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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

ダム下:「隧道」で筋トレ!

2025.5.18(日) 日向神282 ダム下40

今年もアボカド栽培の季節がやってきた。
コップの水栽培で直根が7㎝ほど伸びたら植え替える。

雨上がりだが、そろそろ日向神に行く時間になった。
二日に1回、こりゃあもう通勤だ。

さすがにどこも濡れているが登れるところはある。

隧道エリアに5人が集った。
とも子さんが登っているのは「ウオテイン効果(5.11d)」
今日は体が整っていないのでトップロープをお借りした。

スタートで3回落ちた。
やっと登れたら初登時とムーブが違っていた。
だからクライミングは面白い。

地味に難しい中間部。

派手に難しい上部。
この後はヨガポーズを強いられる。

この頃は値段が高い「ウオテイン」をやめて少し安い「Soy Protein」に替えた。
大豆効果はまだ確認できないが、このルートを登ることが筋トレになることは間違いない。

今日は山崎家から京都の「生八つ橋」、井ノ口家から「軍艦島」のお菓子を戴いた。
先日蒔いたブロッコリーの種から芽が出たので収穫出来た「ら」お返しをしたい。

エゴノキの花びらを踏みながらの帰路。

九州南部は異例の早さで梅雨入りをした。
我が家のアジサイも併せて色づいてきた。

サンセット:半年ぶり

2025.5.16(金) 日向神 281

今日はKcoさんとダム上のサンセットエリアになったので、星原峠から向かった。出発時は小雨模様だったが徐々に回復してきた。お昼まで登れれば良しとしたい。

峠のシャクナゲは大きいがまばらな咲き様だった。

① ヒマワリ(5.10a) リピート

登っているのはKcoさん。
このルートはいつも磨かれている。

② プリティウーマン(5.11a) リピート

これも半年ぶりだが、ホールドが近く感じて楽だった。
ダム下で鍛えた成果かもしれない。

③ 赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート

これはコケ落としをしながら降りているところ。
核心の立ち込みで「ミウラ2012」のノリが良くなかった。
何回も登っているとシューズの調子まで分かるようになる。

④ 若い時のりりぃ(5.10c) リピート
今日はカメラマンがいないので写真がない。

⑤ おすきなふくは(5.11a) リピート
2020年、長友さんによって開拓された新し目のルート。5年ぶりぐらいなのでほぼオンサイトに近かった。

⑥ 快気祝い(5.11a) リピート

昨年10月に私が拓いたルート。初登以来で、とにかく長く感じたので暑い時は体力や気力が削られるだろう。
今日は下部の核心部を正面突破の初登ラインで登れず、右から少し回って登った。わき腹や左ひじが痛いせいにしておこう。

これは「梅雨のあとさき(5.10a)」を登るKcoさん。

午後3時になっても雨が降らず、二人とも十分満足の一日だった。

帰り道、時間に余裕があったので男岳分教場跡にてコーヒーブレイク。
紅梅に実がたくさん生っていた。

我が家のセッコクに花が咲いた。
今夜から週末は大雨の予報である。

阿蘇・高岳~ミヤマキリシマ鑑賞登山

2025.5.15(木) 阿蘇山 1

先日来、左わき腹が痛むのでクライミング、ドライブ、家庭菜園もやりたくない。何か上半身にストレスのないことをしようと考えたら「仙酔峡のミヤマキリシマ鑑賞」となった。
仙酔峡までは47km、二重の峠トンネルを通り約1時間のオープンドライブである。

ヘリコプターの遊覧飛行が一日中飛んでいた。一人約1万円だそうである。
死に際の枕もとで彼女が「あなた、何かやり残したことはないの?」と訊いたら、「ヘリコプターに一回乗りたかった・・・」と答えそうだ。

仙酔峡のミヤマキリシマを見るのは実に30年ぶりぐらいか。
鷲ヶ峰を遠方に置いて、すばらしい景色である。

仙酔尾根をたどると多くの慰霊碑が並ぶ。
24歳の頃、鷲ヶ峰の西稜リッジからDフェースをKKKの横山さんと登った。
横山「あそこに見えるのが匂坂(さきさか)ルートだよ」
私「匂坂さんが初登したんですね」
横山「いや、あそこで匂坂さんが亡くなったんだ」

その後も何度か鷲ヶ峰には通ったが、私の碑がここに建つことがなかったのは幸運である。

一汗二汗かきながら溶岩だらけの仙酔尾根をたどると左右の景色がどんどん変わる。これほど日本離れした景色はめったにない。
ちなみにこの頃この尾根を「バカ尾根」と呼ぶSNSでの文言が散見されるようになった。
以前、「ちゃんと仙酔尾根と呼ぼう」という運動があったことは忘れ去られてきたようだ。

