「あそ望山岳会」タグアーカイブ

まあ、6月はこんな日もある

2024.6.8(土) 日向神:サンセット 226

5月初旬の山口:亀山「アルピナの門(5.11a)」でイレブンのRP数が199になった。
ダルビッシュ投手とどちらが早く「200」に達するか競っていたが、あっさりと先を越された。
その後は、サンセットエリアの「眺めのいいテラス(5.11c)」に目標を定めて取り組んできた。
6月になり、「今日こそは!」と思いながら日向神を目指した。

峠越えの山間に溜池がある。水鏡になっていた。

正面壁の下部では「あそ望山岳会」の精鋭4人が「スピンネフリーライン(5.11b)」に取りついていた。

8ピッチ、150mの大トリップだ。
今日は雲行きが怪しいので、時間との戦いにもなる。快晴よりも良いか。

私はといえば今日も「眺めのいいテラス(5.11c)」に取りつく。
① 眺めのいいテラス(5.11c) 敗退
下部の「テラスへアップ(5.11a)」は問題ない。
ここで小雨が落ちてきた。
決断を迫られて登ることを選択。
しかし出だしのトウフックをかけるところであっさり落ちた。
次は右手の小ポケットで指が全く持たなかった。
これまでの7回のトライで右手の第2関節が痛んでいるのだ。
完全に意気消沈して敗退宣言。

② 八女茶のチャチャチャ(5.10a) R(リピート)
③ 若い時のりりい(5.10c) R(リピート)

④ エルニーニョ(5.11a) R(リピート)

このルート、今までは右側からトラバース気味に1ピン目を目指していた。
先日から下部のコケを落とし、真下から1ピン目を取りにいけるようにした。(ちょっと遠い)
今日はタケシさんご一家と登り、カメラマンは息子さん。

いつものオレンジ色Tシャツに見えるが、今日のために新調したもの。このルートが12年前、最初のイレブンだ。
本格的に雨雲が近づいて来たので早めの撤収。

正面壁では4人が懸垂下降中だった。
しっかり楽しめたことだろう。

帰りの峠道、精神的な疲れで山道をトロトロ走っていたらロードスターでも眠くなった。上り坂に車を停めて仮眠。(平坦路ではシートがリクライニングしないので寝にくい)

帰り着くと熊本地方は晴れ間もあった。
やっと咲きそろってきたアジサイの写真を撮り、また仮眠。
6月は気候のせいもあるが若い時から一番疲れが出る。
大谷翔平は「6月は絶好調」というが、あれはカリフォルニアだからだろう。

門の横にある、我が家の最初の1本。

2本目のガクアジサイ。あまり大きくならないので、青系に挟まれて肩身がせまい。

ダンスパーティーが咲き始めた。

まだかわいい白系のアナベル。今年はこれが増えた。

指の調子が万全になってから「眺めのいいテラス」にはトライしよう。体を痛めないことが大事だ。

十六夜の上(5.11c/d)初登

2023.4.1(土) 日向神:ハートエリア 173

日向神に向かう途中にある木彫りの像。
今まで馬と思っていたが、車を降りて近寄って見たら「カピパラ」だった。

3月にボルト打ちも含めて3日間トライしたprojectにさっそく取りつく。

何回も何回もイメトレした成果、本日は1便目で登れた。
「十六夜の上 5.11c/d B6 12m 緒方一成」の完成。
下部の3ピンは「十六夜(5.10c)」を使う。

第2登をねらうニッシーさん。
この写真の後、核心部を左からランジで攻めた。

外岩は久しぶりというユジンさん。
核心部で華麗な足さばきを見せていただいた。

今日はグリーンパル日向神のロッジで「あそ望山岳会」の総会が開かれるので、ハートエリアは会員でにぎわった。
午後は新しいプロジェクトの掃除をした。

今年度も開拓費用の一部を会から支給してもらえることになった。
ありがたいことである。

復活!「山へ行って居ります」

2022.11.19(土) カニのハサミ岩、父の葬儀、PC修理

このブログは、約2週間ぶりの更新となる。
それはこのPCが11月6日(日)の夜に壊れたからである。
原因は不明で、いきなり画面が暗転し「再起動の準備中です」というメッセージが出たまま動かなくなった。
8日(火)には購入した電気店に持ち込んだが、「直ったとしてもデータの復旧は99%難しい」と脅された。
このNEC-LAVIEは3年前に購入し、性能が良かったのでWindows11にアップデートして快適に使っていた。
しかしその分、バックアップを疎かにしていた。

11月12日(土)
あそ望山岳会の例会山行で「カニのハサミ岩」で登ったがPCがないので当然ブログの更新ができなかった。
実はPCが壊れて一番ショックだったのはこのブログの「ダッシュボード」にアクセスできないことだった。
自分で言うのもなんだが、私は結構マメなので日々の記録は日記として大学ノートに書いている。
山や家族の重要な写真は印刷してアルバムに貼っている。
これまでの7年間の山の記録はこのブログ(WordPres)で、スマホからでも閲覧できる。
問題はPWを忘れてブログの更新ができないことなのだ!

