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中国あるある、珍道中③

2019.10.15(火) 北京~福岡~熊本

①中国の道路事情
前述したように車は高級外車が多い。国産車はやはり故障が多いそうだ。車を持つことは市民のステータスらしいが、通勤時間には韓国:現代自動車のタクシーがたくさん走っている。ナンバーの末尾制限や駐車料金が高いので普段はタクシーを使うそうだ。すべてスマホ決済なのでぼったくられる心配もない。
昔、道路いっぱいに自転車や単車が走っていた光景はもうない。自転車はほとんどシェアサイクルで、単車は電動で無灯火・ノーヘル、歩道を静かに走ってくるのでちょっと怖い。横断歩道に歩行者用の信号機はない。横の車の信号機に合わせて歩くが、車優先らしくどんどん曲がってくるので油断はできない。

頤和園の近くで三輪車を見た。
幌にはマクドナルド、やっと見つけた私の中の中国である。

下の写真には「味千ラーメン店」が見える。熊本発で大成功を収めたラーメン店として有名だ。

②これが最後のトラブルか?
15日は帰国の日で5:20起床、6:00出発、朝食は弁当の予定。
ところがまたもやトラブル発生。マイクロバスの運転手が寝坊して時間通りには来れないという! 急遽、車でKさんを送って来られた奥様を呼び戻し、タクシーを一台追加して事なきを得た。レンタルした車の運転手が寝坊なんて、よくある事なのか?
③帰国の途へ
北京空港は大きいが迷子にもならず、無事搭乗手続きが終わった。
eチケットなので事前に手元に何もなくこれはまだ慣れなくて不安であった。お世話になったKさんご夫婦にはなんとお礼を言っていいのか分からないぐらいだった。
出国のボデイチェックは入念だった。若い女性だが黒い皮の長靴に上下黒の戦闘服、笑顔はまったくないからちょっときつい。何か1つでもおかしなものを見つけたら歩合制で給料が上がるのではないか。
最後に免税店で300元以上残っていたので恐竜の絵本と科学の本、月餅、紹興酒を買ってほとんど使いきった。現地(ホテル)で両替したのは1万円である。
その後、搭乗してもなかなか飛行機が出発しない。約1時間何の説明もなく待たされたが、こんなのはトラブルの中には入らない。
途中、乗り継ぎの大連で最後のトラブル発生。
同行の若いMさんが出国手続きでパスポートと航空券を出したら、パスポートだけ戻されたのだ。これはおかしいと日本語で訴えるも「ノープロブレム!」と強く言われたのだ。呆然と立ちすくんでいると、後ろから来たヨーロッパ系の方がMさんの航空券を持っていて、危うく事なきを得たらしい。しかしいったいどういう事だろう?
ちなみにMさんは12日に新幹線の切符を紛失している。彼女もどきどきの旅行であった。
福岡空港で荷物を手にしたら農林水産省の麻薬犬に匂いをかがせるが、リードを持つ女性職員が笑顔でとても日本的だった。
セブンイレブンで久しぶりに飲むコーヒーがうまい。Nさんはおにぎりをぱくついている。帰りの機内食も口に合わず食べられなかったそうだ。
入院された添乗員さんは脳内出血ではなく、極度のストレスが原因だったそうだ。入院したのも国内であって、中国でなかったことも良かったととらえたい。
飛行機の遅延で到着は遅くなり、高速バスもほぼ1時間待たされた。しかし、皆の顔にはえもいえない安ど感が漂っていた。
最後に頤和園でのアナザースカイ的写真。