「クライミング」カテゴリーアーカイブ

岩野山に新ルート 「体年齢35歳」

今日の熊本地方は気温30度を超えたそうだ。
そんな中、朝から職場で刈払機を使っての草刈り作業、帰ってから更に我が家の庭の草刈り。
午前11時すぎからやっと岩野山へ行った。
駐車場は先週整備したのですっきりしている。
そしてなんと車が4台も停まっているではないか。
地震発生から今日でちょうど1か月、めっきりクライマーが少なかった岩野山も活気が戻ってきたようだ。
正面フェースの右端、奥ノ院と呼ばれる所にトップロープの課題があったので、ボルトを打ってリードルートにした。
「体年齢35歳(5.11a  B2 6m)」とした。
小ハングから縦カチを使って足を上げていく。
最後は草付に当たるので左へトラバースして「ニッケ栗饅頭」からバンド帯に上がる。短いけれど登り甲斐がある。
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【体年齢35歳】

また、前回作った「グランド・トラバース 5.10c 往復120m」でキコリや掃除を行い、2回トライして往復で14分05秒を記録した。
前回が18分だったので素直にうれしい。
家に帰ると体から水分が抜けていて、オムロンの体重計(Karada Scan217)に乗ると夕食後でもBMIは19.9、体年齢は35歳だった。
その後、孫と風呂に入っていたら一日の疲れで両太ももがつってしまった。
筋肉の質は実年齢程度か?

岩野山の概念図と新ルート紹介

熊本地震の影響で今年のGWは遠出をすることはなかった。
3連休が2回あり、「災害ボランティア・岩野山・家の仕事等」のローテーションとなった。
前回も記したように固い岩盤に支えられている岩野山は熊本地震でもほとんど揺れていなかった。しかし、岩野山も連休中とはいえさすがに閑散としていたようだ。
さて、暑くなると主に南面を向いている岩野山は登りにくくなるが、今回紹介する①「山の声」は木陰の中にあり、④の「フェアウェイ」は午後になると日陰だ。これからの季節にお勧めである。
②の「マルチでGO!」はまだ小さな岩が欠けることもあるのでヘルメットと小さめのカムは持参したい。
③の「グランド・トラバース」は往復120mと長いが途中で休めるので持久力は問題ない。スタート地点のロックタワーまで言い訳なしで戻ってくる「気力」が問われるルートだ。また、横移動なのでかぶり気味の所は即断即決の良いトレーニングになる。
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地震後の岩野山

2016.4.24 岩野山 7

熊本地震で根子岳では大きな崩落があったらしい。
岩野山は大丈夫か?
特にロックタワーはもともといつ崩壊してもおかしくない形容をしている。
家の片づけも一段落したので今日の午後行ってみた。IMG_1363

結果は、拍子抜けするほど岩野山は何も変わらなかった。
もちろん、岩だけでなくボルトのハンガーも異常なし。
一人でロックタワーを見上げていたら、岩が「モアイ像」に見えてきた。
泰然自若として遠くを見つめていた。

自転車で岩野山!

今日も岩野山

あそ望山岳会からはヒロさん、モモ太さん、私を入れて3名。
他に大学生が2名。
若い二人は熊本市内から自転車で来たそうな。
その情熱というかバイタリティというかすばらしいものを感じる。

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【写真】は、「マルチでGO! 5.10a  」の2ピッチ目の核心部を登るヒロさん。

ロープの垂れているハングを直上して小スラブから右にトラバースしているところ。
この後は岩稜にカムを1~2本使用しながらさらに15mほど登る。
姿も見えない、声も届かない、まさに「マルチ」の雰囲気だ。
まだこのエリアの岩場は安定していないので、ヘルメットはぜひ着用してほしい。

初見参、平尾台(千仏ロック)

あそ望山岳会の仲間と千仏ロックへ

3月の例会山行なので、キーボウ、りりぃ、モモ太、ヒロ、あり吉、マスモ、新人Fさん、そして私と8名が集まった。
熊本から片道約140km3時間の遠征であった。
私は初めてで、石灰岩の壁も久しぶりなので大いに楽しめた。
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【写真】シャークの上部、コルネの上に立つ。

①どぎゃんでよか(5.10c) MOS
②パラダイス・ア・ゴーゴー(5.11b) MOS
まだ岩場になれず、最上部のアンダーホールドで前腕がはった。
③シャーク(5.11b) OS
このエリアで一番目立つルート、お買い得感あり。
④お不動さん(5.11b) MOS
初見の難しさを感じた。本日、会心の一本。
⑤楓(5.10c) MOS
短いけれどスラブと内面登攀が楽しめた。

 

岩野山 プチ復活!

