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4年ぶりの長崎:野岳

2023.12.9(土) 長崎:野岳 10

大雨による土砂崩れで登れなくなった野岳が今年再開された。
本日、2019年11月から約4年ぶりに野岳を登る機会を得た。
同行はあそ望山岳会の若手、オカピーさんである。

午前7時、植木支所を出発。
鹿島市から嬉野市~東彼杵~松原~野岳湖キャンプ場と走り、約3時間で岩場に着いた。先客の車は5~6台。

岩場はあまり変わらないが、広場周りの立木が減って全体的に明るくなった感じがした。

① 魔の終着駅(5.11b) R(リピート)
10年前、初めて野岳に来てさらっと人生初の5.11bをオンサイトしたので「野岳大好き」になった1本。
今日は上部まで楽に登ったのに最後の最後が非常に危うかった。

② スラブエンペラー(5.11c) RP
今日の目標だった。2016年にトライして敗退している。
7年ぶりともなると私の中ではほぼオンサイトに等しい。
シューズは古ミウラではなくクアンタムを選んだのが功を奏したのかもしれない。これは自分の成長を感じた。

写真は「スラブエンペラー」にトライするオカピー。
長時間の2トライで力を使い切ったようだ。

③ フリーフラワー(5.11c) R(リピート)
これも私の人生初5.11cルート。
今日はかなり余裕をもってリピートできたので、「まだ自分は成長期」だと思った。

④ 穴がほしい(5.11b) ホールド欠損でフォール
手持ちのトポにこのルートは色が付いていない。(RPしていない)
トライをしたような記憶はある。
ローカルの方に尋ねると、「穴がほしい」を登っている人を見たことがないとのこと。すぐ左に「蜂のムサシ」があり、これは5年ほど前に開拓者の方に教えていただきトライした覚えがある。
とりあえずトライしてみると、見た目より悪い。
1mほど右に外れ、ボルトラインに戻ろうとしたときにアンダーホールドが欠けて3mほどフォールした。

⑤ 穴がほしい(5.11b) NG
なんとか右からのトラバースをダイナミックに決めたが、上部のホールドが丸みを帯び、苔むしていてテンション。
ワイヤーブラシを上げてコケ落とし。

⑥ 穴がほしい(5.11b) NG
思い切りよくホールドを取りに行くムーブが続き、力尽きた。

このルートはラインどりの難しさ、隣のルートとの兼ね合い、上部の丸いホールドなどあまり人気がないのはよく分かる。
しかし、面白みのあるルートではある。
早めに次回のトライができれば登れるだろう。

16時に終了。
帰りはゴルフ場の横を通って山の中の細い道を走って鹿島へ下りた。あまりお勧めではない。
19時、植木支所に無事到着。

※今日はカメラを忘れるという痛恨のミスを犯し、写真が少ない。

【追記】

オカピーさんから送っていただいた写真。
「スラブエンペラー」は写真より実際は立っている。
野岳では他に類を見ないスラブだ。

広場の全景。正面のしみ出しは多くなったようだ。
右端の大木は枯れている。
陽が差すと暑すぎるかもしれない。