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鞍岳からの雲海

2024.4.28(日) 山歩き 37

GW前半は叔父の死去で通夜、火葬、葬儀、寺参りとあって山に行けない。
しかし、今日は4時に目が覚め、先日山の店「シェルパ」で買ったヘッドランプを試したくて鞍岳に向かった。

   ブラックダイヤモンド ストーム500-R

鞍岳は自宅から約30分で東登山口に着く。
まだ暗い中、馬酔木に囲まれた山道を歩く。
ストームRの明るさは相当なもので、白内障の手術をした後のように見える。(やったことはないが・・)
SOSの光信号発信モードもあって、5~6人グループの共同装備に1台欲しい感じもする。
5時32分の日の出には十分間に合った。

左の山は九重山
端辺原野の雲海、二重の峠から雲が流れ落ちていた

快晴、気温は15度ぐらい。

登山者は他におらず山頂を独り占めし、三角点の横に石を積んでみた。

ムラサキ系のマムシグサが多い
この場所は指定席

ヤマドリのつがいが横断するのを見送った。

天気にも恵まれ、四季の里オートキャンプ場はたいへん賑わっていた。
旭志:円通寺に寄った。

壁の字は「大悲」と読む。
衆生の苦を救う、菩薩の大きな慈悲のことらしい。

家に帰ると、「セッコク」が咲いていた。

この後、葬儀翌日の寺参り、精進明け(昼食)となった。

本日の愛エリ開拓は不発

2019.6.9(日) 日向神:愛のエリア

8:00 愛のエリア着
山自体は湿っぽいが、岩は乾いている。
本日の目標は新しいルートの掃除と試登である。
事がうまく運んだらボルトも打とうと車には道具を積んできた。
場所は愛エリ上部の「毘沙門天」と「初夢」の間である。
5月11日にルート下部4mほどは掃除をして手ごたえを得ている。

寿老人エリアから「毘沙門天」の終了点に降り、そこからトップロープをかけて掃除をした。ここの苔はなかなかしぶとく、しっかり根が入っている。一ヶ所だけ横に走るクラックがあり、草を剥いだら大きなムカデが出てきた。いつからこんな所に住んでいるのだろう。
とにかく、2種類のワイヤーブラシで乾いた苔をガシガシ落とすも、なかなか理想的な(?)ホールドが出現しない。2時間かけてきれいにしたが見ただけで難しそうである。

ユマールで試登開始。出だしから5.11aぐらいか。
5mぐらいから右へ行ってテンション。左へ行ってまたテンションの繰り返し。大きいホールドをねらうとどうしても左右のルートに入ってしまう。
なんとか「初夢」の終了点横までは登ってみたが、今の私の実力ではルートにできない。
せっかくきれいにしたので、「初夢」を登った後にトップロープ課題として練習したら良いだろう。もちろん、ボルトを打たれたい方はご自由にどうぞ。
※追記:6月16日 このプロジェクトは復活しました!

久しぶりに福岡のSさんが来られていたので、3月24日に開拓した「平成最後のヒールフック 5.11a」を紹介した。女性ながら初見でリードされるあたりは流石である。2回トライされてRPは次回に持ち越しとなった。
写真はロワーダウンされているSさん。

そして、「これで5.11aは辛い。ヒールフックでのクリップは女子には届かない!」という感想を言われたので私も登ってみることにした。
実際私も試登で1回、ボルトを打っての初登が2回目。今回が3回目になる。
いざ登ってみると、下部のスラブ帯でなかなか一歩が踏み出せない。
写真はヒールをかける前。

ヒールはうまくかけたが、テラスに上がってからのバランシーな部分で際どい態勢になり、更にかぶっていたヘルメットのストラップがはずれるというアクシデントにまで見舞われもう大変だったがなんとかリピートできた。
大汗をかきながら、すてきなSさんの前で開拓者の面目は保てた。

愛のエリアはたった3人だったが、日向神駐車場は車が停められないぐらいだった。
岩場にはもう白いセッコクランが咲いている。

満開のセッコクラン

2018.5.24 日向神クライミング

平日ながら、岩本さんと「愛のエリア」へ。
目的は4月28日に拓いた「愛なか 5.10b 22m」の浮石撤去だ。
開拓後3回も愛のエリアには通ったが、いつも休日は人がいて石を落とすことができなかった。
前日が雨だった割に岩はどこも乾いていた。
水の通り道といわれる「愛なか」でさえも朝から乾いている。
すばらしい。
まず、岩本さんにマスターで登ってもらった。下はbefor図。

その後、Trにして私が登りハンマーを使って板状の岩を落とした。
さらに上部のチョックストーンも落とすことにしたが、こちらはがっちり挟まれていて、かなり時間がかかった。
下の写真はちょうど一人で来られた高田さんによるafter図である。
違いはすぐに分かるだろう。

その後「毘沙門天 5.10d 22m」を登った。
「愛なか」のついでに苔落しをしてきれいにしたので登り易くなったと思っていた。ところが、以前は苔の中にホールド部分だけが掘り出されていたので迷うことはなかったのに、今はすべてきれいになってどれが使えるホールドか分かりにくくなっていて、けっこう難しく感じた。
写真は「毘沙門天」撮影者は岩本さん。

今、日向神は「セッコクラン」が満開である。

オオホシオナガバチ(尾長蜂)を久しぶりに4匹も見つけた。