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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

山の幸・川の幸

2025.11.2(日) 日向神311  ダム下68

約2週間ぶりの日向神。
これからの楽しみとなる「対岸エリア」の整備を行った。
ツルやイバラ、邪魔な小枝を切ってアプローチを作る開拓で一番楽しい時だが、初めての場所は浮石も多くリスクは高い。
ダムからの正午の合図でみんながいる隧道エリアへ。

昼食を食べながら頭上にアケビを見つけた。

新しいプリクリップ棒の使い方。

これまでの人生最大サイズのアケビだ。触感、甘みも最高。

「アンダーリンク(5.11c)」の「核心ホールドの先が欠けて持ちやすくなった」と聞いてTr.で登ってみた。

すると核心ホールドがまた大きく欠けて、縦カチになってしまった。下からここをまだRPされていない方々の悲鳴が聞こえたが、一応グレードの変更はなし。

原口さんから「白い彼岸花」の球根を戴いた。来年は自宅前の彼岸花がまた一段と映えるだろう。

今夜のメインディッシュ。
小4の孫たちが釣ってきた川魚。一人5尾も食べられた。

デザートはアケビ。

2025 秋旅のまとめ(未修整)

2025.10.31(金) ぶらり旅(西日本)

10月23日~30日、7泊8日の秋旅が終わり無事に帰ってきた。今回は全日本登山大会(兵庫:六甲山)を中心に山陰から四国へと回った。

1,721キロ(12の県)のロングドライブを無事に終われたのが良かった。紅葉は四国:石鎚山が最高でその他はもう少し。
今回は兵庫:烏帽子岩でのクライミングも楽しめたので満足度が高い。今日から徐々にブログへの写真の追加や加筆をするのであらためて見て欲しい。

ちなみに今回の失敗や危機のベスト5を時系列で示すと次のようになる。
①車のトランク内が水浸し
②強風でテントが飛ぶ
③雄鹿の飛び出し
④一日中の下痢
⑤フェリー乗船ネット予約の失敗

臼杵~阿蘇~帰宅

2025.10.30 (木) ぶらり旅

佐田岬の風力発電群。船からも細い岬に風車が林立しているところはよく見える。岬の灯台までは駐車場から1.8キロも歩くのであきらめた。
7:30 愛媛:三崎港から大分:佐賀関港への九四フェリーに乗船した。200円ほど安くなるネット予約を試みたが結果的にできなかった。(費用は8400円)
8:30 佐賀関港着。
まだ帰るのには早いので、臼杵石仏(国宝)を観に行った。

大きく4つのエリアがあり国宝だけによく保護されていた。(昔の写真では大日如来像の頭部は下に落ちていた)
これらが凝灰岩の壁からの磨崖仏だから驚くほかはない。

犬飼の辺りでロードスターの走行距離が「88,888㎞」を記録した。このような写真を撮る為には少々気苦労が伴う。

更に帰り道、阿蘇:根子岳方面に車を向けた。11月8日のNHK放送に向けて鍋の平辺りの電波の入りを確認した。

22年前に閉校した上色見小学校跡。
今は「フォークスクール」になっている。

根子岳を正面にみる、上色見熊野座神社にも初めて寄ってみた。


ここは神社上部の「穿戸岩(うげといわ)」で相当なパワースポットらしい。
県民の私がこんな所は知らなかった。それなのに外国人観光客が貸切バスでたくさん訪れていた。げにSNSの力は恐るべし。

