父の初盆法要

2023.7.1(土) 徒然 112

昨年亡くなった父の初盆法要を行なった。
そしてこれを機会に我が家の「家系図」を作成して親戚に配布した。
父の兄弟姉妹は6人いたが、もう3人が他界している。
我が家の祖先の事を知る人も少なくなってきたからだ。


家系図と一緒にこの写真も配った。
昭和33年のこの写真、後方左から3人目の赤ちゃんが0歳の私である。
私を抱いているのが父で30歳、右が祖父で60歳。
中央が曽祖父で90歳と男4代がそろっている。
先祖は細川藩の下級武士で、明治10年の西南戦争では長男が薩摩軍、次男が官軍に分かれて戦ったとか、写真の曽祖父は身重の妻を置いてその妹とハワイに10年間出稼ぎに行ったとか、父は18歳の時に花房飛行場を襲ったグラマンの機銃掃射を避けて竹やぶに逃げ込んだとか・・・。
平和な家族写真のようにしているがみんな激動の時代を力強く生き、家族の歴史・日本の歴史を作ってきた。
そして死んでいく。
お盆とは先祖を追憶して無常の理(ことわり)を感じることらしい。

紫陽花(ダンスパーティー)

今日は菩提寺(浄土真宗)の若住職に「お盆」について教えていただいた。
お盆は元来「盂蘭盆会(うらぼんえ)」の略である。
盂蘭盆会は「ウランバーナ」から来ており、「逆さ吊りの苦しみ」のことを表す。
これは「お釈迦様の高弟子である目連尊者が、亡くなった母親が餓鬼道に堕ち逆さ吊りの苦しみに遭っていることを知り、仏教僧の助けを借りて救い出した」という故事に由るらしい。
だから盆提灯も「天井から吊り下げる」のものが本来の形らしい。

アゲハチョウ

午後、雨がやんだ合間に頼りなく飛ぶアゲハチョウがいた。
写真で見ると羽根が相当痛んでいる。
昨夜の豪雨にやられたのかもしれない。

カタツムリ(梅雨をよろこぶものもいる)


突然の訃報が届いた。
山が好きだった林田さんである。
「いっせいさんのブログは熟読しています!」と言われていた。
もう読んでいただけないと思うと寂しい。