2024.6.10(月) 尻尾の長いニホンザル 2
8日(土)の夜、TVの報道番組を観ていたら「尻尾の長いニホンザル」が堂々と出ていた。
このサルは日本の昔話「桃太郎の鬼退治」だからニホンザルだろう。
改めて訴えるが、ニホンザルにこんな長い尻尾はない!
番組の内容は「この頃の絵本では、鬼退治の仕方に暴力性がなくなった」というものだった。
以前は「イヌは鬼の足に噛みつき、キジは鬼の目をつつき、サルは鬼の顔をひっかく」やり方だった。
この頃は「イヌやキジ、サルがギャーギャー叫び、その大きな声で鬼たちはやられてしまった」となっているものがあるらしい。
そして、鬼から「宝物を取り返す」のではなく、仲良くなった鬼から「プレゼントされる」らしい。う~ん。
もともと時代に合ったように物語の内容が変わるのは致し方無い。
もちろん子ども相手の物語だから、
「桃太郎の武器は刀だ。赤鬼を切ると赤い血、青鬼を切ると青い返り血を浴びて桃太郎はみるみるうちに全身ムラサキ色に染まっていった~!」なんて表現はちょっと合わない。
そこで、「トラを殺して皮をはぎ、パンツにするぐらい強い鬼」をどう退治するか、そこに工夫と鍛錬をして仲間と協力する桃太郎を描くことはできないか。
おっと、話の中心がずれてきた。
要はニホンザルの尻尾は短いと言いたいだけだ。
テレビ局にも間違ったサルの絵を流しては欲しくない。
ちなみにニホンザルは「オナガザル科」に分類されている。
それが何故「尾短かザル」になったかという説は後日述べよう。