「クライミング」カテゴリーアーカイブ

岩野山→リフレス→日向神

2017.12.2~3 岩野山・リフレス・日向神

12月2日(土)
約1ヶ月間も外岩に触れていなかったので禁断症状が出て、リフレス大牟田に行く前に岩野山へ寄った。
駐車場に先客の車があるとたいへん嬉しい。
岩場にはチューさんとSさんの二人が登られていた。
さっそく仲間に加えていただいて、お二人に幾つかのルートを案内した。
写真は前傾壁エリアの「フェアウェイ 5.10b」にトライするチューさんである。
お二人はショートルートでも持っているクイックドロー、カム類、ビレイデバイス、手袋などすべてを腰に下げるスタイルである。
岩野山の岩場は南向きで北風がまったく当たらず、ヤブ蚊のいない冬場がベストシーズンだ。
翌日(3日)は多くのクライマーで賑わったと聞いた。

午後3時ごろにはリフレス大牟田に着いた。
ここで「救助訓練・セルフレスキュー」をやる予定であったが、久しぶりのリフレスの人工壁なので私は登ることに終始した。
福岡のHご夫婦の設定ルート等があり楽しめた。
あそ望山岳会の会員が三々五々集まってきた。

 

夕方からリフレスの和室で12月の例会、そして忘年会となった。
今年もギョーザ、パスタ、おでん、ピザ、焼肉、チャンチャン焼き、ぎんなん、etcと食べきれない内容だった。私は我が家の畑でとれた「バターナッツかぼちゃ」を2個持参して、ソテーにしていただいた。
写真はみんなで作る「手作りギョウザ」

私の今年のクライミングの成果としては、八面山や備中に行ったおかげで「100イレブンプロジェクト」も20ルートを加えて90本に達した。すべてのルートの写真をパワーポイントでまとめて発表するのも忘年会の恒例になってきた。
アルコールに弱い私は一番に寝てしまったが、夜中に復活。
半分ほど起きていたみんなに無理やり「山の歌」を歌って聞かせて大満足。

12月3日(日) 日向神クライミング
まだ日向神は初めてという新人が3人もいるのでとりあえず道端エリアへ。
今日もご一緒した山崎さんが「花子」にあったスズメバチの巣を撤去されたので道端エリアは大盛況であった。
それにしてもおじさん達は若い娘とみると手取り足取り登り方を教えるのが好きだ。
私は数年ぶりに「ウェルカムベイビー」にトライ。立ちこみにくい右足に対して左足を振って乗り込む技を山崎さんに教えていただき習得することができた。
昨夜の残った「おでん」で遅い昼食をとった後はサンセットエリアへ。
ここではヒロさんが「若いときのりりぃ 5.10c」をマスターオンサイト。白ちゃんは宿題だった「青葉若葉   5.10a」をRPした。
写真はガッツポーズのヒロさん。

私は「赤い実のヤマボウシ 5.11a」の核心部をユジンさんらのムーブ(頭上の縦ホールドを右手で押さえる)でリピートし、上部のエルニーニョまでつなげた。

 

備中、初見参!

2017.11.4~5 岡山:備中クライミング

4日
5:00 植木支所に集合(キーボウ、シロ、コガ、いっせい)、出発。
植木ICから高速道に乗り、一路岡山をめざす。西の空に月がきれいだった。
途中、志和~西条間で事故のために下道を走ることになって時間をくった。
12:30 岡山県備中町用瀬小屋着。約530kmのドライブだった。
この小屋はクライマーの為に作られたらしい。
広場には手作り感一杯のボルダー壁まである。

2ルンゼは歩いてすぐのとろにある。急坂のルンゼで落石注意だ。
①かぶったエイト(5.9)MOS
先客がロクライムの練習をされていた。下部は石灰岩の落石が再び固まった形状だ。まずはこれでアップ。
②やさしいフェイス(5.10a)OS
石灰岩らしいコルネもある。見た目より滑らないので少し慣れた。
③ハニワの涙(5.11a)RP
先に取り付いたコガさんが苦戦をしていた。ビレイをしていたキーボウさんはもうすでに戦意喪失気味。
ほぼ垂壁で石灰岩らしさがなく、出だしからしてムーブが見えない。
3ピン目を取る前にフォールするとけっこう落ちる。
下からは見えないポケットにまさぐった指が入ったときは嬉しかった。
5~6便出し、夕暮れ迫る中でやっとRPできた。
高身長の人には易しいらしいが、体感グレードは5.11b/cか。

