「日向神」カテゴリーアーカイブ

2022 秋の日向神 6

2022.10.1(土) 日向神 151

今日はK1さんと新しい岩場の開拓に行った。

まずは、既成ルートを登った。(厳しい!)
2ピッチ目の3ピン目まで登り、下がって左へトラバース。

終了点を設置した。
後は二人「並んで」開拓作業を行った。
K1さんはいつものように使うホールドだけ掃除して、パパッと登ってボルト位置を決め、ドリュリュリュ、シュシュッ、カンカンカンで出来上がり。
私はと言えば、上から下がってガシュガシュガシュガシュガシュガシュ・・・。
30度近い気温と真夏並みの日差しでミウラのゴムは熱く、足指の先は我慢ならないくらいに痛かった。

まだちょっと、開拓の時期ではないのかもしれない。
帰りにもっと元気が出るように「総合ビタミン剤」を買った。

夜は月齢5.2の月がきれいだった。



愛エリのアプローチ整備

2022.9.25(日) 日向神 150

3連休も今日まで。

7:30 日向神へ向かうロードスターを彼岸花が見送ってくれた。

今日は「日向神クライマーズ・クラブ」による愛のエリア:アプローチ整備が行われた。

木製はしご作り、やぶ払いなどに分かれて取り組んだ。

階段もきれいになった。
誰もが愛エリに行きたくなるアプローチになった。

会員による1000円の年会費が十分に活かされている。
午後3時すぎ用意した資材を使い切り、チェーンソーのバッテリーも切れて作業終了。

サンセットで原口さんたちがまだ登っていたのでのぞいてみる。

「一日1本のイレブン」というノルマを達成するために「赤い実のヤマボウシ(5.11a)」を登った。
核心部を越えて左足をとばすが、右足がロープの中に残っていた。

帰り道の菊鹿:内田川堤防にて。
水辺プラザ近くの彼岸花はこれから見ごろを迎える。

4年ぶりの奥壁

2022.9.23(秋分の日) 秋の日向神 149

高田さん、鈴木さんと3人で久しぶりの日向神:奥壁へ上る。
アプローチは竹が生え、足元の岩屑もぐずぐずで歩きにくい。
3連休初日で、岡山からのビジター2名も加えて合計5名。

① 【つくつくほうし 5.8 】 リピート

1ピン目が相当高い位置にあるので、初めての人は緊張するだろう。
アップ課題はこれしかない。

② 【パンプダンス 5.11a 】 敗退


B8と「100岩」に記されているが10本以上は必要だ。
朝から4年前のメモをみて復習してきたが、下部からして難しく、核心部はやっぱり難しい。以前のように指先が止まらない。

③  【パンプダンス 5.11a 】 NG

テンションを何度もかけながらなんとか終了点まで。
最上部もうまくは登れなかったが、以前ほどの緊張感はなかった。
フィジカル面は明らかに落ちたが、メンタル面では成長したように思う。
今日はもうこれで大満足。

④ 【生きた証 5.11a】 Tr.

「生きた証」にトライする鈴木さん。
開拓者として華麗な登りを披露したかったが今はとても登れない。

⑤ 【忍びの者 5.12c/d】 Tr.

上の写真は「忍びの者」にトライ中の高田さん。
絵になるルートである。
私はTr,でやらせていただいた。

今日はトライした本数は少ないが、力を出し切った。

帰り道の根引峠手前でシカを見た。
日向神の近くでシカを見たのは初めてである。

台風前の日向神へ

2022.9.17(土) 秋の日向神 148

3連休の初日は朝から小雨が降っている。
しかし猛烈な台風14号が近づいているので今日しかない。

星原峠を越えるとツリフネソウの群生があった。

相変わらずユニークな花だ。

時折小雨が落ちる空模様なのに、駐車場はほぼ満杯状態。
同じような考えの人は多い。
日向神開拓団は先週の続きでサンセットへ。

① クライミングはロックだぜ(5.5~6) MOS
先週、 初心者用にとK1さんによって拓かれたルート。
この辺りのグレーディングは難しい。

② ひまわり(5.10a) リピート

③ 善秋くんのおかげです3 (5.11c) リピート

我ながら危なげない登りだった。

④ プリティウーマン(5.11a) リピート
私は自称「プリティウーマンを日本一触った男」

⑤ 赤い実のエルニーニョ(5.11a) リピート
「赤い実のヤマボウシ」から「エルニーニョ」まで通す。

⑥ 働く細胞(5.8~9) MOS
本日、初心者用にとタケシさんによって拓かれたルート。

⑦ ⑧ 山紫陽花(5.10c) NG
直上ラインはかなりバランシーで、クリップも悪い。5.11aか?