11月17日(木)
午前4時30分、突然入院中だった父が亡くなった。
95歳の大往生だった。(死因は肺炎)
近くの葬儀場の方や納棺師、葬儀組合の皆様のお世話になりながらの通夜。
長男である私が初めて喪主を務めた。
通夜はコロナ禍もあり元々酒の飲めない一族なので早めのお開きとなったのは幸いだった。

11月18日(金)
午前中に出棺、火葬、収骨。
お斎(とき)をいただいて、午後は葬儀。
終わってすぐ自宅に祭壇作り。
だいたい喪主は遺族代表挨拶だけすれば良いと思われがちだが、実は一番動き回らなければならない。
全体のスケジュール調整から始まり、お寺さんとの連絡はもちろん供花の手配、通夜ぶるまいの人数把握、人数制限された火葬場に行く人選、お斎(とき)の世話、目覚まし・香典の鍵番、過去帳記入のお願いなどなど。
コロナ禍で最後まで会葬される方が少なく生花が余ったので、ご近所に軽トラックで配って回ったらもう暗くなっていた。
疲れて香典袋を開ける気力がない。

11月19日(土)
朝から子どもと香典の開封作業。
10時から寺参り。6年前の熊本地震で傾いた本堂の大規模修理がやっと始まったばかりである。持参したお布施がいくらかのお役に立つだろう。
昼食は近くのレストランで「精進上げ」。
帰りに納骨堂に寄って過去帳を収めた。
まさしく怒涛の3日間だった。

更に「目覚」の開封作業をしていると電気屋さんからパソコンが戻ってきたという連絡があったので取りに行った。
久しぶりに運転するロードスターが新鮮だ。
戻ってきたパソコンは綺麗にされて新品みたいだった。
実際ハードディスクが交換されて画面も中身もまっさらで、デスクトップに「ちり箱」などアイコンが3つしかない。(涙)
セットアップはされていたが、自宅のネット接続、メール設定やOffice(word、Excel等)のインストールからしなければならない。
OSがWindows10に戻って画面の発色も良くない。
なんか昔の彼女が戻ってきたようで気分が高揚しない。

ん? ネットの「お気に入り」を開いてびっくり!
先日まで入れていたサイトがそっくりそのまま残っているではないか!!
これは如何なることだろう?
もちろん、このブログの「ダッシュボード」もそっくりそのまま残っていた。
それで今、こうしてブログを更新している。
近年のパソコンはHDDを交換しても「お気に入り」の記録は残るのか。
それとも亡き父が浄土から助けの手を差し伸べてくれたのか。

2022.11.12  カニのハサミ岩「サウスライン」を登るヤムさん


サウスラインは変化に富んだ、高度感のあるルートで大変おすすめである。
各ピッチの終了点がきちんと整備されていてシングルロープとQDがあれば手軽に楽しめる好ルートだった。
私たちはシューズを持ち上げ、歩いて基部を巻いて下り、エントランス広場でショートを楽しんだ。
私自身、久しぶりに「宇土櫓」「プロローグ」などの5.11aを3本登り大満足の一日となった。

あそ望山岳会は若いメンバーも多い

11月会山行~本匠合宿

2020.11.7~8 本匠:宮前 20

11月7日(土) 
午前8時、小雨の中マミリンさんのジムニーで本匠をめざす。
途中、犬養の先で車のハンドルが時々ぶれるので修理工場に寄ったら、別件でタイヤのパンクが見つかり修理をした。
本匠に着くと、岩場はどこも濡れているのでクライミング組と佐伯:海鮮丼組に分かれた。

本当は神社エリアで登りたかったが、登れそうな所は「宮前エリア」だけだった。
①ムー大陸(5.10c) R(リピート)

最上部は雨でベチャベチャだったがガバ地帯なのでなんとかクリアーできた。

②青巌峡ボーイ(5.11a) NG

ここは乾いていると思って取り付いたが、最上部のスローパーがぬめっていた。下りながらバンダナで水気を拭き、チョークをまぶした。

③青巌峡ボーイ(5.11a) NG
これはどうしたことだ! しばらく時間を空けたせいか又もや最上部が湿気を吸ってぬめっていた。石灰岩はやっかいだ。

④岩魚道(5.12a) Tr.
ユジンさんが架けたTr.で登らせてもらったが全く歯が立たない。
写真は岩魚道にトライするユジンさん。

宿泊所は有名な大きな水車のある「小半キャンプ場」のバンガロー。コロナ禍で今年は本匠も初めてで、宿泊も初めてだった。久しぶりに集った山友とおいしい晩餐会。

11月だというのにかなり暖かい。外は雨。

11月8日(日)
前夜まで雨が降っていたのに奇跡的に宮前の岩場は乾いていた。
①山椒はピリ辛(5.10c) R(リピート)
アンダーを使って豪快に登れる好ルート。

②ウイ(5.10a) R(リピート)
最上部少ししめっぽかった。

③青巌峡ボーイ(5.11a) R(リピート)

乾いてさえいれば問題ない大好きなルート。
昨日の写真と似ているが帽子をかぶっている。

④岩魚道(5.12a) Tr.

