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健軍神社参拝

2025.9.10(水) 社寺の旅 1

午前4時頃から雷鳴が轟き、長崎・熊本地方に線状降水帯が発生する天気だった。
幸い熊本市や菊池方面は雨量も少なく、用事があったので市内神水(くわみず)へ出かけた。昼頃には雨も上がったので、近くの健軍神社を訪れた。

健軍神社は熊本市内では最古の社で、阿蘇を治めていた健盤龍命が主祭神だ。
たいへん立派な楼門であるが鳥居と共に新しい。多分、熊本地震後に再建されたものだろう。鳥居は木製で低く造られている。

狛犬も新しく、外腹斜筋が発達し体が引き締まっているように見える。右側は阿形でオスの獅子である。

楼門の天井絵。
左上の羊はアモン角(大きな巻き角)のメリノ種、右上の鳥はトキで面白い。
しかし、牛がホルスタイン種なのは戴けない。ここは肥後の赤牛にして欲しかった。
右の犬は秋田犬で立ち姿に品がある。ニホンザルの母子もリアルで面白い。
下の虎が小さくて迫力に欠けるのは残念。右下の蛇は蝮(マムシ)か? ここは大きな青大将か縁起の良い白蛇にしたい。
大きな月を見て跳ねる白ウサギは躍動感がある。
実はここにはもう一つ別の天井絵(改築前のもの?)がある。写真は割愛するが、こちらの蛇はまた面白いので一見の価値がある。

境内に「子宝の木」があった。銀杏のヒコバエを無数に伸ばしたものである。普通ヒコバエは樹勢を弱めるから切ってしまうがここまでになると神木になる。

本殿の屋根を見ると千木(ちぎ)の先は垂直で鰹木(かつおぎ)の数は5本と奇数なので、ここが主神に男神を祀る神社であることが分かる。(これは人吉阿蘇青井神社で学んだ)

健軍神社を後にして、こちらには滅多に来ないので「県立図書館」へも寄ってみた。この図書館は熊本の郷土資料が充実している。
以前はあった県内の歩こう会や走ろう会の会報が見当たらなかったのは残念。母校の創立百年誌などがあったのでまたゆっくり来てみたい。

お昼はインド・カレーの「ナマステ」でランチ。
写真に入っていないが白いラッシーを飲んだ。辛さ(3)のカレーにちょうど良かった。

帰って腹ごなしに近所を散歩したらナスを戴いた。
まん丸いナスは珍しい。
長い方は我が家で収穫したもの。今年はどこもナスが豊作らしい。