7泊8日、1721kmの西日本を廻る旅は無事故で終了。

石鎚山から道後温泉へ

2025.10.29(水) ぶらり旅

昨夜の土小屋は凍えた。たぶんマイナス3度を下回っていただろう。起きるとテントも車も真っ白く霜で凍りついていた。テントが乾くのを待って、ゆっくりと9時に出発。

山全体がよく紅葉している。

よく見ると北壁を登るクライマーがいる。

クサリ場は全身運動、息が荒くなる。
登り切れば即弥山の山頂。

この後、天気もいいので天狗の先まで行ってみた。

ベンチ2辺りからの振り返り。
4時間半の活動は汗もかかず楽ではあったが連日の疲れか体はきつい。

面河渓に寄ってみたが、ここの紅葉はこれから。

山の後は道後温泉で疲れをいやす。平日でもお客は多い。
手前の集団は長崎の修学旅行生で記念写真を撮っただけ。

そして夕食は坊っちゃん食堂と私の定番コース。名物のお母ちゃんは入院中だった。
時間があるので佐田岬へ向かった。

かつおのタタキからのUFOライン

2025.10.28(火)  ぶらり旅

室戸岬の地蔵さま。ほとんどは海難事故者の慰霊らしい。

四国24番札所の最御崎寺にお遍路道(山道)から参拝。空海のねじり石、鐘石、仁王門など見どころ満載のお寺。

朝からお遍路さんも多い。

すぐ近くに室戸岬灯台がある。このレンズの明るさは日本一らしく、夜に来たら間近で回る投光が見られるだろう。

お昼は高知まで来て、「かつお舟のタタキ道場」で自分でわら焼きしたかつおを食べた(1800円)。とてもうまかった。
去年、「かつおなんて高知で食べればどこでもうまいに決まっている」と思って入った桂浜のレストランのものは新鮮さに欠けていた。
この後はいつものUFOラインへ向かう。

清流「仁淀川」のサギの群れ。魚もそれだけいるのだろう。

UFOラインに向かう「いの町道・瓶ヶ森線」のナビ図。黄色線は寒風山トンネル。狭い所で対向車が来ないことを祈るのみ。
今日は超遅いベンツが前を走って閉口した。「自分はゆっくりなので道をゆずろう」という発想が何故ないのか不思議。

秋のUFOラインは素晴らしい。


UFOラインは高低差が少なく走りやすい。

登山口の土小屋から見た石鎚山。
夕方の気温は4度、放射冷却で夜は冷えそうなので モンベル店で貼るカイロを2個買った。この旅最大の危機か? 
土小屋付近は車が多いので人影まばらな第4駐車場で野営。

「ジャスティス」をRP!

2025.10.27(月) ぶらり旅 烏帽子岩2

全日本登山大会のクライミングは雨のために未消化だったので、有志4人でオプショナルツアーで「烏帽子岩2日目」を計画した。
車はロードスター1台に人は4人、ロープも持っていないという厳しい状況を地元の西村さん、埼玉の加藤さんらの協力を得てなんとか再び烏帽子岩に来ることができた。

最初にアップで「タイムトンネル(5.10a)」をMOS。
写真はTR.で登る北海道のヨーコさん。なかなか厳しい。コーナーの竪穴はクラックではなくダイナマイト用のボーリング穴。日向神ダム下・隧道エリアと同じ採石場だ。

キーボウさんは「太陽がいっぱい(5.9)」を登っている。

さて、お目当ての「ジャスティス(5.11a)」にトライしよう。
このルートは日向神で言うと「花鳥風月(5.11a)」と同じ様な位置づけだ。他所から来た者の目標とされ、ちょっ辛めで登れなくとも「触れただけでも良かった・・・また来よう」なんて思わせる奴。

 1ピン目にはなんと環付きカラビナを使うのがローカルルール。2ピン目にかけようとして落ちた時に1ピン目のゲートが開くという怪奇現象が多発したからだという。(環付きQDは西村さんが貸してくださった)

2ピン目にかける前にテンション。ムーブのイメージは出来ていたが自分の思った以上に足が開かなかった。(短い?)
この後、A0を使ってやっとこさ終了点まで行った。

2回目はTr.で練習したが2ピン目クリップが難しい。
月曜日だというのに周りには20名ほどのクライマーがいて、誰もアドバイスをくれないし、お手本を見せようとすることもない。関西では大声で笑ったり仲間意外と話をすることはあまり好まれず、ドローンを飛ばすときつく文句を言われるなどちょっと厳しい面を感じた。

ここで辞めても誰からも文句は言われないけれど、どうも「肩が痛い」とか「岩が濡れている」とか「2ピン目クリップが怖い」とか何とも言い訳が見つからない。
「やるしかない!」と吹っ切れた。

1ピン目のロックにも余裕が感じられる。

ここで落ちたらどうなるか、などは考えずにヒールを使う。
本来は2ピン目クリップ後にこの態勢に入るべき。

2ピン目クリップをうまくこなしてナイスキャッチ!

