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冬空の五色岩

2021.12.12(日) 日向神:五色岩 137

曇り空に時折強い風が吹いた一日。
それでも日曜日とあって日向神にクライマーの姿は多い。

連日の五色岩開拓となった。
今日はビレイヤー(さとさん)がいるのでこれまでやり残した仕事ができそうだ。

①上部へのルートに最終ボルトを1本設置。

これで、フリーで登ることができる。
カムの練習もできる。終了点は立木。

②右へFixロープを張った。

ここから右のカンテを下から回り込む。

カンテ上部に足場が乏しい無理な態勢でボルトを追加。
右手が離せず、左手でのドリリング。
行きはカンテを右下から巻いたが、今後の事を考えて上部にロープを張った。

③もう一本、新しいところにFixを張った。
掃除は大変そうだが面白いルートが引けそうだ。
今日はビレイヤーがいることで3日分ぐらいの仕事ができた。

遅い昼食を摂り、午後から来られた林田さんを加えて既成ルートを登った。

【かすみ 5.10a】を登る林田さんはMOS。

④【初島物語 5.10b】 MOS

今年開かれた新しいルート。
下部のボルトが8mmと多少不安もあるが逆層ホールドが楽しいルートだった。

今日も帰り道に「カニのハサミ岩」からもどる澤田さんの車とすれ違った。お互い充実した一日を過ごせたと思う。

ドリルがプッツンした日

2021.12.11(土) 日向神:五色岩 136


冬の晴れた日の菊池川沿いは朝霧が出る。

先週の続きで岩場の整備。

ソロでトラバース気味にカンテを回り、灌木やツタでプロテクションを取りながら進み「ここで一本!」とドリルにビットをセットして穴を穿とうとした時だった。
トリガーを引いてもドリルが全く動かない。
「はあ~?!」
バッテリーか、ドリル本体か、その両方か。
いろいろ考えるがもう今は戻ることが最優先だ。
這う這うの体(てい)でなんとか戻ってきた。

朝から1回も試運転しなかった私がもちろん悪いが、人生何があるか分からないものだ。

今日の昼食は梅おかかのおにぎりとFD揚げなすの味噌汁、そして320円のフルーツサンドをチョイス。

午後は木こりと岩場の探索。

帰るころには弁財天岩の左肩に半月が昇っていた。

自宅に帰り、バッテリーを交換したらドリルが動いた。

暖かいぞ、五色岩

2021.12.5(日) 日向神:五色岩 135

昨日の八面山クライムは心身ともに満足の極み。
今日はゆったりと日向神を目指した。
駐車場で久しぶりに「白いロードスター」と会った。

一人で五色岩に向かい、タケシさんから預かった「びっくりフェイスと日向神タワー分岐」の道標を木に結んだ。

今日から本格的に開拓を始めた。

こんな訳の分からない壁も・・・。


Fixを張って掃除をするときれいになる。


今日の昼食。
いつもの「FD揚げなす・梅おかかのおにぎり・バナナ」
今日から冬季定番の「おしるこ」が入った。


しかし、何という暖かさだろう。
小春日和と北風がまったく吹かない地形のおかげか。

帰りは星原峠から岳間へ下る。

去年もサザンカの花びらの上で写真を撮ったな。

五色岩でアルパインクライミング!

2021.11.21(日) 日向神:五色岩 134

昨日、8年ぶりに「びっくりフェイス」の左奥の壁を登った。
その際、更に左側の壁にルートが引けるのではないかと思った。

今日は朝7時からカニのハサミ岩に登り、開拓用ロープを2本下ろしてきた。
9時30分、日向神駐車場です~さんと合流。
駐車場はもう車であふれようとしていた。

橋のたもとのモミジがきれい。

「びっくりフェイス」のある岩山は昔「五色岩」と呼んでいたらしい。
今日は五色岩の稜線に立つことを目標にした。

岩場の末端まで進むと、8mぐらいのクラックが走る白壁があるのでここに取り付いた。

家の小屋に30数年間眠っていたナッツ、棒フレンズ、スカイフック、あぶみ、そしていつものドリルを駆使してなんとか登り切った。
上部の急な斜面もロープを出して短く3ピッチに区切って稜線に達した。

