番匠川初体験

2016.8.18 本匠:井ノ上タワー~猪鹿ロック
会友:キーボウ、ありきち

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ロコモ・シンドローム(5.11)を3便目でRP。
思わず声が出てしまう渾身のクライミングだった。
クールダウンで岩場下の番匠川に入った。
力一杯のクライミングを楽しみ川で汗を流す。
何度か夢見たシチュエーションがやっと現実のものとなった。
川の写真はフリチンだったので、ない。

本匠は我が家から片道3時間ほどかかるが、3人集まれば苦にはならない。
夏は汗をじっくりかくが、それで登れないこともない。
石灰岩なので、グレードが低くても「なんか、すごいルートを登っている」ような写真が撮れる。
そして泳げる。
楽しい夏休みを過ごすことができた本匠の岩場に感謝したい。

2016 夏の本庄

2016.8.13~14 大分県佐伯市 本匠の岩場

夏でも登れる本匠ということで、大牟田のYさんに井ノ上タワーを案内していただいた。
樹林の中にある西向きの岩場で、午前中は日陰である。
しかし、川面から高い位置にあり、風が通らずに暑かった。
山友はキーボウさん、Yさん、帰省途中のK1さん、佐賀のTさんグループなど。

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【よし!登ろう】のかぶった中間部
① ちょっくら (5.10-) MOS
② よし! 登ろう (5.11-) MOS
このエリアの三ツ星ルート。石灰岩の持久系は楽しい。

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【写真はストレートティー】
③ ストレートティー(5.11-) MOS
上部でのライン取りがむずかしい。

④ なめくじら (5.10) MOS
岩場の中央部、なめくじみたいなコルネを使って登る。
午前中のクールダウンのつもりで登ったら、意外に疲れていて最上部で苦しんだ。

昼食後、午後は日陰になる「宮前エリア」に移動した。
ここには3年前、初めて本匠を訪れた時の宿題が残っている。
青巌峡ボーイである。
⑤ 青巌峡ボーイ(5.11a) NG
マスターでRPをねらったが1テンで上まで抜けることができた。
⑥ 青巌峡ボーイ(5.11a) NG
道端の暑さ、午前中の疲労でもうホールドが持てない。
⑦ ギブ (5.11b)   NG

夕方、祝子川ゴルジュを遡行してきたありきちさんとYさんの3人で国道10号線まで下って「やよいの湯」に入る。
入湯料500円。夕食は近くの深川茶屋でカツ定食のご飯大盛りと甘い抹茶パフェで明日のためのエネルギーを充填。
その後はアルコールの入った二人を道の駅に残して本匠に上ってテントを張った。

8月14日(日) 午前6時ごろには車がどんどん集まってくる。みんな涼しいうちに登りたいのだろう。
昨日と同じ井ノ上タワーへ行く。
山友はありきちさん、Yさん、熊本のY先生、大分のHさんなど。
① 南天 (5.9+) MOS
② 山河山頭火 (5.11-) MOS
高度感、景色も良い好ルート。
③ さざれ石 (5.10) OS
川面上部壁という面白い場所にある。ずっとかぶり気味で足をうまく使わないと腕が脹る。

午後は神社エリアと宮前エリアへ。
神社エリアは下の穴から涼しい風が吹く別天地である。
④ 青巌峡ボーイ(5.11a) NG
午前中、力をセーブしてマスターでのRPをねらったがまったくダメ。
⑤ 青巌峡ボーイ(5.11a) RP
直前に登られたY先生の足使いが大いに参考となって、3年ぶりの宿題を終了。

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【写真は 青巌峡ボーイ(5.11a)の核心部手前】
ビレイヤーはビレイ用グラスを使うHさん。

登れてしまうと疲労感も少ない。
みなさんが「難しい方の5.11a」と口をそろえる好ルートを登れてうれしかった。

⑦ 銀杏の小径 (5.10) リピート
九州のベスト3に入るというすばらしいルート。
また黄葉の頃に訪れて登りたい。

ここではHさんの5.12ルートへのトライをビレイしたり、井ノ上タワーや神社エリア開拓者のYさんに出会えたりするなど収穫も大きかった。

 

山の日 in 小岱山

2016.8.11
Mt.Syodai Rogaining  Game  ~Mountain’s  Day  version~
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初めての「山の日」は、小岱山ロゲイニングゲームに参加。
熊本地方は38.1℃という酷暑であったらしいが、樹林に囲まれた稜線はとてもさわやかであった。
今回はかなちんの息子さん(熊本の羽生結弦か?)と組んで、「あそ望 特Aチーム」で参加した。私自身ロゲイニングゲームは2回目、先週は下見ハイクまで行ったので今日は余裕を持って回ることができた。
結果は2位と大満足。汗をいっぱいかいて、帰ったらBMIが19.5だった。
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今夏前半の成果

