趣味は「読書」と答えたいが

2020.11.22(日) 徒然 45

3連休の中日、午前中は地域の人築で「前井出浚え」だった。
昨年から年に3回行われていた「堤防美化作業」がなくなったので、この区民総出の人築は貴重な地域住民の生存確認の場となっている。

帰ると外孫が遊びに来て騒がしいので図書館へ行った。
図書館では「ただで本が借りられる」のに利用する人は本当に少ない。
本はたくさんあるが、私が読みたい本、読める本は限られる。
まあ、読める本を探すのも図書館の楽しみの一つか。
【今日借りた本】
文藝春秋(2020 9月号)
ベストエッセイ(2018)
あなたの話の9割は相手に伝わっていません(松本幸夫)
日本語大全(齋藤 孝)

ちょうど昨日から「ジャック中根のクライミング道場」を再読し始めたのでちょっと少なめ。

若い頃、「どくとるマンボウ青春期 (北杜夫)」と出会った。
旧制松本高校の寮生活、疾風怒濤、北アルプス、小説、昆虫、etc
私が山好きになったきっかけの一つがこの本であることは間違いない。
大学1年生の時、夏合宿が終わって信州大学思誠寮に泊めてもらい、北杜夫が書いたかもしれない便所の格調高い漢詩の落書きを見たときは胸が熱くなったものだ。

ところで、「読書」というのは今の時代、趣味の範疇に入るのだろうか。
趣味というのは、本人が好きなことに「お金と時間」を使うことだと思う。
図書館で本を借りて読むのは基本的にタダだからどうも有難みが少ない。
タダの本と思うと読むモチベーションも上がらないのだ。

先日、YouTubeを見ていて「裏垢」という文言を知った。
その裏垢についてのエッセイが偶然目についたので「ベストエッセイ」を借りた。
YouTubeがきっかけで本を選んだのだ。
そういえば、「中田敦彦のYouTube大学」は面白い。
古今東西の名著を面白おかしく解説してくれるので図書館に行く手間も省ける。

今の時代、ユーチューバーになろうという子どもはいても小説家は、う~んいないだろう。
コロナ禍で人々の「巣ごもり生活」が増えた。
そこで「ゲーム・料理・家呑み・キャンプ・庭いじりなど」が人気だという。
しかし「読書が人気」なんて話はあまり聞かないなあ。


日向神:ダム下「粉吹き爺さん」にて