後の岩頭は大黒岩(日向神タワー)
(このクライミングパンツがロードスターに合わないとK1さんに言われてしまった)


懸垂下降してナッツの回収をするす~さん。
この後、す~さんは「霞 5.10a」をMOS。
小雨が落ち始めたので早目に撤収した。

サンセットで登り込み2

2021.7.25(日) 日向神 130

4連休最後の日はゆっくりと日向神を目指す。

久しぶりに3号線~鹿牟田峠コース。

これも久しぶり(約半年)にダム下エリアを見に行った。

壁下の道は夏草に覆われようとしている。
「夏草や兵どもの夢のあと」
奥の桜エリアは逆に広くなって、新ルートも2本拓かれている。

駐車場に車は少ない。
みんなでサンセットへ行く。
①梅雨明け宣言(5.10c) NG
3日前はなんとか登れたが、「もっとスッキリ登ろう」と取り付いたら、指先が痛くてテンション。それでも核心のムーブは覚えた。

②赤い実のヤマボウシ~エルニーニョ(5.11a) R(リピート)
2つの11aを継続して登るので内容がある。

③プリティウーマン(5.11a)NG

いつものことながら1回目は登れない。

④プリティウーマン(5.11a)NG
テンションをかけて少し休むとヒールフックが決るのだが。
写真はTr.トライの井ノ口さん。

⑤プリティウーマン(5.11a)NG
連日のクライミングでもう指先が痛い。
今日は3回で登れずギブアップ。

向こう側のゆきえさんも以前は楽に登れたというプリティウーマン。もう中高年クライマーには厳しい課題になっている。
手前は「ひまわり 5.10a」のかおりさん。
午後3時ぐらいになると広場エリアは日陰になってくる。

ショックな情報。

サンセットエリアでマダニが発見された。
第1齢らしく、よく見つけたものだと感心するぐらい小さい。
ここ数年で愛のエリア、ダム下エリアでマダニは見つかっている。


【ダム湖畔のウバユリ】

夜はTOKYO2020,柔道で阿部兄妹がダブル金メダル獲得!
男子サッカーはメキシコに2-1で勝利、すばらしい。

サンセットで登り込み

2021.7.22(海の日) 日向神 129

今日は八方ヶ岳倶楽部の澤田さんと日向神で登り込みの予定。
私は2週続けての日向神だが、まだまだ馴染んでいない。
澤田さんがサンセットエリアは未体験とかで早速行ってみる。
高曇りで風もある。

①ひまわり(5.10a) R(リピート)
アップ。

②梅雨明け宣言(5.10c) R(リピート)
アンダーを持ってからの足置きが難しい。

③赤い実のヤマボウシ(5.11a) R(リピート)
フリクションが効いて登りやすい。

④若い時のりりぃ(5.10c) R(リピート)
変化に富んだルートで楽しい。

⑤星に願いを(5.11b) NG
上部の前傾壁はガバホールドを思い出すと思い切って行ける。

⑥新茶(5.11b) R(リピート)
暑くなり、指先が滑る中でなんとか登り切れた。

⑦お茶を一服(5.10b) R(リピート)
登っている澤田さんはフラッシュ。

⑧庭園散策(5.10c) R(リピート)
今は下部から真っ直ぐ登れる。

⑨おすきなふくは?(5.11a) 敗退
西日で熱くなった岩に指先がぬめって敗退、本日終了。

祝日だというのに、日向神にクライマーは5人だけ?!

半年ぶりの日向神は

2021.7.18(日) 日向神 128

梅雨も明けて、日陰クライミングをしようと半年ぶりに日向神をめざした。
熊本地方はカラカラだった路面が峠を越えると濡れていた。

【つる橋】を渡る

駐車場にはもう白いロードスターが鎮座していた。
道端は濡れているとのことで、タケシさんとトンネルエリアへ行った。
トンネルを吹き抜ける風でここは別天地のように涼しい。
①プチフェース(5.9) R(リピート)
久しぶりの日向神をなめてはいけない。まずはアップだ。
②ダイアナゴル(5.11aぐらい) R
これは見た目よりもかなり厳しい。
③シャオロン(5.11aぐらい) R
ホールドがカッチリしていて何度登っても楽しい。
④うし子(5.11b) R