今日は5ピン目ぐらいまで行けた。

⑤アイミスユウ(5.11b) R(リピート)

RPしたのは2016年で、久しぶりということもあって結構ギリギリだった。

⑥見返り美人(5.10c) R(リピート)

岩場右奥のショートルートも乾いてきた。
短いが10cはやはり10cの難しさがある。

⑦山女(5.10a) R(リピート)

本匠の紅葉は今からのようだ。
久しぶりの会山行でたくさんの会友が集い、本匠の石灰岩を十分に楽しむことができた。

この宮前エリア、来年の春にはコンクリートが吹きつけられて使用できなくなるらしい。大変残念なことである。

今日も日向神 4

2020.8.30(日) 日向神:ダム下~道端

さすがの8月も月末を迎えると幾分涼しくなる。
朝から気温26度、なんとかオープンドライブができた。
今日はあそ望女子3人と日向神へ。

まずはダム下:桜のエリアへ。
「象の目」の右側のスラブにトップロープを架けて、3人はトレーニング。

①ここはステミング(5.10b) NG
途中でワンテンが入った!
うっすらと青苔が生え、若干湿っているが言い訳はできない。
登っているのは外岩はほぼ初めてのバンちゃん。

②プロジェクトTR.トライ
出だしは一発でクリアー。なんとか上まで通す。

③プロジェクトTR.トライ
一応全てのムーブはできたが、指先の消耗が激しくムーブがつながらない。

正午のサイレンを聞いて場所移動。
駐車場に降りるとさんちゃんのクライミングパンツにマダニが食らいついていた。

マダニ対策を怠ってはならない。
私は白い靴下、白いクライミングパンツでマダニを見つけやすくしている。

午後からは道端エリアへ。
サンセットからタケシさんらも合流した。

④ひだまり(5.9) R(リピート)
最上部はホールドが遠い。
⑤だんだん(5.9) R
⑥ルネッサンス(5.10b) R
きみちゃんはここをマスターオンサイト!
私は初見の時、ここで相当緊張したことが忘れられない。
⑦シンシア(5.11a) R

最後に女子3人は「一子 5.10a」にトライ。

リゾート帽子のバンちゃんは「岩にへばりつく、足が高すぎる、ルートを外す」の三悪。次回が楽しみ!


きみちゃんは最後に嬉しいRP。

あそ望総会と絶好調の日

2018.4.7 あそ望山岳会総会

本年度の総会が我が家で開催された。
新体制や年間計画も立てられ、今年も事故なく楽しい一年にしたい。
昨年度は新人が5人も増え、また新たな風が吹いてきたように感じる。

一人だけ寝ているのが会長。

2018.4.8 日向神クライミング
朝は霜が降りるほど寒かった。
アップの①「初夢」では少し手がかじかんだ。気温は10度を下回っている。
4週間続けての愛のエリア②「そこガバ 5.11a」トライ。
こんなにしつこい自分自身を初めて発見した感じだ。
ビレイヤーはキーボウさん。
下部のフェイスを登ってレスト、今日は余裕があった。
中間部もスムーズにこなしたが、最上部のスラブではさすがに前腕が弱っていた。そこは身についた動きでなんとかカバーすることができた。
約4年ぶりのうれしいリピート(再登)である。

道端エリアに行くと今日も賑わっていた。
あそ望からも9人参加していた。
3月に登れなかった③④「ウェルカムベイビー 5.11」が本日2便目でリピート。これも5年ぶりだった。前回は右の制限ホールドを使っていたので今日が正式なRPとなるだろう。
⑤シンシア(5.11a)リピート
⑥春眠(5.10)リピート
⑦メトドス(5.11a)MOS
このルートはこれまで5.10dだった。
難しそうなスラブで、横に樹木があって苔も多かったので登らずにいた。
このごろ山崎さんが木を切って整備され、なんとグレードが5.11aに昇格していた。

これはもう、5.11aコレクターの私としては「のぼらにゃならん!」と取り付いた。
1ピン目からは微妙なトラバースでその後は直上。テラスに乗って休まないという制限がある分、思い切ったムーブが楽しめた。

これで「5.11百本プロジェクト」もナンバー98を数えた。
ちなみに「メトドス」とは哲学用語で「道に沿って行く」という意味か。
開拓者のK1さんに訊くしかない。