四国ぶらり旅 Ⅱ

2023.8.2~4 ロードスター 64

昨年に続けて、四国ぶらり旅Ⅱ(おかわり)。
夏に向けて6月ぐらいから計画は立てた。
しかし、YouTubeとかの動画で調べるといろいろと詳しくはなるがもう「行った気持ち」になって飽きがきた。

一応、①四万十川 ②カツオのたたき ③UFOラインの3つだけ決めて、後はテキトーに行くことにした。

8月2日(水)
菊陽の職場を16:30に出て、20:00発の国道九四フェリーにゆっくり間に合った。片道8,200円。
帰りは「しまなみ街道」に行くかもしれないので往復は買わない。
佐田岬の三崎港から四万十川を目指して走る。

台風の影響で雨が降り出した。
道の駅「四万十とおわ」の軒下で野宿。

8月3日(木)
暗いうちからそそくさと出発。

     四万十川の沈下橋:岩間橋

まだ暗くてよく分からない。

    四万十川の沈下橋:勝間橋

3本の橋げたが特徴で、河原もひろいので橋が長い。
この橋は映画「釣りバカ日誌」にも使われたそうだ。
朝が早いので独り占めできた。

    四万十川の沈下橋:佐田橋

明るくなると生活道路橋なので車が通り長居はできない。

      足摺岬の灯台

足摺岬は見どころが多そうなので行ってみた。
「中原(ジョン)万次郎」の立派な銅像もあった。
灯台への遊歩道を歩くとフナ虫がさささっと道をあけてくれる。

        白山洞門

日本最大級の海食洞で荒波が吹きあがってくる。

    白山洞門

この図は「白山洞門展望 万次郎足湯」から見たところ。
ひと汗かいた後に足湯もいい。
近くの立派な金剛福寺にも寄ってみた。

この後は高知を目指す。

  道の駅「ビオスおおがた」

ここでジェラート「マンゴー」を食べた。

  道の駅「なぶら土佐佐賀」の明神店

ここで念願の「カツオ塩たたき丼」850円を食べた。
藁(わら)で焼いたカツオは甘みがあってうまい。

この後は高知を巡って「宮の前キャンプ場」に泊まろうと思っていたが、明日から天気が悪くなりそうだったので、今日のうちに「UFOライン」を走ることにした。
寒風山トンネル手前から山道(町道)に入る。

    UFOラインの瓶ケ森付近

この辺りまではオープンで走れたが残念、期待した景色は見えない。
昨年は大雨の中、逃げるようにしてこの道を下った。
天気の良い観光シーズンには車や単車が多くて離合が難しい。
さて、3回目のおかわりはあるかな?

西日本の最高峰「石鎚山」の登山口である「土小屋」は雨。
雨の中、車を置いて登っている人が何人もいるが、私にはそんな気力も体力も装備もない。
雨の中、気温も下がってきたので面河渓まで下ることにした。

      面河渓

45年ほど前、大学1年生の冬合宿で愛媛大学の学生寮に泊まり、道後温泉に入った。そしてこの面河渓から二の森~石鎚山へと登った。
昔を懐かしみながら写真を撮っていたら、車の中にアブが20匹ぐらい飛び込んでいた。追い出そうにもなかなか出て行かない。
這う這うの体で面河渓から逃げ出して殺虫剤をふりかけた!
雨を避けて近くの神社で野宿。

8月4日(金)
高い山は台風6号の影響が大きい。
あきらめて松山を目指した。

      改修中の道後温泉本館

朝6時に開く本館前には近くのホテルの浴衣を着た人が行列をなしていた。
私も初めて行列を作って温泉に入った。
なるほど、入ってみて分かったが現在改修中で男湯は10名も入れば満員だった。
風呂上がりに休憩室を探して奥に行こうとしたら「そっちは女風呂ですよ!」と注意を受けた。
来年は全館使えるようになるそうだ。

   湯築城から松山城を見る

温泉の近くに城跡公園があるので登ってみた。

     正岡子規博物館の前

「足なえの病(脊椎カリエス)を治すという道後温泉に飛んで行きたいな、自分がサギであったならば」という子規の歌である。
しかし、古い形の温泉本館の中は狭い階段が多く、足腰が弱い人には入り辛い。
温泉も観光も元気なうちに行かなければならない。

汗をかきながら温泉近くを散策していたら携帯の電話が鳴った。
我が家の近くに住む親せきの訃報だった。
今夜が通夜だと言うので急遽帰ることになった。
(私は葬式組の会計もしている)
松山市内は折しも通勤ラッシュが始まっていた。

松山自動車道で八幡浜~佐田岬(三崎港)へと走った。
10時26分、港に着くと並んでいた車がフェリーに乗り始めていたが、時間的にも台数的にもギリギリで乗ることができた。

14時45分、自宅着。
全行程907km、18.2km/ℓ。ちょっと慌ただしい旅だった。