愛エリ:「弁天山 5.11a」やっとRP!

2019.2.17(日) 日向神:道端エリア・愛のエリア

今日はクレッテルカメラードの横山さんから「初心者を連れてくるので教えて欲しい」と頼まれ、6名で道端エリアへ行って登った。
午前9時の気温は2度。道端エリアの壁はまだ先日の雨で湿っぽい。それでも徐々に壁の状態はよくなり、山崎、原口、浦崎、松本などいつものメンバーが集って賑やかになった。
初心者の指導に関しては一昨年「公認スポーツクライミング指導員」の資格をとったので少し大きな顔ができる。

午後からお目当ての愛のエリアへ澤田さんと行った。先週リボルトした右壁の「弁天山 5.11a  B5 野下」を遂に登る日が来た。

取り付きは左のカンテから入った。ホールドが覚えていたものより小さく感じられ、体の動きも悪い。
2ピン目をとってやっと一息つけた。
3ピン目を慎重に登ると指先が寒さでかじかんできた。
そして4ピン目は左側のホールドが濡れていた。この時期にトライしたことを少し悔やんだがもう上しか見えない。
5ピン目をとると最後はスラブ帯となり先週チェーンを追加した終了点に達した。
マスターリード1本目でRPできた。素直にうれしい。

これまでの経緯。
1月19日(土) 「十日恵比寿」の終了点に穴を2つ穿つ。(ハンマー忘れ!)
「猪鹿蝶」「弁天山」の掃除。
1月27日(日)「十日恵比寿」の終了点にチェーンを設置。「弁天山」の掃除。単独。
2月2日(土) 「弁天山」にトップロープでトライ。同行はキーボウさん。
2月11日(月) 「弁天山」のリボルト作業。終了点にチェーン、アルミハンガー撤去、ボルト(ペツル・グージョン)5本打。濡れていて登れない。同行はナオさん。
2月17日(日) 「弁天山 5.11a」をマスターリード1本目でRP。同行は澤田さん。
下の写真は「夢中歩行」を登る澤田さん。
服が岩に同化しているので次回はもう少し目立つ服色をお勧めしたい。

ルート名について
「弁天山」を私は「べんてんさん」と呼んでいた。それは熊本県合志市に「弁天山 145.7m」があり、「べんてんさん」と呼ぶからだ。弁天とは「弁財天」のことでご存知のごとく七福神の一員でもある女神だ。また、立石敏男著の「九州の山」によると、信仰に関する山は「さん・たけ」と呼ぶのが習わしであるという。
ところで、このルート「弁天山」を私と定年ブラザーズのタケシさんは若いころ(30年ほど前)にオンサイトしたという。若いころは近寄り難いほど強かったようだ。
そのタケシさんが、「このルート名を野下さんは『べんてんやま』と呼んでいた」と言われる。
う~ん、ここはやはり初登者を尊重して「べんてんやま」と呼ぶことにしたい。

このルートは、ボルト間隔は少し遠いが多彩な動きが楽しめる面白いルートだ。
しかし、最上部がスラブ帯になっているため、登らないと落ち葉が積もったり苔が生えやすいようだ。ぜひたくさんの人に登っていただきたい。