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遭難者救助からの俵山

2025.11.10(月) 阿蘇山3 山歩き47

9日(日)の夜、俵山遭難事故への救助要請があった。阿蘇外輪山の俵山なので道迷い遭難だろう。翌朝集合だが月曜日だ。昨年までの私なら仕事があって行かなかったろうが退職した今は断る理由がない。(根子岳や鷲ヶ峰での山岳遭難では夜を徹して救助活動をしてきたが)

10日(月)6:30「萌の里」に集合。
警察・消防署・シェルパ関係者(6名)、山岳連盟(11名)であった。
警察署の話によると、76歳の男性が日帰りの予定で8日(土)に入山、9日にも捜索したがもう2晩行方不明とか。8日の夜は雨も降ったから最悪の事態も考えられた。

警察・消防・山岳連盟でエリアを分け、警察犬や県警ヘリでも捜索した。我々はヘリからは見えない沢筋を登りながら捜索するとほどなく男性を見つけることができた。(8:30ごろ)

男性は外傷もなく意外と元気だったのですぐにヘリでピックアップすることができた。
一番大変だったのは2名の救助隊員がヘリで近くに降下してきた時、風圧で沢の水が吹きあがり我々の体を濡らしたことか。
無事に救助できてみんなピクニック気分で下山した。

10時には解散。
さて、昼飯まで買ってきたのに暇になったので俵山に登ることにした。
10:20 俵山峠から登山開始。7年前の「山の日イベント」以来となる。

秋晴れのススキ野は気持ちがいい。

後方には阿蘇五岳が広がる。

なだらかな登りが見えてきて、歩き始めて約80分で山頂に着いた。

三角点は山頂広場にはないので注意を要する。見当をつけて進むとススキのやぶ漕ぎになった。蔵王の二の舞にならぬようスマホはポケットに入れてチャックを閉めた。
昼食をとりゆっくり下山。坂道は黒ボクで非常にすべりやすい。

オオセンチコガネ。
午後になって気温が上がり、虫たちが急に動き始めた。

ツマグロヒョウモン(♂)

ツチイナゴ(?)

コバネイナゴ。

ナガコガネグモとバッタの末路。

リンドウは一輪だけ見つけた。

ヤマラッキョウは終わりがけ。

7年前はこの後ろに風力発電塔が林立していたのに全て撤去されている。