この夏、会友がさわやかに沢登りを楽しむなかで、日向神詣でを3日間行った。
夏なので本数をこなすことに重点を置いた3日間だった。
その中で、大牟田のYさんに勧められ、サンセットエリアの「ワイヤード 5.11b」に取り組んだ。
ボルト3本、8mと短いが、名前の由来は「紐付きボルダー」らしい。
右手のウスカチをとるところでなんともバランスが悪くなる。
夏場にやるルートではないと思いながらも、何度でもできるのがよかった。
R.P.した日は自分なりのムーブを見つけ、余裕をもって登れた。一つ技を体得した気持ちがしてうれしかった。
ワイヤード 1

写真は日向神サンセットエリア最上部
ワイヤード(5.11b 8m)である。
ハングの上のホールドが小さいので指先の力を使う。
夜になったら左手中指の第一関節が痛んだ。
もっと脚を使った登りをしたい。

夏はやっぱり日向神か。

2016年7月24日(日) 日向神クライミング

会友は涼しい沢登りに行ってしまったので日向神へ行く。

【未公開エリア】
さっそく日向神でも「ポケモンGO」で遊んでいる熊本のK1さんに案内してもらう。
① A (5.10aぐらい)  MOS
② B (5.10bぐらい)  MOS
共に短いルートだが初見は楽しい。

【サンセット・エリア】
ここは午前中日陰でよい。デメリットは人が多いこと。
③ お茶を一服 (5.10b) リピート
開拓者のタケシさんにビレイをして頂く光栄に預かる。
④ 庭園散策 (5.10c) リピート
下部が直上ルートになった。登り甲斐のあるルートだ。
⑤ トパーズの風 (5.11a)   リピート
⑥ 岩ひばハング左 (5.10d)   MOS まだ登っていなかった。
【道端・エリア】
⑦ シンシア (5.11a)リピート
最上部は青のりが生えるぐらい濡れているので精神的に厳しい。
IMG_1828【岩ひばハングの取りつきにて】

今日のルートはすべてマスターで登り、すべてノーテンション。爽快な汗をかいた。
昨日、敗退音頭を踊った野岳とはえらい違いだった。
やっぱり夏は日向神だと再確認した。

 

夏の野岳にはギブアップ!

2016年7月23日(日) 長崎:野岳クライミング

メンバー(キーボウ、ヒロ、ひろじー、いっせい) 
野岳の岩場に山道を車で行くと道路がえらく荒れている。
なにか、いやな予感がする。
岩場の基部に着いてびっくり。石畳の広場が草ぼうぼうではないか。
正面のフェイスもシミダシが多く、草や木まで茂っている。
今日は「あそ望」の仲間4人で来たが、結局一日貸切状態だった。
誰も登りに来ない理由はすぐわかった。
冬場はきっちり指のかかるカチに、この時期はまったく指がかからないのだ。

① スラブ・エンペラー(5.11c) 敗退
② 赤い絨毯(5.11b) 敗退
③ ダーティーレイバック(5.10b) リピート
④ 魔の終着駅 (5.11b) NG
⑤ ロストエンペラー(5.10d) NG
⑥ 禁じられた遊び (5.10c) MOS

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写真は「魔の終着駅 5.11b 」

久しぶりの外岩で指先は痛いし、お腹はしくしくするし(多少言い訳)、最後は腕がつりそうになる様で、予定より1時間も早く撤収。
これまで冬場に多くの人で賑わう野岳しか知らなかった。
夏場がこんなに厳しい状況とは思いもよらなかったが、全力を出し切って充実した一日になった。

大健闘、熊本県チーム

7月15日~17日に宮崎で岩手国体の予選会である、「第36回九州ブロック大会山岳競技」が行われた。
15日(金)は、役員会と開始式。私は審判員として参加した。
16日(土)は、都城市のボルダリングジム「Q-block」でボルダー競技が行われ、
17日(日)は、宮崎県体育館の人工壁でリード競技が行われた。
熊本県チームは地震で県体壁が使えない状況にありながら、成年女子、少年男女ともに5~6位と大健闘した。
近年は九州からワールドクラスの選手も出ている。東京オリンピックの選手が今回の大会から出てもまったく驚くにあたらない。IMG_1719

ボルダー競技成年女子
第4課題(3級)にトライする
ときちゃん。

IMG_1765リード競技成年女子
グレード(5.12c)にトライする
なっちゃん
もうすぐ背中に鬼を飼いそうです。

IMG_1784リード競技少年男子
グレード(5.13a)にトライする
だいすけくん

IMG_1799 13日間お疲れ様でした。
県岳連の会長、理事長
成年女子チーム3名
少年男子チーム3名
少年女子チーム3名
審判員 2名
帯同トレーナー1名

 

