「クライミング」カテゴリーアーカイブ

日向神、新エリアの見学

2017.3.11 日向神クライミング

午前中は道端エリアで登った。同行はタンクトップの似合うSさんと玉名のFさん。
ファミリー壁の四郎(5.9)、太郎(5.10c)、シンシア(5.11a)をリピートした。ロープが新品なので気持ちも乗る。
この後、Sさんが濡れたグリコのおまけ(5.12a)に取り付き、時間がかかりそうだったので、Kさんらがルート開拓中の新エリアに行ってみた。
2017-03-12 13.55.51【写真はルート開拓中のKさんら】

新エリアは開拓中のKさんら5人と常連のYさんら3人がいた。
登れるルートはまだ1本(3ピッチのマルチ)らしく岩場は渋滞していたので木漏れ日の中で昼寝となった。
その後、1ピッチ目をリードした。
他のエリアに比べて軟らかい岩質で、スプーンカットのホールドが点在する。
傾斜はゆるく階段状で次のボルトが見えないところもあった。
2ピッチが核心部らしい。
2本目のルート開拓は5人の協力で順調に進んでいた。
次に訪れるときが楽しみである。

今日の日向神は暖かく、15度を越えていただろう。
今年初めて半袖で登った。
2017-03-11 13.18.28しかし昼食には冬場に買い置きしていた「おしるこ」を食べた。私の定番で、温かくて甘いものが午後からのクライミングの大きな力になる。
ところで、この手の甘いものは「井村屋」製に限る。
来週の本匠にも当然持って行く。

※追記
このエリアは「日向神タワー」である。

今年初、夜の県体壁

2017.3.1 熊本県体壁クライミング

やっと温かくなってきたので、恒例の水曜県体壁へ行った。
昼間は春の陽気で、夕方は12℃、夜は8℃ぐらいだった。
風がないので寒さはまったく感じなかった。
私は今年初めてのナイトクライミングだが、仲間はけっこう登っているようだ。今夜も10数名が集った。
2017.3.1県体壁は高さが15mあって、どんなやさしいルートでも省エネで登り、しっかりレストする技術が要求される。
一言で言えば「慣れ」が必要だ。

今日は約2時間で4本トライした。
右の新ルートである青テープ(5.10c~d)は2便目でRPできた。

寒いときは日向神のバルコニー

2017.2.25~26 日向神クライミング

2月25日(土)、会友の空さん、ジュンさんと3人で日向神の道端エリアへ行った。
二人は日向神が初めてだったので道端エリアへ行った。
岩場は二日前の雨でどこも濡れており、道端エリアの先では道路工事も行われ、ダンプが広場で待機などするので他のグループはトンネルエリアへ行ってしまった。
我々3人はダンプを気にせず、道端エリアを貸切状態で楽しんだ。
IMG_8278【写真①は、君にために(5.9)をRPする空さん】

曇り時々晴れの天気、気温は8度ぐらいで登りやすかった。
風もなく午後にはやっと岩が乾いてきて、他のグループも集まってきた。

 

シンシア【写真②は、シンシア(5.11a)を登る私】
終了点直下の縦ガバは濡れていた。
シンシアは道端に来たら必ず一回は登るルートだ。

ふと、今の南沙織さんが気になってスマホで検索したら素敵なお母さんになっていた。3人の子どもさん方もそれなりに活躍しているようだ。
旦那さんの篠山紀信さんの顔写真もついでに出ていたが、それを見ると「人は顔じゃないよ、心だよ」という言葉が浮かんでくる。

 

2月26日(日) 日向神バルコニー
前夜、我が家であそ望山岳会の運営委員会を開き、その流れで会長のキーボウさんとまた日向神に来てしまった。
まず愛のエリアに行き、懸案の「エレキバン」を登ろうとしたが上部から雨のように水滴が落ちていて断念。ここは風の通り道なのか、岩が冷え切っていて「愛は勝つ」で指の感覚がなくなりテンション。即、転進。
IMG_8310曇り空でほとんど日が差さないのでバルコニーへ行くとみんな集まっていた。おかげで各ルートにヌンチャクが掛かっており、レフトハンド(5.10d)、サクラ(5.11a)、サスケ(5.10d)を登らせてもらい、マスターで武勇伝(5.10c)、キャピタルゲイン(5.10d)を登った。
奥壁に行っていたユジンさんらも寒さに耐え切れず降りてきて、14番目の月(5.12a)にトライしていた。
【写真③は、大勢のクライマーで賑わうバルコニーエリア】

