「クライミング」カテゴリーアーカイブ

深秋の隧道エリア

2025.11.16(日) 日向神315 ダム下72

メンバーは変わっても私は連日の隧道エリア。
昨日の中上さんの登りを見てまた燃えてきた。

「秋休み(5.11a)」でアップ。(ちょっと不遜な上から目線)

「夏に至る(5.10a)」を登る石松さん。

「イマカラダ(5.12a)」を登る池田さん。

私も久しぶりに取りついてみたがこれは厳しい。

「ウオテイン効果(5.11d)」をリードするケンジさん。
秋になって成長する様子が目に見える。

私はこの2日間で3回登った。このエリア、一押しのルート。

「ウオテイン効果」最上部の山下さんは絵になっている。

「街の幸」の数々。
今日は熊本県人が7人もいた。私の知る県民クライマーの半数が来ていたかも?

「山の幸」も戴いた。
紫色のアケビは、ゆきえさんがアケビ好きな私のためにわざわざお店で買い求められたもの。中の果肉が野生ものより大きい。

日向神にお客様

2025.11.15(土) 日向神314 ダム下71

東京の内藤さんがダム下エリアを取材されるとのことで見学に行った。
ところが、同行の福岡の中上さんが午前中は暇そうだったので「隧道エリア」で登ってもらった。

入念なアップの後、「イマカラダ(5.12a)」をMOS。
「下部が特にめっちゃ悪かったです!」とお褒めの言葉をいただいた。この1年間でたぶんOSは初だろう。

「下手なヒールも数うちゃかかる(5.11b)」もMOS。この手は得意系だろう。
午後、内藤さん御一行は「奥壁」等へ行かれたので藤原さんと二人になってしまった。

隧道エリア5.11サーキットの開始。

①春リンドウ(5.11aバージョン)
②ウオテイン効果(5.11d)
③夏休み(5.11c)
④秋休み(5.11a)」∼上の写真はMOSの藤原さん
⑤七夕(5.11a)
⑥彦星(5.11b)
⑦カムカム左スタート(5.11a)→5.10cへ
しかし、最後の「カムカム左スタート」はどうも5.10cぐらいだったのでグレードダウン決定。ちなみに上部の方が厳しいと思う。

午後は二人で貸し切り、岩は絶好のコンディションだ。

写真以上に紅葉はきれいだった。

落し物があった。1週間ほど我が家で保管しておこう。

開拓はなかなか難

2025.11.12(水) 日向神313 ダム下70

今日は平日クライミングという贅沢。
対岸エリアにTr.を設置しようと上部へのルートを探った。
井ノ口さんのビレイで前進用に8㎜ボルトを1本使ったが敗退。
下りで荷物が重すぎ足場が安定せず膝をついて擦過傷を負った。

ダム下対岸エリア「パピコ(5.11b)」を登る井ノ口さん。

藤原さんは見事にRP。
午後は隧道エリアで登った。

藤原さんは「アンダーリンク(5.11c)」もRP。

「ウオテイン効果(5.11d)」もこの時期は取り付きやすくなった。

猛禽類は元気がいい。
今日は曇り空で気温は18度ぐらいか。
「カムカムの左スタート(5.11a)」も指先のかかりが良くて楽に登れた。
「登るなら今だ!」という感じ。

生放送からの日向神ダム下

2025.11.8(土) 日向神312 ダム下69

根子岳の北側にある山小屋で、午前4時には目が覚めた。放送は上色見ですると決めていた。あまり山に登ると電波が届かないからだ。
日ノ尾峠越えはシカの飛び出しが怖いので箱石峠越えで上色見に向かった。

8:05のNHKラジオ第一「石丸謙二郎の山カフェ」が始まるまで相当な時間があった。目の前の根子岳が朝日を浴びてきれいに色づいていくのを楽しめた。
無風・快晴・気温8度、すばらしい登山日和である。

8:10ごろ「緒方さん、おはようございま~す」という石丸さんの声。メールや電話で打ち合わせした通りに番組は始まった。
通潤橋清掃の辺りはアドリブだがほぼ台本通りに進んだ。
(もし聴き逃された方は、ネットで「山カフェ」を検索すると1週間ほどは配信されている。私も後で聴いてみたらけっこう面白かった)

この後、高森に住むKcoさんから「新:あそ望Tシャツ」を受け取った。そして阿蘇山に登ればいいものを自宅に帰って福岡の日向神へとまた向かった。

これが新Tシャツ。今日は暖かいので半袖でいい。

「へたなヒールも数うちゃかかる(5.11b)」をリピート。

やっぱり秋は指先のかかりがいい!

