「クライミング」カテゴリーアーカイブ

3年ぶりに「パンプダンス」をリピート

2018.8.5 日向神:奥壁 クライミング

奥壁は今週2回目、今日の岩友はイワモトさん。
①つくつくほうし(5.8)リピート
②パンプダンス(5.11a)NG
核心部の△スローパーで大苦戦。最上部もクリップがきわどかった。
③パンプダンス(5.11a)NG
核心部でテンション、即ダウン。
④パンプダンス(5.11a)R(リピート) 3年ぶり。

⑤生きた証(5.11a)R(リピート)
4日前に拓いた新ルート。

パンプダンス(5.11a)は2015年に3便目でRPできた思い出のルートだ。
「実質、5.11cぐらいあるよ!」と云われてその後の自信につながった。
ところが、2017年にトライすると、なんと核心部を越えられずに敗退してしまった。
かなりショックで、「だんだん歳もとるからなあ~」と自分自身に言い聞かせていた。
そこで本日、1便目は核心部で何回も落ちたが3年前と同じ3便目で登ることができた。
このルートは、下部・中部・上部と3箇所もポイントがあり、ルート名も秀逸だ。

今日の岩友、イワモトさんは「かかってきなさい 5.11a」にトライ。
2便目は1テンで惜しかった。

3便目はスタミナ切れ。
自分の課題がはっきりしたので県体壁でもそれなりのトレーニングをされるだろう。
次回が楽しみ。

ところで、今日ビレイ中にアクシデントがあり「ペツルのグリグリのCMビデオ」みたいに空中に飛ばされた。
幸いその「グリグリ」でビレイしていたので事なきを得た。
外岩では何が起きるか分からない。
グリグリの良さを確信した。

日向神:奥壁に楽しい1本を開拓

2018.8.5 日向神:奥壁 ルート開拓

K1ヒュッテのオーナーから「奥壁で1本ずつルートを拓きませんか」という誘いがあり、あまり馴染みのない奥壁なのでよい機会と捉えて行ってみた。
K1さんのねらいは有名な「日向神レイバック 5.12a」に真下からダイレクトに登るルートを拓くことだった。確かに日向神レイバックの下には手付かずの12mぐらいの壁がある。
K1さんが右側のかぶった大きなフレークを登るルート、私が中央の上部コケコケスラブで下部は逆層のルートを請け負った。
結論。右の大きなフレークはかっこ良すぎて難しすぎた。
写真はTr.でトライ中の私。フレークにニーバーを効かせてホールドを取りに行ったところ。
もちろん、この後はフォール。

中央はTr.でなんとか登れたのでボルトを3本打ち、本日初登もできた。
生きた証 5.11a  B3 12m 2018.8.5 緒方一成」の完成である。
下部が核心で、ムーブが分かる写真はない。

下の写真は初登時、3ピン目のスラブ帯である。

これから「日向神レイバック」に取り付く方はぜひ真下からトライして欲しい。
今日の奥壁はタケシさんが幾つかのルートをリボルトしたり、S女史が「忍びの者」を「しのぶのモノ」にしようとがんばったりして賑やかだった。
このエリア、携帯もauならば感度良好である。
そして真夏でも木陰で涼しく過ごせる。

愛のエリア「十日恵比寿5.11a」をRP

2018.8.2 日向神:愛のエリア クライミング

午前中の愛のエリアは快晴で、時々風が吹き抜けるも1本登ると汗が噴出した。
①夢中歩行(5.9) リピート
②義理チョコ(5.11a) NG
③義理チョコ(5.11a) リピート
④右壁 新ライン探索 Tr. 敗退
⑤十日恵比寿(5.11a) Tr. NG
⑥十日恵比寿(5.11a) マスターリード NG
⑦十日恵比寿(5.11a) NG なんと1ピン目フォール、疲れたか?
十日恵比寿(5.11a) RP

7月27日に掃除をした新ラインは結局登れず仕舞いで、完全に諦めた。
十日恵比寿は右壁で目立つカンテを登るルートだ。
傾斜が強く「登れそうにない」と思い込みこれまで一度も手をつけていなかった。
ねばって登れたので素直にうれしい。
終了点が昔のままで、立木からロープで補強してあるが今度チェーンに打ち代えたい。たいへん面白いルートなので、人気ルートになって欲しい。
⑨初歩のレイバックPLUS(5.11a) NG
午後3時ごろ、雨がぽつぽつと落ちてきたが天気はすぐに快復した。
最後の写真は「初歩のレイバックPLUS」にトライする今日のイワトモ、県体壁仲間のイワモトさん。このルートのビレイは壁の近くから行ったほうが良い。

 

