カテゴリー別アーカイブ: ロドキャン

桜を求めて、国東半島ロドキャン

2022.4.1~2 ロドキャン 10

4月1日(金)
3月30日の「コロナワクチン3回目接種」の副反応も癒えて、予定通り国東半島へのドライブ・登山に行った。


出発前に鯉幟を揚げた。
ケヤキが芽吹いてきた。


我が家から9km。
菊池神社参道の桜は外せない。
昨日の雨で緋毛氈が花びらで白くなっている。

広い公園では桜の下でグランドゴルフ。
もうじき私も仲間になるだろう。


国道387号線で菊池~小国~玖珠と走る。
5年前からの地震や大雨で片側通行が多い。
工事用信号停車中、菜の花をバックに撮った。


「宇佐市院内」
昨年この時期に見た最高の枝垂れ桜は、残念ながら1分咲きだった。(2021年3月のアーカイブを参照)
しかし、どこを走ってもきれいな桜には事欠かない。
道の駅「いんない」でのとり天定食(800円)はうまかった。


「院内:鳥居橋」
割と新しい大正5年完成、すらっと伸びた橋脚には気品さえ感じる。手前の黒い部分は木の陰。
院内が「日本一の石橋のまち」であることを初めて知った。

宇佐神宮に初めて寄った。
国道10号線沿いの駐車場の桜は見事で、境内の広さには驚かされた。(写真はない)


今回の目的地、「並石耶馬」を並石ダム:こっとん村から眺める。右端のピークが鬼城(きしろ)山頂。
岩稜が「風の谷のナウシカ」に出てくる「巨神兵の頭」に見える。ここの桜もきれいだ。
予定していた「山香:風の郷温泉」は冬の間に閉館していた。
しかたがないので山香温泉センターへ。ここも良い。


ロドキャンも10回目か。
普段は酒を飲まない私もキャンプの時は缶チューハイを1本買う。

4月2日(土)
夜は寒さで何度も目が覚めた。
4月とは言え山の外気温は1~2度、山の寒さをなめていた。
45年前に買った「デュポン社のダクロン」シュラフも買い替え時かなぁ。
午前中は並石耶馬~鬼城山頂へ。(別のページで)

帰りも主に387号線を走った。

これは「小国ステーション」の外壁鏡に映った桜。


午後4時前に自宅着。
全走行距離329.8km、平均燃費18.3km/ℓ
ガソリン代3300円、食費2020円、宇佐神宮駐車料金他600円、温泉330円、お土産600円で合計6850円なり。

国東の紅葉と八面山クライム

2021.11.27(土)~28日(日) ロドキャン8 八面山5

事前の計画では、1日目は国東半島の田原山(鋸山)ハイク、「風の郷」温泉、富貴寺ライトアップ、夜はキャンプ。
2日目は津波戸山ハイクだった。
しかし、前日になって「八面山が近い」ことに気付き、急遽クライミング道具を車に詰め込んだ。

11月27日(土)
8:15 泗水を出発~小国~玖珠~院内で昼食、朝は気温3度。
11:50 鋸山登山口着、ここまでで130km、気温13度。

山名のごとく、のこぎりのような尾根を進む。
13:00 見返り岩~大観峰(山頂)

北には4月に登った両子山が見えた。
13:40 登山口下山
3時間の予定が1時間20分だった。

駐車場の紅葉は見事である。

14:20 六郷満山「富貴寺」
4月には少しルートが外れていたのでここは訪れていない。
富貴寺の紅葉はすばらしいとのことで、この日までとっておいた。
「富貴寺大堂」は九州最古の木造建築で国宝である。

拝観料500円だが、大堂の中で格調高い解説を聴くことができて満足。観光客が写り込まないようにするのが難しい。

16:20 八面山山頂 下見

17:20 金色温泉

入湯料700円。食事はコロナ禍の影響か出されていなかった。
八面山でキャンプ。
バイオトイレが新設されていた。

ロードスターのテールランプに焚火の炎が写っている。

11月28日(日)
晩秋の山の夜は寒い。たぶん氷点下2度ぐらいだろう。
寒さで1時間おきに目が覚めた。
冬のキャンプは苦行である。

晩秋の八面山上部エリアは多くのクライマーで賑わった。
一人で来ても【ビレイヤー】には事欠かない。
①鯉の滝登り(5.9) MOS 【ロボさん】
B10と長いが、フレークが多く快適に登れる。