ダム下へのアプローチに立派な橋がかけられていた。
「日向神クライミングクラブ」の会費が活かされている。

タケシさんからの「出雲大社」土産。アケビも山でとってもらった。
ちなみに出雲大社は「いずもおおやしろ」と呼ぶのが正しい。

今夜の晩ご飯を見て驚いた。
「山カフェ」の中で私が下山飯(めし)として紹介した「阿蘇高菜めしとだご汁」が用意されていたのだ。

ラジオ放送 前夜

2025.11.7(金) 根子岳3

明日の生放送に備えて根子岳のふもと、Yさんの小屋で前泊。

20数年前、手作りで建てた山小屋。
小屋の換気と掃除、草刈をした。

以前のメインルートである「ヤカタガウド」方面からの根子岳。
もう駐車場への車道も封鎖されている。(日ノ尾峠道は越えられる)

時間に余裕があったので、数十年ぶりに「古閑の滝」を見に行った。昔、滝が凍った時に登って落ちた方がいる。その気持ちが凄い。

陽が当たらない暗い杉林のなかで薄紫のツリフネソウを見つけた。

旧坂梨小学校の尊徳像。元は銅像であったらしいが戦争中に拠出、コンクリート製になったが劣化が激しい。今は近くに大理石の像が立っている。
坂梨は江戸時代、細川藩の参勤交代路の宿場として栄えた。

久しぶりに阿蘇神社を訪ねた。熊本地震で壊れた楼門が立派に修復されていた。楼門が国宝に指定されているのは日本に3つしかないらしい。
小屋に戻る時、右側の草原からメスジカが2頭飛び出してきて急ブレーキを踏んだ。(ドライブレコーダーの映像が上書きされて消失したのは残念の極み) 
10月25日、大山の下りでは雄ジカの飛び出しに遭った。もう夜の山道を走るのは怖い。

この小屋に泊るのは久しぶり。
晩ご飯を食べていたらストーブ、囲炉裏、ランタン、カセットコンロと熱源が多くて暑くなった。
一人で声を出し、明日の練習をした。

緊急なお知らせ!

2025.11.6(木) 徒然155 根子岳2

阿蘇:根子岳の天狗にて(30歳のころ)

11月8日(土)8:05 NHKラジオ第一「石丸謙二郎の山カフェ」で、根子岳からの紅葉などをレポートする。
台本があって、あそ望山岳会のPRなどが中心になりあまり自分勝手なことはしゃべれない(天下のNHKですから)けれど、時間がある方は聴いてほしい。

根子岳:天狗にて(60歳のころ)

山の幸・川の幸

2025.11.2(日) 日向神311  ダム下68

約2週間ぶりの日向神。
これからの楽しみとなる「対岸エリア」の整備を行った。
ツルやイバラ、邪魔な小枝を切ってアプローチを作る開拓で一番楽しい時だが、初めての場所は浮石も多くリスクは高い。
ダムからの正午の合図でみんながいる隧道エリアへ。

昼食を食べながら頭上にアケビを見つけた。

新しいプリクリップ棒の使い方。

これまでの人生最大サイズのアケビだ。触感、甘みも最高。

「アンダーリンク(5.11c)」の「核心ホールドの先が欠けて持ちやすくなった」と聞いてTr.で登ってみた。

すると核心ホールドがまた大きく欠けて、縦カチになってしまった。下からここをまだRPされていない方々の悲鳴が聞こえたが、一応グレードの変更はなし。

原口さんから「白い彼岸花」の球根を戴いた。来年は自宅前の彼岸花がまた一段と映えるだろう。

今夜のメインディッシュ。
小4の孫たちが釣ってきた川魚。一人5尾も食べられた。

デザートはアケビ。

秋旅の前日

2025.10.22(水) ぶらり旅21 リフレス大牟田8

明日(23日)から秋の西日本を回る旅に出る。
主なる目的は日本山岳・スポーツクライミング協会主催の「第61回全日本登山大会:兵庫大会」への参加である。その大会前後に車で各地の紅葉を楽しもうというゆるい旅だ。

23日(島根県:三瓶山)、24日(鳥取県:大山)、25~26日(兵庫県:六甲山)、27日(高知県:室戸岬)、28日(UFOライン)、29日(愛媛県:石鎚山)、30日(道後温泉~帰宅)の予定。