愛のエリアに新ルート開拓

2018.7.22   日向神:愛のエリア ルート開拓

朝から小雨が降った跡があったり、孫との約束で虫捕りに奔走したりして出発が遅くなった。
12:00 愛のエリアに到着。先客は4名で、雨の影響はない。
さっそく昨日も掃除したラインにTrをしかけてボルトを4本打つ。
ところが終了点用に昨日買ったチェーンを車に忘れて来ていた。
一旦車まで取りに帰るという不用なアルバイトを強いられた。
なんとか終了点を設置して降りてくると結構疲労していた。
湿度が高く、あまり汗をかかない私のハーネスまでがじっとりしていた。

とにかくファーストトライだ。
ビレイは佐賀のZさん、カメラはIさんにお願いした。
下部は左へトラバース気味に登る。

中間部で「ん?」となるもホールド知っているので思い切りよく手を伸ばす。
上部ではきわどいバランスを要した。
こんなムーブ、試登の時は出なかったのに!?

なんとか1回目、マスターで初登できた。
「今日もing   5.11a   B4   10m 緒方一成」の完成である。
Zさんには、6月16日の「初歩のレイバックPLUS 5.11a 」の開拓・初登の時もビレイをしていただいた。
Iさんの撮った写真は全くトリミング不要。クライミング同様カメラの腕も相当なものだ。Iさんが第2登。
その後、熊本のGさんが第3登。「愛のエリアのグレーディングでは5.10dでしょう」と辛口の感想。確かに他の5.11aルートに比べれば大甘だが、多くのクライマーに意欲を持たせる意味もありここは敢えて「5.11a」としたい。
夏場、愛のエリアの左壁上部は陽が当たって汗が止まらない。しかし右壁は日陰となって登りやすいのもこのルートの魅力だろう。

県体壁に昇る三日月

2018.7.18 熊本県体壁

連日気温37~38度の猛暑日が続く。
それでも体調を整えて、仕事をやりくりして県体壁へ向かう。
そんな人たちが今夜も7人いた。
私は今月2回目。
県体壁の上には三日月がきれいだった。

右の赤テープ(5.10d)がやっと登れた。4日間6便目のRPである。
もう少し高めのグレードをつけて欲しいと思う。
6月13日のオンサイト・トライの時、上部で眼鏡を落とされた難敵でもある。
最上部の小さなホールドで体の向きを変えるのがポイントだろう。
シューズを脱ごうとするとあごから汗がぼたぼたと落ちた。

県体壁で登ると「本匠に行こう」という気持ち高まる。
帰るころには三日月もずいぶんと県体壁の向こう、西の空に動いていた。

今日の岩友

2018.7.16 日向神クライミング

午前中は愛のエリア。
連休なのに愛のエリアは私以外誰もいない。
今日はスカイフックを持参したので掃除がよくできた。
前回マダニにやられたので薄手のジャケットを着用したので汗をかいた。
作業が終わると服を脱ぎ、ほぼ裸になってダニは付いていないか点検をした。
で、今日の岩友は「赤いカメムシ」くん。
幼生なので名前は不明だが、たぶん「ベニツチカメムシ」か。3匹見かけた。

午後は暑さを避けて道端エリアへ。
昨日の九州ブロック大会(鹿児島県)でも一緒に仕事をした鹿児島のIさんら4人が来られていたので一緒に登った。
妙齢のUさんビレイで①四郎(5.9)、②三郎(5.10b)、③シンシア(5.11a)、④春眠(5.10)を登った。
Uさんは初心者だが日向神にはよく来られる。
で、午後の岩友は鹿児島のUさん。
写真はない。

 

愛のエリアでダニにやられる!

2018.6.29 日向神クライミング

6月24日(日)
午前中、日向神愛のエリアでルート開拓。新ルートの開拓のため上部から下がって掃除をしようとしたが、意外にかぶっていて思ったように掃除や試登ができない。
降りてくると右手に1cmほどのマダニが付いていた。これはすぐに払い落として踏み潰した。
近くにいたジローさんが「ダニは自分の好きな所を探して、あのあたりで噛むんですよ」と彼一流のウンチクとも体験談ともとれる言葉を発した。
ちなみに、ジローさんに朝一で「義理チョコで勘ちがい」を登ってもらい、「5.11aでいいと思います」という意見をいただいた。
午後はタケシさんらとサンセットで登った。
ここでは、昨年拓いた「若い時のりりぃ 5.10c B11 22m」の終了点のチェーンが風でふらふらしてクリップがやりにくいことと、4ピン目(「八女茶のちゃちゃちゃ」との共用)に回収ロープがクイックドローに絡まりやすい事案の解消を図った。

終了点の2本垂らしのチェーンはステンレス針金で連結して改善をした。
4ピン目の件は、「りりぃ」のラインに沿って新しくボルトを打った。これで逆に「八女茶」ルートの方が「りりぃ」4ピン目から右上するようになるだろう。