杉田ハウス
伯耆大山紅葉ハイク組の4人(マミリン、かなちん、ヤマアキ、ゆかり)と合流してサンディ成羽店で買出し。用瀬の杉田ハウスに素泊まり1000円で投宿。
夜はキムチ鍋をつつきながらの四方山話。まあこれが遠征の楽しみか。

5日
6:30 起床。女子力の高い方々のおかげで朝はおいしい味噌汁のご飯だった。
外では「トントン・カンカン」と鐘や太鼓の音が鳴り響き、行ってみると地元の祭りがあっていた。子ども獅子舞に頭をかまれ、今日の縁起も良くなった。

 

長屋坂エリア
午前9時頃に着くと、もう登るところがないぐらい人が多かった。

①ザグ(5.9)OS
凹角登りで、最後のガバがスルスルと滑る。
写真はトップロープで登るマミリンさん。

 


②少年ジェット(5.11d)NG
他に適当なルートが空いていないのでこれに取り付いた。
見た目は易しそうだが1ピン目にかけてからが難しい。
振られ落ちするので岩肌にこすれたカラビナの跡が三日月状に生々しい。
何回かトライして「ここで消耗しては後が続かない」と思い転進した。
写真はど根性のトライでRPしたコガさんの雄姿。だから彼はこれ1本。


③スプリング(5.11a)★OS
凹角状のフェースからスラブのフレークを左上する。
難しさはないがホールドがつるつるに磨かれて全く油断できない。
登っているのは昨日2ルンゼで写真を撮っていただいた香川の方。

④パイナップルクライシス(5.11b)★★ RP
左へトラバース気味に登っていく面白いルート。
手はガバが多いので足の置き方がポイントになる。
前腕がつりそうになった3便目でうれしいRP達成。

どのルートも東秀磯氏の開拓なのでこれらが日本標準と言えるであろう。
岩場は南向きで冬も良さそうだ。
8人で記念写真。

14:30 クライミング終了。
22:30 植木着。
笠原IC~植木ICの途中で夕食を食べ、無事にもどって来た。
4人乗りのハイブリッド車で交通費・宿泊費・食費込みで約1万円の格安ツアーだった。また行こう。

日向神:サンセットでルート整備

2017.11.3  日向神:サンセットエリア

3連休の初日はかねてからの懸案であったサンセットの新2ルートの整備を行った。
具体的に言えば、終了点をスリングからチェーンに付け替えた。
まあ、口で言うのは簡単だが終了点の作り方に関しては慣れないのでけっこう難しいものがあった。
今回のように、「とりあえず作った終了点」を更に良いものに変更する場合にしてもいろいろあって悩ましい。
2年前、岩野山に2ヶ所設置した「ラッペルステーション」が簡便で間違いがすくない。値段は高いが道具を探す手間や失敗がなく、何より安全性が高い。
会友からはフジミさん、ユジンさんに協力していただいた。
ユジンさんは新しい終了点になった「赤い実のヤマボウシ 5.11a」をMOSされた。
【写真は「若い時のりりぃ 5.10c」を登るKさん。
左上にぴかぴかの終了点が見える】

 

 

 

 

秋のサンセットは多くのクライマーで賑わった。
今日の私は一仕事終えて人の登りを見ることが多かった。
明日からの岡山県「備中」でのクライミングに備えて体力を温存したのである。
夕方からの「昭和48年度卒 泗水中同窓会 還暦祝」もアルコール抜きで過ごした。

日向神「赤い実のエルニーニョ?」

2017.10.8 日向神:サンセット

今日はアポなしで日向神に出向いたのでたくさんの方にお世話になった。
山崎組、ボル天組、E村スクール、ジャングルジム組、たけちゃん親子、みなさん有難うございます。
サンセットエリアは二日前の雨が乾かずにしっとりしていた。
しかたなく最初は「中央エリア」へ行った。
左側のやさしいスラブ帯は上部が濡れていたので、右側の「ピッチング・エッジ 5.10c」を登った。ここは雨の影響が少なく、快適に登れた。
3回目にしてやっとルート名の由来が判った。

サンセットにもどり、「トパーズの風 5.11a」に取り付いた。
ここは3年前にオンサイトして以来である。
下部の湿ったコケ帯をぬけたら快適かと思いきや、2~3ピン目で行き詰まった。
生乾きの岩になかなか使えるホールドが見つからず9割方フォールを覚悟したが奇跡的に「手に足」で立ち上がれた。今年一番の緊張感だった。
上部のハングは易しく、核心は下部のスラブだった。
「トパーズの風」とは開拓者のK1さんもしゃれた名前をつけたものだと思っていた。惜しむらくは我々市井のモンにはトパーズがイメージできないことである。
そこでスマホ検索をしてみると、トパーズには黄玉という宝石の他に、ギリシャ語で「探し求める」という意味があった。
下部のスラブで必死に使えるホールドを探し求める、「あれがトパーズか!」と、一人納得した。

