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初冬:ダム下の賑わい

2025.11.30(日) 日向神320 ダム下76

初冬ながら昼間の気温は約20度と暖かい。私は今日も隧道エリアでまったりと過ごしたが、「3Fは暑い」と何人か下りて来られた。隧道と3Fで20人ぐらいと賑わった。

アップなしで下から「NPルートの開拓」に取り組んだ。

予想通り中間部の細いクラックが難しい。きれいな細い平行クラックでナッツも同じサイズがあと2個は欲しい。
安全第一、近くのボルトハンガーでプロテクションを取りながら「秋休み」の終了点まで行った。
クラックグローブ(手作り)の活躍の場はなかった。

「イマカラダ(5.12a)」にトライ。このアンダーホールドを取って左足を上げるムーブが私の核心。ビレイはゆきえさん。

3ピン目にクリップ。ここのトラバースは地味に悪い。

上部のきつい所。
この後、ガバを持ったのにクリップ前で大フォール。
背中の赤い文字は「挑め」だが達筆すぎて「桃」としか見えない。(武田双雲 書)

出口エリアに昨日できたルート「冬のモーキン(5.11a)」の下部にある割れた岩をタケシさんが長ボルトで固定された。

「冬のモーキン(5.11a)」をRPされた石松さん。
左足の岩が固定されている。
意外にOS(オンサイト)は難しいルートだ。

今日のダム下の空には猛禽(モーキン)類がたくさん舞っていた。

みーこさんからTシャツ(L)をいただいた。
近年マラソン大会に出ていないので新しいTシャツは有難い。
ちなみに今日着ていた「挑」シャツは「2015年熊本城マラソン大会」の参加賞。

いい天気だった。

SNSで見つけたみ~子さんの写真をAIで加工、画像を創ってみた。

冬のモーキン(5.11a)開拓・初登

2025.11.29(土) 日向神319 ダム下75

朝の外気温4度のオープンは気持ちがいい。
快晴の土曜日、隧道エリアは11名のクライマーで賑わった。

私は23日(日)に試登したラインに終了点とボルトを打った。
隧道出口エリアの最も左のルートになる。

カメラマン:サトちゃんの作画は面白い。

空からトビが「何をしているのかな~」と眺めに来た。
ハヤブサも飛んでいたらしい。

さっそくトライしてみた。ビレイはレジェンドの原口さん。

1本目、思った以上にうまく登れた。
冬のモーキン(5.11a) B4 10m 緒方一成」の完成。

「イマカラダ(5.12a)」をRPされた山下さん。

「ウオテイン効果(5.11d)」を登った。

この態勢が作れると気持ちがいい。

帰るころに朗報が届いた。

熊本のザッキーさんが「冬のモーキン」をRP、第2登。

雨に強い隧道エリア

2025.11.26(水) 日向神318 ダム下74

前日の25日は急な雷雨と地震(阿蘇は震度5)で異様な雰囲気だった。
晴れ予報の今日はダム下3階で登る予定だったが、先に行かれた井ノ口さんらが「岩が濡れている」と下りて来られた。
岩が垂直から薄かぶりの「隧道エリア」は昨夜程度の雨では全く影響なし。特に出口エリアはカラカラだった。

「積乱雲(5.10a)」を登るSさん。中間部のホールドが変わり、私には(5.10b)ぐらいに感じた。

「積乱雲」の左側をTr.で試登してみた。なんとかラインが引けそう。

藤原さんが「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をRP。これで隧道エリアのリードルートはコンプリート!

私も登ってみると、3月の初登時に比べてものすごく楽だった。自分の成長を感じた。

「通り雨(5.10c)」を登るゆきえさん。このルートはラインの取り方でグレード感が変わる。。

雨の翌日の平日クライマーは8名。

初冬ながら色づいたカエデがまだまだきれい。

今日の拾得物。
受け取り時の合言葉は「ブログをいつも見ています!」

初冬の隧道エリア

2025.11.23(祝) 日向神317 ダム下74

朝の気温は6度、それでも快晴なのでオープンで行く。3連休の中日、福岡方面からたくさんの面白い車やバイクが阿蘇を目指していた。

「夏休み(5.11c)」を登る。
この写真のアングルは今までなかった。カメラマンはこの壁を熟知している「あの方」に違いない。
(私はちゃんと写真を撮っているか心配中、ではなく足の置き場を確認中!)