6月25日(月)
夕方、お風呂に入ると股間が妙に痒い。触ってみると何か指先に当たるが全く痛みはない。鏡を使って見てみると何かが刺さっているようだ。すぐにダニだと思った。ネットで調べると、なるべく早いうちに除去した方がよいとあったので毛抜きを使って慎重にはずした。
体長約2mmのダニだった。ほとんど血はすっていないようだ。種類は不明(フタトゲチマダニの幼ダニか?)。気分が悪くなるのであまり調べる気がしない。
写真はダニをセロテープに貼って、解剖顕微鏡(×10)で見たものをカメラで接写。

6月26日(水)
またもや局所が痒い。今度はすぐに見えるところだった。う~ん、こいつはいままでどこに潜んだいたのだろう?
ネットで調べ、「ワセリン法」をとる。ダニの回りにワセリンを厚く塗るととれ易くなるらしい。ワセリンが効いた頃にまた毛抜きで取った。2匹目は微妙に大きい。

ダニというと感染症が怖い。しかし、幼虫なので他の動物の血を吸っていないはずだから少し安心している。感染症の潜伏期間が1~2週間あるのでまだまだどうなるか分からない。
当初はダニに噛まれたことをブログに書くことはやめようと思っていた。
しかし、もしかしてどうかなったらこのブログも書けなくなるのでやっぱり書いておこうと思った。
日向神でもダニ対策が必要であることも伝えたかった。やり方はネットに詳しいので参考にしてほしい。

 

 

 

「義理チョコ」のグレード修正

2018.6.17 ルートグレードの修正

6月2日に日向神:愛のエリアで初登した「義理チョコで勘ちがい」のグレードを5.11bから5.11aとしたい。
それは、登っているとどうしてもすぐ左側の「本命チョコ」のホールドをつかんで休みたくなるし、休んでもいいからだ。(制限なし)
写真は「義理チョコ」が「本命チョコ」になりそうになり、下から何か言われそうでドキドキするするが、やっぱり「義理チョコ」に間違いないと心を新たにする辺り。
左のロープが垂れているラインは「夢中歩行」である。

愛のエリアは色々な意味でグレーディングが難しいのでまた修正するかもしれない。

愛のエリアで、旧ルートの発掘・再生

2018.6.16 日向神:ルート開拓「初歩のレイバックPLUS」

日向神:愛のエリア「右岸壁(上部から下を見て)」に「初歩のレイバック 5.10d B2 野下善秋」がある。
下部はレイバックが使えそうな薄かぶりで、ボルト2本でテラスに上がり終了点となる。
6月9日に上部の樹林帯からラッペルすると上部は厚い苔に覆われ、終了点のスリングはもちろん、リングボルトも完全に腐っていた。多分、20年間は誰も登っていないだろう。
この日は上部の苔を落としたが、全体的に湿っぽかったので試登もできなかった。

6月16日。午前3時からFIFAワールドカップロシア大会の「ポルトガルVSスペイン」でC.ロナウドのハットトリックを観た。
それで愛のエリアには6時30分に着いた。チェーン2本の終了点は以前の場所から4mほど上に設置した。鹿児島のTさんにビレイをしていただきTr.で試登すると、レイバックよりもその上のテラスに上がる所が難しい。上部にボルトを2本追加したころには愛のエリアもだいぶん人が増えていた。
佐賀のZさんのビレイで初登した。

ルート名は「初歩のレイバックPLUS 5.11a  B4  10m 野下・緒方」とした。
下部はレイバック気味に登る。鹿児島のIさんのトライ。

第2登は福岡のKさん。

ワイヤード(5.11b)のリピート

2018.6.3 日向神:サンセットエリア 

昨日は愛のエリアでの「義理チョコで勘ちがい 5.11b」の開拓で心身ともに大満足の一日。
今日はサンセットエリアでのエンジョイクライミングにした。
同行は山崎夫婦、原口さん、カオリさん、浦崎さんなど。
サンセットの「広場」に遅めに着くともう座る場所もないぐらいだったので、「新緑のテラス」へ移動。
①青葉若葉(5.10a)R(リピート)
②新茶(5.11b)NG 1T
③庭園散策(5.10c)R
午後は更に「最上部」へ移動。
④ワイヤード(5.11b)4便目でR
最後は広場へ。
⑤日曜よりの使者(5.12a)敗退

ワイヤードは2016年8月6日(リオ・オリンピック開催日)にRPしているので、約2年ぶりのリピートだ。

2年前の記録を見ると3日間8便出してのRPで、薄ポケットで酷使した左手中指が夜中に痛んでいる。また、フィニッシュの仕方が違っていた。
今日の右足をカンテに乗せるムーブが初期設定だろう。

珍しいカミキリ虫を見つけた。触覚が非常に長い。
ヒメヒゲナガカミキリである。