「平成最後のヒールフック」タグアーカイブ

本日の愛エリ開拓は不発

2019.6.9(日) 日向神:愛のエリア

8:00 愛のエリア着
山自体は湿っぽいが、岩は乾いている。
本日の目標は新しいルートの掃除と試登である。
事がうまく運んだらボルトも打とうと車には道具を積んできた。
場所は愛エリ上部の「毘沙門天」と「初夢」の間である。
5月11日にルート下部4mほどは掃除をして手ごたえを得ている。

寿老人エリアから「毘沙門天」の終了点に降り、そこからトップロープをかけて掃除をした。ここの苔はなかなかしぶとく、しっかり根が入っている。一ヶ所だけ横に走るクラックがあり、草を剥いだら大きなムカデが出てきた。いつからこんな所に住んでいるのだろう。
とにかく、2種類のワイヤーブラシで乾いた苔をガシガシ落とすも、なかなか理想的な(?)ホールドが出現しない。2時間かけてきれいにしたが見ただけで難しそうである。

ユマールで試登開始。出だしから5.11aぐらいか。
5mぐらいから右へ行ってテンション。左へ行ってまたテンションの繰り返し。大きいホールドをねらうとどうしても左右のルートに入ってしまう。
なんとか「初夢」の終了点横までは登ってみたが、今の私の実力ではルートにできない。
せっかくきれいにしたので、「初夢」を登った後にトップロープ課題として練習したら良いだろう。もちろん、ボルトを打たれたい方はご自由にどうぞ。
※追記:6月16日 このプロジェクトは復活しました!

久しぶりに福岡のSさんが来られていたので、3月24日に開拓した「平成最後のヒールフック 5.11a」を紹介した。女性ながら初見でリードされるあたりは流石である。2回トライされてRPは次回に持ち越しとなった。
写真はロワーダウンされているSさん。

そして、「これで5.11aは辛い。ヒールフックでのクリップは女子には届かない!」という感想を言われたので私も登ってみることにした。
実際私も試登で1回、ボルトを打っての初登が2回目。今回が3回目になる。
いざ登ってみると、下部のスラブ帯でなかなか一歩が踏み出せない。
写真はヒールをかける前。

ヒールはうまくかけたが、テラスに上がってからのバランシーな部分で際どい態勢になり、更にかぶっていたヘルメットのストラップがはずれるというアクシデントにまで見舞われもう大変だったがなんとかリピートできた。
大汗をかきながら、すてきなSさんの前で開拓者の面目は保てた。

愛のエリアはたった3人だったが、日向神駐車場は車が停められないぐらいだった。
岩場にはもう白いセッコクランが咲いている。

日向神:愛のエリアに新ルート!

2019.3.24(日) 日向神:愛のエリア 右壁復活プロジェクト7

今日のねらいは先週ボルトを打ったルートの初登だ。
愛のエリア:右壁の一番左側に位置する。
快晴ながら気温は低く、アップで登った「夢中歩行」はかなり冷たかった。
それに対して右壁は朝の陽光がしっかり当たって見るからに暖かそうだ。
今日の岩友は福岡の古賀さん。

結果は、あっさりとマスターで初登できた。

2月17日の「弁天山 5.11a」のRPの時もそうだが掃除、試登、ボルト打ちの後、間を置かずにトライするとやっぱり楽だ。試登の時の苦労が嘘のようだ。

病み上がりなので古賀さんはトップロープで登られた。

写真は2ピン目のスラブ。
傾斜がきつく、意外と苦労する所だ。写真がちょっと経ち過ぎたか。

3ピン目のフェース
ここはヒールフックががっちり決まる。ここからが核心。

5ピン目の上部スラブ
まだまだ気は抜けないところだ。

ルート名は「平成最後のヒールフック 5.11a B6 緒方一成」としたい。
グレードに関しては多くの人に登ってもらって確定したい。
ちなみに、この後「弁天山 5.11a B5 野下」を一ヶ月ぶりに登ったが非常に難しくて怖くもありリピートできなかった。5.11aを何本か登ったぐらいの方にはお勧めできないルートだ。

難し過ぎてリボルトする気にならない「猪鹿蝶 5.11c 野下」を除いて、右壁には5本のルートがある。できるだけ多くの人に登ってもらい、率直な意見を伺いたい。

午後は道端エリアでタケシさん、K1さんらと合流。いつも貸し切りの愛のエリアに比べてここは20名以上の人がいたようだ。
開拓者の前で「メトドス 5.11a  B9 長友」をリピート。こんな、みんなが楽しんでトライするルートを拓きたい。