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登山大会2日目: 烏帽子岩

2025.10.26(日) ぶらり旅

朝から小雨。昨夜の雨もあってクラック主体の堡塁岩はあきらめ、宝塚の近くで南面の烏帽子岩をコースリーダーの西村さんに案内して頂いた。

これが有名な「ジャスティス(5.11a)」、被っている所は雨が当たらず白いが今日は登れない。
すぐ隣の「駒形岩」なども見学して様子を見るが、小雨が降ったりやんだりを繰り返す。

「六甲山:縦走弁当」なるものを食べた。コンパクトにまとまって美味い。調べたら880円だった。

兵庫まで来て、弁当だけ食べて何も登らず帰る訳にもいかない。
午後、少し乾いてきたので★★★のスラブルート「太陽がいっぱい(5.9)」に取り付いてみた。

ここで1ピン目。少し乾いて見える。

薄いカンテを使って左に体を振って登るのだろうが左壁は濡れている!

右にラインを取った。傾斜はゆるいがホールドは小さい。
この姿勢のまま3分間(写真のデータから)動けなかった。

なんとか活路を見出し上部へ。

タオルで水気を拭きながら登った。

なんとかMOS(マスターオンサイト)、みなさんをハラハラドキドキさせたと思う。

北海道の女性二人から「明日は晴れ。自分たちだけでも登りましょう!」という提案があった。
飛行機で来て、濡れた岩をトップロープで1本登っただけでは彼女たちも帰るに帰れないのだろう。

夜の閉会式ではバイオリンの演奏や灘のたる酒が振舞われた。
その後は「摩耶山掬星台夜景ツアー」に行った。
駐車場から掬星台(展望台)までは真っ暗の中をヘッデンを照らしてけっこう歩かねばならない。

先発のバスに乗った方々はガスってなにも見えなかったそうだ。3便目の私たちはなんとか神戸の夜景を見ることができた。昔は100万ドルと言われていたそうだが、今はインフレで1000万ドルの夜景だ。
ところでこの掬星台の団体客は私たちだけ。他はみんな真っ暗な中で手をつないだカップルだらけだ。兵庫県西宮出身あいみょんの歌詞に出てくる「定番のデートコースを歩いてみたい」とはここのことだな、と得心した。

全日本登山大会へ

2025.10.25 ぶらり旅

4:20 神戸をめざして出発。
4:30 大山周回道を走っていると、車のライトに引かれて突然右から雄鹿が飛び出してきた。危うくぶつかりそうになったが間際で停まった。この旅、最大の危機だった。

7:30 上月城跡
ここは小さな山城だが戦国時代の要衝で、毛利や織田の激しい戦いが行われたことで有名。

ここで朝食。
8:05 NHKラジオ「石丸謙二郎の山カフェ」を初めて聞いた。どうも11月8日の放送で私が阿蘇の紅葉をレポートすることになりそうだ。

津山から美作を通った。山の上に「美」という字が浮き出るような仕掛けが見えた。「孤高の人」で覚えた「みまさか」の地を通るだけで感慨深い。

11:30 神戸市立自然の家「そうぞうのすみか」着。
登山大会の開会まで時間があったので初めての六甲山を散策してみた。

「シェール槍」に登頂! 後ろは三田市かな。近くには新穂高湖もある。ここで昼食だったがSOTOストーブを忘れてコーヒーが飲めなかった。

14:00 第61回全日本登山大会(兵庫大会)が2泊3日の予定で開催。
記念講演は地元の前田康男氏による六甲山の歴史(外国人による近代登山の発祥の地、毎日登山の始まり、藤木久蔵とロックガーデンなど)が語られた。

熊本からは県山岳連盟理事長の松井(キーボウ)さんと2名で参加。予想以上の接待で、Cグループ(クライミング)の交歓会。
外はドシャ降りで、明日の堡塁岩は如何に?