3年ぶりのリフレス大牟田

当初は岩野山で登る計画であったが、梅雨空の下、リフレス大牟田に行った。
調べたら2013年の冬、ここで忘年会を行い、その前に登っている。
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今日はNさん(写真)の新人訓練がメインであったが、会員は6名集まった。
壁は約8mと短いが、熊本地震以来県立体育館の人口壁が登れないので腕の持久力が落ち、10本登って大満足であった。
リフレスは4時間利用して一人640円、非常にリーズナブルである。

やっと走れるようになってきた

2015年3月に左足首を捻挫してから1年3か月、まだ完治はしていない。
走り始めは少し痛むが、徐々に痛みは消えていくので「よかろう。」と思って走っている。
自宅近くにホームコースが3つある。

①三万田下り1km
走る時間が少ない時、体のサビを落としたい時、スピードアップをしたい時に使う。
②農免5km
往路はジョグ、復路はタイムトライをする合計10kmのコース。
③植木往復20km
熊本城マラソンの前に数回走るコース。

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写真は今日のランニングで身に着けていたもの。
Tシャツは、13年前の「ひのくに新世紀総体」で作られたもの。「このとき君が輝き風になる」という文言がある。
2枚もらってずっと使い続け、遂に肩の部分が破けた。
今日が最後になるので記念写真を撮った。
スパッツは、アシックスの「フランク・ショーター」で、時々は水着にもなる。
ショーター氏は26年前の私の初マラソン「佐賀・嬉野高速開通記念大会」にゲストで走られた。
このスパッツはいつから持っているかわからない。
私は物持ちがいいのである。
シューズは、アシックスの「ターサー・Japan」でまだ4年目ぐらい。

今日の午後は、岩野山駐車場周辺の草刈りをした。
また、ゼルプスさんから指摘があったカンテの終了点のハンガーの向きを修正してきた。
クライマーは熊本市内から二人来られた。
7月9日(土)にあそ望山岳会で新人訓練を行う予定である。

もらったチョコのお返しに

日向神の日陰を求め、サンセットエリアで久留米のミスターMと登った。
2年ぶりに「善秋君のおかげです 5.11c 25m」に取りつき、2便目でリピートできた。
ちょうど太陽が尾根から顔をだし、逆光でいい写真が撮れなかったのは残念である。
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「エルニーニョ 5.11a」を登った時はもう壁に陽がさしていたので、先日ホームセンターで買ったUVカット97%のフェイスカバーをして登った。
身も心もまるで忍者のようになる。
今日のサンセットは2グループ(合計5人)しかおらず、非常に静かであった。
午後は道端エリアで登った。ここには10名ほどの人がいて、それぞれの課題に取り組んでいた。
スラブ壁の左側では「春の光 5.7」にトップロープをかけて外国の方(男性A)が初心者(女性Bら)に英語で指導をされていた。
私は「太郎 5.10c」を登った。中間部の左手ガバが年々私に近づいてくるように感じてうれしい。
ふとスラブ壁を見ると、Aさんがトップロープをかけた終了点から左上の「春の嵐 5.11a」に向けてリード中で、1本ヌンチャクをかけて小ハングにへばりついていた。
そして、動かなくなってあえなく落ちた。
ヌンチャクのかかったボルトは隣のルートだから振られて危ないと思ったら、更に予想外の事が起こった!
なんと「ザザザーッ」とそのまま取りつきでビレイをしているBさんの足元まで10数メートルを滑落したのである。
初めて見た「グランドフォール」である。
見ていて何が起こったのか、まったく理解できなかった。
IMG幸いなことにAさんはすぐに立ち上がり、指の擦過傷程度で大事には至らなかった。
私はすぐに駆け寄ってBさんのビレイディバイスを見た。
真新しい赤色のATCであった。セット方法に間違いはない。
と、いうことはAさんの墜落にびっくりしてロープから手を放したのか、それとも最初からロープをにぎっていなかったのか???
もちろんグローブもしていない。
ビレイをしていたBさんも外国の方で詳しいことは聞くことができなかった。
しばらくして、同じグループの女性の方がチョコ菓子を持って来られた。
お騒がせをしたお詫びであろう。
Aさんは腕を打撲もしていたようで、ロープを抜いて帰り支度をされていた。
ここでまた予想外の出来事が起きた。
なんと彼らは壁にヌンチャクを1本残置したまま帰ろうとしているのである。
さっきもらったチョコのお返しではないけれど、さっと登って回収をして差し上げた。

本当に今回は大事に至らずに良かったと、同じ岩場にいた者として心底そう思う。
ビレイをしていたBさんは「初心者」ではなく「素人」だろう。ハーネスもみんなで付け回していた。
こんな「危ない」人たちを見たのは初めてである。

 

いっせいのクライミングや日々の日記です