午後になると「広場」は多くの人で賑わった。
E村さんが生乾きの「赤い実のヤマボウシ 5.11a」をオンサイトされた。
そしてまたもや新しいムーブが出現した。
彼が登ると、彼のムーブこそが最善と思われた。
そこでさっそく真似してみようと私も「赤い実の~」に取り付いてみた。
結果は核心部で足がホールドに乗らない。
あわててチョークボールを落とすへままでしてしまった。
これではいかんと思い、自分のムーブ(これが意外と人には難しく見えるらしい)で登った。
実は、私には別のねらいがあって、終了点からそのまま「エルニーニョ 5.11a」を登った。(写真)
この仮称「赤い実のエルニーニョ」は5.11aが2本分だから5.11bぐらいにはならないだろうか。

 

 

 

 

今日は生乾きの岩に連休で人も多くあまり登れていない。
①ピッチング・エッジ(5.10c) リピート
②トパーズの風(5.11a) リピート
③若い時のりりぃ(5.10c) リピート
④赤い実のエルニーニョ(仮称 5.11b?) 初登
⑤物見遊山(5.10d) NG ※ホールドが欠けてフォールした。

私のことを「おじさん」でも「じいちゃん」でもなく、「いっせいさん」と呼ぶたけちゃん。もう一人のたけちゃんが岩に穴をあけたので、葉っぱを挿して一緒に遊んだ。

 

 

 

 

最後の写真は、秋の夕日がさすサンセットエリアで「りりぃさん」を登るかおりん。

岩野山の珍種

2017.10.7 岩野山 岩場の整備

3連休の初日。
これからのクライミングシーズンに向けて岩野山の整備に行った。

8月以来、ちょうど2ヶ月ぶりなので駐車場の草もかなりしこっていた。
刈り払い機もナイロンカッターでは歯が立たない。
岩場には市内の学生さんが3人いたが午前中に帰っていった。
自転車利用のために荷物を軽量化するあまり、ハーネスを忘れたと言っていた。

まず「ぺったんこスラブ」中段のハゼのひこばえを切った。毎年よく伸びる。
雑草としてはイネ科のメガルカヤだろうか、岩場の下部や棚にもはびこっていた。
気づきとしてはスラブ終了点の残置カラビナが2枚ともなくなっていた。

さて、珍しい生物としては「サツマニシキ」が2頭いた。蛾の中でも最美麗種に数えられるらしいが、あまりに色がきつくてちょっと引く。

帰りの道で「アカダマキヌガサダケ」を見つけた。
往路では見なかったので陽気に誘われて短時間のうちに傘が開いたのだろう。

日向神:サンセットに5.11aの新ルート誕生

2017.10.1 日向神ルート開拓

先週、サンセットエリアの「エルニーニョ 5.11a」上部に新ルートを拓こうと試みたが失敗。
その際に下りながら下部の苔を落として登れそうなラインを物色した。
そして本日、ボルト4本と短いながらも結構楽しいルートが完成した。

場所は「ひまわり 5.10a」と「エルニーニョ 5.11a」の間になり、サンセットでよく登る人なら「こんな所、あったかな?」と思うであろう。
まさに「掘り出し物」である。

 

 

 

 

写真はルートの全景である。
登っているのはトップロープで試登中の浦崎さん。

 

 

 

 

 

トップロープで登った感じでは核心でかなりバランスを要するが思い切りがよければ5.10cか。お手ごろで人気ルートになると確信した。
終了点はテラスに上がるとエルニーニョのルートに合するので、「ひまわり」等と同じ高さに設定した。
ここから更にエルニーニョを登れば充実度は増す。
下がりながらボルトを4本埋めた。
後はさらっと登って完成としたかったが・・・。

 

さて、マスターでリードしてみると、意外に3ピン目が左に遠い。
じたばたしていると右前腕がつってきた!
合計6本のボルト設置作業が前腕に効いてきた。
なんと非力な腕だ。
そして浦崎さんのムーブを真似したらあえなくフォール。
どうも5.10cでは収まらないようだ。
初登は自分のムーブでいった。

第2登は山崎たけしさん。
核心部の越え方が私とは違った。
足の使い方がうまい。

 

 

 

