県体壁でトレーニング
昼間は良い天気なれど夜の気温は8度。
風がないのを幸いと8人が集まった。
中央2本、右2本にトライした。
この時期のトレーニングはレベルの低下を最小限にとどめるため・・・。
週末は気温が20度になるという。日向神に行こう。
岩野山のボルトハンガーがない?
2月7日(日)、「今日も泥を落としてルートを1本作ろう」と思いながら岩場に来てみてびっくり、我が目を疑った。
なんと正面フェイスノーマルルート、下部2本のボルトハンガーがない!
易しい下部の2本だから、「スパナさえあれば誰でもはずすことができるしな~」と思いきや、見上げるとロックタワーの主要ハンガーもない。
一週間前に登った「ホタルガの舞い」も4本中3本がない。
目視では約10本のハンガー部分がなくなっていた。
これは間違いなくクライマーの仕業である。
誰かがこの岩場を実力で登らせないようにしているのだろうか。しかし、終了点の残置カラビナやスリングはすべて残っている。また、ボルトもハンガー部分のみをはずして座金とナットは締め直してある(写真)
ぶら下げていた「トポ図」もそのままだ。
単なるハンガー欲しさの盗難か? ・・・しかし、疑問は残る。
すぐに岩場の実質的管理者である隣接のゴルフ場に行って尋ねたが、全く関知していないとのことだった。
何人かこの岩場に来る人に電話で尋ねると、2月2日(火)にはもうなかったようだ。
1月31日(日)には私も来て登っているので、2月1日(月)に外されたらしい。
どなたか、この件に関しての情報なり示唆などがありましたらお知らせください。
「フェアウェイ 5.10b B5 20m」開拓
前傾フェイスエリアは約30年間見向きもされなかった所である。それは下部の岩がごちゃごちゃして魅力がないことと、上部が前傾して見た目以上に厳しいからであろう。
私自身もこれまであまり気持ちが乗らなかったのは4本の既成ルート以外に開拓の余地がないように思えたからである。
また、昔のトポ図のグレードやスタイルがなんとも不自然だったからでもある。
今回のルートは、下部の塔状の岩(写真ではロープの左側の岩)から左に移り、岩場のほぼ真ん中を直上するものである。
ボルトは5本、残置ハーケンが1本使える。
他のルートも登り甲斐はあるがプロテクションが良くないので、トップロープにして今のところは登ることをお勧めする。
また、前回の「サニーサイド・カンテ限定」ルートのように、岩場に通い込めば新しいラインが見えてきて、狭い岩野山ではあるがまだ多くの可能性を見いだせることが分かった。
県山岳連盟主催 Jr.クライミング教室
1 期 日 2016年1月17日(日) 9:00~12:00
2 会 場 県立体育館クライミング壁
3 参加者 希望する小・中学生10数名と保護者 (参加費1000円)
4 スタッフ 連盟理事長西本さん、競技部長松井さん、その他3名ほど
ビレイヤー等の協力者としてあそ望山岳会からキーボウ、モモ太、
ヒロ、私の4名。
5 感 想 この日は曇り一時小雨で寒かったけれど子どもたちは元気で何回もトップロープでトライしていた。常連で「国体少年男女予備軍」と目される数名は壁の左側でリードクライミングで鍛えていた。
連盟としても地道な努力を積んで競技人口や底辺の拡大を図っているがなかなか功を奏しないようだ。親がクライミングを好きで子どもにもやらせるという「親子鷹」が一番手っ取り早いパターンではあるがこれもなかなか難しい。数年前は全国レベルの親子がいたが高校の3年間は早く、もう社会人になって離熊してしまった。継続的な選手育成ということでは中・高校での部活動こそ最善策であろうが、施設と指導者というハードルは高い。
思えば30数年前に選手不足から私は拝み倒されて「国体山岳競技成年男子」の選手になり2回(群馬・奈良)出場した経験がある。やってみると当時の競技ルールである「荷物を担いで山を走り、読図やクライミングもやる」というのは意外と私に合っていた。山岳競技が現在はトレイルラン、ロゲイニング、リードやボルダリング等に別れて独自の競技となっているのがまた面白い。(他にも天気図作成やテント設営もあった!)
