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昭和生まれ 熊本県菊池市在住 暇な日は草刈、読書、ナンプレなど

赤壁:最後の1本を初登!

2021.10.3(日) カニのハサミ岩 44

9月26日(日)にボルトを打って、3回トライして登れなかった赤壁中央カンテ左に取り付いた。

トライ1
マスターリード。5ピン目で足元の小ホールドが欠けてフォール!
なんとか上までQD7本を架けたが、5ピン目は少し架けにくい。

トライ2
3便目はない覚悟で臨んだ。
ガバホールドをデッド気味に取りに行くところが3か所ぐらいある。
省力化で最後の7ピン目はなくても良かったかも。
久米の仙人 5.11c B7 15m 緒方一成」初登。


出だしはチムニーを5mほど登る。
登っているのは今日の美レイヤーなおさん。


1ピン目を架けて赤い壁に取り付く。
ホールドは多いが筋力より頭を使う。
クライミングジムにありそうなムーブで面白い。


中間部でカンテを回りレスト。
ここから休めない大フレークになる。


うれしい開拓・初登。
たぶん赤壁最後のルートになるだろう。
今日は鹿児島からもゲストを迎えて全8名だった。

帰りは気分よく、生き物を探しながら下った。

【ウンモンオオシロヒメシャク】


砂防ダムの水辺にあった【イノシシの足跡】


【アサギマダラ】は3頭。


山友に名前を教えてもらった【アケボノソウ】

草刈をしながら

2021.9.29(水) 徒然 69

久しぶりの平日休みなのに草刈りと剪定を行った。
下の家(実家:父は介護施設に入所中)の庭が、この2年間で大変なことになっていたからだ。
ここには私の長男が住んでいるのだが、息子は自主的に草刈りなんかしない。
まあ、声をかけて二人でやったので十分良しとしたい。
切った草木が軽トラック2台分出たのでうちの山に捨てに行った。
この山も父が手入れをしなくなって大変なことになっている。
しかし、山に入ってみて驚いた。
2年前にも軽トラック2台分ほど捨てた草木がほとんど姿を消していたのだ。
自然の山と言うのは良くしたものである。
今回捨てた草木も1~2年で朽ち果てバクテリアに分解され自然に戻るのだろう。

午後は図書館に行った。
この頃の本選びのポイントは「活字の大きさ」である。
面白そうな背表紙だと思って手に取っても、ぱっと開いて字が小さかったらすぐ本棚にもどす。
もう小さい字の本は読む眼力がない。
「私とクライミング」という野口啓代さんの本があったのでしばらく立ち読みした。今回の東京オリンピックで引退を決めていたので以前から書いていたのだろう。
中学生のころはあまりやる気がないのにお父さんが勝手にコンペに申し込んでいたらしく、練習もせず「本番パワー」で日本のトップクラスになっていたようだ。(それがすごい)
どうもお父さんが啓代さんと二人の時間を過ごしたかったようだ。

ひとつ写真を載せよう。

昨日の帰りのドラレコ映像である。
ある高校のスクールバスが交差点の真ん中で停まっている。
前が渋滞で進めないのだ。
こちらは青信号になっても当然進めない。
クラクションを鳴らすような車はいなかったが、左右から「おいおい〇〇高校、何をやっているんだ」という冷たい視線を浴びて運転手さんや乗っている高校生は恥ずかしかったろうな。

少し前の話になるが、「ヒガンバナ切り倒し事案」があった。
場所は我が家の前の道と用水路の間の細長い20mぐらいの土地。
ここは誰の土地でもないが、雑草が生えるので私が年に何回か草刈りをしている所だ。
そしてもう10年ぐらい前から私がヒガンバナを植えて、9月のお彼岸の頃には見事に咲いたヒガンバナを愛でるのが楽しみとなっていた。
9月4日に草刈りをして、そのすぐ後にヒガンバナの茎が一気に伸びて1~2割咲いたという9月11日、私がカニのハサミ岩で登っている日にバッサリと全部切られてしまった。

切ったのは用水路の向こうの畑を管理している若者。
畑の草刈りのついでに用水路のこちら側のヒガンバナまで刈ってしまったのだ。
自分では年に1度も草刈りしない所にビンビン出てきたヒガンバナの茎が彼には切りやすい雑草に見えたのだろう。
悪気はないようだが、ヒガンバナの美しさを感じられない若者がいるということが分かった悲しい出来事だった。

これは我が家のヒガンバナ。


シマジロウとヒガンバナ

 

ハサミ岩:赤壁のたたかい

2021.9.26(日) カニのハサミ岩 43

朝の外気温22度、オープンドライブも長袖着用になった。
今日も山友4人で登山口からぼちぼち歩く。
汗もかかず、本当に歩きやすくなった。

23日(秋分の日)に終了点を設置してトップロープを残置していた赤壁中央カンテ左を登った。
ボルト予定位置にチョークを付けて行くが、思ったよりもスムーズだ。

①さっそくドリル等を引き上げてボルトを7本打った。
壁から離されるのでQDは架けながら下る。

②トライ1

1ピン目からパワー全開。
開拓当初から苦労したところ。


上部は大きなフレークになる。
右手ホールドが乏しく1テン!