②バースデー(5.10d) OS 【より子さん】

烏天狗のすぐ右のルートで、けっこうパワーを使った。
登っているのはより子さん。

③大内ライン(5.11b) NG 【薛さん】

4年前の宿題終わらず!

④大内ライン(Tr.) 【井田さん】
4年前に見つけたムーブを思い出した。
やっぱり何回か通わないとダメだ。
次回こそは登れそう。

⑤姫(5.11a) 敗退 【原さん】

4年前は2便目に登っているが、今日はもう腕が終わっていた。
眠れない冬キャンプのせいにしておこう。
何度も小用に起き、水分不足で腕がつった。

今日は大分県山岳連盟のクライミング講習会も行われ、旧知の吉野さん、原さん、宮本さんらとも会えて良かった。
中部エリアではリボルト作業が行われていた。

帰りは「青の洞門」に寄った。

こんな了海像を見せられると涙が出そうになる。
いつかゆっくりと洞門を歩いてみたい。


耶馬渓の一角。
帰りは中津日田道路から玖珠~小国~菊池へ。
18:00 無事に自宅着
走行距離334km、平均燃費17.1km/ℓ

秋のロドキャン&クライミング

2021.11.6(土)~7(日) 
ロドキャン8,カニのハサミ岩52、日向神132

11月6日(土)
熊本の大津、菊池、山鹿では雨が降ったようだが八方ヶ岳:カニのハサミ岩はまったく降らなかった。
私たちはついている。
澤田・川津・緒方の八方ヶ岳倶楽部は第3ルンゼ周辺でそれぞれの仕事に勤しんだ。
派手な音を立てて浮石を落としたり、頭上から真っ赤な葉がハラハラと落ちるのを払ったりしながら秋の一日は過ぎて行った。

【秋岩の下部 試登】


【澤田さんが整備中のラインを試登】

夕方から「岳間渓谷キャンプ場」へ。
あそ望山岳会:焚火の会(マミリン、ミー子、ユジン、す~、いっせい)に参加。

里芋の酢味噌よごし、アヒージョ、焼き鳥などを食べながら焚火を囲み、夜は更けていく。


人は焚火の炎とおでんで癒される。
私は缶チューハイ1本で山の歌を3曲披露。
せっかく狭いロードスターにダンロップテントを積んできたので、テントを立てて熟睡。
【振り返り】
今回のロドキャンは寒さ対策をしっかりしていて、また気候的にも晴れている割に寒くもなかったのでほとんど問題点はなかった。
問題を一つ上げれば、樹林帯の中のキャンプ場だったので「車への落ち葉」である。
ロードスターの場合、幌と車体の隙間に小さな葉が入るのはどうもよろしくない。
対策としては、動画で「タープを張る」ものを見たが、荷物は増えるしちょっと大げさなので、落ち葉のない所に停めるのが現実的か。
または、ハーフタイプのカバーを購入するか。

11月7日(日)
朝は炊き立ての白いご飯と味噌汁、柿、そしてコーヒー。
岳間キャンプ場から星原峠を越えて日向神までは約30分。
今日はあそ望山岳会の例会山行。
サンセットエリアに会友が集った。

①登攀の歌(5.9) R(リピート)
アップがてらキャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。

②梅雨のあとさき(5.10a) R(リピート)
キャンプ飯のお礼にトップロープをかけた。

③八重蔵(5.11c) R(リピート)
ぎりぎりであったが本日会心の1本。
日向神倶楽部でリボルトがなされている。

④プリティウーマン(5.11a) NG
相変わらず厳しいルート。

⑤赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)

