サクラマチクマモトへ行ってきました

2019.12.7(土) 徒然

午前中は仕事。夜は山仲間との忘年会のため、早めに熊本市内へ行った。
まったく計画はしていなかったが9月にオープンしたサクラマチ・バスターミナルまで初めて行ってみた。
このごろのバス代はカードで払うのが主流らしいので思い切って定期券売り場でカードを作った。「くまモンのIC・CARD」というらしくもうこれだけで私の世間は急に広くなった。
写真はサクラマチ・モンベル店近くから東側を見たところ。銀杏並木がクリスマスの飾りよりもきれいだった。

外に出ると広場で何かイベントをやっていた。出店はテントではなく洒落た小屋が建っている。たぶんいつもこんな賑わいなのだろう。

下通りをぶらぶらしながら三国屋に入った。買ったのは木製のカップとスプーンなど。冬になって毎日食べるフルグラもステンレスのカップでは冷たく感じてきたからだ。

一応第一目標の好日山荘に行った。ここで10月27日の国見岳でなくしたストックの「先ゴム」を買った。脱落防止ストッパー付きで540円。

第2目標、上通りのまるぶん書店に寄って「李陵・山月記 中島敦」の文庫本(400円)を買った。
この本は先日、図書館から借りた「易しく読める現代語訳本」で久しぶりに読んだ。相変わらず面白かったが若い時に読んだ感動には至らない。その時「やはり漢文調の原文で読まないといかん」と思った。
そこで約40年前に買った文庫本を家の本棚から取り出し、1ページ目をめくった。
そしてびっくりした。ハ○キルーペのCMではないが「文字が小さくて読めな~い!」のである。2行読んで目と頭がぐらぐらしてきた。新しい本を買おう!
今回、書店でこの本を探すと案外容易く見つかった。本棚から引っ張り出すと「ドキッ」とした。なんと本の装丁が40年前の文庫本とほとんど同じだったからだ。違うのは帯にピース又吉氏のキャッチコピーが付いている。お~、又吉さんもこの本が好きなのかと納得してしまった。(左が昭和54年23刷、右が平成31年86刷)

さて、ページをめくってみると肝心の本文のポイントは昔の1.5倍ぐらいある。まずはこれで読める。詳しく調べると、1ページの文字数は約70%になり、全体のページ数は144pから218pに増え、値段は180円が税込み440円となって約2.4倍である。

忘年会の店は上通の居酒屋A。気の置けない山友との飲み方は楽しい。白岳のお湯割りで体も温まり、料理もうまかった。あっという間に時間は過ぎ、「じゃあ、明日は日向神で!」と、バス停で別れた。ICカードを使い、小銭を気にせずバスに乗ることができた。
放射冷却でキンキンに冷えた夜道を歩き帰宅して風呂に入ろうとしたら衣服が非常にタバコ臭かった。う~ん、これはきつい。

山屋の忘年会は次の日登らないといけないから、グリーンパル日向神のロッジを借りて時間を気にせず飲み食い(持ち寄り)して泊まる方が良い。そして次の日はいつものように登る。来年はこう提案しよう。