issey のすべての投稿

昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

映画紹介4「AMADEUS」

2025.11.11(火) 映画紹介4

⑩ AMADEUS(アマデウス)

1984年度アカデミー賞8部門受賞作品。
監督:ミロス・フォアマン
主演:マーリー・エイブラハム(サリエリ役)
  :トム・ハルス(モーツァルト役)
私の好きな映画ベスト3の1つ。物語の始まりで流れる「交響曲第25番ト短調(K183)」の音色が頭から離れない。
音楽でストーリーが動き、人々の心理が表現される。最後は魔笛からレクイエム(K626)。これで私も若いころ、モーツァルトのCDまで買ってしまった。
ちなみに、ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの「ヴォルフガング」とは直意で「狼(Wolf)のような戦士」らしい。
「フリークライミング上達法」を書いたのはヴォルフガング・ギュリッヒ、ドイツでのツアーバスの運転手さんもヴォルフガングさんだった。ドイツではかなりポピュラーな名前のようだ。

⑪ レインマン

1988年版なので37年前の映画。いまさら説明もいらない映画だが今見るとトム・クルーズの若さに驚く。自閉症の兄(ダスティン・ホフマン)をロスアンゼルスに連れて行きたくて「LAに行けばドジャースの試合が見られるぞ」というセリフが受ける。

遭難者救助からの俵山

2025.11.10(月) 阿蘇山3 山歩き47

9日(日)の夜、俵山遭難事故への救助要請があった。阿蘇外輪山の俵山なので道迷い遭難だろう。翌朝集合だが月曜日だ。昨年までの私なら仕事があって行かなかったろうが退職した今は断る理由がない。(根子岳や鷲ヶ峰での山岳遭難では夜を徹して救助活動をしてきたが)

10日(月)6:30「萌の里」に集合。
警察・消防署・シェルパ関係者(6名)、山岳連盟(11名)など総勢130名であった。
警察署の話によると、76歳の男性が日帰りの予定で8日(土)に入山、9日にも捜索したがもう2晩行方不明とか。8日の夜は雨も降ったから最悪の事態も考えられた。

警察・消防・山岳連盟でエリアを分け、警察犬や県警防災ヘリでも捜索した。

RKKテレビ「熊本のニュース」から後ろの白いシャツが私。黄色シャツは会友の出口さん。
我々はヘリからは見えない沢筋を登りながら捜索するとほどなく男性を見つけることができた。(8:30ごろ)

男性は外傷もなく意外と元気だったのですぐにヘリでピックアップすることができた。
一番大変だったのは2名の救助隊員が防災ヘリで近くに降下してきた時、風圧で沢の水が吹きあがり我々の体を濡らしたことか。
「道に迷ったら沢(谷)には下りるな。尾根に上れ」は山の常識だが疲れた体で登ることはできない。
予想以上に早く無事に救助できてみんなピクニック気分で下山した。

10時には解散。
さて、昼飯まで買ってきたのに暇になったので俵山に登ることにした。
10:20 俵山峠から登山開始。5年前の「阿蘇ドライブ」以来となる。

秋晴れのススキ野は気持ちがいい。

後方には阿蘇五岳が広がる。

なだらかな登りが見えてきて、歩き始めて約80分で山頂に着いた。

三角点は山頂広場にはないので注意を要する。見当をつけて進むとススキのやぶ漕ぎになった。蔵王の二の舞にならぬようスマホはポケットに入れてチャックを閉めた。
昼食をとりゆっくり下山。坂道は黒ボクで非常にすべりやすい。

オオセンチコガネ。
午後になって気温が上がり、虫たちが急に動き始めた。

ツマグロヒョウモン(♂)

ツチイナゴ(?)

コバネイナゴ。

ナガコガネグモとバッタの末路。

リンドウは一輪だけ見つけた。

ヤマラッキョウは終わりがけ。

5年前はこの後ろに風力発電塔が林立していたのに全て撤去されている。

【2020年10月12日 撮影】

生放送からの日向神ダム下

2025.11.8(土) 日向神312 ダム下69

根子岳の北側にある山小屋で、午前4時には目が覚めた。放送は上色見ですると決めていた。あまり山に登ると電波が届かないからだ。
日ノ尾峠越えはシカの飛び出しが怖いので箱石峠越えで上色見に向かった。

8:05のNHKラジオ第一「石丸謙二郎の山カフェ」が始まるまで相当な時間があった。目の前の根子岳が朝日を浴びてきれいに色づいていくのを楽しめた。
無風・快晴・気温8度、すばらしい登山日和である。

8:10ごろ「緒方さん、おはようございま~す」という石丸さんの声。メールや電話で打ち合わせした通りに番組は始まった。
通潤橋清掃の辺りはアドリブだがほぼ台本通りに進んだ。
(もし聴き逃された方は、ネットで「山カフェ」を検索すると1週間ほどは配信されている。私も後で聴いてみたらけっこう面白かった)

この後、高森に住むKcoさんから「新:あそ望Tシャツ」を受け取った。そして阿蘇山に登ればいいものを自宅に帰って福岡の日向神へとまた向かった。

これが新Tシャツ。今日は暖かいので半袖でいい。

「へたなヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をリピート。

やっぱり秋は指先のかかりがいい!