今日はロープがすだれのように下がっている。

⑥テラスへアップ(5.11a) R(リピート)
す~さんはこれをオンサイトとは、凄すぎでしょ!
アヒージョのニンニクパワーかな。

⑦プリティウーマン(5.11a) R(リピート)

ここに来たら1回は登らないといけない。
自分の力を計る試金石。

⑧八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
最後の回収は「トリカワ2本分」ぐらいかな。


今日の参加者。


久しぶりに訪れた日向神はすっかり秋が深まっていた。

道具紹介① ナイフ

2021.5.17(月) ロドキャン 7

先日の「雨の朝食キャンプ」で、雨が降ってもデイキャンプぐらいならば出来るという自信と経験を得た。
次に「一流のなんちゃってキャンパー」になるには、定番ながら「こだわりの道具紹介」をしなければならない。
記念すべき第一回目はやはり「ナイフ」だろう。
だいたいキャンプなんかしなくとも、男を60年もやっていればナイフの4~5本は部屋や机の中に転がっているものだ。

一応、手に入れた時系列で紹介したい。
①シースナイフ

シースの裏に1973.3.21と記している。
中学3年生の時に山籠もり(キャンプ?)するために買った。
エバニュー製で、ネット(Amazon)で調べたら新品なら4500円。
真鍮のヒルト、丈夫な鹿角のハンドルと見た目は良いが、大きさが中途半端で長さ8cmのハンドルがとにかく握りにくい。

②剣鉈(なた)

約30年前に2万円で買った。
柄(ハンドル)には漢字で名前を彫っている。
さや(シース)は安っぽいが全く損傷がない。
3月の国東キャンプの折、暗闇の中、鉄の棒でバトニングをしてしまいブレードに傷がついたのは本当に失敗だった。

③シースナイフ

HIROオリジナル IC/CUT である。
昔、彼女とクリスマスプレゼントの交換をした時のもの。
握りやすく、すぐに取り出して使える。
全長17cmと携帯性も良い。

④ツールナイフ

上は「ビクトリノックス ソルジャーAI」である。
20数年前にスイス:ツェルマットで買った。
スイス陸軍正規品のため、ビクトリノックスのエンブレムではなく、赤いスイス国章が付いている。
下は50年ほど前にお祭りの出店で買ったもの。
ほとんど使わず、今回ツールを引っ張り出したら赤いプラスチック部品が外れた。

⑤肥後守

家にあったもの。(父の所持品)
岩場のルート開拓で今も使っている現役である。
古いスリングを切ったりもするが、クラックやポケットホールドの泥をほじくり出すなどハードに使えて重宝している。
ところで、「肥後守」は熊本で作っているとばかり思っていたが、実は兵庫県三木市であることを近年知った。

⑥ツールナイフ

父の部屋にあったもの。
10徳ナイフで重量もけっこうある。
車に積んでおく分には問題なかろう。
上は、いつごろ買ったか思い出せないタッチアップシャープナーである。

今の時代のキャンプでは、焚き火用の鉈とつまみの袋を開けるためのカッターナイフがあればだいたい事足りる。
しかし先日「ファイヤースターター」を買ったので、ほぐした麻ひもにシースナイフの背で火花を散らしたら予想以上にうまく火が起きた。
新しいナイフの使い方を覚えて子どものようにうれしかった。

 

雨の朝食キャンプ

2021.5.15(土) ロドキャン 6

昨夜からの雨。
久しぶりに夜更かしして、ゆっくり起きた。
先日買ったカセットコンロ「タフまるJr」を使ってみたくなり、竜門ダムへドライブ。
「朝食デイキャンプ」である。


朝食メニューは食パンと卵のホットサンド、大盛ソース焼きそば、そしてドリップコーヒー。
当たり前だがカッセトコンロの火力は強く、手際よく3品ができた。
これでまた手持ちのOD缶の出番がなくなったな。
500Gは2010年、250Tは2017年の日付けが見える。