今日、半袖で登っていたのは私だけか。
(ギャラリーの前で若さをアピール)

「秋休み(5.11a)」を登る。
相変わらずザラザラのホールドだが、こんな岩もあることを楽しんでほしい。

原口さんが見事にRP。
「できると思えばできる。できないと思えばできない」を体現された。

Sachikoさんも下部で奮闘中。

隧道出口エリアは午前中の日当たりが良い。
ルートはたった3本だが5.10a、5.11a、5.11cとそれぞれが目標にするグレードがそろい大人気。

「イマカラダ(5.12a)」を池田さんがトライ中に最上部のホールドが欠けた。ハンマーとワイヤーブラシで整備したが、グレードに変更はない。
初冬のダム下は県外のビジターも多かった。

ところで、隧道エリアは「○○適地」としても認識されてきたようだ。小さな車のロードスターで「不便を楽しむ」ことと似た感じだろう。

我が家の新しいペットは「せいじゃんばば」

ちょっと不調なり

2025.11.22(土) 日向神316 ダム下73

起きるといつも指が固まっているし、右肩甲骨が少し痛くてそれをかばって肩も痛くなってきた。ちょっと不調だが暇なのでダム下へ。

藤原さんが「イマカラダ(5.12a)」をやっていたのでつきあった。2回やって、下部の1テンでいけた。今の調子としては上出来だろう。
藤原さんは不屈の精神とテクで見事にRP。

このごろ大人気の「ウオテイン効果(5.11d)」を登るトモコさん。このルートは登れると気持ちがいい。

「アンダーリンク(5.11c)」のホールドが欠けたので、左側のラインを探る山下さん。ハンマーがなかったので鉄杭で脆い岩を落とした。グレードの変更はいまのところ、ない。

今日も隧道エリアは賑わった。
しかし川の対岸(南側)に山があって日照時間が短くなってきた。
そろそろ日当たりの良い3階(3F)に移動するかな。

深秋の隧道エリア

2025.11.16(日) 日向神315 ダム下72

メンバーは変わっても私は連日の隧道エリア。
昨日の中上さんの登りを見てまた燃えてきた。

「秋休み(5.11a)」でアップ。(ちょっと不遜な上から目線)

「夏に至る(5.10a)」を登る石松さん。

「イマカラダ(5.12a)」を登る池田さん。

私も久しぶりに取りついてみたがこれは厳しい。

「ウオテイン効果(5.11d)」をリードするケンジさん。
秋になって成長する様子が目に見える。

私はこの2日間で3回登った。このエリア、一押しのルート。

「ウオテイン効果」最上部の山下さんは絵になっている。

「街の幸」の数々。
今日は熊本県人が7人もいた。私の知る県民クライマーの半数が来ていたかも?

「山の幸」も戴いた。
紫色のアケビは、ゆきえさんがアケビ好きな私のためにわざわざお店で買い求められたもの。中の果肉が野生ものより大きい。

日向神にお客様

2025.11.15(土) 日向神314 ダム下71

東京の内藤さんがダム下エリアを取材されるとのことで見学に行った。
ところが、同行の福岡の中上さんが午前中は暇そうだったので「隧道エリア」で登ってもらった。

入念なアップの後、「イマカラダ(5.12a)」をMOS。
「下部が特にめっちゃ悪かったです!」とお褒めの言葉をいただいた。この1年間でたぶんOSは初だろう。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」もMOS。この手は得意系だろう。
午後、内藤さん御一行は「奥壁」等へ行かれたので藤原さんと二人になってしまった。

隧道エリア5.11サーキットの開始。

①春リンドウ(5.11aバージョン)
②ウオテイン効果(5.11d)
③夏休み(5.11c)
④秋休み(5.11a)」∼上の写真はMOSの藤原さん
⑤七夕(5.11a)
⑥彦星(5.11b)
⑦カムカム左スタート(5.11a)→5.10cへ
しかし、最後の「カムカム左スタート」はどうも5.10cぐらいだったのでグレードダウン決定。ちなみに上部の方が厳しいと思う。

午後は二人で貸し切り、岩は絶好のコンディションだ。

写真以上に紅葉はきれいだった。

落し物があった。1週間ほど我が家で保管しておこう。

生放送からの日向神ダム下

2025.11.8(土) 日向神312 ダム下69

根子岳の北側にある山小屋で、午前4時には目が覚めた。放送は上色見ですると決めていた。あまり山に登ると電波が届かないからだ。
日ノ尾峠越えはシカの飛び出しが怖いので箱石峠越えで上色見に向かった。

8:05のNHKラジオ第一「石丸謙二郎の山カフェ」が始まるまで相当な時間があった。目の前の根子岳が朝日を浴びてきれいに色づいていくのを楽しめた。
無風・快晴・気温8度、すばらしい登山日和である。

