「五色岩」カテゴリーアーカイブ

好きな言葉は「筋肉痛」2

2022.2.27(日) 五色岩 22

この土日は急に暖かくなった。
2月23日(祝)の寒さが嘘のようだ。
あの日は寒い中「如月 5.11a」の初登をしたが、1便目に無理のあるムーブを起こして筋肉を傷めたらしく、珍しく筋肉痛になっている。
しかし、齢を重ねると筋肉痛になりにくい(筋肉痛になるまで追い込めない)のでなんとなく嬉しい。

春めいた陽気の中、昨日よりProject8に取り掛かった。
今日は「カニのハサミ岩」でもお世話になった友田さんにビレイをしていただいた。

①Pro.8をTr.で登り、ボルト位置決め
ドリル等の工具の荷揚げ。

②終了点設置、上からボルト埋め
ところがバッテリーが5本目でアウト。

③岩場の整備
ドロ落とし、Fixロープ張り、木こりなど

④Pro.8の右ルートにトライ

ハングのぬけ口はホールドが乏しくて厳しい。


4ピン目で左ルートに合流、上部のスラブも面白い。

2月12日に拓いた「ナイス~ 5.10a」を登るTさん。

このくらいはマスクを付けても余裕の登りか。
「サンダンサー5.10c」もOSされたTさん。
自分が拓いたルートを登ってもらうのが一番うれしい。

今日は明るいうちに帰路についた。
早く帰って車を洗うのもいい。
休日は仕事のように山に通い、ボルトを打つことを生活の基盤としている(なんのこっちゃ)私にとっては洗車もままならないのだ。        ※北山真氏のパクリ
今年のテーマに「スロークライミング」を標榜したのもそんな訳だが、物理的に開拓スピードが遅くなるのはどうもいかんなあ。

帰りの岳間地区で「岳間茶」を買った。

100グラムで900円近い「上白折」である。

昨年は100グラム750円の高級コーヒー豆を買っていたが、どうも体に合わないことが分かって、今は300グラムで500円ぐらいの豆にしている。
今晩このお茶を飲んでみたが、お茶はやはり高いものがうまい。

【追記】
~好きな言葉は「筋肉痛」~
このフレーズを私は相当好きなのだろう。
調べたら、この表題を使うのは2回目だった。
3回使ったら、多少ボケたと思って許して欲しい。

如月(5.11a)、開拓・初登!

2022.2.23(祝) 五色岩:21

寒いのは承知で日向神をめざす。

七城の道路で新しい道路標識を見つけた。

「自転車ナビマーク」というらしい。
自転車が逆行しないためだろう。

9:30
す~さんと五色岩の右壁に行く。

①トラバースルートの整備
広場から右壁までは緩傾斜のトラバースがある。
ロープだけでは多少不安なので、足場を設置した。
丸太3本をボルトとワイヤーでとめた。

②Project7にトライ1
2月11日に掃除、12日にボルトを打ったルートである。

2ピン目での開脚。寒さで足が開きにくい。
この上でムーブを間違えてテンション。
上までQDを下げに行く。

③Project7にトライ2
さすがに2回目はスムーズに登れた。

如月 5.11a   B5 15m 緒方一成」とした。
グレードは今日の感覚だと5.10c/dだが、試登時に少し苦労したこと、今日も2回目で登れたので11aとした。

第2登はす~さん。

最上部の大きなフレークを左上している。
す~さん曰く、
「こんな楽しいルートは初めてです!」

昼食後はトンネルエリアに転進。
④プチフェース(5.8) リピート

ここも寒いので早目の撤収。
今日の日向神は祝日ながら10名程度であった。

五色岩:1日で2本の初登!

2022.2.12(土) 五色岩 20

朝、立って靴下を履くと腰にストレスがある。
「立って靴下を履けなくなったら、岩を止めよう」
と思ったが、数年後にはそうなるかもしれないので、
「立ってパンツを履けなくなったら、岩を止めよう」
と、思い直した。

2月中旬、薄曇りながら気温は高くクライミング日和だ。
今日は「五色八方ヶ岳俱楽部」の澤田さん、川津さん、そしてす~さんが集った。
1月下旬にボルトを打った2本に初登トライ。