高岳東峰を目指すと「天狗の舞台」がある。

25歳の頃、槍ヶ岳:北鎌尾根を登るためのトレーニングとして、鷲ヶ峰~北稜ノーマルルートで20㎏のボッカをした。

その後、この「天狗の舞台」でクライミングの練習もした思い出の一枚。(約40年前)
赤いバンダナにジョーラ、手にはクラック用のテーピング、重登山靴、なんといってもオレンジ色の「ウイランス・シットハーネス」が泣ける。

山上でカップラーメンを食べようと水やコンロを持ち上げたのに、肝心のラーメンを忘れるという痛恨のミスを犯した。
ボンベは2010年もの。

高岳山上のミヤマキリシマはまだ1分咲きだったが、イワカガミはたくさん咲いていた。

高岳山頂の標高は1592m、熊本県人はこれを「ヒゴクニ」と呼んで覚える。

帰りは中岳からロープウェイ駅跡に下る定番コース。

こんな所に「ハンミョウ」がいた。
昔は実家の庭にハンミョウの幼虫がたくさん穴を掘っていた。

外国人(ヨーロッパ系か)の登山者は多い。
ほとんど女性は短パンにタンクトップかTシャツで、荷物はすべて男性が持つのがきまり。
対して日本人のカップルは、男性が足に不安を抱え、太って満足に歩けなかったりで女性だけが荷物を持つことはよくある。

この外国人カップルのように、軽装で午後3時から仙酔峡を出発し高岳を目指す二人に「もう少しちゃんとした格好をして、時間も考えないとダメよ!」とか言わない方がいい。
彼らはだいたいこんな格好でヨーロッパアルプスやネパールの峰々を歩いて来ているのだから。

仙酔峡~仙酔尾根~高岳東峰~中岳~ロープウェイ駅跡~仙酔峡、ゆっくり歩いて5時間の山旅だった。

菊池川流域のホタルが見頃

帰宅して「カライモ苗植え」、その後は「ホタル観賞」とブログのアップでゆっくりできない。

ダム下:イマカラダ(5.12a)開拓・初登!

2025.5.13(火) 日向神280 ダム下39

五月晴れの下、日向神:ダム下に向かいProject5の初登を目指す。
しかし、ロードスター(6速MT)のシフトチェンジをする度に左わき腹がズキンと痛む。どうもPro.5の核心部でトライを繰り返すうちに痛めたようだ。こんな状態で初登できるか不安が先立つ。

最初に3FでタケシさんのProject試登のビレイ。

① Pro.5にトライ(数回)

今日は「ミウラ-2013」をチョイス。

2ピン目で不動の4点支持。動けば落ちるの繰り返し!
山で拾った「液体チョーク」が私には合わなかった、ということにしよう。
下部は繊細な足置き、スムーズな体重移動、強い指力が必要だ。

② Pro.5をRP (初登)

中間部の絶妙なトラバースから上部のフェースは自分でも驚くほどうまく登れた。

「イマカラダ (5.12a) B5 10m 緒方一成 」の完成

シャクガの幼虫が今日もいた。

③ 春リンドウ(5.10b) リピート

登っているのはタケシさん。
みなさん慣れているので「カンテを使わない(5.11a)」バージョンでトライする。

④ アンダーリンク(5.11c) NG

4月27日の初登以来、16日ぶりだと1テンション。

登っているのは井ノ口さん。

タケシさんがチェーンソーで何か作り始めた。

隧道エリアにぴったりの「ベンチ」が完成。
日向神を訪れたカップルが木陰のベンチでクライミングを見学できる、そんな素敵な場所になりそうだ。

今日は私の体の周りでダニが何匹も見つかった。

隧道エリアはずいぶんと明るくなったが、2月までは「やぼくら」だったのでダニが多数孵化した可能性がある。または3Fから付いてきたのか。
生まれたてでも全長1~3ミリと目視で確認できるので十分な対策をとってほしい。
私がダニの好きなフェロモンを出しているという噂もあった(笑)

次回ダム下に行ったらトポと一緒に「交流ノート」を置いておくので活用してほしい。
防水ノートはDanさんからの寄贈。

project5にトライ1日目

2025.5.11(日) 日向神279 ダム下38 生物21

二日前、金曜日の雨は山でも相当降ったようで、ダム下「蘭夢庵」の小川も勢いよく流れていた。小径も土砂が流され、照葉樹林の枯葉が層をなして重なっていた。
岩場のしみ出しはいたるところに見られたが、流石はダム下、2Fや3Fの一部では十分登れた。クライマーは合計8名。

① Project5にトライ(2回) NG

岩肌は湿っぽく、上部ではバンダナで水気を拭き取りながら登った。しかも朝イチで体は硬い。
こんな感じで完登できるほどやさしくはない。

3Fの自分の課題で「シャワークライム」をするK1さん。
ここで私は池田さんから高級チョークを分けてもらった。
こんな日はチョークを余分に持っておかねばならない。

日当たりの良い3Fに咲くツツジ。ヤマツツジか?

