「石鎚山」タグアーカイブ

石鎚山から道後温泉へ

2025.10.29(水) ぶらり旅

昨夜の土小屋は凍えた。たぶんマイナス3度を下回っていただろう。起きるとテントも車も真っ白く霜で凍りついていた。テントが乾くのを待って、ゆっくりと9時に出発。

山全体がよく紅葉している。

よく見ると北壁を登るクライマーがいる。

クサリ場は全身運動、息が荒くなる。
登り切れば即弥山の山頂。

この後、天気もいいので天狗の先まで行ってみた。

ベンチ2辺りからの振り返り。
4時間半の活動は汗もかかず楽ではあったが連日の疲れか体はきつい。

面河渓に寄ってみたが、ここの紅葉はこれから。

山の後は道後温泉で疲れをいやす。平日でもお客は多い。
手前の集団は長崎の修学旅行生で記念写真を撮っただけ。

そして夕食は坊っちゃん食堂と私の定番コース。名物のお母ちゃんは入院中だった。
時間があるので佐田岬へ向かった。

かつおのタタキからのUFOライン

2025.10.28(火)  ぶらり旅

室戸岬の地蔵さま。ほとんどは海難事故者の慰霊らしい。

四国24番札所の最御崎寺にお遍路道(山道)から参拝。空海のねじり石、鐘石、仁王門など見どころ満載のお寺。

朝からお遍路さんも多い。

すぐ近くに室戸岬灯台がある。このレンズの明るさは日本一らしく、夜に来たら間近で回る投光が見られるだろう。

お昼は高知まで来て、「かつお舟のタタキ道場」で自分でわら焼きしたかつおを食べた(1800円)。とてもうまかった。
去年、「かつおなんて高知で食べればどこでもうまいに決まっている」と思って入った桂浜のレストランのものは新鮮さに欠けていた。
この後はいつものUFOラインへ向かう。

清流「仁淀川」のサギの群れ。魚もそれだけいるのだろう。

UFOラインに向かう「いの町道・瓶ヶ森線」のナビ図。黄色線は寒風山トンネル。狭い所で対向車が来ないことを祈るのみ。
今日は超遅いベンツが前を走って閉口した。「自分はゆっくりなので道をゆずろう」という発想が何故ないのか不思議。

秋のUFOラインは素晴らしい。


UFOラインは高低差が少なく走りやすい。

登山口の土小屋から見た石鎚山。
夕方の気温は4度、放射冷却で夜は冷えそうなので モンベル店で貼るカイロを2個買った。この旅最大の危機か? 
土小屋付近は車が多いので人影まばらな第4駐車場で野営。

2024 四国の旅 3日目

2024.8.1(木) ロードスター81 山歩き41

剣山頂上ヒュッテで起きる前に考えた。
「次郎ぎゅうへは往復2時間、朝飯前に行くか食べてから行くか」
窓から外を見るとガスっていて、ガラスには水滴が付いている。
6時に朝食を食べて、6時半過ぎに出発。

10年以上前、トレランのまねごとをしていて下りや平坦路では走ることも多い。

剣山登山はあまりきつくないので、この「次郎ぎゅう」までを目標にする人が多い。
提言5:食べてすぐには走らない方がいい。(?)

8:00 ヒュッテにもどり下山開始。
まだ歩き足りないので、行場方面に下った。
急な下りになり、石灰岩の壁にチムニー状のクーロワールがあり、長い鎖を使って下りる。

なかなかの修業の場である。

ここで「キレンゲショウマ」に出会えた。

久しぶりに「キツリフネソウ」にも会えた。

これは「ギンバイソウ」という。
この道を選んで良かったと思う。

枝折神社の近くには驚くほどの「キレンゲショウマ群生地」が待っていた。この花を見るためだけにここまで来る登山者も多い。

リフトを使わずに下山。

見ノ越の劔神社に下りてきた。
汗でぬれたシャツを着替えて、すぐに次を目指す。

剣山登山口(見ノ越)~石鎚山登山口(土小屋)は155km、約4時間のドライブだ。
相変わらずの酷道で、山を下りると気温は40度近い。
本山町のスーパーでお昼の弁当を買ったが、暑くてのどを通らず半分残した。
有名な「早明浦(さめうら)ダム」の沿岸道を走った。このダムは大きい。
13:47 道の駅「木の香」は気温36度。
この後、寒風山トンネル手前からUFOラインをめざす。

この山道もヤバい。
提言6:四国にはハイトワゴンや大型バイクは走らない方がいい道がある。

この道がテレビCMにもよく登場するUFOライン。
2022年は大雨、2023年は雲の中。3度目の正直になった。

彼方に見える石鎚山、今回のベストショット。

15:26 土小屋は気温26度。
道は良いので前半は小走りで進む。

頂上はまだまだ遠い。

休んでふと目を落とすと「葉隠れツリフネソウ」が咲いていた。

二ノ鎖元小屋から見る天狗岳東側の岩壁。
ここのトイレは小用でも100円のチップが要る。

鎖場は全身での登りになり息が切れそうになる。
登り切れば弥山(1972m)の頂上神社。

カメラだけ持って天狗岳へ向かう。

岩稜の登りは高度感があるも気持ちよく行ける。
18:15 たった一人の天狗岳頂上。

弥山に戻り、頂上小屋のお客さんから石鎚山にしか咲かないという「シコクイチゲ」を教えてもらった。

下の緑の葉はツツジ系で別の物

一日で剣山と石鎚山の2座を登ったことに驚かれていた。
小屋で400円ぐらいかなと思って買ったアクエリ(500mL)は500円だった。
ところが下りの第3ベンチで下を見たら100円玉が落ちていた。

提言:山では上ばかり見らずに下も見るべし。

この後はヘッドライト「STORM-R」が初本番で活躍、これまでは虫取り用だった。
20:00 ゆっくり歩いて土小屋着。
お昼に残した弁当とカップラーメンでの夕食。

下界は暑いので駐車場にテントを張った。