①Project5にトライ、初登

ビッタビタ 5.11a   B6 13m 緒方一成」とした。

②Project6にトライ、初登

ナイス~ 5.10a   B5   13m    緒方一成」とした。

③Project7にTr.でトライ
昨日終了点を設置したばかりでまだ壁が泥だらけ。

試登後のす~さん曰く、
「こんな楽しいルートは初めてです!」

④Project7のボルト位置決め

⑤Project7にボルト5本打

「ビッタビタ」を諦めない2人。

遂に澤田さんが第2登。


そしてす~さんが第3登。
横から見るとけっこう立っているスラブ。

午後4時半を回っていたが、す~さんの希望で「道端エリア」へ。
⑥「太郎 5.10d/11a   」 リピート

ここで鳥の羽を拾った。

イタチにやられた「ヤマドリ」の羽か。

五色岩:プロジェクト7

2022.2.11(祝) 五色岩 19

朝の気温は2度ながら晴れてオープン日和。
9時に駐車場にいたのは正面壁:福岡山の会ルートを登るアリキチさんとす~さん、そして私とあそ望山岳会の3人のみ。

五色岩の日当たりは早い。
気持ちよく樹林帯を登る。


細長いアシナガバチの巣を見つけた。

少し緊張しつつ上部の松の木からロープ2本でラッペル。
ちょうどお目当ての地点に下りてきたので、15mぐらいの高さに終了点を設置。
近くのコケや泥をロール状にしてはぎとる。

右腕がつるまで壁掃除しながら降りてきたら午後2時だった。


今日のお仕事の成果。プロジェクト7となる。

その後は8mmボルトを2本打ってFixロープの張り直しなど。


車のシートベルトカバーは見るだけでテンションが上がる。

極寒の日向神峡

2022.2.6(日) 日向神:五色岩 18

今季最強寒波の下、先週のやり残しを終わらせに行く。
珍しく黒木方面から入ったので、ダム下エリアを見に寄った。

下の岩にはしごが2つも架かっていた。
日向神倶楽部も楽しんでおられるようだ。

五色岩ではPro.5に最後のボルトを打ち、これを起点としてFixロープを張った。

これで広場~第1テラス~Projectまで直接行けるようになった。
晴れ間ものぞくが時折雪が舞った。

今日の予定は終了したので昼食後に下山。


こんな感じでは駐車場にも車がない。


帰るころには青空も出てきたが、気温1~2度ではまともなクライマーは来ない。
しかし「開拓作業」に特段の支障はない。
天下の日向神峡を独り占めしてしまった。
こんな日に岩場にいたのは「五色・八方ヶ岳倶楽部」の3人だけだろう。

午後は天気が良くなり、早く帰ったのでカントリーパークの「JA春の植木市」へ行った。

「パール柑」と「スイートスプリング」を買ってきた。
山に行くのが忙しくて何も植えていない畑に移植した。

庭ではスイセンが咲き始めていた。

五色岩、遠望

2022.1.30 日向神:五色岩 17

昨日の作業疲れがあまり体に残っていないのでまた行った。

①Pro.6にボルト5本打と掃除
②Pro.5にボルト1本打
ところが「もう1本」というところでバッテリーが終わった。
あっさりと買い替えが決った。
K1さんによると「新型は30本打てる」そうである。

予定していたFixロープ張りもドリルがなくては始まらない。
キーボウさん、アリキチさん、す~さんがいるバルコニーエリアへ転進。

③大蛇山(5.10c) リピート
次は「未知との遭遇」だと、ロープを結んだところでシューズに穴が開いているのを発見して断念。
④テラノ(5.10c) リピート

久しぶりのリードクライミングは楽しい。

す~さんが「ウェルカム・ベイビー」をやるというので道端エリアへ。

今年中には登れるだろう。

道端エリアの先に小用で行くと、五色岩の右端が見えた。

右下に今日ボルトを打ったラインが見えた。


3日間の掃除の成果できれいな岩肌が見える。
穴を開けたときの白い粉がまだはっきり見て取れる。
左がPro.5で右がPro.6


冬季の岩場の新アイテム。


ミウラ(2012)の穴。左だけ酷使していたようだ。

寒空の五色岩:Pro.5~6

2022.1.29(土) 五色岩 15

曇りで気温2度、寒くはないがオープンにする気持ちになれない。
8:45 日向神駐車場
この時間では当たり前だが誰もいない。

今日のめあてはプロジェクト5の終了点設置、Pro.6の掃除、Pro.5のボルト打ち、取り付きまでのFixロープ張りだ。

①Pro.5に終了点設置
ボルトを打ってチェーンを追加、熊本県山岳連盟から寄付していただいたカラビナを2枚残置。
②Tr.でPro.5とPro.6の掃除

【写真のラインはPro.6】

③第一テラスから岩場基部までFixロープ張り
④Tr.で試登
掃除中は易しく感じていたスラブだが、いざ登ってみるとかなり厳しい。5.10c/dぐらいか。
15:00
遅い昼食。岩場では腹が減らない。

久しぶりに「カレー味」を食べた。
コーヒーに「ブラックサンダー」はベストマッチ。

⑤Pro.5にボルト打
これがなんと上から4本でバッテリーが切れた。
そろそろ替え時か。(7年目?)

