「貫通カンテ」タグアーカイブ

秋晴れのハサミ岩

2021.10.10(日) カニのハサミ岩 45

新型コロナ禍も全国的に収まりつつあり、蔓延防止等重点措置も解除されて10月10日はどこの行楽地も多くの人出で賑わったようだ。
カニのハサミ岩も例外ではなく、秋晴れの下に15名以上のクライマーが訪れた。

しかし皆さんのお目当てはマルチルートが多く、私は一人で第2ルンゼのプロジェクトにぶら下がって掃除に勤しんだ。

見た目以上に立っていて難しい。
Tr.を架けるのにともみさんご夫婦にお世話になった。

午後になって大分から来られた大飛・金子ペアとみー子さんに合流した。稜線のお茶会テラスで本物のお茶会をしてきたらしい。

「ガクアジサイ」や「緑陰」を登った後に赤壁エリアへ。


「タラの芽の頃 5.11a」をトライする祥子さん。


「穴三つ 5.11a」をオンサイトされた金子さん。
相当の手練れとみた。


今日の美レイヤーはみー子さん。
「貫通カンテ」は離陸できず。
実は私も声を出して登った。
グレードを上げようか。

今日は「山の神」からのアプローチを試した。

結果は大当たりで、先年の豪雨で一部荒れてはいるが、最速・最短でハサミ岩に行ける。しかも傾斜がゆるく、体にやさしい。
熊本のTさんが付けたピンクのテープが下がっているので道に迷うことはない。
「やまめ釣り堀」の駐車場は来年4月20日までオフシーズンなので駐車可である。

ハサミ岩:ランボー(5.11c)開拓・初登

2021.4.10(土) カニのハサミ岩 20

朝から快晴。
ケヤキがあっという間に新緑の衣をまとった。

4月も中旬、例年通り鯉幟を揚げた。

カニのハサミ岩登山口に集った車。

アバルトやロードスターは、街はもちろん、山にも似合う。

①プロジェクトEの初登

先週終了点とボルト4本を設置していたが、疲労していて登れなかった。
今日はアップを兼ねて初登した。
「貫通カンテ 5.10b B4 8m 緒方一成」
名前の由来は、写真の赤丸部分の穴が向こう側まで貫通しているから。
②プロジェクトAの初登

この1週間、なかなかとれない上半身の筋肉痛に悩まされながら何度も何度も核心部のシュミレーションを行った。
合計4日目の今日、マスターリードで初登できた。
ランボー 5.11c B8 20m 緒方
「ジョン・ランボー」は警察に追われ、峡谷の絶壁にへばりついたところを見つかり、ヘリコプターからライフルで撃たれ自ら飛び降りる。このルートの核心部でランボーの心境が分かる。
※ミズキさんが第2登。

【左:ランボー(5.11c)で究極のムーブになったタケシさん。
右:タラの芽の頃(5.11a)を登るミズキさん】

③貫通カンテ(5.10b) R(リピート)
初登時は力を使い、5.10cぐらいかと思った。
しかし、みなさんが別のホールドを使って楽に登るのを見て、実際にやってみたら楽だったので5.10bに決定。
第1回目の試登時の登り方だったことを思い出した。

④春風に吹かれて(5.11b) NG

私は一日で開拓・初登2本という喜びに包まれ、後は疲れを知らないミズキさんのビレイヤーに徹した。

【remember (5.11a)に取り付くタケシさん。
ゆきえさんはここをフラッシュ!】

この2つのエリアは少し高度差があるので、上部から下ってきて最後にエントランス広場で登り、後かたずけをして下山すると疲労感が少ない。

最後の写真は「ランボー」にて。
核心部を抜けて少し余裕が見える。
快晴、気温20度、風は冷たく絶好のコンディションだった。