忘年会とレスキュー訓練

2015.11.29   岩野山 3

11月28日(土)は「あそ望山岳会」の忘年会。
七城リバーサイドパークのコテージを借りて行われました。毎年恒例の「今年を振り返る映像」の上映会があり、私はもちろん「岩野山のこの一年 2015」というプレゼンを作っていきました。手始めに「正面フェースの左カンテ」のリボルトをやったのが5月2日ですから、実質半年の開拓と岩場の整備の記録です。
忘年会は女性陣の努力でおいしい料理が並び、夜中まで賑わいました。
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11月29日(日)はレスキュー訓練が岩野山で行われました。七城からは車で15分の距離です。ここは初めてという会員もいたのでじっくり登って欲しかったのですが、訓練と寝不足、空模様も怪しくなってきたのでお昼頃には解散となりました。
この日は新しい「ニッケ栗まんじゅう 5.10a  25m ボルト8本」にヒロさんらがトライ。下部が登れず、「これはイレブンでしょう!?」と騒いでいたが、ちょっと見つけにくいホールドを教えるとみんな登れるようになりました。このルートは上部壁の左ルートにつなげて25mになりました。IMG_0404 1

ロープが伸びるので、50mロープでロワーダウンは十分できます。下部のボルト 3本は私が設置しましたが、上部壁は以前からのボルトで頭が随分と飛び出ているのが気になります。

岩野山「マルチでGO!」

2015.11.29  岩野山 2

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11月28日(土) あそ望の仲間と岩野山へ。
メンバーは私とmasayさん、マミリンさん、かなちんそして県体仲間のFさんと友だちのTさんの6人。
この日は久しぶりに岩登りをするmasayさんのサポートと先日開拓した「マルチでGO!」を2P通して登ること。
「マルチでGO!」の1P目後半は写真のようなぺたんとした緩傾斜の斜面のトラバース。プロテクションはボルトからナッツ(ロックス2番)、立ち木、カム(3番)で、とらなくても行ける所ですが、ぜひすばやくセットする練習に使ってください。

2P目は右と左のルートがあります。
右ルートは浅い凹角状のフェースでグレードは5.5(ナッツ1個、残置ピトン1本)です。落石の可能性もあるのでヘルメットは必携です。
(登っている写真)

左ルートは、ハングから平たいスラブ(5.10a ボルト2本)に登り上がって右にトラバースして直上します。その後は左右のルートが合わさって岩稜状のルートになりますが、プロテクションはクラック等にカムでとります。
(ハングのある写真)

終了点までは20m以上あり、声も届きにくくてマルチルートの雰囲気は十分です。現在、岩野山唯一のマルチルートです。

 

 

日向神の道端エリア「次郎 5.11c」のRP 

2015.11.23  日向神 1

3連休前の「雨」という天気予報がはずれて、なんとか一日持ちそうなので日向神の新エリア、ハナタテ岩に向かった。
その前にメンバーがそろうまで道端の「次郎 5.11c」にトライした。ビレーヤーはあり吉さん。
先日来の宿題であり、朝から自分がトライするビデオを観て研究もしてきた。
下部を順調にこなして3ピン目をとり、「さあ核心!」というところで、縦カチをとった右手にまったく力がこもらないことに気づいた。
「う~ん、フォール」
だいたい朝イチからトライするルートではない。
ヌンチャクを4本かけたまま、ハナタテ岩に向かった。

 

(豪放磊落5.11aの写真)