今回のルートはまだ取り付き地点が決っていない。
ゆっくり進めよう。

ダ〇ソーのワイヤーブラシを下部スラブの木にぶら下げたので、持っていない方は自由に使って欲しい。
17:00

昼間は気合の入った声が谷間にこだましていたが、この時間ではもう1台も車がなかった。

新展開の五色岩

2022.1.22 日向神:五色岩 14

自宅を出て10キロぐらいで「またノコを忘れた」ことに気付いた。
いっそのこと岩場で気付けばいいものを運転の途中で思い出すのは良くない。
9:15 駐車場はまだ誰もいない。
9:30 五色岩

①右の樹林帯から右壁の上部に行き、ボルト2本打ってFixロープを張る。
八方ヶ岳倶楽部の澤田・川津さんが来られたのでノコを借りる。

②右樹林帯の探索

③右壁上部からラッペルして壁の掃除
約3時間、一心不乱の楽しいアルバイト(作業)だった。

約25m、きれいなスラブを掘り出した。
この辺りは昔のピンが全くない。

この間、澤田さんらは「私がセンター」の上部にロープを伸ばして終了点を設置してリボルト。

下から見るとこんな感じ。

上部壁までの45mスラブをまっすぐ登るルートがお目見えした。

なお、八方ヶ岳倶楽部からスラブルートのグレード改定が提起された。
左の「ゆずレモン」5.8
中央の「私がセンター」5.9
右の「光の森ブレンド」5.8 としたい。

帰り道は小雨に遭った。
七城の台(うてな)交差点を元気よく右折したら後輪が少しすべった。
対向車線に停まっていた白い車から「おうっ!」という声が聞こえた。
納車して2年を迎えても、まだ一度も替えていないスポーツタイヤはスリップサインが見え始めている。
そろそろ潮時だろう。

 

「私がセンター」リボルト後の初完登

2022.1.15(土) 日向神:五色岩 13

曇り時々晴れ、予想最高気温8度ではやる気がもう一つ。
自宅を出て5キロぐらいで「ノコを忘れた」ことに気付き、もうオープンにする気力もない。

9:30 駐車場に先客は1台。
10:00 五色岩

①岩場の右側から岩頭に登る
上から下がって偵察するが60mロープ1本では心もとなく撤退。

②スラブ中央に下がってリボルト
掃除しながらボルト3本打。
先人に敬意を払ってボルトの追加はなし。

③ロープソロでリボルト後の完登を目指す
22mにボルト3本では下まで滑り落ちる可能性大のプレッシャーあり。
上部で一番易しそうなラインをとったら左ルートの5ピン目が目の前に現れたが、心を強く持って8mのランナウト。
「私がセンター 5.8 B3 22m」完登。


こんな格好で登った。


このスラブの左側が「ゆずレモン」
中央が今日の「私がセンター」
右側が「光の森ブレンド」

帰り道、バルコニーエリアに寄ると、ナカさんらが登っていた。
④未知との遭遇(5.11b) トップロープでやらせていただいた。

開拓(主に掃除)は面白いので、丸一日岩場にいてまったく登らないという日もある。
それはそれでやることがあるので充実はしているが、クライミング技術の進歩はない。
今年は「開拓の日」でも、少し早目に切り上げてどこかで1本でも登っておきたい。
夕方、一人で所在なくうろうろしている私を見かけられたら、
どうですイッセーさん、1回やりませんか?
と優しい言葉をかけていただきたい。

光の森ブレンド(5.9)開拓・初登

2022.1.8(土) 日向神:五色岩 12

今日も快晴の五色岩。
①奥壁のFixロープ、スリング、環付きカラビナの回収。
しばらく奥壁での開拓はお休みとしよう。

10時すぎ、会友のキーボウさんとアリキチさん到着。
二人は上部の「サンダンサー5.10c」にトライ。

②「サンダンサー」の2つ目のスラブ帯にボルトを1本追加。
これでまた安心して登れるだろう。

③下部スラブの右側ラインにボルト4本設置。

④さっそく初登トライ。

左側の「ゆずレモン 5.9」に比べると穴が小さい。

上部に行くほど易しくなる。
光の森ブレンド 5.9 B4 20m 緒方」初登。

アリキチさん、キーボウさんもすぐに登った。

⑤スラブの2ピッチ目を偵察
RCCボルトやリングボルトが点在する広大なスラブを「びっくりフェイス」基部まで偵察。

古いリングボルトの終了点を見つけて斜めに登るとちょうど30mだった。フリークライミングの対象としては易し過ぎるが、それなりに面白いところ。
切り立つ壁は黒、白、赤、緑、青(?)と五色に彩られている。

⑥岩場の整備
Fixロープを張り直したり、泥を落としたりして環境整備。
スラブ帯は南面・無風で春の陽気だ。

⑦「有明の月 5.10c」 R(リピート)
2021年、チームアースによって拓かれた「広場」周辺のルート。
昨日、クライミングシューズを履いて長く掃除をしていたので左足の指を痛めていた。
この辺りは南面とはいえ風が少しあたって今が1月であることを思い出させてくれる。

今日は会友の協力を得て、予定していた活動が全てできた。