⑨ 山紫陽花(5.10c) リピート
核心部を左から攻めるとクリップも楽で5.10cぐらい。

⑩ セッコクランを盗らないで(5.11c) NG

この課題は久しぶり。
下部のポイントは余裕で越えた。(カメラはナカさん)

なかなかいい感じで上まで行ったが、最後の登りが雑になりフォール。

私も負けそうな二の腕のナオミさん。

岳間集落の近くにて。

2022 秋の日向神 2

2022.9.11(日) 日向神サンセット 147

高熱をもたらしたコロナワクチン4回目接種の副反応も癒えて、いつもの日向神へ。
おじさんたちの集合は遅いので岳間の集落でヒガンバナの撮影など。

ヒガンバナはまだまだこれからである。

愛のエリア駐車場に車は停まっていないので「まだ秋のクライミングシーズンは始まっていない」かと思いきや、キャンプ場駐車場は満杯だった。
今日はK1さんが「サンセットの『さんしすいめい』の下に新ルートを拓きましょう!」と言ってきたので開拓用具を持ち上げた。
場所は「涼風のフェイス」と「イーグルのフェイス」の間の下部である。
先週、「森のそよぎ」の下部を整理したのでその続きとなる。

① 壁の掃除
「森のそよぎ」の3ピン目にTr.をかけてブッシュを落とす。
大きなブッシュではあるが、根が深く入っていないのでロール状になって落ちた。
(ここはK1さんが受け持ち、さっそく新ルートになった)

デッキブラシを使うタケシさん

② ラインの掃除
「さんしすいめい」の3ピン目にTr.をかけて掃除をした。
【昼食】
③ 午前中に掃除をしたラインをTr.で試登。
終了点に予定したあたりの岩が少し軽い音がするのでボルトを打つのは中止。

    【ブロアーを使うK1さん】


④ QD回収のために「さんしすいめい(5.10c)」を登る。
「うっ、登れない。いや、確かこれはMOSしたはずだ。」
結局、3テンションほどかけて考え考え、やっと上まで。
頭上には大きなスズメバチの巣があってたくさん動き回っている。

以前MOS(マスターオンサイト)した5.10cのルートが登れなかった失意で早じまい。これが加齢か?

鹿本まで来ると南西の空に変な雲が出ていた。

自宅にもどり、体重計に乗ると前日より1.3kgも減っていた。
自分では高熱の副反応から完全に復活したと思っていたが、体は全く戻っていなかったのだ。本当は体がヘロヘロ状態だったのだ。(自己納得)

念のため、「さんしすいめいMOS」の記録を調べたら、
「あれ? 見つからない」
7年前、2015年5月28日にサンセットで「山紫陽花(5.10c)」をMOSした記録はあった。
「一手だが苦労する」というコメントを付けている。
確かにそうだ。今日も一手に苦労した。
もしかしたら今日のルートは「山紫陽花か!」
そうか、言い出しっぺの博学多才の知識人K1さんが「山紫・・」を「さんしすいめい」と読み間違えたのだ。
更に、四文字熟語大好きなタケシさんが「俺ならそんなルート名をつけるよな~」と、開拓者が自らルート名を忘れたのだ。
そして、記憶力・視力の衰えてきた私もトポ図を朝から見誤ったのだ。
ヒューマンエラーの三重奏。

静岡県で起きた「3歳児園児バス置き去り事件」と同じように幾つものエラーが重なった、「ルート名間違い事件」だった。

2022 秋の日向神 1

2022.9.4(日) 日向神 146

この日曜日は台風11号の影響で登る予定ではなかった。
だから昨日、ボル天で登ったのだ。
それなのに晴れの予報になっては行くしかない。
けっこう全身疲労していますけど!

