2018.8.13 雑感
先日のクライミングで一つ残念なことがあった。
それはハングの上から落ちたときに「テンション!」と叫んだことである。
ここは「フォール!」だろうと自分で思った。
どうもテンションという言葉にすっかり馴染んでしまっているからだろう。
53歳で15年ぶりぐらいにクライミングを再開した時に耳慣れない言葉が幾つかあった。代表的なものは「マルチ、ロープ、テンション、デバイス」だろう。
まあ大抵の言葉にはすぐ順応したが、テンションに関しては間違って覚えたように感じる。
良くは覚えていないが、昔はテンションを「張って!」、落ちる時は「らーくっ」と言っていたように思う。それが今の自分はすべて「テンション」になってしまっている。
志のあるクライマーで「テンションは禁句」にしている人もいるらしい。
どのビレイヤーも完璧ではないので、自分の身を守るために落ちるときは何らかの意思表示をした方が良い。とりあえずは「フォール!」という言葉を発したい。絶対「フォール」の方がかっこいいと思う。
部屋の中で3回ほど発声練習をした。
下の写真は極限状態でQDを掴むという愚挙を犯した瞬間。
たぶん「テンション!」とか叫んでいるのだろう。
本匠:ムンクの叫び(5.11a)にて。