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のんびりドライブ

2025.6.4(水) ロードスター102 温泉9 山歩き45

この時期、九重山はミヤマキリシマがきれいらしい。
しかし平日でも花より人が多いとも聞く。
あまりきつい山歩きは苦手なので、のんびり気ままに出発。

【シライトソウ】
北外輪山の秘密じゃない花園に寄った。
5月2日以来だが、もう夏草が繁茂してすごい状況になっている。一番元気の良いのは「イブキトラノオ」だった。
シライトソウはほんの数本しかなかった。

【ツルナシレンリソウ(蔓なし連理草)】
これは初めて見たかもしれない。

九重山:猟師岳駐車場はもう車が停められないぐらい。
多分、牧ノ戸峠が満車でここまで停めに来ているのだろう。
ここでもう日和ってしまい、猟師岳を目指す。
途中、完全に日和ってしまい右側の合頭山を目指す。

三俣山は遠目にもきれいなピンク色に染まっている。

山を下りてくると私の愛車「ロードスター」に5~6人のお姉さま方が集まっている。
「車に何かやらかしたのかな?」と訝しがりながら近寄ると、私が車の持ち主とは知らずに「あれが猟師岳登山口ですか?」などと訊かれる。
なんとロードスターのボンネットの上に地図を広げて読図会をされていたのだ。
ロードスターの広いボンネットは山で地図を広げるのに役立つことを初めて知った。

6月初旬、快晴の牧ノ戸峠は全国からの登山者であふれかえっていたので八丁原地熱発電所に下って万願寺温泉をめざした。

【万願寺の山門】
この山門の中央からロープが1本下がっている。
「何かな~?」と思ってロープを引くと軽い手ごたえがあって「ゴ~ン!」と鐘が鳴った。
滑車を利用してあるのだろう、本当に軽い力で鐘がつけた。
浄財10円ではもったいない体験だった。

さて、目指すは「日本一恥ずかしい露天風呂」だ。
前回訪れた時( 2021年6月12日 、ブログ内を検索!)はちょうどコロナ禍で入湯は叶わなかった。
この露天風呂は万願寺川の中にあり、県道や民家もすぐ横だ。
「湯銭」は200円、簡単な脱衣所もある。
上からのぞくとお湯は透明で濁りがなく、最初は真水かと思って足先をちょこっとつけてみた。「温泉だ~!」

【裸になるとすぐ力こぶを見せたがる男】
少しぬるめだが本当にきれいでいつまでも入っていられる。
対岸の道路は平日で行き交う車もほとんどない。
川にはウグイやヤマソバエが群れをなして泳いでいるのもすばらしい。かけ流し温泉水で成長も良さそうだ。

帰り道は小国を通る。
ここには「旧国鉄:宮原(みやのはら)線遊歩道」がある。
私の中学校の先輩に「廃路線を歩く」ことを趣味の一つにされている方がおられて、一度その真似をしてみたかった。
木魂館で地図をもらい、新しく立派な「北里柴三郎記念館」に車を停めた。ここの裏手に道標がある。

【旧国鉄:北里トンネル】
緩やかなカーブで294mもある。照明装置があるので薄暗い中でもなんとか歩けた。

【旧国鉄:幸野川橋梁】
この橋まで歩いて往復した。
昭和12年頃に造られたのでコンクリート製アーチ橋だが、鉄筋ではなく「竹筋橋」らしい。

復路、遠くに哺乳類を見つけた。
カメラを構え、何枚も撮りながら近づいて行った。

【アナグマ】である。毛並みがいい。

シャッター音に気付いてこちらを見ても逃げようとしない。

そのうちにもう一頭現われ、番(つがい)であった。
木漏れ日の下で仲良しこよしをする姿を動画に収めることもできた。

2025 春の山野草

2025.5.2(金) ロードスター101 生物19

「GWの九重山は車を停める所もない」
「どうせ休みならクライミングがしたい」
そんな方々のために、平日の春の山を雰囲気だけでも味わってもらおう。

昨夜の雨が上がり、さわやかな朝を迎えた。
新緑の菊池渓谷はまたすばらしい。(写真はカット)
北外輪山を走り、まずはサクラソウを探す。

定番の可憐さである。

リュウキンカ
ヒゴイカリソウ

「やあ、今年も咲いていたね」
「また見に来てくれたんですね」
「2年ぶりかな、これからは毎年来るよ」

男池の駐車場

GWでも平日はすいている。快晴なれど風強し。

上の台の新緑(一見の価値あり)