根引峠を越えて「柏木(かやき)集落」に入るともう彼岸花が咲いていた。

駐車場では、昨日のボル天で一緒だったK1さんと大雨で倒れた大木のせいで橋の上に張り出してきた枝を落とすプチボランティア活動。

今日もサンセットエリアに集う。

トラバースのロープが新しくなっていた。
K1さんがロープを提供してタケシさんが結んだとか。

① 登攀の詩(5.9) リピート
これ、原口さんの定番アップ課題。

② おすきなふくは(5.11a) リピート
久しぶりに備中遠征仲間の高田さんが来られたので、QDを架けていただいた。

このルート名の由来は秋の七草の覚え方に由る。
お(女郎花 おみなえし)、す(尾花 すすき)、き(桔梗 ききょう)、な(撫子 なでしこ)、ふ(藤袴 ふじばかま)、く(葛 くず)、は(萩 はぎ)となるそうだ。
ルート開拓者、K1さんの博学さが光る。
他にも今日は「森のそよぎ(5.10c」の下部にボルトを2本打って取り付きやすくされた。これでB14となり、1本で2本分も楽しめるルートになった。
(ボルトとハンガーで700円。700円×14本=9800円)
また先日は、「ダイソーに500円とは思えない立派なハンモックがある」と実物に寝ながら教えて頂き、私まで買ってしまった。
もうK1さんには足を向けて寝られない。

昼食ではいつものカフェ原口のドリップコーヒーを戴く。

頭上では澤田さんが「若い時のりりぃ(5.10c)」を登っている。

午後になってやっと元気が出てきた私は、いつもの「プリティウーマン」に取り付いた。

③ プリティウーマン(5.11a) NG

NGの言い訳としては、湿度が極端に高くて核心部のホールドがぬめっていた。
この上腕三頭筋でも登れない。(カメラマンはゆきえさん)
ロワーダウンしながらホールドをチョークアップした。

④ プリティウーマン(5.11a) リピート

常に前向きな私は2回目で登っても十分満足。

⑤ ひまわり(5.10a) リピート

彼岸花は咲き始めたが、まだまだ山は暑く1本登っては汗をふいた。
今日はみなさん、登る予定がなかったのだろう。
駐車場に車は7台、クライマーは10名だった。

【連絡】
8月27日(土)に撮影が行われた「八方ヶ岳:カニのハサミ岩」の夕景映像が、9月13日(火)の17:30から熊本県民テレビ(KKT)の「テレビタミン」という地元報道番組の中で放映されることになった。
「30分の特集番組にしてもいいぐらいの撮れ高」を8分間に凝縮してあるらしい。ぜひ観てもらいたい。

2022 真夏の日向神3

2022.8.24(水) 日向神:サンセット・トンネル 145

この夏最後の日向神クライミングとなった。
集まりが遅いので生き物探しをした。


同行は山崎夫婦と原口さん。
① 登攀の歌(5.9) リピート

② 梅雨のあとさき(5.10a) リピート

③ 森のそよぎ (5.10c) リピート
このルートは10年ほど前にOSして以来なので自分的にはOS!

空はどんよりして、風が吹けば涼しいがじっとりしている。
セミの声はしてもどことなく覇気がない。

午後1時過ぎ、「カフェ原口」の開店。

今日は北アルプスのお土産「信州安曇野 りんごの詩」のセット!
天気予報で「1時間後に雨が降ります」が出たので、トンネルエリアへ移動。

④ うし子(5.11b) NG
この右手ガバがヌルッとしている!

今日もやる気に満ちている原口さんの登り。

トンネルの先には「ギボウシ」の群落がある。

サンセットエリアで、赤い小型のカラビナを拾った。
てっきり自分の「FADERS」カラビナと思って持って帰ったが、よく見てみると「lucKY」というメーカーの物であった。
お心当たりの方は山であったときに声をかけてください。

今日は腰が重かった。
原因は夏の終わりになって走り始めたから。
「二兎を追う者は一兎をも得ず」にならないようにしたい。

2022 真夏の日向神 2

2022.8.11(祝) 日向神 144

今日は「山の日」である。
日本は国土の7割が「山」なので、養老孟子さんの本でも読んで、もっと日本の山を大切にする気持ちを育むべきだろう。
とりあえず、山の日を祝って日向神へ。

夏の午前中は日陰になるサンセットへ。
① 若い時のりりぃ(5.10c) リピート

写真は「りりぃさん」を登るタケシさん。

② プリティウーマン(5.11a) リピート
今日もこのルートは登っておく。

写真はK1さんのトライ。

③ 赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート
今日は流れるようなムーブで登ることができた(自画自賛:笑)