今はスタッフ(ビレイヤー、審判等)となって選手をサポートする立場になったが、できればたくさんの人に国体出場の経験を積んで欲しいと思っている。微力ながら今後も応援していきたい。
「K1ヒュッテ」に掲載していただいた岩野山の紹介文には「岩質不明」と記したが、調べてみると「片麻岩」であることが分かった。
片麻岩とは片麻状(縞状)の組織をもつ岩石という意味である。原石(砂岩や泥岩等)が変成作用を受けた岩石で、濃色と薄色の部分が層状に重なっている。また、特定の方向からきれいに割れる、「へき開」をする。石英や長石、雲母を含み、変成岩としては硬い部類になる。
実際に岩野山で電動ドリルを使うと、白い粉と薄茶色の粉が交互に出てくる。また、ロックタワーやぺったんこスラブのように広く「へき開」した部分がある。この平たい面は非常に硬く、ドリルビットの摩耗やバッテリーの消耗が激しい。上部壁のボルトの浅打ちはこの硬い岩質に因るものであろう。リス(割れ目)に打ち込まれた軟鉄のハーケンを随所に見るが、これは容易に抜けないからでもある。
岩野山自体は「阿蘇-4火砕流」の堆積物であり、何万年もの時を経て今の山容を呈している。「片麻岩」というあまり聞き慣れない名前ながらも岩の呼び名が定まったことでかなり近寄れた、仲良くなれた気がするのは私だけだろうか。
日向神 愛のエリア
期日
2016年1月4日
メンバー
キーボウ、あり吉、いっせい
エリア
日向神、愛のエリア(上部)
ルート
①狸のモモ子(5.10b)リピート
②狸のへ力(5.11c) NG
③愛は勝つ(5.10b) リピート
④狸の背くらべ(5.11a) NG
⑤初夢 (5.10a) リピート
⑥本命チョコ(5.10c) リピート
⑦毘沙門天(5.10d) NG
記録を見たら、8ヶ月ぶりの「愛のエリア」。
人気ルートはケミカルアンカーでリボルトされていた。
新春なので「初夢」は外せなかったけれど、とにかく久しぶりなので色々と触ってみた。
難しかったのは「狸の背くらべ」。
トップロープでも核心が越えられない最強の11a!
惜しかったのは「毘沙門天」。
ハングの出口で1テンかけてしまった。
人気がないルートらしく、下部は自然に帰ろうとしている。
多分、5.10dというグレード設定が災いしていると思う。
他のエリアなら十分5.11aの内容があるのに・・・。
年末に宝くじ「ジャンボミニ7000万」を買ったけれどまだ番号を見ていない。
もしも当たったらどう使うかという「夢」をまだ考えていないから。
いまから7000万円の使い道を考えて、それをもとに今晩は初夢を見たいと思う。
今日から文章を「常体」で書くことにした。
登り納めはやっぱり岩野山になりました。
前回トップロープで登った前傾壁エリアのSD(シットダウンスタート)ルートの整備に行きました。
古い終了点にボルトを1本打ち足し、ロープスリングとカラビナ2枚をセット。
下部のフェイスにボルトを1本打ちました。
後はナチュプロで登る設定です。
【写真】は長崎から帰省中のM田さんがトップロープでトライしているところです。
今年は1月に日向神へ4回通い、2月は熊本城マラソン大会を3時間57分で走るなど好調な出だしでした。
ところが3月に職場対抗のサッカーの試合で左足首を激しく捻挫してしまいました。
その後は全く走れなくなりましたがクライミングはできたので、県体壁や近場の岩野山で登ることが多くなりました。
5月から岩野山の正面フェイスカンテルートのリボルトを手始めに、6月は積木崩し岩エリアの開拓、8月に「夏の思いで5.11a」の開拓、9月に当初から一番やりたかった「デズイリハングダイレクト5.10c」の開拓、10月は一日一本のルート開拓へと進みました。
他のエリアでは日向神で9月トンネル「ウシ子5.11a」、10月奥壁「パンプダンス5.11a」、11月道端「次郎5.11c」、12月は野岳「リドラー5.11b」などをレッドポイントできました。
水曜日の夜に県体壁で登り、週末は外岩で登る一週間のリズムができて好調を維持できました。岩(ルート)は逃げないので、焦らず取り組めたのが良かったようです。
1 長崎:野岳でクライミング
あそ望山岳会の年末恒例、「野岳と牡蠣小屋」イベントです。
7:00 植木の北区役所にキーボウさん、マミリンさん、そして私が集合、出発。