水たまりはないがカジカガエル(?)の鳴き声はよく聞こえる。
近くに寄ると鳴き止むので姿は一度も拝めない。

ユキザサ
ニオイスミレ
ヤマシャクヤク

今日のメイン。最初の1本を見つけると「お~!」と声が出た。
丸いつぼみも多かったのでしばらくは見頃だろう。
ツクバネソウ、ネコノメソウ、マムシグサもある。

アミガサダケ
シャクナゲ(石楠花)

この辺りではツツジやシャクナゲは頭上にあり、今まで気づかなかった。

下を見るとシカの糞

相変わらずシカの食害はひどい。

廃屋となった山小屋

よくこんな大きい山小屋を建てたものだと感心する。
基礎がコンクリートなので何十年経っても崩れない。

アナグマ

白昼堂々と散歩をしていた。

横断歩道を渡らないから交通事故に遭うんだ。

鹿嵐山ドライブ

2024.11.16(土) 山歩き43 ロードスター93 温泉7

この週末は天気があまり良くないし、日曜日は地域の用事があるしで土曜日の予定が立たなかった。
しかし早朝から目が覚め、1回ぐらい秋の山を歩こうと思い急に以前から気になっていた鹿嵐山(宇佐市院内町)に向かった。
「かならせ山」という名前が気に入っている。

小国~玖珠~院内と信号のない道路を走ると平均燃費は20.0km/ℓを示した。

8:30 家から2時間15分で鹿嵐山第1登山口着。
駐車場から一度県道に出て、登山届箱から川を渡り山道へ入る。
ガスってなにも見えず、黙々と高度を上げる。

キツネノロウソクは3本見つけた。

雌岳頂上、展望はない。

雄岳(鹿嵐山)の頂上。北側は開けているが今日は何も見えない。
ここから北西側への下山路はトラロープを使った急坂になる。
標高500m辺りで平坦になるが尾根はやせてくる。
これからの「万里の長城」と呼ばれる岩稜歩きを思うとワクワクする。

これはいかに?
この先が万里の長城なのだろうが、通行禁止のロープが張られている。右の方に巻道らしいものはあるが、万里の長城を通らないではここに来た甲斐がない。
強行突破した。

右も左もまさに断崖絶壁である。
下が見えれば相当怖そうな岩稜帯に入る。
しばらく行くと、その先は何もない岩頭に出た。
どこで道を見落としたのか、2~3回往復してみたがあきらめ、ヤマップの地図で確認したらさっきのロープから道を外していた。
結局、「万里の長城」と呼ばれる岩稜は登山道から外れた支尾根であった。ガイドブックには「万里の長城と呼ばれる岩の細道を進む」となっているがこれは間違いである。

ツチグリは3個あった。
突然、ガスの中から「ビレー、解除」のコールが聞こえてきた。

登山道近くの岩峰でクライミングを楽しむ3人組がいた。
駐車場に大きな山岳テントが1張りあったのは彼らだろう。
私の方は馬の背みたいな岩稜歩きができず、消化不良で下山。

非常に立派な「子持ち蓮華」を見つけた。

このアナグマは人に慣れている感じ。慌てず騒がず、毛並みもいい。
鹿は第2登山口に近い民家の裏山で3頭ほど見たが、すぐにやぶの中に隠れて行った。

第1登山口にもどってコーヒーを入れて休憩。
ゆっくり4時間で周回できた。
この後は、院内の石橋を幾つか写真に収めながら、鋸山の紅葉具合を見に行くことにした。

「長六橋」の下の谷はかなり深い。
その後、「橋詰水路橋」を探したがたどり着けず、石橋探しはもうやめた。
安心院から山香~国東半島の鋸山へ。

来てみて驚いた。「まだ紅葉は早い」どころではなく「まだまだ緑の葉っぱ」だった。
コロナ禍のころは閉じていた「山香温泉:風の郷」が開いていたので、気分転換で入ることにした。
大きな温泉宿泊施設で、立ち寄り湯500円。サウナに12分入って汗をかきやっとすっきりした。

玖珠までもどるとまだ午後4時前で、これも以前から気になっていた「豊後森駅:転車台」を見に寄った。

蒸気機関車が活躍した時代、ここは200人の鉄道マンが働く一大拠点駅だったとか。

「機関車ミュージアム(100円)」も良かった。
プラバンで手作りお土産ができる。

ところで、この歳になると「豊後森駅か、なんか前に一度来たことがあったような・・・」という気がする。本やテレビ番組で見たことがあったのかもしれない。
単に昔のことは忘れてしまう年頃なのかもしれない。