3ピン目クリップでRPを確信。

ここはもう余裕のステミング。
しかし終了点までもうピンはないというルート。
うれしいRPを達成。ビレイヤーはキーボウさん。
カメラは北海道のユリさん。

「熊カンテ(5.10a)」をなんとかMOS。
しかし、カンテ沿いのラインが登れずフェースを5.10後半のムーブで登った。Tr.でも仲間が誰も登れないので回収にまた登った。そして何度か練習するなかでやっと使えるホールドを見つけ5.10aぐらいのムーブで登った。
このエリアのグレードが辛く感じるのは理想のムーブ、最良のホールドを使った場合のグレーディングだからだろう。

北海道と熊本のコラボチーム。楽しい思い出をありがとう。そして今回はたくさんの方々にお世話になった。
烏帽子岩は「JR道場駅」から近く、クライマーも平日なのに20名ほどいる大人気の岩場であった。

みんなと別れ、明石海峡大橋を渡った。こんなに長い橋をかける人間の力には驚きしかない。

淡路SAの大観覧車とオープンのロードスター。まだまだぶらり旅は続く。

鳴門大橋を渡るころには夕闇が迫ってきた。

19:00 徳島ラーメンとチャーハンの夕食。
22:30 高知県:室戸岬で野営。

登山大会2日目: 烏帽子岩

2025.10.26(日) ぶらり旅

朝から小雨。昨夜の雨もあってクラック主体の堡塁岩はあきらめ、宝塚の近くで南面の烏帽子岩をコースリーダーの西村さんに案内して頂いた。

これが有名な「ジャスティス(5.11a)」、被っている所は雨が当たらず白いが今日は登れない。
すぐ隣の「駒形岩」なども見学して様子を見るが、小雨が降ったりやんだりを繰り返す。

「六甲山:縦走弁当」なるものを食べた。コンパクトにまとまって美味い。調べたら880円だった。

兵庫まで来て、弁当だけ食べて何も登らず帰る訳にもいかない。
午後、少し乾いてきたので★★★のスラブルート「太陽がいっぱい(5.9)」に取り付いてみた。

ここで1ピン目。少し乾いて見える。

薄いカンテを使って左に体を振って登るのだろうが左壁は濡れている!

右にラインを取った。傾斜はゆるいがホールドは小さい。
この姿勢のまま3分間(写真のデータから)動けなかった。

なんとか活路を見出し上部へ。

タオルで水気を拭きながら登った。

なんとかMOS(マスターオンサイト)、みなさんをハラハラドキドキさせたと思う。

北海道の女性二人から「明日は晴れ。自分たちだけでも登りましょう!」という提案があった。
飛行機で来て、濡れた岩をトップロープで1本登っただけでは彼女たちも帰るに帰れないのだろう。

夜の閉会式ではバイオリンの演奏や灘のたる酒が振舞われた。
その後は「摩耶山掬星台夜景ツアー」に行った。
駐車場から掬星台(展望台)までは真っ暗の中をヘッデンを照らしてけっこう歩かねばならない。

先発のバスに乗った方々はガスってなにも見えなかったそうだ。3便目の私たちはなんとか神戸の夜景を見ることができた。昔は100万ドルと言われていたそうだが、今はインフレで1000万ドルの夜景だ。
ところでこの掬星台の団体客は私たちだけ。他はみんな真っ暗な中で手をつないだカップルだらけだ。兵庫県西宮出身あいみょんの歌詞に出てくる「定番のデートコースを歩いてみたい」とはここのことだな、と得心した。

全日本登山大会へ

2025.10.25 ぶらり旅

4:20 神戸をめざして出発。
4:30 大山周回道を走っていると、車のライトに引かれて突然右から雄鹿が飛び出してきた。危うくぶつかりそうになったが間際で停まった。この旅、最大の危機だった。

7:30 上月城跡
ここは小さな山城だが戦国時代の要衝で、毛利や織田の激しい戦いが行われたことで有名。

ここで朝食。
8:05 NHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」を初めて聞いた。どうも11月8日の放送で私が阿蘇の紅葉をレポートすることになりそうだ。