帰りのキーボウさん運転の車では不覚にもぐっすり寝てしまった。

 

 

未知との遭遇 RP

2017.2.19 日向神クライミング

天気も上々、待ちに待った日向神クライミングだが、どうも朝から気分が乗らない。理由は幾つかある。

①汚れた車を洗ってさわやかに出かけようと長靴まで履いたのに、ホースが凍って水が出ない。
②ふと気づいたら、まだ新しいトレランシューズの靴紐が切れていた。(?)
③最初に寄ったセブンイレブンにおにぎりもパンもほとんどなかった。
④次のコンビニでコーヒーを注文したらカップが出てきたので「いつからセルフになったんですか?」と尋ねたら、「ファミマは以前からセルフです」と返された。てっきりここはローソンだと思っていた。ぼーっとしている。
⑤コンビニの出口に「押」と書いてあった。そこで押して出ようとしたら、外のお客が反対に押して入ってきた。

午前10時、駐車場でHさん、Yさん夫婦と合流。
道端エリアにウォーミングアップに行くと、福岡のレジェンドSさん夫婦とスクール生、熊本のGさん、佐賀のMさん、そして福岡のKさん、会友のユジンさんら20名ほどで大賑わいだった。
スラブ壁はよく陽が当たっていて、2本登った。
日陰は寒かったのでバルコニーへ移った。ユジンさんらは奥壁へ行った。

オンリーワン Rバルコニーでは「一月に1本は5.11を登る」というノルマを果たすために「オンリーワン 5.11a」に取り付いた。
これは4年前にMOSしている。
ところが下部のしみ出し、このところの右腕の痛み、加齢などからえらくもたもたして2テンション。
朝の良くない兆しはこれだったのか!?
気を取り直して臨んだ2回目はリピートできた。
【写真、左のラインがオンリーワン。松の木の左側から更に上部へと続く】

次はエリアの一番左端っこにある「未知との遭遇 5.11b」に取り付いた。
これは昨年の暮れに一回トライしているのでまだ記憶に新しい。しかしそのときは全く登れずにA0(ヌンチャクをつかんで)で終了点まで行った。
①マスタートライ。トラバース部分でフォール。結果、1テンで上まで。これはいけそうだと思った。
②不覚にも下部で1テン、中間部のマントリングで2テン目。
終了点で回収か再トライか大いに迷う。
「腕や指先はだれてきたが、こんなチャンスはもうない!」と決心。
③登り始めたら右手の中指がつってきた。
前腕もつってきた。おまけに無理な開脚で右足大腿筋までつってきた。
しかしそれでも3便目、省エネモードでレッドポイントできた。

このルートは目立たない所にあるためかあまり登られていないようだ。
しかし、岩をよく見る目が必要なルートで大変面白かった。

今年3回目の県体壁

2017.2.4 熊本県体壁(3)

午前中は仕事。午後はあそ望山岳会の定例会。その例会の前後に県体壁で登った。
あそ望が7人、常連のFさん、Iさん、Dくんなど10名ほどが集まった。
気温15度ぐらい、曇り空ながらシャツ1枚で登れた。
県体壁は今年3回目になり、少し体も慣れてきたので右側の黄色ホールド(5.11a)に取り付いた。
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① NG 核心と上部で2回テンション。
② NG 上部で1回テンション。インターバルが短くまだ疲れていた。
③ RP 例会後で疲れは取れていたが上部はぎりぎりだった。

昨年は5.11aのグレードが登れたのは3月からだった。
今年は1月のリフレス、2月の県体壁と人工壁ながら調子は良いほうだ。
今日も「5.11aに3便も出してしまった」とは考えずに「右腕が痛いのに5.11aが登れた」と前向きに考える。
右腕 59歳右腕の痛みは昨年の秋からだが、ボルダリングジムの回数を減らしてからはそれほど悪くなっていない。
少し気になるのは力こぶ(上腕二頭筋)があまり硬くならないことだ。
何ヶ月も二頭筋を使うようなトレーニングや登り方をしなかったからか。
見方を変えると今は力を使わない登り方ができているのかもしれない。
59歳という年齢を考えれば今以上に筋肉がつくとは考えにくいので、記念に写真を一枚残しておこう。