なくなったハンガー部分を再設置

2月初旬になくなったボルトのハンガー部分を本日、再設置した。正面フェイス:「ノーマルルート」の下部2本、ロックタワーの「ホタルガの舞」に3本、中央のルートに3本の計8本である。ここまででハンガーの在庫が底をついた。
トポ図もまた設置した。これでまた、みんなが楽しめる岩場になるだろう。
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今日は暖かい一日で、早くも樹林帯には虫が飛び交っていた。
これからは防虫スプレーが必携である。
今日の作業にはKさん、さかさんの仲間にお世話になりました。

体ならしの日向神 道端エリア

今年初めての道端エリアIMG_0979

どうも岩野山のハンガー盗難事件と先日来の「花粉症」とおぼしき鼻水からクライミングへのモチベーションが下がっているので、道端エリアに行った。
リソールしたミウラ(2013版)の足ならしもしたかった。
シンシア(5.11a)、花子(5.11a)、太郎(5.10c)などを登った。次郎(5.11c)のリピートはできなかった。
ミウラはほぼ新品状態で足先が痛かった。
最後に春の嵐(5.11a)に取りついた。このルートは人気がないらしく、蔦が左から侵入していた。
ここは見た目以上に微妙な足の置き方やホールドの持ち方が要求される面白いルートだと思う。
昼間の気温は20度越え。もう半ソデが丁度良く、日焼けしそうだった。
クライマーは福岡、長崎、大分、熊本など10数名で賑わった。
山に来たら、鼻水がまったく出なくなった。
仕事アレルギーだったのかもしれない。

県体壁トレ

県体壁でトレーニング

昼間は良い天気なれど夜の気温は8度。
風がないのを幸いと8人が集まった。
中央2本、右2本にトライした。
この時期のトレーニングはレベルの低下を最小限にとどめるため・・・。
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週末は気温が20度になるという。日向神に行こう。

ボルトのハンガー部分がない!?

岩野山のボルトハンガーがない?

2月7日(日)、「今日も泥を落としてルートを1本作ろう」と思いながら岩場に来てみてびっくり、我が目を疑った。
なんと正面フェイスノーマルルート、下部2本のボルトハンガーがない!
易しい下部の2本だから、「スパナさえあれば誰でもはずすことができるしな~」と思いきや、見上げるとロックタワーの主要ハンガーもない。
一週間前に登った「ホタルガの舞い」も4本中3本がない。
目視では約10本のハンガー部分がなくなっていた。
これは間違いなくクライマーの仕業である。
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誰かがこの岩場を実力で登らせないようにしているのだろうか。しかし、終了点の残置カラビナやスリングはすべて残っている。また、ボルトもハンガー部分のみをはずして座金とナットは締め直してある(写真)
ぶら下げていた「トポ図」もそのままだ。
単なるハンガー欲しさの盗難か? ・・・しかし、疑問は残る。
すぐに岩場の実質的管理者である隣接のゴルフ場に行って尋ねたが、全く関知していないとのことだった。
何人かこの岩場に来る人に電話で尋ねると、2月2日(火)にはもうなかったようだ。
1月31日(日)には私も来て登っているので、2月1日(月)に外されたらしい。
どなたか、この件に関しての情報なり示唆などがありましたらお知らせください。

岩野山 新ルート「フェアウェイ 5.10b」

「フェアウェイ 5.10b B5 20m」開拓

前傾フェイスエリアは約30年間見向きもされなかった所である。それは下部の岩がごちゃごちゃして魅力がないことと、上部が前傾して見た目以上に厳しいからであろう。
私自身もこれまであまり気持ちが乗らなかったのは4本の既成ルート以外に開拓の余地がないように思えたからである。
また、昔のトポ図のグレードやスタイルがなんとも不自然だったからでもある。
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今回のルートは、下部の塔状の岩(写真ではロープの左側の岩)から左に移り、岩場のほぼ真ん中を直上するものである。
ボルトは5本、残置ハーケンが1本使える。
他のルートも登り甲斐はあるがプロテクションが良くないので、トップロープにして今のところは登ることをお勧めする。
また、前回の「サニーサイド・カンテ限定」ルートのように、岩場に通い込めば新しいラインが見えてきて、狭い岩野山ではあるがまだ多くの可能性を見いだせることが分かった。

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写真2のビレイヤー・カメラマンはあり吉さん。