津山から美作を通った。山の上に「美」という字が浮き出るような仕掛けが見えた。「孤高の人」で覚えた「みまさか」の地を通るだけで感慨深い。

11:30 神戸市立自然の家「そうぞうのすみか」着。
登山大会の開会まで時間があったので初めての六甲山を散策してみた。

「シェール槍」に登頂! 後ろは三田市かな。近くには新穂高湖もある。ここで昼食だったがSOTOストーブを忘れてコーヒーが飲めなかった。

14:00 第61回全日本登山大会(兵庫大会)が2泊3日の予定で開催。
記念講演は地元の前田康男氏による六甲山の歴史(外国人による近代登山の発祥の地、毎日登山の始まり、藤木久蔵とロックガーデンなど)が語られた。

熊本からは県山岳連盟理事長の松井(キーボウ)さんと2名で参加。予想以上の接待で、Cグループ(クライミング)の交歓会。
外はドシャ降りで、明日の堡塁岩は如何に?

秋旅: 大山元谷まで

2025.10.24(金) ぶらり旅

風が強くトイレと車に挟んでテントを立てていた。
この後、車のトランクの中で水は入っているのに蓋のないペットボトル(?)が転がっていた。調べたらあまり濡れていないので放置して山へ。

男三瓶山は1126m、けっこう高い。

西の原登山口から往復3時間。天気快晴なれど風強し。独立峰で景色も抜群だ。

ススキの原にある山頂避難小屋、トイレも新しい。

アキノキリンソウ
オヤマボクチ(雄山火口)
スッポンタケ
イヌシデ(犬四手) 駐車場にて

他にもたくさんの花や実があった。登山口の草原はクロカンコースになっている。
昼食を食べて伯耆大山をめざす。

15:00 大山駐車場着。
山頂付近はガスっているし、もともと登る気持ちはないので元谷の紅葉でも見に行く。

大山元谷から北壁を望む。避難小屋まで行ってみたが紅葉はなかった。上はガスガスだったそうだ。(写真は一番ガスが少ない時)

大山神社の狛犬、これは強そうだ。
大山寺にも参拝した。 こちらは登山道から外れているせいか人けが少ない。

梵鐘をつくといい音が谷間に響き渡る。

大砲の弾が転がっていたりして、誰か拾って持ち去りはしないかと心配する。

今夜の露営地をどこにするか迷って、もう少し先まで足を伸ばし、鍵掛峠駐車場に達した。標高908mである。
トイレが新しく車中泊適地である。
一晩中明るいトイレには珍しいガがいた。

ヒメヤママユ
カレハガの一種

ここは峠で、大山の強風が吹いた。
やっと立てたテントが吹き飛び、駐車場の柵にひっかかったところで必死に押さえた。危なく崖下に落ちるところだった。
気付くとテントのフレームが1本曲がっていた。


秋旅:島根県まで

2025.10.23(木)  ぶらり旅

6:30 熊本の自宅を出発。今回は最初から九州道を利用した。

172km走って「めかりパーキング」まで。平均燃費は22.3㎞/ℓ、気温19度、秋晴れである。

山口市瑠璃光寺五重の塔(国宝)。
30年ほど前に萩往還140キロを走るために3回来ているが、観光をする余裕はなかった。うぐいす張りの石畳は覚えていた。

境内にはサルスベリの幹の中から松の木が生えている合体木がある。その下で観光客が「本当にすごいね、サルスベリの枝に松ぼっくりがなっている!」と騒いでいる。
そこで私が「上の松の木から落ちた松ぼっくりがサルスベリの枝にひっかかっているだけですよ」と全く夢をぶち壊す解説をしてしまった。

増田~浜田~大田と日本海を左に見てひたすら走る。日差しが強く気温23度と暑くてオープンにできない。
当初予定していた「石見銀山」はやめて初めての三瓶山をめざす。

途中で「三瓶小豆原埋没林ミュージアム」に寄った。
山間の田んぼの地下に巨大な地下施設がある。高校の先生が田んぼの中に突き出た杉丸太を切る1枚の写真に着目したことからこの埋没林が発見されたという。

三瓶山北の原キャンプ場に行くと「予約なし」で断られた。西の原登山口に行くと広大な駐車場に新しいトイレ施設があった。三瓶山は全体が公園化されてきれい。
風が強く、トイレの横に幕営。(車中泊は4台)