カエデの竹とんぼ。

帰って寝ていたら、孫たちの声で起こされた。

後はヤマボウシの花。
天気が良ければ登って遊べる。

アジサイもいい感じになってきた。

ロドキャンその後

2021.5.6(木) ロドキャン 5

GW中のクライミングやロドキャンを終えて、今日から平常に戻った。
体はいつも週末のクライミングで疲れているし、頭の中はルート開拓やキャンプの準備で一杯なので平日と週末はどちらが平常なのか分からない。
とりあえず、車の音楽を連休中ずっと聞いていた「荒井由実」から「Uru」に変えた。


「サラサエダシャク」レア物である。
2日、八方ヶ岳の登山道でジタバタしていた。

5月2日のキャンプで一番良かったのは、雨が本降りになる前に薪を集め、ロープ用のシートをかぶせて濡れないようにしたことだ。
改善の余地があるのはキャンプグッズで、特にガスコンロである。今回使ったのは古くなったので山用にしている20数年前のものである。

箱に無理やり詰め込むのでセットレバーが曲がり、なによりワンタッチで火が付かず、ライターのお世話になることである。
今日、ホームセンターのキャンプ用品売り場に行くと、大きさは半分でハードケースに入ったキャンプ専用のコンロが積んであった。おしゃれな形と色で売れ筋なのだろう。
しかし、値段が約7000円とお高い。
倹約してまだ使える古いものを使うか、思い切って小さくて快適なものを買うか。・・・迷うところだ。
次回のキャンプでは結論が出ているだろう。

とりあえず風防を買った。

「ウインドスクリーン」というアルミの5枚板で770円。

GWのロドキャンin八方ヶ岳

2021.5.2~3 ロドキャン 4

5月2日(日) カニのハサミ岩

全国的に悪天候が予想される中、山崎夫婦といつものカニのハサミ岩へ。
私がスラブ壁の掃除をしていると、寒さに打ち震えてマルチルート「ドミノライン」から退却されてきた。
その後もショートルートを登るも天候が思わしくなく早めに撤収した。
駐車場まで下るころには雨も降りだした。
山崎夫婦と別れて、さあ一思案。
今夜はキャンプのつもりで用意をしてきたが、なんとも天気が悪い。雨も嫌だが寒さはもっと嫌だ。さあ、帰ろうか。

しかし、辛党おやじさんは大雨の中でもテントを張っていたじゃないか。
よし、ロドキャン決行だ。
とりあえず、雨で濡れる前に薪は集めた。

テントを張り終えると本降りになり、薪の上にはシートをかぶせて車の中で仮眠。

夕方になって太陽が顏を見せた。
寒いけれどなんとかなりそうだ。

道路の上だが、この後ろが全面通行止めなので車が通ることはない。
テントは相当昔に買った「ダンロップ 山岳用」の2テンである。

ソロキャンプの夜は焚火をする以外、何もすることがない。
否、私には若い頃に覚えた山の歌がある。
空を見上げれば北斗七星がだんだん位置を変えていく。
焚火は最後まで燃やしきるのが難しい。

5月3日(憲法記念日) カニのハサミ岩
新しく買ったテントマットのおかげでよく眠れた。

これも新しく買ったホットサンドプレート。
パンを2枚使ったら、卵まで火が通っておらず黄身が少しこぼれ落ちた。何事も最初はうまくいかないものだ。味は良かった。
濡れたテントは山を下りてくるまで立てたまま乾かしておいた。

今回は雨や寒さのために「撤退」してもまったくおかしくはなかったので自信につながった。
これからは、雨や寒さを楽しめるようになれるかもしれない。

5月のロドキャン 前夜

2021.5.1(土) ロドキャン 3

時節柄、今回のロドキャンは県内の近場にせざるを得ない。
ちょうど2日(日)と3日(祝)はハサミ岩に行く予定が入ったので泊まる所もその辺りになるだろう。

今回のキャンプに向けて、2つの買い物をした。

①折りたたみクッションマット(Wサイズ)
前回のキャンプには数十年前に買った「丸めたアルミマット」を持って行った。それが助手席に鎮座してどうも恰好が良くなかった。
これはキャリーバッグに収納されスマートだ。ホームセンターで約2000円とお安かった。同様の物がブランド品になると3倍ほどする。
②ホットサンドプレート
これはホームセンターで衝動買い。安いものもあったが、家庭でも使えるIH対応品なので約3000円。
アルミダイキャスト製の660gと丈夫そうで、まあ一生使えるだろう。