④ 善秋くんのおかげです3(5.11c) リピート


カメラマンは井ノ口さん。かなり上手い。


ワークマンの「クライミングパンツ」はよく伸びる。

久しぶりながら余裕でリピート。

午後は昼寝。
曇り空に時々晴れ間がのぞき、風も涼しい。
今日は早めの撤収となった。

おじさんたちは、山より車談義の方が多い。
帰りがけ、K1さんお勧めのハンモックを菊池のダイソーに買いに行った。

夕食後、ウッドデッキとヤマボウシの間に張ってみた。
東の空には大きな月が出ていた。

2022 真夏の日向神 1

2022.7.24(日) 日向神:サンセット 143

真夏の日向神で健康維持クライミングへ。

駐車場へ渡る橋の横が大きく崩れている。

カメラの画角に入らない大きさで土砂崩れを起こしている。
先日の大雨でダム湖の水位も最高に上がっている。

暑い午前中、おじさん達はサンセットに集まる。

①若い時のりりぃ(5.10c) リピート
久しぶりに取り付くと、上部のホールドが大きくなった感じがして登りやすい。
長さやグレードがアップに丁度良い。

②プリティウーマン(5.11a) リピート
これが一回目で登れるときは調子が良い。
私は自称「日本一、プリティウーマンを登った男」

③赤い実のヤマボウシ(5.11a) NG

もういい加減にベストなムーブを身に付けたいものだ。

④赤い実のヤマボウシ(5.11a) リピート

左上のホールドをつかめば豪快に左足があげられる。

いつもの原口コーヒーで昼食。
暑くなってポットを持参しなくなったのでおいしいコーヒーは有難い。
どんより薄曇りで今日は道端エリアへ行かなくてもよさそうだ。

突然、K1さんが「もうすぐ大雨になる」とスマホを見ながら言い出した。
あわてて片付けを済ませ、QD回収に登り始めたタケシさんや楠田くんを置いて下山。

トンネル手前に「ウバユリ」が咲いていた。

駐車場に着くと、ほどなくしてドシャ降りになった。

日向神:広背筋がつった日

2022.7.10(日) 日向神:愛のエリア整備 142

サンセットエリアで落石があったという情報があったので確認に行った。

【広場の落石現場】
右側の中岩が落ちてきて、左の大岩に当たり山道を防ぐ形になっている。
崩壊した所は、「青葉若葉 5.10a」の左側である。
ここは2年前の豪雨(2020年7月)で一度崩れている。
http://yama-issey.jp/2020/08/02/hyugami-vol-100
しばらくは注意が必要だ。

その後は道端エリアで整備を行った。

【終了点のリボルト作業:タケシさん】


ここは12年ほど前に開拓された割と新しいエリアであるが、チープな終了点は本当に危ない状態である。


【メトドスを登る私】
ルートは真っ黒に苔っている。
登ると汗が噴き出す。下りながら苔を落とした。


【木の香水の香(5.10b)を掃除中のK1さん】
汗ダラダラの私をブロアーの風で冷やすゆきえさん。


【ブロアーの新しい使い方】
ポケットに突っ込み股間を冷やすK1さん。
これ、快感である。


【ナナフシ】
茶色と緑の2色。大きな木を切ったら落ちてきた。
その後、無理な姿勢で大きな根を切ろうと頑張ったが敗退!


【今年のマイブーム】
大汗をかいた後の「スコール:マンゴー」はうまい。

大汗の原因は紫外線対策で着た「フランク・ショーター」のランニング長袖シャツだ。これは30年以上前(相変わらず物持ちが良い)のシャツで汗を吸わず、乾燥もしない。
もう山で着ることはないだろう。

帰路の星原峠越えドライブで大量発汗と「のこ引き」で、なんと右側広背筋がつった。これは初めての体験だ。

自宅近くの畑でキジのつがいを発見。
メスはこれまで何度か目撃していた。
車を降りてカメラを構えた。

【キジ:オス】

その時、足元の草むらで卵を踏みそうになった。

先日、メスがカラスを追い払っていたのはこの卵を守っていたのだと分かった。

家に帰り、孫にも卵を見せようと一緒に歩いて行った。

メスが卵を抱きじっとしていた。


【メトドス 5.11a】