面白い形の葉もあった。ヒルガオ科のつる性植物だろう。

② Project5にトライ(3回) NG

上部のハング越えで最善のムーブが見つかった。
当初はこの辺りが核心部と思われたが、今日は2~3ピン目と中間部のトラバースで苦労した。

ゆきえさんも下部やトラバースで苦労した。

そうこうしている内にタケシさんが「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をRP(第2登)された。
はにかんだ顔がいい。

【今日の生物】
① ジュウジナガカメムシの幼虫

3Fへの木はしごにいつもいる。

② ヒロオビトンボエダシャクの幼虫

隧道エリアの白い壁を直登中!

③ アオダイショウの抜け殻

ほぼ完全な姿で岩場の帰り道に見つかった。往路では見なかったので、私たちが帰るまでの間に脱皮したのだろう。
「行くときは岩しか見ていないので気付かなかったのだろう」という意見もあったが、私がこれを見逃す訳がない!

昼間の県体壁

2025.5.10(土) 県体壁 37  生物 20

昨日が大雨だったので、外岩は濡れているだろうと思い、会友4人が県体壁に集った。
昼間の県体壁は記憶にないぐらい久しぶり。

① 右赤(5.10b) リピート
② 中黄(5.11a) オンサイト
③ 左紫(5.11b)OSトライ、NG、1テン

左が私、いい筋トレになった。

④ 右青(5.9) クールダウン

午後は13年間使った洗濯機から水が少し漏れるようになったので新しく買いに行った。
その後はヒマワリ苗の移植や花壇の草取り。

今年もアマリリスがきれい。

キンモクセイに大きな幼虫がいた。
「イボタガ」である。
イボタガの成虫はこのブログ「2023.3.19 ワクワクが止まらない」に登場する。やはり我が家の庭でくらしていたのか。
この幼虫1匹ならキンモクセイを食べ尽くすことはないので放っておいたが、探すと合計3匹もいたので・・・・。

マウント合戦

2025.5.9(金) 徒然 148

YouTubeで時々見るのが「森キャンプ浩平」である。
森浩平は自称俳優であるが、実質はバイクツーリング動画の配信で食っているようだ。
で、トライアンフというバイクに乗って行き交うバイクに問いかける。
「君の、何シー?」
「750」
「僕の、1200シーシー」
こんな具合で、バイクの世界では排気量が大きいほど単純にマウントが取れるらしい。

【R32型 GT-R 2568㏄】

山の世界ではどうか。
「日本100名山、達成しました」
これは金と時間に余裕があり、かつ体力と情熱が必要で素直に敬服する。山の世界では一生マウントが取れる。

「5.13、登りました」
「2段、登りました」
これも素晴らしい。しかし、グレードのマウントは危ういところもある。
「あの人、段クライマーなのに5.11でヒーヒー言ってるよ」
と、後ろ指をさされかねない。

【AE86 トヨタ・スプリンタートレノ 1600㏄】

年齢(若年)マウントはどうか。
「あの子、小6(12歳)で5.12が登れるそうだ」
これ、10年前はすごいことだったが、今は「13ぐらい登らないと将来性がないね」などと言われる。
だいたい若い奴はうまいけれど「すぐに腐れる生もの」だからあまり信用されていない。
若ければ良いことはあまりない。

【マツダ NDロードスター 1500㏄】

高年齢マウントはどうか。
「Hさんて、75歳だって。今日は5.10cをリードしてるよ」
「すごいね!」
これは完全にアリだ。
山はもう中高年の世界、いかに長く続けられるかが大事だ。

クライミングは基本的に人と競い合うものではないから、生涯スポーツとしても推していける。
ただし、山中で倒れては人に迷惑をかけるので、「朝から立って靴下が履ける」ことができないならば山に行かないようにと私は考えている。

【MAZDA MX-5 MIATA 1500cc】

昨日、フィットネスジムの更衣室で年配の方に話しかけられた。
「御いくつですか?」
「あ~、67です」
「私は72です」と、勝ち誇ったような顔をされた。
勝手にマウントを取られた。
ジムは少しでも年上だと優越感が得られる所のようだ。