8:10ごろ「緒方さん、おはようございま~す」という石丸さんの声。メールや電話で打ち合わせした通りに番組は始まった。
通潤橋清掃の辺りはアドリブだがほぼ台本通りに進んだ。
(もし聴き逃された方は、ネットで「山カフェ」を検索すると1週間ほどは配信されている。私も後で聴いてみたらけっこう面白かった)

この後、高森に住むKcoさんから「新:あそ望Tシャツ」を受け取った。そして阿蘇山に登ればいいものを自宅に帰って福岡の日向神へとまた向かった。

これが新Tシャツ。今日は暖かいので半袖でいい。

「へたなヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をリピート。

やっぱり秋は指先のかかりがいい!

ダム下へのアプローチに立派な橋がかけられていた。
「日向神クライミングクラブ」の会費が活かされている。

タケシさんからの「出雲大社」土産。アケビも山でとってもらった。
ちなみに出雲大社は「いずもおおやしろ」と呼ぶのが正しい。

今夜の晩ご飯を見て驚いた。
「山カフェ」の中で私が下山飯(めし)として紹介した「阿蘇高菜めしとだご汁」が用意されていたのだ。

山の幸・川の幸

2025.11.2(日) 日向神311  ダム下68

約2週間ぶりの日向神。
これからの楽しみとなる「対岸エリア」の整備を行った。
ツルやイバラ、邪魔な小枝を切ってアプローチを作る開拓で一番楽しい時だが、初めての場所は浮石も多くリスクは高い。
ダムからの正午の合図でみんながいる隧道エリアへ。

昼食を食べながら頭上にアケビを見つけた。

新しいプリクリップ棒の使い方。

これまでの人生最大サイズのアケビだ。触感、甘みも最高。

「アンダーリンク(5.11c)」の「核心ホールドの先が欠けて持ちやすくなった」と聞いてTr.で登ってみた。

すると核心ホールドがまた大きく欠けて、縦カチになってしまった。下からここをまだRPされていない方々の悲鳴が聞こえたが、一応グレードの変更はなし。

原口さんから「白い彼岸花」の球根を戴いた。来年は自宅前の彼岸花がまた一段と映えるだろう。

今夜のメインディッシュ。
小4の孫たちが釣ってきた川魚。一人5尾も食べられた。

デザートはアケビ。

パピコ(5.11b)開拓・初登

2025.10.19(日) 日向神310 ダム下67

2日前にボルトを打ったダム下:対岸エリアのラインを登りに行った。1本目でうまく登ることができた。
「パピコ(5.11b) B5 8m 緒方一成」の完成。ビレイヤーはゆきえさん。
壁は橋の手前駐車場真上の樹林帯の中にある。登る場合は落石なども考えられるので、真下には停めない方が良いだろう。杉林に入ると3分で着く。
残念ながらカメラを忘れて私の初登時の写真がない。
カメラを取りに行って、ゆきえさんにTr.で登ってもらった。

横から見ると壁が意外に立っている。奥には5.12のルートが2本ある。カメラマンはタケシさん。

4ピン目、けっこうバランシー。このあと左にトラバースする辺りが核心部。短いけれどクライミングの面白みが凝縮されている好ルート、近くていつでも取り付けるのが売り。

この後はサンセットへ。
天気予報があまり芳しくないので車は少な目の10台ぐらい。

「八女茶のチャチャチャ(5.10a)」のコケ落としと、手前の緩傾斜の大掃除。(写真提供はK1さん)
ここに初心者のリードやビレイの練習に使えるルートを拓く予定。

先日配った栗がゆきえさんによって「渋皮煮」となり戻ってきた。
今日は早仕舞い。

帰り道、アオダイショウを見かけた。

ダム湖をまたぐ「つる橋」を渡って星原峠から帰る。

岳間地区のJA店でアイスを買った。
ロド乗り御用達の「パピコ(205円) 2本セット」である。
6速MT車に棒アイスやチョコモナカは危ない。

時間があったので山鹿市鹿本地区「御宇田井出:円形分水路」を見に行った。

なかなか大きい分水路で、水が1:3にうまく分けられている。
数年前にこの施設を探したが見つけることができなかった。
先日、山友のスミさんから「グーグルマップに載っています」と教えて戴いた。
ところで、ここは約40年前に私が勤めていた小学校の校区内だった。当時はまったく知らなかった。

帰り道、七城の秋のヒマワリが満開だった。夕方で発色は良くないが花の開花は一期一会、車を停めた。

七城といえば「コスモス(秋桜)」も外せない。ここは県道からは見えない秘密の畑。