今回は1日目(クライミング~キャンプ)、2日目(クライミング)だが、敢えて山を下りらずに「なんちゃってキャンパー」の経験値を上げてみたい。


庭のヤマボウシがきれいに咲き始めた。

国東半島の旅

2021.3.29(月)~30(火) ロドキャン 2

これまで行ったことがなかった「国東半島」で石像巡りをした。

29日(月)
8:00 泗水を出発。
主に387号を走った。どこも桜と菜の花がきれい。
あらためて日本の春を満喫。

11:00 宇佐神宮近く
約120km走って平均燃費19.3km/ℓを記録!
県道548号を走りながら、左手に素晴らしい岩稜と橋が見えた。

「あれが目指す中山仙境か?」と思ったが、看板には「天念寺耶馬」とある。ナビはもっと先を示している。
しかし、ナビに従って進むとどうもおかしい。
スマホもカーナビもかなり遠回りの道を示すので、勝手に近道を選んだ。
ところがこれが結構な悪路で苦労した。

12:40 中山仙境登山入口
ここでやっと昼食。
13:10 登山開始
登山口からいろいろな石像が出迎えてくれる。
やせた尾根だが低山で裏山の雰囲気。
札所(石像)とクサリ場が次々に現れ、徐々に高度を上げていく。

これが「無明橋」

右のピークが頂上。

14:20 山頂
三角点と天照皇大神を祭る大きな碑がある。
高曇りで気温も高く、今年初めて汗をかいた。
下りは絶壁の間を縫って高度を急に下げていく。

谷間に下りるとヒンヤリとして、サツマイモナリが咲いていた。

15:05 下山口
15:15 道路を歩いて入山口
途中に六所神社、実相院、霊仙寺と3つ並んでいる。
約2時間で一回りできた。

さて、中山仙境は楽しい尾根歩きだったが、惜しむらくはその歩いた尾根筋を横から見ることができない。
やはり気になるのはすごい岩稜ともう一つの「無明橋」がある「天念寺耶馬」である。
時間的にもまだ行けると思い、天念寺を目指した。

天念寺耶馬は「鬼会の里」から登り始める。
岩屋や石像がいたる所にあり見どころ満載だが、あまり登山者はいないようで道は少し荒れている。(これが良い)

ここはクサリ場で上の穴に抜けて無明橋に向かう。
ここの石橋はアーチ式で立派なものであった。
「よくぞこんな所に作ったものだ」と古人の信仰の力に驚かされる。
約40分で一回りできた。
近くに「川中不動」があるので見に行った。

なるほど、川の岸壁に不動尊が彫ってある。

手前には「身濯(みそそぎ)神社」ある。

どこを見ても普通の神社とはまるで違う。
それが「土足でおあがりください」だからまた驚く。
神社の裏手にある石像もユニークだ。

この神社だけでも半日は見て回れそうだ。

17:30 夷谷温泉
入湯料400円。シャンプー、ソープ付きは嬉しい。
サウナの中でイギリスの方に「春霞」という言葉を教えてあげた。

18:30 中山仙境農村公園
トイレ、水道、屋根付きの小屋に一夜の宿を求めた。

焚火台はステンレス網と四脚で1800円。
木材は裏手の河原から現地調達。
炎に照らされる山刀は30年前に2万円で買った代物。
やっと活躍の時がきた。
夜遅く、満月が上ってきた。