「うし子」は約1年ぶり。ビレイはSさん。


トンネル内から見た「うし子」
今日、苦節1年半で「コブラ 5.12a」をRPしたというKさんのトライ。
この半年間、八方ヶ岳「カニのハサミ岩」で開拓ばかりやってきた。開拓は8割がたキコリや掃除、ボルト打ちなのでルートを登るスキルが伸びることは少ないだろう。
できて現状維持か。
とりあえず、半年ぶりの日向神は私を優しく迎えてくれた。

【サカハチチョウ】が夏型になっていた。

午後はトンネルエリアにも夏日が差してくる。
しかしちょっと登り足りない感じがする。
対岸の愛のエリア駐車場にTさんの車があったので、あてにして行ってみると一足違いで帰られた後だった。
ここで今日は早じまいとなった。


帰りも【星原峠】を走った。

日向神Pで土木作業

2021.7.11(日) 日向神 127

「おはくま」会場の大観峰から中津江を通り矢部へ下る。
途中の竹原峠は素敵なワインディングロードだ。

久しぶりのハート岩が「源氏パイ」に見えた。


もう山は「コオニユリ」の季節。1年は早い。
連日の雨でクライマーはトンネルエリアに2人のみ。

今日はタケシさんと駐車場の整備を行った。

草がなくなる前に虫探しをした。

「ラミーカミキリ」


「オタマジャクシ」 カジカガエルか?


駐車場の手前側がいつもぬかるんでいるので、排水用パイプを埋設した。
タケシさんがペットボトルの水平器で勾配を出した。
岩は登れなかったが奉仕作業で気持ちのいい汗をかいた。

2020年 今年の振り返り

2020.12.30(水) 徒然 48

今年を振り返るために、私はいつも「10大ニュース」をまとめる。
世界の1位は、「アメリカの新大統領にバイデン氏」(読売新聞ニュース)
国内の1位は、「新型コロナウイルス感染拡大、緊急事態宣言」だった。
我が家の1位は、「1月、ロードスター(ND)納車」だ。

数年前に熟年離婚をした後、初めて会った女性クライマーから「山に人生を捧げた方ですね」と言われたことがある。
「お~、世間はそんな風に俺を見ているのか!」と少しショックだった。
この頃会う人は「ロードスターの調子はどうですか?」と言われる。世間の目もだいぶん変わってきたと思う。
第2位は「娘や孫との同居」
第3位は「急な転勤」
第4位は「日向神:ダム下での開拓・初登」
第5位は「愛のエリア:エレキバン(5.12a)のRP」
・・以下続く。
今年も多くの出来事があり、とても老け込む暇がない。

今年のルート開拓は日向神:ダム下エリアに集中した。
特に「素敵なロドライフ」は初めて5.12aを付けた。
来年は多くの方に登っていただき、評価を仰ぎたい。
日向神には合計60回通った。
昨年(2019)は36回だからほぼ2倍だ。
日向神は自宅から片道45kmと近いのが良い。
しかしコロナ禍や豪雨の影響で本匠が1回、野岳と八面山は0回であった。

さて、2021年はどんな年になるのだろうか。
今、ダム下エリアに3本の開拓中のラインがある。
「明日はあそこでヒールを使ってみよう」とか前の晩に考えるのが好きだ。
大きな夢や長期的な計画を立てるより、目の前のなんとかなりそうな小さな希望を一つずつ掴んでいくのが性に合っているようだ。
最強寒波の襲来で窓の外にはうっすらと雪が積んでいる。
暇つぶしに来年のカレンダーを作り始めた。

よいお年をお迎えください。

日向神:ダム下「さくらのエリア」のトポ公開

2020.12.13(日) 日向神:ダム下 124

ダム下エリアに通い始めて約1年が過ぎた。
今日も日向神開拓団によって、「さくらのエリア」が大きく整備された。
このエリアは冬季がシーズンであり、ルートの本数も出そろってきたのでこのブログでトポを公開することにした。
この冬、多くの方に登っていただきたい。
なお、落ち葉等が多いのでブラシは必携である。
後日、「K1HUT」にも掲載してもらう予定である。


象の目(5.11c)を登る山崎氏

【追記】
K1HUT → エリア → 日向神 → ダム下 は、下記のリンクへ。

ダム下エリア | 日向神クライミング (wixsite.com)