鍬の修理

2025.5.6(振休) 園芸 1

新しいカテゴリーを立ち上げた。
「園芸」である。
記念すべき第1回目は、昨日折れた鍬の修理である。

もともと家では使わない古いものだから南面エリアの開拓用に持って行った。
捨て置いても良いのだが、「緒方」の焼き印があったのでは身元がばれてしまうので持ち帰った。
今日は朝から雨で何もできないのでこの鍬の再生を図った。
柄を買いに行く前に予備知識を入れようとネット動画が見たら、意外にもたくさんの「鍬の柄交換作業」が上がっていた。けっこう需要があるのだろう。
口サイズはノギスで測ると28㎜×36㎜だった。

ホームセンターN
替え柄はたくさんあったが樫だと3000円以上だ。
これではカラビナが4枚買える。
しかもサイズが合わない。たぶん我が家のものが古すぎるのだろう(戦前の物か?)
ホームセンターG
ここの品物はけっこう良いのだが、鍬の柄に関しては在庫が少なかった。
ホームセンターK
ここで口サイズ26㎜×35㎜、長さ1050㎜、1880円を買った。柄の表面を軽く焼いて木目を出し、塗装まで施して高級感があった。
クサビは鉄製でも木製でも200~300円するので手作りにした。

実家に行くと、焼きごてはすぐに見つかった。
鍬の「黒錆び」は表面を保護してくれるそうで、ざっとワイヤーブラシをかけるだけに留めた。

我ながら良い出来栄え。

今回使った道具。
ハンマーにも焼き印を押した。

今年は実家のサクランボが豊作だ。

GW~いつもの山へ

2025.5.5(こどもの日) 日向神278 ダム下37

6日が雨予報で、カニ岩でのマルチが中止になった。
そこでいつもの日向神:ダム下の隧道エリアへ行った。

① Project5の試登(Tr.)
タケシさん、K1さんのアドバイスを受けてボルト位置を修正。

② Project5に終了点設置、ボルト5本打

右下に「隧道」が見える。
お気楽に作業をしていたら1本打ち忘れるという痛恨のミス!

大苦労の図。
今度からはシャントを常にぶら下げておこう。
初登は次回までおあずけ。

今日はアキモトさんの接待登山の日なので、みんなで南面エリアに移動。

③ 真珠の首飾り(5.10d?) リピート

登っているのはK1さん

④ ゲルニカ(5.11c) リピート

登っているのはウラサキさん

この頃体のどこそこに痛みが出ているが、私にとってのテストピースを今日も登れて一安心。
2~3年前、ここに持って来ていた鍬(くわ)がオブジェ(ゴミ)になっていたので回収した。


南面エリアの上空で小枝を運ぶ大型の鳥。
尾の形からしてトビか。

久しぶりに「つる橋」を渡って帰る。

ダム湖の上を舞い、魚をねらうのはミサゴか?

峠越えの山間道でホウチャクソウを撮っていたら面白い植物を見つけた。

シクラメンの葉のように見えるが「タイリンアオイ」である。
少し持って帰ろうと件の鍬を使った。

一撃で折れた。

根の上に付いているものが花。ちょっとキモい。

五月五日、夕食のしめは「ちまき」

今年のGWは4月26日に長崎:野岳に行ったぐらいで大きなイベントはなかった。
それでも親戚の葬儀や畑仕事を挟みながら楽しく山に行けた。

2025 春の山野草

2025.5.2(金) ロードスター101 生物19

「GWの九重山は車を停める所もない」
「どうせ休みならクライミングがしたい」
そんな方々のために、平日の春の山を雰囲気だけでも味わってもらおう。

昨夜の雨が上がり、さわやかな朝を迎えた。
新緑の菊池渓谷はまたすばらしい。(写真はカット)
北外輪山を走り、まずはサクラソウを探す。

定番の可憐さである。

リュウキンカ
ヒゴイカリソウ

「やあ、今年も咲いていたね」
「また見に来てくれたんですね」
「2年ぶりかな、これからは毎年来るよ」

男池の駐車場

GWでも平日はすいている。快晴なれど風強し。

上の台の新緑(一見の価値あり)

水たまりはないがカジカガエル(?)の鳴き声はよく聞こえる。
近くに寄ると鳴き止むので姿は一度も拝めない。

ユキザサ
ニオイスミレ
ヤマシャクヤク

今日のメイン。最初の1本を見つけると「お~!」と声が出た。
丸いつぼみも多かったのでしばらくは見頃だろう。
ツクバネソウ、ネコノメソウ、マムシグサもある。

アミガサダケ
シャクナゲ(石楠花)

この辺りではツツジやシャクナゲは頭上にあり、今まで気づかなかった。

下を見るとシカの糞

相変わらずシカの食害はひどい。

廃屋となった山小屋

よくこんな大きい山小屋を建てたものだと感心する。
基礎がコンクリートなので何十年経っても崩れない。

アナグマ

白昼堂々と散歩をしていた。

横断歩道を渡らないから交通事故に遭うんだ。