当初23日は「石見銀山」で泊まる予定だったが、図書館で本を借りて事前勉強をしている内にもう「行ってしまった」気分になってしまいやめた。あまり事前に調べるのは性に合わないようだ。

今日は日向神サンセットエリアに易しいルートを拓く予定だった。(事前の掃除は19日に終了)
このルートが出来たら超初心者Sachikoさんのリード練習用、病み上がりSさんのリハビリ用、後期高齢者Hさんのアップ用、肩を痛めたTさんのノーハンドトレーニング用などに活用されることだろう。
ところが今日は一日中雨が降った。
しかたがないのでSachikoさんと「リフレス大牟田」の人工壁で登った。するとSachikoさんが5.7~5.8をRPしてしまったので、サンセットの易しいルート開拓はどうしようかと思案中である。

旅の様子はスマホからこのブログにアップする。

パピコ(5.11b)開拓・初登

2025.10.19(日) 日向神310 ダム下67

2日前にボルトを打ったダム下:対岸エリアのラインを登りに行った。1本目でうまく登ることができた。
「パピコ(5.11b) B5 8m 緒方一成」の完成。ビレイヤーはゆきえさん。
壁は橋の手前駐車場真上の樹林帯の中にある。登る場合は落石なども考えられるので、真下には停めない方が良いだろう。杉林に入ると3分で着く。
残念ながらカメラを忘れて私の初登時の写真がない。
カメラを取りに行って、ゆきえさんにTr.で登ってもらった。

横から見ると壁が意外に立っている。奥には5.12のルートが2本ある。カメラマンはタケシさん。

4ピン目、けっこうバランシー。このあと左にトラバースする辺りが核心部。短いけれどクライミングの面白みが凝縮されている好ルート、近くていつでも取り付けるのが売り。

この後はサンセットへ。
天気予報があまり芳しくないので車は少な目の10台ぐらい。

「八女茶のチャチャチャ(5.10a)」のコケ落としと、手前の緩傾斜の大掃除。(写真提供はK1さん)
ここに初心者のリードやビレイの練習に使えるルートを拓く予定。

先日配った栗がゆきえさんによって「渋皮煮」となり戻ってきた。
今日は早仕舞い。

帰り道、アオダイショウを見かけた。

ダム湖をまたぐ「つる橋」を渡って星原峠から帰る。

岳間地区のJA店でアイスを買った。
ロド乗り御用達の「パピコ(205円) 2本セット」である。
6速MT車に棒アイスやチョコモナカは危ない。

時間があったので山鹿市鹿本地区「御宇田井出:円形分水路」を見に行った。

なかなか大きい分水路で、水が1:3にうまく分けられている。
数年前にこの施設を探したが見つけることができなかった。
先日、山友のスミさんから「グーグルマップに載っています」と教えて戴いた。
ところで、ここは約40年前に私が勤めていた小学校の校区内だった。当時はまったく知らなかった。

帰り道、七城の秋のヒマワリが満開だった。夕方で発色は良くないが花の開花は一期一会、車を停めた。

七城といえば「コスモス(秋桜)」も外せない。ここは県道からは見えない秘密の畑。

平日:ソロで開拓作業

2025.10.17(金) 日向神309 ダム下66

平日ということで久しぶりにソロでの開拓。
ダム下対岸エリア(仮称)で、10月12日にトップロープを仕掛けておいたラインだ。

グリグリを使ってのトップロープ・ソロで試登。
この壁の右の方に「ジャイアントコーン(5.12a)」などのルートを拓いた古賀さんらが「見限った」ラインだが何とかモノにしたい。
しかし右手指が痛い、右腰も痛い、足は短いではどうも左へのトラバースがうまくできない。
それでもなんとか午後には終了点を設置してボルトも5本埋めた。

今日は2回危ない目にあった。

①昼食時、カセットコンロにCB缶をセットしようとしたらうまく入らず、ガスが「シューッ」ともれた。まあ、なんとかセットできたのでダイヤルを回し「カチッ」と音がした瞬間、「ボワ~!」と真っ赤な炎が上がり、右手が一瞬炎に包まれた。
まあ、火傷はしなかったが右手の指の毛が全部燃えて無くなった。
②ボルトを打ち終わったので、もう一度グリグリのトップロープで登り、壁上の大木にセットしていたスリングとカラビナを回収しようとした。2ピン目まで登り、グリグリのロープを手繰ろうとしたら「あれ? ロープがない!」
なんとグリグリにロープをセットせずに、フリーソロで登っていた。

午後5時、NDロードスターが私の帰りを静かに待っていてくれた。