第3登は清川さん。
核心部の越え方が更に違ってダイナミックだった。
さりげなくヒールをかけるところは真似してみたい。

 

核心部の越え方がそれぞれに違う、面白いルートになった。
ルート名は山崎ゆきえさんの「秋の香りがするもの」というご期待に応えて、
「赤い実のヤマボウシ 5.11a  B4  10m 緒方一成」とした。

ところで、9月9日に開拓した「若いころのりりぃ 5.10c」は人気ルートになりつつあるが、依然として小さな落石があり十分注意してほしい。
また、このルートではなぜかロープ回収時に下から4ピン目のヌンチャクに「ロープが結ばれる」事案が3件も発生している。
4ピン目がボルトラインから少し右に寄っているのが原因らしい。カラビナのゲートを反対向きにしてもからまった。
結局対応としては、ロワーダウン時に4ピン目のヌンチャクからロープを外すのが良いようだ。

本日のルート開拓は不発!

2017.9.23 日向神ルート開拓

サンセットエリアでルート開拓をした。
メンバーはフジミさん、ありきちさん、ユジンさん、新人の白さん、そして私の5人。
ルートはエルニーニョ(5.11a)から上部へつなぐライン。
以前からエルニーニョの上部にはK1さんが打ったラッペルポイントがあるのを見知っていたので、先日使用許可を得た。
作戦は右横にある「善秋君のおかげです3 5.11c」を登ってラッペルポイントまで左下降、トップロープにして掃除・試登、ボルトを4本打てば完了である。

前日までの雨で「善秋君~」の下部は湿っており、2ピン目までが核心であった。
写真は「善秋君のおかげです3 5.11c」

 

 

 

 

ラッペルポイントからトップロープにしてラインの上部から掃除を始めると、予想外に岩が脆いことが判った。
持ったホールドが次々に欠けて行く。
特に中間部の表面は触るたびにパリパリとはげるのだ。
写真では足の下にエルニーニョの終了点が見える。

左側の大きなフレークは木の根と土が入り込み、動いていたので迷わず落とした。
右側の大岩は動かないが浮岩であることは確実で、体重を預けるのはためらわれる。
最悪はルートの中間部がパリパリのカチで登れない!!

前夜、もうルートができたつもりになって名前を考えた。
エルニーニョの次だから「ラニーニャ」、または単純に「エルの上まで」
所謂、「とらぬ狸の皮算用」というやつだ。

最後にエルニーニョをまっすぐ下ったスラブの苔を落としてみたら意外に手がかりとなるホールドが現れた。
次回につながる作業だった。

日向神:サンセットで初のルート開拓

2017.9.9~10  日向神ルート開拓

以前から気になっていたラインをサンセット下部「広場エリア」に引いた。
「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m 緒方」である。
ルートは「八女茶のチャチャチャ 5.10a  B7 長友」の派生ルートになる。

下部の4ピン目までは共有で、そこから直上する。
スラブ、クラック、段差越え、カチと変化に富んで楽しめる。
「八女茶~」を登れた人が次に目指すルートになるだろう。
注意としては、岩の表面が少し柔らかくまだ欠け易いことと、ハングの上に土が残っていることである。
ビレイヤーはヘルメットを着用されたい。


写真はルート開拓中。
段差の上はこんな感じである。
右手に「八女茶~」の終了点が見える。


「広場」の全景写真。
左を登っているのが「エルニーニョ 5.11a」
中央が「善秋君のおかげです3 5.11c」
そして右が「若い時のりりぃ 5.10c」
この写真は翌日撮ったもの。

「りりぃ」とはあそ望山岳会の女性会員である。
今月末には関東の故郷に帰られることになったので、この夜はグリーンパル日向神で送別会が行われた。
つまり、このルートはあそ望山岳会の発展に大きく寄与されたりりぃさんへのメモリアルルートになったのである。
ルート名は酒の席で本人や周りが「キューティー・りりぃ」「りりぃ・フォーエバー」「りりぃの○○」「○○なりりぃ」とかいろいろ言っていた。
夜も更けたロッジでは、グラビア・アイドルと見まがうばかりの若い時の写真を見せられた。(写真掲載は不可)
娘さんは本物のレースクィーンをされていたそうなので、お母さんのスタイルも相当なものであったろう。

ここは一つ、「若い時のりりぃの姿」を目に焼き付けてしばしのお別れとしたい。

9月10日(日)
さっそく新ルート(まだ名前は未発表)を登ってもらった。
①キーボウさん MOS
②ユジンさん  OS
③たけしさん  MOS
④ゆきえさん  OS
⑤コガさん   MOS
いずれも実力者なので誰も落ちない。
みなさんの評価でグレードは(5.10c)に決定。
一雨降ればきれいなルートになるだろう。

