四国∼呉ぶらり旅 2

2022.7.28~31 ロードスター 49

7月29日(金) 四国カルスト~石鎚山

早朝
道の駅「ひじかわ」を出て、ナビに従って四国カルストを目指す。
途中で四国カルストへの近道らしい案内板があった。
どうもこれがGWなどに大渋滞を起こす極狭県道36号らしい。
しかし今は平日の早朝なので思い切って入ってみた。

【途中にあった大きな魚のモニュメント】
結果オーライで行き交う車もなくすんなり通れたが、土日は離合で苦労するかもしれない。

7:00 大野原(駐車場)
雨風が強まってきた。
新しい公衆トイレのデッキで朝食。見慣れぬガがたくさんいた。

【シャチホコガの仲間】

地芳峠~姫鶴平キャンプ場~四国カルスト

8:00 当初はこの辺りでキャンプをすることも予定していた。
「カルストテラス」という新しいビジターセンターができていた。
午前9時開館だが、雨で何もすることがない男を見捨てることが出来ず、係の方が中に入れて下さった。
中は最新の設備で「四国カルスト」の観光に県が力を入れているのがよく分かった。

【大きなスクリーンで見る四国カルスト台地】
まあ、こんな所を走ってみたかった。
雨の中でも草を食む黒牛を横目に見ながら一路石鎚山をめざした。

県道303~R440~R33~御三戸~県12~石鎚スカイライン

11:00 土小屋(モンベル店)
昼食は牛丼(900円)。
外は小雨だが、登山者らしき車はたくさん停まっている。
せっかくここまで来たのでカッパと傘を持って出発した。
石鎚山は実に40数年ぶりである。

【宮大ワンゲル部1年生の冬山行】
一番左が私。面河渓から登ったが、鎖場や天狗岳は経験していない。

土小屋ルートは「土小屋遥拝殿」の裏手から山道に入る。

時々小雨が降り、上部の視界は良くない。
道はなだらかでガクアジサイやフウロが咲き心が休まる。
休憩所から二ノ鎖(65m)が始まる。
思ったより急で長く、ほとんどの登山者は使わないようだ。

【三ノ鎖 68m】
ここは傾斜も強く、クライミングの要素がある。

【上から見た三ノ鎖場】
鎖の輪につま先を入れて登らねばならない。

鎖を登り終えるとそこが石鎚神社奥宮頂上社であった。
風雨が強まってきたので物陰でカッパを着て天狗岳に向かって出発。
視界は悪く何も見えないが、馬の背の岩稜は晴れていたらたぶん怖いところだろう。
5.10のアプローチシューズはまったく滑らずに安心できた。

14:00 西日本最高峰1982mの天狗岳である。

【アサギマダラ】

16:30 国民宿舎「石鎚」に投宿
小雨の中、山を下りるとけっこう疲れてもいたし「国民宿舎」というものに泊まってみたかった。
予約なしで宿泊を乞うと、受付の方からあからさまに嫌な顔をされた。
「じゃあ、いいです」と断る手もあったが、逆になんとも泊まってみたくなった。(どうも今からだと受付の人が自分で部屋のセッティングをしなければならないからのようだった)
遠目に廃墟と思える建屋、トイレは共同で洋式は1つ、風呂は節水のために小浴場のみ、食事は住み着かれている老夫婦の賄い、布団敷はセルフ、そして横柄な態度の受付と昭和レトロを楽しみたい方にはお勧めの宿である。
これが「安宿」なら面白いが、9.900円はちと高い。