熊本地震から9ヶ月ぶりの県体壁

2017.1.15 熊本県体壁「Jr.クライミング教室」

昨年4月の熊本地震から約9ヶ月。様々な方のご尽力があり、ついに県体壁でクライミングができるようになった。
復活最初のイベントは熊本県山岳連主催の「Jr.クライミング教室」である。この冬最強寒波によりとてもクライミングを楽しむ状況ではなかったが子どもたちは元気に登っていた。私はスタッフ(ビレイヤー)として参加。
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①中央黄ホールド(5.10b)
トップロープをかけに登る。午前8時40分、気温マイナス3度。丸いホールドがさらさら滑りとても登れない。
②右紫ホールド(5.10a)
トップロープでデモンストレーション。11時ごろ、気温4度。時々陽はさすが、隣に中体育館があって壁はこの時期常に日陰である。
教室が終わって午後、2本登った。
③右黄ホールド(5.10b)OS
④中央黄ホールド(5.10b)RP

 

県立体育館入り口で変なものを見つけた。
IMG_8209ノーコメント。

 

 

 

昨年の日記を読むと、このクライミング教室の日は胃腸炎で下痢と微熱に苦しみながらもスタッフで参加、ルートは1本登っている。寒さについての記述はなし。
今年は既に外岩へ4回行っており、動ける体が作れている。これからも県体壁をうまく使ってスキルを高め、今年は5.12のルートに挑みたい。

 

綱引き中止からリフレス大牟田へ

2017.1.8 リフレス大牟田

今日は地元の久米区で「綱引き」の日だったが朝から生憎の雨で中止。
それでも中学1年生を頭(かしら)にしての神事は執り行われた。地区民総出で大綱を引いて、五穀豊穣・無病息災を祈願したかった。
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神事が終わり、公民館で早めの昼食。お母さん方の作ったカレーはうまかった。

午後はあそ望山岳会の仲間とリフレス大牟田の人工壁へ。
昨年末にルートが全部新しくなっているので大変楽しめた。

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【写真は5.11b/cのルート。右足にぐっと立ちこんで遠い右手ホールドをつかまねばならない。ヒロジーさん撮影】

ところで、一緒に登ったMさんから「小さすぎて足が痛い」という新品に近いミウラを格安で譲って頂いた。私にはジャストサイズ。
これは春からついている!

 

Birthday Climbingは日向神初詣

2017.1.3 日向神クライミング

1月3日は私の誕生日、ということで以前からこの日は誰にも文句を言わせずに山に行っている。今年は天気も良くて暖かいので「日向神さま」に詣でることにした。パートナーは昨年からクライミングを始めたウエカツさん。冬のボーナスで道具を一式揃えられて、やる気満々である。
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冬は暖かいバルコニーエリアがいいけれど、ウエカツさんのビレイの練習等を考えて正面壁の下部に行った。
ここで左側に伸びている古いルートをフリー化したようなラインを登ろうとしたら、通りかかったY夫婦に「福岡山の会ルートの1ピッチ目」と教えていただいた。
登ってみるとRCCボルトも混在する左上ラインでマルチの香りがぷんぷんした。
すでにY夫婦が全ピッチフリー化して約4時間のルートだそうである。今年はぜひ登ってみたいものである。

午後は道端エリアに移動した。ここは10名ほどのクライマーで賑わっていた。
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スラブ壁の岩棚に白い物があり、遠目に最初はチョークの粉かと思ったが、近寄ってみたら「盛り塩」だった。
先に帰られた顔見知りのグループからドーナッツを頂いたので、岩棚にお供えして「日向神さま」にこの山で登るクライマーの安全祈願をした。

日向神バルコニー2連荘

2016.12.24~25 日向神クライミング

12月24日はあそ望の仲間(キーボウ、ありきち、かんすけ、私)4人で日向神へ。
一昨日の雨でどこもかなり濡れている。
サンセットエリアの近くで「中央エリア」という新エリアへのウェルカムボードがあったので寄ってみた。
今度、条件の良いときに登らせていただこう。
バルコニーエリアもかなり水滴が滴り落ちていたが、左側は登れそうであった。