③トライ2
同じところで1テン。
右側に丸い穴を発見。
しかし最上部の右手カチが持てない。

④トライ3
実質4本目で指先が痛く、厳しいフレーク持ちで左上腕二頭筋が終わっていた。


ルート名は「もてない男」にしようか。
まあ、赤壁のたたかいは一日では終わらない。

今日の美レイヤー兼カメラマンは、みー子さん。

「ここでトラバース」の下部でスラブトレを行った。

赤壁:最後の1本となるか?

2021.9.23(祝) カニのハサミ岩 42

山友4人で岩場へ向かう。
気温23度で、汗もかかない。
みんなは西稜エリアへいったので、一人で第2ルンゼへ。

①「ガクアジサイ 5.10d」のボルト位置変更

5ピン目のボルトを15cmほど下げた。
当初は左上のガバを取ってクリップの設定だった。
しかしこのガバが分かり辛いので少し危ないクリップ動作になっていた。
ピン位置を変えたのは初めてかも。

②赤壁中央カンテ左に下がって掃除
今日で3回目だが、約20mの薄被りの壁で表面はもろい。
なかなか掃除もはかどらない。
まだ終了点も決まらない。

【上から見たカンテ左のライン」

③Tr.ソロで試登
50cm毎にテンション。
グリグリのロープを引く動作も加わり両腕がつってきた。
「難攻不落」という感じ。
それでもなんとか上部にまで達し終了点を決定。

【赤壁中央カンテ左 ロープが壁から離れる】

④終了点設置
また赤壁の頭に上がり、ラッペル。
ステンレスの終了点を設置。

岩場には時折涼しい風が吹き、虫もいるのはアリさんだけ。
赤壁で紫色のキノコを見つけた。

今日は4時間以上壁にぶら下がり、ちょっと疲れたかな。

タコイカ(5.11a)開拓・初登

2021.9.20(祝) カニのハサミ岩 41

カニのハサミ岩:第2ルンゼに新ルートを拓いた。

【タコイカ 5.11a    B6   12m   緒方一成】

これは最後の1ピン目の設置作業。


残念ながら初登時の写真はない。
カンテを2ピン登って、チムニーに入る。
QDを回収してロワーダウン後のどや顔。


Tr.で下部をチムニー(5.8)から登るみー子さん。


第2ルンゼの全景。
左から「ドミノライン」「プロジェクト1・2」「タコイカ」「ダートライン」


試登中のプロジェクト2。厳しい。

今日はあそ望山岳会友が9人集った。


【春風に吹かれて 5.11b】をオンサイトしたにっしー君。


【飯田丸 5.10b】をRPしたす~さん。


私の白い服で見つかったダニ。
みなさん、ご注意を。

ハサミ岩:アプローチ整備

2021.9.18(土) カニのハサミ岩 40

14号台風一過、朝から落ち枝や葉の整理。
ついでに庭の草刈りを2時間。
20日(祝)にはあそ望山岳会の仲間がカニのハサミ岩に来るというので、これまたついでに草刈りに行った。

11日(日)に車で通った時、登山道が完全に夏草でふさがれていたからだ。
刈り払い機で1時間、なかなかのアルバイトだった。


【サカハチチョウ】 夏型
羽が少し欠けている。

20日の開拓のためにハンマーやボルト類を持ち上げた。
ついでにTr.で試登。

ビレイヤーは澤田さん、カメラは川津さん。

帰りの菊鹿:彼岸花ロード

帰って明日の市内での研修の為に洗車。
どうもフラフラしてきたので体重計に乗ったら、BMIが19.8だった。

八方ヶ岳:キノコの山

2021.9.12(日) 八方ヶ岳:ハイキング 16

早朝より小雨。
もとより山の予定はないので、朝食ドライブへ行く。
竜門ダムの東屋でいつものホットサンドを食べていたら、天気が回復してきた。

そこで、「竜門ダムボルダー」を探しにいった。
林道を走り、それらしい大岩を幾つか見つけた。
いずれも薄暗い杉林の中でほとんど登られていない。

班蛇口登山口の駐車場に着くと八方ヶ岳はすぐそこだ。
予想外に天気も良いので登ることにした。
約1時間で山頂。

山頂(1052m)の祠はユリやマツムシソウに囲まれていた。


南東の方向には阿蘇五岳が見える。

山中ではヤマホトトギスやギンリョウソウも見たが、ほとんどはキノコ、キノコ、キノコ。

たくさんあったので形の面白いものだけ載せよう。
ほとんど名前もわからないので勝手に名前をつけてみた。

(アサガオタケ)


(マルマタケ)


(ナメコモドキタケ)


(ビニルキガサタケ)


(ムラサキシビレタケ)


(パンシメジ)


(ヤホウシロイグチ)


(コロナタケ)


【ササクレシロオニタケ】 これは本名


【タマゴタケ】 これも本名
根元にタマゴがある。(7月24日 ハサミ岩で撮影)

