岩野山でクライミング基礎講習会

2025.4.12(土) 岩野山 49

4月5日に「あそ望山岳会」の総会があり、新人も5人入ったので年度当初の「クライミング基礎講習会」を岩野山で実施した。

急な開催ながら9名の参加があった。しかし肝心の新人はスミさんだけで、リターン・クライマーの参加が多かった。
だいたいベテランと呼ばれる人は自分なりの道具や自分なりの使い方をすることがよくある。頭の柔軟性が減り、一つ覚えてそれでこれまで事故なくやってくると新しいものに変えることがなかなかできない。(私もそうだ)
クライミングは「オウンリスク(自己責任)」と言われるが、事故が起きればパートナーや岩場にも迷惑がかかることを認識し、常に新しい知識や技術を取り入れていきたい。

今日はベテランクライマーが多かったので、基本的な道具の使い方やビレイの方法等についてはまずまずであった。
しかし、登り方に関しては久しぶりのクライミング(岩登り)で、いわゆる「へっぴり腰」やプロテクションから離れる「ランナウト」が目立った。
「クライミングの最良のトレーニングはクライミングをすること」と昔から言われているので、これからもクライミングを続けて行けば幾つになっても自分の成長に気付き、生涯スポーツとして楽しんでいけると思う。

「ニッケ栗まんじゅう(5.10a)」を登るKcoさん

「また岩野山に来て、今日登れなかったルートを登りたい!」とKcoさんが言われていた。
こんなふうに他人(ひと)との競争ではなく、自分なりの目標を持って岩と対峙すればすばらしい成果が表れると思う。
また、そのためには日ごろの生活習慣を見直し、事故なくクライミングの一日を過ごすことが大切であろう。

今日、久しぶりに岩野山でロープ・クライミングをして、ボルトを数カ所打ち直した方がよいことに気付いた。
次回は「岩場のメンテナンスと開拓講習会」を開催したいと思っている。
あんまり暑くなる前に。

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