9:20 高速で柳川(料金は700円)まで行き、鹿島経由で野岳へ。約110km。福岡からユジンさん、ゼルプスさん到着。岩場は全部で20名ぐらいと賑わった。
①リドラー (5.11b) NG 1ピン目でフォール! ヌンチャク掛けで腕がはる。
②リドラー (5.11b)RP 合計3日間、7便目。
③ごめんねシジュウカラ(5.11c)MOS これはお買い得。
④アンタレス(5.11b) NG 何回もテンションをかけて上までいく。
⑤アンタレス(5.11b) NG 1T、右上に移るところの足さばきが難しい。
⑥アンタレス(5.11b) NG 1T、う~ん、惜しい。
⑦アンタレス(5.11b) NG 1T、腕がよれてきた。
⑧アンタレス(5.11b) NG 下部で新しいムーブを試したら右腕がつった。
【アンタレス】
この日の目標は「リドラー」を何としても登ること。そして、年間の数合わせでイレブンのルートを2本登ることであった。午前中に2つの目標が達成できたので、午後はキーボウさんにつきあって「アンタレス」に打ち込んだ。3便目ぐらいにはRPできるイメージを持てたのに見えない疲れがあったのだろう。ちょっと残念である。
一年に一回の野岳なので、リドラーには3日間、つまり3年もかかった。これでは極端に効率が悪い。アンタレスはムーブを覚えている内に、できれば来年、早い時期に登りたい。
2 牡蠣小屋
今年は「園」に寄った。雲仙岳・温泉組の5人とも合流した。今年は暖かいので雲仙に雪はなく、登山よりクライミングが正解だろう。
牡蠣、野菜、おにぎり、カニ汁で合計2400円。今年は少し高く感じたがお腹一杯になった。福岡組とはここで別れ、熊本組は多比良港から長洲港までフェリーを利用した。フィットに3人乗って2900円だった。
楽しい年末の一日旅行になった。
2015.12.23 ボル天で冬のトレーニング、3回目
職場の忘年会に参加せず、ボル天で冬のトレーニング3回目。
この頃職場で宴会を行うときは「酒を飲むときは車で行きません。翌日車に乗るときは午後10時で切り上げます」等の誓約書を提出しなければならず、もともとアルコールは苦手なので「もういいか・・。」という気持ちになりました。
しかし、忘年会に参加しないと何か理不尽な罪悪感もあるので、交通費+参加費分の金額で山道具を買って自己肯定感を高めようと思いました。
まず、水前寺のH機工で岩野山開拓用のボルトを20本買って(これは会の予算から)、山の店シェルパに寄って「トライカム」を買おうとしましたが置いてありませんでした。まあ、いまのところなくても困るほどはありません。
ボル天のリード壁は独占状態で、真ん中で寝ていたらミポリンさんの声で起こされました。その後、彼女のビレーで「黒囲い」を登ったらさすがに今月3回目、まったくストレスなく完登できました。その後もいくつかの課題を教えていただきました。
腕はパンプしないのですが、指の皮がよじれて痛くなってきたので(ガバの持ちすぎ?)午後9時に終了。
バルコニーエリアは南面のため、夏場は暑すぎて登ったことがありません。
ということで、冬を迎えて約1年ぶりのバルコニーエリアです。駐車場は久留米、福岡、佐賀、熊本、大分などたくさんの車で満車状態でしたが、意外にもバルコニーはY崎さんら3人とあそ望からはキーボウ、あり吉、かわこう、そして私の合計7にんでした。
①2007スーパーフェイス(5.11b) NG(ノーグッド)
②2007スーパーフェイス(5.11b) RP(レッドポイント)
③サスケ (5.10c) リピート
④その気になって(5.10c) リピート
⑤オンリーワン(5.11a) NG (松の木の下)
午前中は気温が10度を切っていたようですが寒くはありませんでした。午後は雲に覆われ、時々小さな雨がパラツキましたが登るのに支障はありませんでした。
スーパーフェイスの最上部はボルト沿いの直上コースではなく、右から回り込みました。オンリーワンは2年前にマスターオンサイトしていましたが、今日は松の木のすぐ下でフォールしました。敗因は、(1)昼食の食べ過ぎ (2)5本目の疲れ (3)2日連続のクライミングで指の皮がひりひり などです。
【写真は、オンリーワンをトライ中のy崎さんです】