①ヨン様(5.10d) 1T
なんと、1回テンションをかけてしまった。アップにはならない。
②テラノ(5.10c) リピート
ヨン様に比べると穴が何倍も大きいので登りやすい。最上部での立ち上がりは緊張するところだ。
③未知との遭遇(5.11b) 敗退
一番左端で自然に帰っているかと思いきや意外と登られている。ボルト位置が高く核心でムーブが分からず敗退。右腕ひじの痛みのせいにしておこう。
2016-12-24-%e6%9c%aa%e7%9f%a5%e3%81%a8%e3%81%ae%e9%81%ad%e9%81%87【写真1は「未知との遭遇」の下部】

午後になり岩場は乾いてきたが事情で道端エリアに移動。
キーボウさんが帰り、代わってヒロジーさんが登場。
シンシア(5.11a)など3本を登るが、この時期は指先がぴたっと止まり登りやすい。
しかし、午後の道端は日陰で風も通り寒かった。
今年初めて「貼るカイロ」を使った。

25日(日)は好天に恵まれ、気温も平地で15度ぐらい。
駐車場の車もかなり多い。
バルコニーエリアで久留米の山嶺山岳会やミスターM氏らと登った。
img_8102【写真2は大蛇山のミスターM】
①武勇伝(5.10c)リピート
2年ぶり。アップのつもりだったがかなり危なかった。
これがエリアの最低グレード。サスケも5.10dに昇格している。
②レフトハンド(5.10d)1T
上部で心が折れた。
右腕ひじが腱鞘炎で力が入らない。
③大蛇山(5.10c)リピート
これも2年ぶり。変化に富んで面白い。

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【写真3はキャピタルゲインの私」
④キャピタルゲイン(5.10d)リピート
小さな穴ばかり見つめていると、ここがどこだか分からなくなる・・・。
⑤サクラ(5.11a)  リピート
上部の核心部でホールドが幾つも見えてきた。
落ち着いて登ることを教えてくれるルートだ。
トポよりグレードが昇格しているのがうれしい。
どのルートも長いので60mロープを使いたい。
山嶺の方にはビレイやカメラマンをしていただきお礼を申し上げたい。

1年待った野岳:アンタレス

2016.12.18 野岳クライミング

一年前の野岳の課題は「リドラー 5.11b」だった。
その時、リドラーはなんとかRPして、午後は「アンタレス 5.11b」に取り組んだ。
2便目には1テンで抜けたのですぐにRPできると思いきや、どうもバランスを崩す1テン地獄に陥りついに登れなかった。
夏に1回野岳を訪れたが、アンタレスはしみ出しがあって登れなかった。

12月18日(日)、7時に北区植木を出て9時半に野岳についた。
あそ望山岳会恒例行事なので、熊本・福岡から総勢14名の参加だった。

一年ぶりのアンタレスへのトライ。
マスターでRPをねらったが1ピン目をかけてなんとテンション! 天気は快晴なれどまだ日陰で岩の温度は4~5度か、指先がまったく止まらない。
とりあえずA0でヌンチャクだけ掛けた。

「追憶の森 5.11a」は核心の1ピン目クリップがちょうど目に朝日が当たり、あてずっぽうで右手を伸ばしたらハングの上で指先が止まった。上部はやさしくMOS。

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【写真はニアミス】
「ニアミス 5.11b」はこれも1ピン目が核心らしく、右手のアンダーがうまく決まってMOSできた。

さて、お目当てのアンタレスは、・・・なんと下部が登れない! こんなはずじゃあなかった。核心はまだその上なのに。
事前研究と気合は十分だったが、右腕ひじの腱鞘炎が気がかりで十分なトレーニングを積めていないという「いい訳」が体に満ちてくる。

pc180912-1【写真はアンタレス 撮影はヒロジーさん】

午後の1本目。
昼食時のドリンク剤、寒いのに熊本城マラソン赤Tシャツ、そしてギャラリーの目を利用して気合を入れる。
下部を自分のムーブで突破して微妙なバランスを強いられる核心部に入る。
左に体が開き気味になるところを右手の指先が耐えた。
この瞬間、成功が見えた。
上部のカチ持ちには自分の成長を感じた。
アンタレス(5.11b)のRPをユジンさんの「特性ぜんざい」で乾杯していただいた。

その後、「赤い絨毯 5.11b」にトライして跳ね返された。また来年も野岳に来る楽しみができてしまった。

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野岳クライミングの後はみんなで恒例の「牡蠣小屋」へ。
今回は多良町の「大福丸」に寄った。
牡蠣はもちろん、今回はホタテ貝のボリュームに驚かされた。
一人1800円で大満足であった。
来年は「ぜんざい」も恒例になりそうである。