この日は人の登りばかり見ていたのであまり登らなかった。
①エルニーニョ(5.11a) リピート
②セッコクランを盗らないで(5.11c) リピート
③プリティウーマン(5.11a) NG
④善秋君のおかげです3 (5.11c) リピート

 

火の国カップ (ボルダリングコンペ)

2017.9.3 火の国カップ

県山岳連盟とガンマウォールジムとの共催でボルダリングコンペが開かれたので参加してみた。
会場はえがおスタジアムの地下ボルダリング場。
参加費は1500円。
ボルダリングは体調維持のために月2回ほど「クライミングパーク菊南」でやっているだけなので、まあコンペとはどんなものか知りたいという興味本位の参加である。
ルートセッターは徳永一也氏など一流の方なのも楽しみの一つではあった。
18歳以上の一般の部は男女合わせて32名の参加。
6級から2段までの16課題のセッション方式。
時間はたっぷりあって登りたいだけ登れ、結果は完登6本で24位。
遠いホールドへのデッドやランジはほとんどできなかった。
午後は中学生の部や小学生の部の審判を手伝った。
福岡や宮崎からも多くの子どもたちが参加しているのでこの競技も各県で広がりを見せているようだ。
外岩でのレベルアップのためにボルダリングの技術は欠かせないものだと思う。

写真2は、最初に登った一番易しい課題。
シューズはシニアの外岩派ご用達「ミウラ」
Tシャツは「Aso-bow Alpine  Club」オリジナル。

 

八面山:ウキウキ通り(5.12a)RP

2017.9.2 八面山クライミング

メンバーはキーボウさん、コガさん、ミヤシタさんと私。
6:00 泗水の自宅を出発。(日田市経由ルート、111km)
8:30 八面山下部エリアに到着。北九州や大分の先客3名。
気温は24度ぐらい、岩はぱりぱりに乾いている。

①ストレッチ(5.10b) リピート。意外に難しい。
②浜田ライン(5.9)   OS これがアップに良い。
③ウキウキ通り(5.12a) さっそく大本命にヌン架け。
④ウキウキ通り(5.12a) NG 上部でホールドの選択を誤る。
⑤ウキウキ通り(5.12a) NG 上部で手順に迷う。
⑥ウキウキ通り(5.12a) NG 最終ポケットで力尽きる。疲労感あり。
ウキウキ通り(5.12a) RP(レッドポイント)達成!
⑧スーパーハード(5.11a) NG なんと取り付きのはしご登りで二頭筋がつった。
⑨ルナ・エクスプレス(5.10b)OS クールダウン。

本日3本目は「ウキウキ通り」にヌンチャク架けに向かう。
あわよくば、MRP(マスターレッドポイント)などという思いもあったが人生はそんなに甘くはない。とにかくヌンチャクを架けることに専念する。

 

ルートの上部はこんな感じ。
カメラが広角で私の足がとても長く見える。(実物は短い)
ファーストトライから約1ヶ月。
まだまだホールドをよく覚えていたのが良かった。
やはり自分にとっての限界グレードは集中して取り組むことが必要だ。
今回の八面山につきあっていただいたキーボウさんには感謝している。

「ウキウキ通り 5.12a」は下部エリアの三ツ星ルートで、多彩なホールドが出てくるところが楽しい。短いので何回もトライできるのも嬉しい。
下部のカチでは一度も失敗しなかったのでカチ持ちの自信につながった。
写真のように上半身裸になると気合が入る。
この頃は「裸にならないと気合が入らない」という変な癖が付きそうだ。
7月30日に2便出したので、合計7便目でのRPである。
私自身、5.12aは2本目。

その後に登った「スーパーハード 5.11a」はもう腕が終わっていて、下部のはしご登りで両腕がつっていた。快適なガバルートなのに惜しいことをした。
写真は「スーパーハード」を登るキーボウさん。
このルート名は「超難しい」ではなく、脆そうにみえるホールドが「超硬い」という意味のようだ。
オンサイトにはお勧めの1本。

帰りは深耶馬渓~玖珠~小国の387号線を使った。
周りの風景が良く、道も広いので疲れた体にはやさしいドライブとなる。
夕方6時前に帰宅してまだ明るかったので八面山まで行ったのが夢のようだった。
八面山はやっぱり少し遠いので、金山温泉に入る1泊2日の計画で次回は行きたい。