ダム下へのアプローチに立派な橋がかけられていた。
「日向神クライミングクラブ」の会費が活かされている。

タケシさんからの「出雲大社」土産。アケビも山でとってもらった。
ちなみに出雲大社は「いずもおおやしろ」と呼ぶのが正しい。

今夜の晩ご飯を見て驚いた。
「山カフェ」の中で私が下山飯(めし)として紹介した「阿蘇高菜めしとだご汁」が用意されていたのだ。

ラジオ放送 前夜

2025.11.7(金) 根子岳3

明日の生放送に備えて根子岳のふもと、Yさんの小屋で前泊。

20数年前、手作りで建てた山小屋。
小屋の換気と掃除、草刈をした。

以前のメインルートである「ヤカタガウド」方面からの根子岳。
もう駐車場への車道も封鎖されている。(日ノ尾峠道は越えられる)

時間に余裕があったので、数十年ぶりに「古閑の滝」を見に行った。昔、滝が凍った時に登って落ちた方がいる。その気持ちが凄い。

陽が当たらない暗い杉林のなかで薄紫のツリフネソウを見つけた。

旧坂梨小学校の尊徳像。元は銅像であったらしいが戦争中に拠出、コンクリート製になったが劣化が激しい。今は近くに大理石の像が立っている。
坂梨は江戸時代、細川藩の参勤交代路の宿場として栄えた。

久しぶりに阿蘇神社を訪ねた。熊本地震で壊れた楼門が立派に修復されていた。楼門が国宝に指定されているのは日本に3つしかないらしい。
小屋に戻る時、右側の草原からメスジカが2頭飛び出してきて急ブレーキを踏んだ。(ドライブレコーダーの映像が上書きされて消失したのは残念の極み) 
10月25日、大山の下りでは雄ジカの飛び出しに遭った。もう夜の山道を走るのは怖い。

この小屋に泊るのは久しぶり。
晩ご飯を食べていたらストーブ、囲炉裏、ランタン、カセットコンロと熱源が多くて暑くなった。
一人で声を出し、明日の練習をした。

緊急なお知らせ!

2025.11.6(木) 徒然155 根子岳2

阿蘇:根子岳の天狗にて(30歳のころ)

11月8日(土)8:05 NHKラジオ第一「石丸謙二郎の山カフェ」で、根子岳からの紅葉などをレポートする。
台本があって、あそ望山岳会のPRなどが中心になりあまり自分勝手なことはしゃべれない(天下のNHKですから)けれど、時間がある方は聴いてほしい。

根子岳:天狗にて(60歳のころ)

山の幸・川の幸

2025.11.2(日) 日向神311  ダム下68

約2週間ぶりの日向神。
これからの楽しみとなる「対岸エリア」の整備を行った。
ツルやイバラ、邪魔な小枝を切ってアプローチを作る開拓で一番楽しい時だが、初めての場所は浮石も多くリスクは高い。
ダムからの正午の合図でみんながいる隧道エリアへ。

昼食を食べながら頭上にアケビを見つけた。

新しいプリクリップ棒の使い方。

これまでの人生最大サイズのアケビだ。触感、甘みも最高。

「アンダーリンク(5.11c)」の「核心ホールドの先が欠けて持ちやすくなった」と聞いてTr.で登ってみた。

すると核心ホールドがまた大きく欠けて、縦カチになってしまった。下からここをまだRPされていない方々の悲鳴が聞こえたが、一応グレードの変更はなし。

原口さんから「白い彼岸花」の球根を戴いた。来年は自宅前の彼岸花がまた一段と映えるだろう。

今夜のメインディッシュ。
小4の孫たちが釣ってきた川魚。一人5尾も食べられた。

デザートはアケビ。

2025 秋旅のまとめ

2025.10.31(金) ぶらり旅(西日本)

10月23日~30日、7泊8日の秋旅が終わり無事に帰ってきた。
今回は「第61回全日本登山大会(兵庫:六甲山)」を中心にして山陰から四国へと回った。

なによりも1,721キロ(12の県)のロングドライブを無事に終われたのが良かった。紅葉は四国:石鎚山が最高でその他はこれからだった。
今回は兵庫:烏帽子岩でのクライミングも楽しめたので満足度が高い。

ちなみに今回の失敗や危機のベスト5を時系列で示すと次のようになる。
①車のトランク内が水浸し(クライミングギヤが濡れていた)
②強風でテントが飛ぶ (フレームが曲がった)
③雄鹿の飛び出し (衝突直前で回避!)
④一日中の下痢 (石鎚山登山の日、極寒による風邪か)
⑤フェリー乗船ネット予約の失敗

