2018.1.3 日向神クライミング
本日、私は60歳の誕生日を迎えた。
「おめでとうございます」と言われてもぴんとこないが、
生きてさえいれば誰でもくる還暦でも、元気に迎えることができたことは素直にうれしい。
今日は還暦ということで、赤いTシャツ(熊本城マラソン記念)で登った。
快晴の日向神でも日陰の気温は4度、こんなときは南面で暖かいバルコニーエリアに限る。
同行はあそ望山岳会の会長キーボウさん。
①大蛇山(5.10c) リピート
②テラノ(5.10c) リピート
③14番目の月(5.12a) 敗退
④テラノ(5.10c) クイックドローの回収
「宝くじは買わないと当たらない。5.12はトライしないと登れない。」
ということでダメ元でもトライすると、6ピン目で数え切れないほど落ちた。
9.8mmのロープが8mmぐらいに伸びて細くなった。
指が耐えられなくなって降りてきたら昼飯抜きで午後2時になっていた。
足首を痛めて今日は登らないというキーボウさんに長くビレイをしていただき悪かったが、私にとってはついていたかも。
まあ、「キーボウさんからの誕生日プレゼント」だと自分勝手に思ったりする。
「14番目の月」は完全敗退だったが、5.12にトライしようとする気力・体力が還暦を迎えた日にもあることを確認できた。
家に帰ると「山の形をしたバースデー・ケーキ」が用意してあった。
我が家の宝は「すぴのざうるすは おさかなをたべるんだよ!」と私に恐竜のことを教えてくれる2歳の孫ではなく、横に座る父。
昭和2年生まれの90歳。
宮沢賢治の詩「雨ニモマケズ」の一節、「欲ハナク 決シテイカラズ イツモシズカニワラッテイル・・・・」を地で行く人だ。
30年後、「コウイウヒトニ ワタシハナリタイ」