今日のメンバーはキーボウさん、あり吉さん、県体仲間のMさん、そして日向神開拓団のYさんと私の5人。
この夏、Yさんらが精力的に開拓されたハナタテ岩上部壁は明るいスラブ帯で、バルコニーエリアみたいに立っていないのでとっつき易い感じがする。ここは開拓中のルートも入れて新旧併せて16本もある。(ネットで「K1ヒュッテ」を参照のこと)
①収穫の秋 5.10c 27m B9本
マスターオンサイト。60mロープを使用、アップにちょうど良かった。
②豪放磊落 5.11a  25mぐらい B9本
マスターオンサイト。「ごうほうらいらく」と読む。ルートファインディングに気を使う面白いルートであった。
③山川草木 5.11b 25mぐらい B10本
マスターオンサイト。核心部は大きな穴に入れた足がいまにも滑りそうなところ。足元をよく見るのが肝心。
④風光明媚 5.10d 25mぐらい B10本
フラッシュ。核心部で「ホールドがない!」と皆さんが苦労しているので行ってみると意外にたくさんあった。

ここのアプローチは渡渉があり、日向神三大急登のひとつ(Yさん曰く)らしいが、Yさんらにより渡涉地点に木橋が取り付けられ、それほどの苦労もなく取り付きまで行くことができた。これから2ピッチ目ができるのが楽しみである。

帰りの道端エリアには誰もおらず、夕暮れが迫る中「次郎」にはヌンチャクだけが下がっていた。
①NG
核心の左手とりがポイントをずれていた。下からは見えないのでオブザベが大事だ。
②NG
核心のホールドはつかんだが足を平行ガバに乗せるときに慌ててフォール。平常心が吹っ飛んでいた。

RP(レッドポイント)
初めて「次郎」にトライする人を見たのはたぶん4年前だろうか。「太郎」でさえも登っていない頃で、とても人が登れる所ではないと思っていた。「無念」などもすごいルートだが遠い所での動きなのであまり緊迫感が伝わらない。しかし「次郎」は違う。
ボルトはたったの4本、道端エリアにいる人みんなに緊張感が伝わる。
ムーブ自体は先日ジローさんの登りを目に焼き付けたので間違いはないのだが、どうしても手に力が入って足で乗れない状態が続いていた。何遍もトライすることで腕の力をセーブすることを覚えてレッドポイントにつながった。腕の力をなるべく使わずに足で立つ。ここがこれからの一番の課題だろう。

 

 

県体壁で夜トレ

2015.11.20  県体壁 1

昨夜が雨だったので今夜行ってみました。
集まったのはFさん,Mさん,Tさん,Uさん、そして私の合計5名。
仕事を終えて県体に向かうまでが非常に眠く、こんな時は体が重い。
自重して右側のルートを4本登った。
今年は暖かいのでまだ半袖で登れた。

閉館後ボル天に行き、クライミングシューズ2足を張り替えに出した。
1足が6600円の予定。
ここにおられた女性が「岩野山のドミノライン(5.10b)を登りました。」と言われた。
「ボルトの1本目が遠いのでプリクリップで・・・」とも。
このルートの1本目はクラックにカムかナッツでとるように設定している。
熊本にプリクリップを使う女性がいることに驚いた。

ドリルのビットが破損

2015.11.15  岩野山 2

岩野山のルート開拓で、「3条ねじ」のビットがわずか3本目の穴開け作業で先端が破損しました。
岩野山の硬い岩質に合わなかったのか、溝が細いので粉が排出されなかったのか。
おまけに穴の径も微妙に小さくてボルトが入りませんでした。
もちろん、予備のビットを持っていたので事なきを得ましたが。
ホームセンターのベテラン店員さんとの会話が今でも思い出されます。
「歯が2枚と3枚の違いは何ですか」
「3枚の方が、切れ味がいいですね」
「じゃあ、長持ちするんですかね」
「いや、持ちは同じぐらいです」
「でも、早く穴が開くなら長持ちするでしょう」
「いや、切れ味はいいです・・・・・」
なんとなく後味の悪い会話だった。
値段がほとんど変わらなかったので買ってみたが、こういうことだったのかな。

この頃は「岩野山」

2015.11.15     岩野山 1

今年は「植木の岩野山」でルート開拓や岩場の整備に汗をかきました。
どうして岩野山かって?
家から近いからです。
そして、私がクライミングを再開して4年目。
そろそろ開拓の虫が動き始めたのでしょうね。