2023.5.4(祝) 三倉岳 1
GWの天気が徐々に良くなり、急遽さとちゃんに誘われて広島:三倉岳に行くことになった。
三倉岳と言えばクラック。
私は古い棒フレンズしか持っていないので、タケシさんに「新しいカム」を借りたがそれもかなり旧型だった。
まあ、油を引けば使えそうだったので全部持って行った。
4:00 熊本の自宅発~植木IC~大宰府IC
5:30 大野城市のさとちゃん宅発~広島県大竹IC~
9:00 三倉岳キャンプ場
キャンプ場から岩場まで、重荷を背負って山道を20分歩く。
日ごろ日向神で楽ばかりしているのでちょっと辛い。
「源助崩れ正面」で地元のりーさん、藤原さん、小田さんと合流。
お目当ての「モアイ・クラック」は順番待ちなので上部のⅡ峰へ移動した。
さて、久しぶりのクラック登り。この頃は「トラッド・クライミング」という。
最初は「Tr.でも」と思っていたがそんな雰囲気はなく、カム一式を渡された。
しかたなくリードで取りつく
① 十六夜(5.8) MOS
下部が軽いかぶりで、足元がスカスカする。
キャメロットがスパッと決まり、まずまずの出だし。
② 白日夢・左(5.9) MOS ※上の写真
出だしでC-4番を使ってみた。
終了点まであと少し。終了点はリングキャッチにカラビナ残置が多い。
「100岩」に載っていない新しめのエリアはグレードも一般的か。
③ なごみ (5.7) OS
ボルト1本と横クラックにカムを使う。
登っているのはりーさん。
風の通り道でけっこう涼しい。
この後、Ⅱ峰から少し下り「源助崩れ東面」へ。
④ ウー (5.11a) 敗退
指の入らないクラックのボルトルート。厳しい。
⑤ スカイウォーク (5.10c) NG
素晴らしいスカイラインを登るボルトルート。
極端なスラブから最後はカンテになる。
ヘルメットが似合う男になりたい。
さて、お昼を食べて仮眠をとっていたら「モアイ」があいた。
⑥ モアイ・クラック(5.9) MOS
「源助崩れ正面」の中央にある顕著なクラックが「モアイクラック」
右側がモアイ像の顔にも見える。
中間部までは快適なサイズのクラック登り。
最後のチョックストーンにC-2番を使って思い切りよく越えるところが核心。
⑦ ヒップ・クラック(5.9) ★ MOS
このエリアの看板ルート。
下部は右上する細いクラック。
上の図は、チムニーに入って太い木の根にスリングでプロテクションを取っているところ。
チムニー上部のチョックストーンもやっかいな存在。
C-5番が奥に入りすぎて回収に手間取るなど、慣れないチムニー登りで時間がかかった。
ここがOW(オフウィドス)という難物のワイドクラック。
最初、左のフェースに出たので、下で見ていた人をひやひやさせたかもしれない。
私の場合、クラックの奥になんとかフィストが決まり、20㎝刻みで体をずり上げることができた。
擦り傷だらけになりながら、十分満足の1本。
帰りは道沿いのエリアやルートを案内していただいた。
三倉岳をバックに左からりーさん、小田さん、私、さとちゃん、藤原さん。
やはり地元の方に案内していただくと内容が濃かった。
この場を借りて感謝の気持ちを伝えたい。
1泊の予定でキャンプサイトも予約していたが、翌日は雨の予報で日帰りになった。
岩国IC~下松SA(夕食)~大宰府IC~植木IC~自宅着
九州に入ると雨になった。
体が相当疲労していたので、雨が降ってちょうど良かったと思う。