2ヶ月ぶりのハサミ岩

2021.9.11(土) カニのハサミ岩 39

彼岸花が咲き始め、涼しくなってきたので八方ヶ岳:カニのハサミ岩を久しぶりに訪れた。
荒れた林道はツリフネソウに埋め尽くされていた。


魚にも見えるが豚にも見える。

ハサミ岩は2ヶ月ぶりだが、アプローチや岩場はほとんど変わりがなかった。岩もよく乾いている。

今日のめあては、第2ルンゼ「ダートライン」の左のチムニーの掃除。
①ダートライン1Pのみ(5.10cぐらい) OS

ビレイヤーはミズキさん。
このラインの左側にあるチムニーを掃除した。

ダートラインはここからクラックに左半身をキメて登る。

ミズキ夫婦は「ドミノライン」を上がって行った。
八方ヶ岳倶楽部の澤田、川津、緒方の3人はそれぞれ1本ずつラインの掃除をした。
昼頃から小雨が降り、濡れるとロープ等が汚れるので早目の撤収となった。


帰りの林道で「ヤマカガシ」を見つけた。
写真では分かりにくいが、首の周りに黄色の線がありとても綺麗だった。

車で水場に寄ると変な生き物がいた。

「ヤマナメクジ」
体長は10cmぐらい。
ネットで調べたらこれが売ってあり、食べる人もいるようだ。

日向神に10年後の私が居た

2021.9.5(日) 日向神:サンセット 132

8月中は雨や新型コロナやなんやかやで日向神は1回、今日はちょうど一ヶ月ぶりの外岩リードクライミングである。
9月になりかなり涼しくなってシーズン到来か、駐車場は満車。

サンセットエリアもごらんの通り。

①お茶を一服(5.10b) R(リピート)
久しぶりの外岩で体の動きがもう一歩。

②青葉若葉(5.10a) R(リピート)
実にこのルートは2回目かも?

③新茶(5.11b) R(リピート)
開拓者のタケシさんがかけたQDを有難く使わせて戴く。
体が動いてきた。

④庭園散策(5.10c) R(リピート)
うん、いい感じ。

⑤テラスへアップ(5.11a) R(リピート)

この下部が濡れていて今日の核心部。
上部はパワフルで汗が噴き出した。

この後、同ルートを原口さんがトライ。

恰好がなんか似ている。
年齢が10歳年上の73歳。
ちょうど10年後の私に見えた。
リードトライで2ピン目まで。
Tr.で4ピン目まで。
う~ん、10年後は私もこのくらいかも。

それでも原口さんはみんなのために昼前にはそっとドリップコーヒーを淹れたり、帰り際にはお菓子を置いていかれたり。
う~ん、10年後の私もそんな気配りができるのかしらん。


小雨が降って今日は少し早仕舞い。
この「けほぎ橋」を使う湖岸道路は夏草がきれいに刈られて走り易かった。


山里の道端にはもうヒガンバナがたくさん顔を出していた。

戴いたお菓子(一口香:柚子味)

2021 夏の振り返り

2021.8.31(火) 徒然 68

新型コロナ禍、2年目の夏が終わった。
コロナ禍以前の夏(2019)は、日向神4回や本匠3回とクライミングを楽しみ、近場でハイクを2~3回というところだった。

コロナ禍1年目の昨年(2020)は、日向神7回、ハイク2回と遠くへは行かず、人工壁8回だった。

今年(2021)の夏は、日向神3回、ハサミ岩1回で、ハイクが5回、人工壁3回だった。
クライミングが減ってハイクが増えた。
特にロードスターに乗り始めたことで、ドライブがてらの英彦山や多良岳ハイクが思い出に残った。

【英彦山 鬼杉】
一人で運転して一人で山を歩く。
ほとんど人に会わないので罪の意識は軽い。
まだ登ったことがない山を歩く楽しみを再確認した。

春頃は面白かったテント泊は1回。
夏場の蚊やブヨ、ダニは怖いし焚火のイメージが沸かないから。

ワクチンは2回接種。
その間に「濃厚接触者」に認定されたがオリンピック後は毎日雨ばかりで「山に行けない」というストレスはあまりなかった。

夏の初めに「やりたいこと、やるべきこと」を書き出していたが、ほとんど予定通りにできた。
だいたい私のやりたいことは「いつでも出来そうなのにやってこなかった」ことばかり。
「八甲田山に登って酸ヶ湯温泉に入る」ような計画を立てるのはいつのことになるだろう。
ハイク(登山)をやっていつも思うのは「若いうちにやっておくべき」ということ。
紅葉のよい山をいまから2つぐらい探しておこう。
この夏、1つだけ出来なかったのは「日向神:さくらのエリア」でのルート開拓だ。
もう少しでボルトを打つところでほったらかしたルートが残っている。
もちろん、これからも山行の中心は「カニのハサミ岩」になるだろう。

2021の夏。
事故や病気にならず、無事に過ごせたことがなによりであった。
うれしかったことは、東京オリンピックのMVPが卓球の水谷隼選手に贈られたこと。