残念だったこと
①石見銀山観光 (事前に調べすぎて飽きてしまった) 
②姫路の素通り (次の楽しみになった)
③神戸・六甲山観光 (私が六甲山散策をしている間、神戸の街中観光や藤木九三のロックガーデンに行った方は多かった)
④堡塁岩は雨で中止 (しかし、もしここを登っていたら烏帽子岩「ジャスティス(5.11a)」のRPはなかったろう)
⑤道後:坊ちゃん食堂(83歳のお母ちゃんが入院されていた)

良かったこと
①好調なロードスター (車に関しては全く不安がない)
②北海道チームとの交流 (これなくして烏帽子岩はなかった)
③山のトイレ事情 (もう登山口等の温水便座はあたりまえ) 
④初めての訪問 (三瓶山・六甲山・室戸岬・臼杵石仏など)
⑤体調改善 (腰痛や季節性発疹が良くなった)

臼杵~阿蘇~帰宅

2025.10.30 (木) ぶらり旅

佐田岬の風力発電群。船からも細い岬に風車が林立しているところはよく見える。岬の灯台までは駐車場から1.8キロも歩くのであきらめた。
7:30 愛媛:三崎港から大分:佐賀関港への九四フェリーに乗船した。200円ほど安くなるネット予約を試みたが結果的にできなかった。(費用は8400円)
8:30 佐賀関港着。
まだ帰るのには早いので、臼杵石仏(国宝)を観に行った。

大きく4つのエリアがあり国宝だけによく保護されていた。(昔の写真では大日如来像の頭部は下に落ちていた)
これらが凝灰岩の壁からの磨崖仏だから驚くほかはない。

犬飼の辺りでロードスターの走行距離が「88,888㎞」を記録した。このような写真を撮る為には少々気苦労が伴う。

更に帰り道、阿蘇:根子岳方面に車を向けた。11月8日のNHK放送に向けて鍋の平辺りの電波の入りを確認した。

22年前に閉校した上色見小学校跡。
今は「フォークスクール」になっている。

根子岳を正面にみる、上色見熊野座神社にも初めて寄ってみた。


ここは神社上部の「穿戸岩(うげといわ)」で相当なパワースポットらしい。
県民の私がこんな所は知らなかった。それなのに外国人観光客が貸切バスでたくさん訪れていた。げにSNSの力は恐るべし。

7泊8日、1721kmの西日本を廻る旅は無事故で終了。

石鎚山から道後温泉へ

2025.10.29(水) ぶらり旅

昨夜の土小屋は凍えた。たぶんマイナス3度を下回っていただろう。起きるとテントも車も真っ白く霜で凍りついていた。テントが乾くのを待って、ゆっくりと9時に出発。

山全体がよく紅葉している。

よく見ると北壁を登るクライマーがいる。

クサリ場は全身運動、息が荒くなる。
登り切れば即弥山の山頂。

この後、天気もいいので天狗の先まで行ってみた。

ベンチ2辺りからの振り返り。
4時間半の活動は汗もかかず楽ではあったが連日の疲れか体はきつい。

面河渓に寄ってみたが、ここの紅葉はこれから。

山の後は道後温泉で疲れをいやす。平日でもお客は多い。
手前の集団は長崎の修学旅行生で記念写真を撮っただけ。

そして夕食は坊っちゃん食堂と私の定番コース。名物のお母ちゃんは入院中だった。
時間があるので佐田岬へ向かった。

かつおのタタキからのUFOライン

2025.10.28(火)  ぶらり旅

室戸岬の地蔵さま。ほとんどは海難事故者の慰霊らしい。

四国24番札所の最御崎寺にお遍路道(山道)から参拝。空海のねじり石、鐘石、仁王門など見どころ満載のお寺。

朝からお遍路さんも多い。

すぐ近くに室戸岬灯台がある。このレンズの明るさは日本一らしく、夜に来たら間近で回る投光が見られるだろう。

お昼は高知まで来て、「かつお舟のタタキ道場」で自分でわら焼きしたかつおを食べた(1800円)。とてもうまかった。
去年、「かつおなんて高知で食べればどこでもうまいに決まっている」と思って入った桂浜のレストランのものは新鮮さに欠けていた。
この後はいつものUFOラインへ向かう。

清流「仁淀川」のサギの群れ。魚もそれだけいるのだろう。

UFOラインに向かう「いの町道・瓶ヶ森線」のナビ図。黄色線は寒風山トンネル。狭い所で対向車が来ないことを祈るのみ。
今日は超遅いベンツが前を走って閉口した。「自分はゆっくりなので道をゆずろう」という発想が何故ないのか不思議。

秋のUFOラインは素晴らしい。


UFOラインは高低差が少なく走りやすい。

登山口の土小屋から見た石鎚山。
夕方の気温は4度、放射冷却で夜は冷えそうなので モンベル店で貼るカイロを2個買った。この旅最大の危機か? 
土小屋付近は車が多いので人影まばらな第4駐車場で野営。