30日(火)
朝から近所のおじさんと話した。
方言は強いが言葉自体は柔かい。
今日は「両子寺・両子山、熊野磨崖仏」を目指す。

左下の箱はカセットコンロ。
広げると一畳ある銀マットは助手席に鎮座する。
まだまだ積載には余裕がある。
6:20 出発
マツコネナビは遠回りの大きな道ばかりを指示するので観光地図を頼りに走ったら、簡易舗装の「えっ?」という峠道で心細かった。
7:15 両子寺
「さあ、両子山(720m、国東半島の最高峰)に登ろう」と思ったら、入山料300円、しかも8:30にならないと寺の門が開かないときた。
仕方がないので、時間つぶしに有名な仁王像を見に行った。

みなさんは足を強くしようと、仁王様の丈夫な足をさするらしいが、私は腕を強くしようと背伸びして太い腕をさすった。

8:20 登山開始
奥の院の近くから「山巡り」コースに入るが、いきなりクサリ場となる。ここでは奇岩が普通の岩である。

「針の耳」という岩の隙間を抜け、「百体観音」を過ぎると本格的な山道になる。
しかしあまり踏まれておらず、木に巻き込まれた昔からのトラロープを頼りに急斜面を登る。
9:14 両子山山頂
今日はガスってなにも見えない。
天気が良ければ周防灘がすぐそこだろう。
下りは簡易舗装の九十九折りの道を歩いた。
えらく急な道でキャタピラー車でないと上れないだろう。
9:50 お寺に帰着
約1時間半で一回りできた。

この寺は六郷満山の山岳修行根本道場で、子授け祈願でも有名らしい。

10:40 熊野摩崖仏
今度はナビが集落内の急な細い道を指示してまた難儀した。
観光客はもう一つ横の大きな道からくるらしい。
ここも入場料300円。
100円分ぐらいはある坂道と鬼が作ったという階段を登る。
年配の女性が階段できつそうだ。
若いうちに来ておいてよかった。

これは不動明王像で右に大日如来像がある。
二体の表情や彫り方が全く違うのが面白い。
駐車場に隣接する「胎蔵寺」にも寄ったが、ここは金ぴかの石像がたくさんあって、また独自性を追求していた。

昼食は宇佐市の平成令和スポーツの森公園で食べた。
小国のゆうステーションや菊池神社の参道にも寄るが帰り道は早かった。
16:00 自宅
全行程354km、平均燃費17km/ℓ、気温24度。

初めての「ロドキャン」は無事故で終わり大満足である。
特に焚火台(MESH BONFIRE)は良かった。
今回は国東半島の観光地巡りとなった。
事前情報を仕入れないと後で「見逃した」と思うこともあろうが、写真など見すぎると「ここは前に来たことがあるような・・・」と思ってしまう。
だから今回の旅で一番印象深かったのは予定外の行動となった「天念寺耶馬」とその近くの「身濯神社」である。
また、国東半島の山道に彼女と行っていたら(彼女はいませんけど)、「あれ、この道さっき通ったよね!」とか「この道、誰も通っていないよ・・・」とか言われてケンカになっていたかもしれない。

ロドキャン前夜

2021.3.28(日) ロドキャン 1

この1年間、新しい環境に慣れないこともあったが平日は山にも行かず真面目に働いたおかげで、この春はまとまった休みがもらえた。
平日の休みではパートナーがおらずクライミングは難しい。
そこで、近年の憧れだった「ソロ・キャンプ」を思い立った。
車中泊は絶望的で普通車なのに荷物があまり積めないロードスターでのキャンプ、いわゆる「ロドキャン」である。

目的地はすぐに決まった。
まだ行ったことがない「国東半島」である。
①中山仙峡~低山ながら面白い岩稜歩きがたのしめそう。
②熊野摩崖仏と富貴寺・両子寺でパワーをもらおう。

一応、テント(2人用)やシュラフは持っている。
しかし、現代のキャンプの必需品である「焚火台」がないので、雨が上がった午後から買い物に出かけた。

庭のチューリップが元気。


焚火台はホームセンターのキャンプ用品売り場で1800円だった。
近くにダイソーがあったので、メステイン(500円)、ランタン(300円)、着火剤・鏡・手袋・石鹸箱(100円)を買った。


我が家の西側には鎮守の森がある。
明日の晴れを呼ぶ、夕日がきれいだった。