある。更に近づくと人垣ができてその先で何があっているのかまったくわからない。どうも若い近衛兵が一糸乱れぬ動きで国旗掲揚の儀式を行っているらしい。
回りには自撮り棒を売る人が何人もいる。ダイソーで300円で売っているものだ。

自分を中心に360度回って動画を撮る人もいてよく人がぶつかって小競り合いが起きている。とにかく皆よくしゃべるのでざわざわとやかましく、これこそが中国。

さすがは首都北京。警察車両は多く、道路端にも警察・公安関係の制服組が朝からしっかり立っている。もうカメラを向ける勇気はない。
天安門近辺は駐車場も少なく、ホテルに帰るのも一苦労だが案内人のKさんがタクシーの手配などすべてをてきぱきとやってくれる。
②朝食
8:00 遅めの朝食。ビュッフェ式で小籠包はその場で作っている。牛乳に砂糖を入れ、揚げパンを付けて食べるのが好まれるらしい。目新しいものが多く、美味しくいただけた。大きなコーヒーメーカーのコーヒーがなくなっても近くに立つ女性は自分の仕事ではないらしく何もしない。
ロビーのトイレに大用は3つあり、2つは和式(中国式?)で紙はない。さすがに仕切りはあった。
③車のトラブル
日程は一日減ったが万里の長城は外せない。故宮博物館は月曜日で休館日だった。
長城はマイクロバスで高速に乗り約1時間と意外にも近いところにある。周りを走る車はベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン、レクサス、レガシー、ホンダ車など高級車が多い。北京市民は金持ちなのだ。その辺りはKさんがよく説明してくれた。Kさんも数年前に4,000万円で買った部屋が今は1億円になったらしい。一人娘はカナダに留学しており、帰ってこなくてもいいと娘には言っているらしい。いわゆるバブルか。
遠くに長城が見え始めると上り坂になりマイクロバスが白い煙を吐き始めた。どうもそれは水蒸気で、オーバーヒートを起こしたのだ。高速道の路側帯に停めると後ろの車がクラクションをよく鳴らしながら追い越していく。中国では路側帯も走行車線なのだ。近くの駐車場までなんとか走って替えのバスが来るまで休憩。高速道でのオーバーヒート、こんなこともよくあることなのか?
④万里の長城(八達嶺)
ここが一番有名な長城らしい。Kさんはもっとゆっくり登れるところを勧めるのだが「どうせなら八達嶺に」とやっぱりなった。ここも人が多い。本当は昨日来る予定で入場券を予約してあったが一日遅れて入場券ががなかなか取れずまたもKさんにはご苦労をおかけした。入るのにボディチェック、パスポートチェックは当たり前。
ここは中央の関門から急な男坂と少しゆるやかな女坂に分かれる。男坂を登ると、なるほど結構な登りがある。しかし写真を撮りながらなので疲れるほどではない。見るとレンガの一つ一つに無数の掘った落書きがある。

途中に「禁止登攀」とあったので、壁を下から登る人がいるのかと思ったら、壁の上部にある胸壁部分に乗るなという程度の意味らしい。確かにここに座って写真を撮る人は多い。写真といっても皆スマホで、女性がポーズを取り、男性が撮ってあげるパターンだ。一眼レフなんか誰も下げておらず、もし持っているとした日本人だろう。
日本ではフイルムカメラの時代からの長い歴史があるが、中国ではカメラ時代がなくてスマホ時代がいっぺんに来たようだ。

ここでは何よりも天気に恵まれ、最高の観光を楽しめた。
その後、駐車場までが2kmほどもあり、シャトルバスは待ち時間が長いので歩いた。とにかくKさんは歩くのが速く、女性陣は万里の長城よりきつそうだった。
遅めの昼食は四川料理店で、麻婆豆腐や担々麵は予想通り辛かった。しかし美味い。
⑤頤和園
次は「頤和園(イワエン)」という西太后が軍事費を流用して作った夏の避暑地へ行った。ここも人が多く、たくさんのガイドがミニスピーカーで声を張り上げ、これぞまた中国。泗水町の「孔子公園」を1,000倍ぐらい立派にした建物群であり私にはあまり目新しくなかった。
ここで、石の廊下に水筆で字を書く人がいた。

達筆である。いいものを見せていただいた。

⑥北京ダック
夕食の前にイオンモールみたいな所で中国らしい雑貨やお菓子を買った。袋は違うが中身は日本と同じような物をお土産に買った。
北京ダックが食べられるという料理店。店に入ると独特な香辛料のにおいがして食欲をそそられる。ここの料理もおいしくて外れがなかった。

22:00 ホテルに戻ってきた。二日間の日程を一日に詰め込もうとしたが移動距離もあってやっぱりこんなものである。欲を言えば、胡同(フートン)巡りをしたかった。
ところで、昨夜は浴室にドライヤーがないと思っていたら、入り口の上部にホースの付いた白い箱があり、これがドライヤーだった。また、歯磨き粉はキャップの裏にある突起で穴を開けて使うものだった。なるほど、これでトイレのウォシュレットから水が出れば申し分なかった。